なぜ一人前になるまでの期間を10年にしているのか?

弊社では一人前になるまでの期間を「10年程度」としています。これについて、弊社に興味を持っていただいた方からから「長すぎないか?」との疑問をいただくことがあります。本記事では、この「一人前になるまでに10年程度」の中身についてご紹介しています。

こんにちは、中小企業診断士の小川です。

今年も中小企業診断士の二次試験がだんだんと近づいてきました。
残り2週間程度ではありますが、皆さんのご健闘を祈っております。

さて、いきなり手前味噌な話になるのですが、弊社では「士業育成システム™」と題して、未経験でも思いのある方に入社していただき、自らの思いや志を実現していただく環境を提供しています。
また、士業になった後も「支店制度」として、ご自身の故郷や思い入れのある土地でその力を発揮していただくことで、社内の次の人材だけでなくその地域にも恩送りしていただくことも目指しております。

私(小川)はかれこれ5年前以上前から、弊社の採用過程で一次面接を担当しているのですが、しばしば「入社してから一人前になるまでの期間を10年程度としているのはなぜですか?長過ぎませんか?」というお声をいただきます。

前置きが長くなってしまったのですが、今日はこの「10年という期間」について、私なりの考えをお伝えできればと思います。

1.士業育成システムについて

一人前の話をする前に、弊社の士業育成システムについてお話させていただきます(システムの詳細はこちらのリンクをご参照ください)。

最初にも記載したとおり、弊社では基本的に「経験はない/少ないが中小企業や地域を応援したいという強い思いがある」という方と一緒に働きたいと考えています。

つまり、経験が少ない方でも一人前の士業として活動できるよう共に育つということに取り組んでいます。このため、資格取得前の方に対しては、
・完全週休3日、試験前休暇(2~4週間)
・資格学校費用、受験費用の補助(20万円/年)
・勤務時間中も勉強可能
・かばん持ち制度(センパイ士業に同行して中小企業支援の現場を見ることができます)
といった仕組みを用意しています。
また、資格はあくまで思いを実現するための手段であるという考えから、大学院の費用補助や上司との個人面談などを通じて、資格取得後の支援も用意しています。

中小企業診断士の求人は以前と比べるとかなり多くなりましたが、依然としてその多くは資格と経験を持つ方を対象とするものが大半です。
弊社ではあえて思いにお互いが共感できるかを重視することで、お互いが切磋琢磨し尊重しあえる環境をつくっています。

 

2.士業資格を取得した後の流れ

次に、資格を取得した後の流れを見ていきたいと思います。
資格を取得したからといってすぐに1人で活動できるわけではありません。少しずついろいろな経験を積みながら、できることの幅を広げていきます。

人にもよりますが、資格を取得してから完全に1人で行動するようになるまでは、概ね3~5年かかっている人が多いです。

そうして「ひとり立ち」する中で、ご自身の志や仕事を通じて実現したいことについて改めて明確化していきます。
士業としての経験も増えていく中で、自分のやりたいことはなんだったか、解決したい課題はなんだったか。
ここが明確になり、その後のステップを決めるまでにまた3~5年かかることが多いです(小川はそうでした)。

先ほどもご紹介したとおり、この過程は1人で悩むのではなく、他の士業やメンバーが時に壁に、時に鏡になりながら考えを深めていきます。

小川の場合は、2013年のはじめに診断士に登録し、自分が決めた道に進むために大学院に進学したのが2021年、修了したのが2023年でした。
振り返ってみると最短ではなかったなと思いますが、やはり10年かかりました。

 

3.一人前の目安を「10年程度」としている理由

おわかりいただいたかと思いますが、10年かけたくてかけるわけではなく、結果として10年程度かかってしまう、という言い方がより近いのだと思います。
逆に、それだけの年月をかけて定めたご自身の道はそう簡単に変わることはないくらいに強固なものになっているかと思いますので、その段階になれば後進を育てたり、支店制度を活用して思い入れのある土地でがんばっていただいたり、という「恩を送る」側として活動していただくことになります。

 

4.おわりに

学生の方、すでに社会で活躍されている方、様々なハードルを抱える方、どのような属性の方であっても、「地域や地方、そこで活動されている方々のために、自身や資格の力を活用したい」という方と一緒に働くことができればと思っております。
石川県という地方の、しかも10人にも満たない会社に対してアクションを起こすことは勇気がいると思いますが、「小さな一歩」を踏み出してみませんか?
オンラインでも対面でも、弊社の士業と話すこともできますので、ぜひお問い合わせはこちらから、お待ちしております。

興味を持っていただいた方は、迅技術経営の採用ページもご覧ください。

また、弊社の採用については、以下の記事もご覧ください。
・どうして経歴や能力を重視しないのですか?
・「未経験から中小企業診断士」の診断士としての歩み

中小企業診断士の求人情報をまとめてみました(2020年6月時点)

こんにちは。中小企業診断士の森研介です。

 

中小企業診断士一次試験の日程は、
予定通り7月11日、12日となるようですね。
1ヶ月を切り、受験される方々は最後の追い込みに
入っている時期かと思います。

何かと外的な要因に振り回されがちですが、
目の前のことを一つ一つ着実に
積み上げていっていただければと思います。
(特に一次試験はこの積み重ねが本当に重要ですね)

さて、一次試験後にはおそらく就職先・転職先を
探される方も増えると思いますので、
今回はインターネット求人媒体大手のIndeedにおける
中小企業診断士の求人情報についてまとめてみました。

“中小企業診断士の求人情報をまとめてみました(2020年6月時点)” の続きを読む

どうして経歴や能力を重視しないのですか?

