中小企業診断士の西井克己です。
タイトルの中小企業診断士のかばん持ち期間(修業)については、
一般的な質問というより、
弊社(株式会社迅技術経営)に就職を希望されている方から多く受ける質問です。
質問の多くは、かばん持ち期間はどのように定めているかというものが多いです。
かばん持ちの期間は、その人の成長に応じて変化させています。
かばん持ちを行い先輩士業に同行し、議事録を書いたり、お客様に提出する資料を整えたりします。
お客様の前では、発言することも許されていません。
会社としては、育成に特化した期間(1円も稼ぐことのない期間)ですし、育成される方にとっても、自分の思いを蓄積する期間です。
この2年間は、決してお互いにとって楽な期間ではないのですが、その方が士業へと成長していくための大事な期間でありと痛感しております。
2年間のカバン持ちを経てかつ士業としての資格を保有し、先輩士業が1人で仕事を任すことができると判断すれば、
少しずつ自分の仕事を増やしていくことになります(この判断の基準を教えてほしい、具体的に数値化できないのかという質問が多いです。
2年間、かばんを持ってくれた人に対して数字で評価するというのも実は難しく、その先輩士業の勘と経験に頼るのが一番と考えております)
最初は、2年間のかばん持ちでついていた先輩士業が、同行します。
この時は、補助者ではなく、自分が主体的に動くことになります。
ただし、お客様との打ち合わせの後に、同行している先輩士業と議論を行うことで、自分だけではなく、その先輩士業の能力を含めた品質でお客様に提供していくことになります。
これを繰り返し、そして先輩士業の関与を徐々に少なくしていく。こんな育成を行っております。
1人で仕事をするようになっても、お互いに切磋琢磨するために、士業に同行することは少なくありません。
かばん持ち期間は、その人の成長具合に応じて設定しています。これまでの実績では、かばん持ち期間は最短で2年、長い方では4年程度となります。
数字で評価するのがいいのですが、修業という数値化できないものを無理やり数値にするのは乱暴であり、
人それぞれに教育の方法や成長のスピードや伸びるべきポイントも違うので
一律で教育したり評価するのではなく、その人に合わせた教育ということを大事にしています。
中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修行(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
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