【2020年5月29日 投稿】
【2023年4月17日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の森研介です。

 

新型コロナウイルスの影響がまだおさまっておりませんが、
中小企業診断士試験は(今のところ)予定通り実施するようです。
もう申し込み期限は過ぎておりますが、日程等確認されたい方は
こちらからご覧ください。

コロナの影響で試験勉強に影響を受けた方も多いかと思います。
一次試験は時間をかけることが大事だと思っていますので、
着実に、一歩一歩進めていきましょう。

さて、今回は面接の時によく聞かれるこの質問に答えたいと思います。

「どうして経験を重視しないのですか?/本当に重視してないのですか?」

“どうして経歴や能力を重視しないのですか?” の続きを読む

中小企業診断士の会社

「中小企業診断士の会社で働きたい」という質問をされることがしばしばあります。弊社を設立した2006年と比較すると、確かに診断士の方が代表をされている会社は増えてきたように思いますが、それでもまだまだ少ないように感じています。なぜそのような会社が少ないのか、増えないのかといったことに触れています。

中小企業診断士の森研介です。

中小企業診断士の会社ってどうやって探せばいいのですか?
ネットで検索したりしているのですが、ほとんど見当たりません。

私自身、この質問をいただくととっても困ります。

なぜならば、その質問をしている方の本意は、
中小企業診断士の個人事業の会社(いわゆる1人会社)
ではない会社はどうやって探せばよいのか?
ということが多いためです。

“中小企業診断士の会社” の続きを読む

中小企業の支援を未経験で行うということ

中小企業診断士を含む「経営コンサルティング」を担う仕事は、社会人やコンサルタントとしての経験がある方を中心とした求人内容になっています。未経験者の雇用は成長するまでの投資期間が必要であり、一人前になったとしても独立されるリスクを負うからです。しかし本当に未経験では難しいのでしょうか?自分自身の経験も踏まえて書きました。

こんにちは。新卒で中小企業診断士として活動している森です。

今日は、「中小企業診断士」という資格と「新卒」ということについて
お話したいと思います。

1.中小企業診断士の求人

そもそも、このブログをご覧になられている方は
中小企業診断士と求人について一度は調べたことがある、
という方が多いのではないでしょうか。

調べたことがある方であればご存知だとは思いますが、
一般的に中小企業診断士の求人は「経験者」に対するものが
圧倒的に多いのが事実です。
(例1)税務・会計コンサルティングファーム
中小企業診断士などの有資格者で、金融機関出身であり、企業再生業務経験のある方
(例2)経営コンサルティング会社(組織系)
必須:公認会計士、税理士または中小企業診断士

中小企業診断士に限らず、その人やその会社が持つ知識やノウハウを
活用するビジネスを展開する場合、当然「知識」が必要になります。
通り一遍の知識であれば座学で習得することもできますが、
ビジネスの世界でも通用する、「活きた知識」といったものは、
実務からでなければ学ぶことができないものが多いのが事実です。

したがって、いわゆるコンサルタントとしての即戦力を求めた場合、
ある程度の経験を持つ方でなければ務まらない。
そういう、極めて合理的な考えのもと、そのような求人が中心と
なっています。
年齢層も、20代でも問題ないのでしょうが、30~40代以上の方が
多いような気がしています(確かな情報収集はしていませんが)。
これは、年齢からくる説得力のようなものもあるのかもしれません。

2.経験者でなければダメなのか?

では、経験者でなければ、30代以上でなければ
中小企業診断士として活躍できないのか。
これについては、私(森)自身の存在が反証となっています。

私が中小企業診断士になると決めたのは、大学4年生の時でした。
最初の試験では1次試験は合格したものの、2次試験は不合格。
2回目の試験(当時24歳)で2次試験に合格し、
本当にまったくの未経験の状態から
中小企業診断士としての人生が始まりました。
(1次試験、2次試験の勉強方法については、また別の機会に
お話させていただこうと思います)

2019年6月時点で31歳、診断士としては6年と少しが経過しました。
結論としては、本当にいろいろな方々に支えていただいたおかげで
ある程度自立できているように思います。

確かに、中小企業診断士になって3年ほどは悔しい思いをたくさんしました。
ただ、今思うとこれは年齢的な問題ではなかったように感じます。
専門家として経営者の方々に信頼していただくために必要な「何か」が
自分には不足していたのでしょう。

年齢的にも経験的にも圧倒的に劣っている自分が、
どのようにしたら受け入れていただけるのか。
最初の3年間はこればかり考えていました。

3.まとめ(未経験からの中小企業診断士としての活動を振り返って)

今となっては、資格を取得するまでの経験も大事なのですが、
それさえあればやっていける、というわけではないのだと
強く感じます。
目の前のお客様に対してどれだけ真剣に向き合い、
その時々のベストを尽くすことができるのか。
診断士に限った話ではありませんが、シンプルにこのことが
一番重要なのだと思います。

弊社では、「恩送り」という考え方を大事にしております。
金沢で10年程度修行し、故郷で支社という形で貢献したい
というキャリアも検討しております。
中小企業診断士として(もしくは士業として)中小企業の
支援をしたいが、どのようにしていけばいいかわからない、
という方は、ぜひご連絡をいただければと思います。

それではまた更新します。

10年以上の経験を経た中小企業診断士に直接聞いてみたいことが
あるという方は、こちらのお問い合わせページから
お願いします。

また、弊社では未経験でも士業資格の取得を通じて
中小企業支援に取り組みたいというお気持ちを持った方を
随時募集しております。
資格取得から一人前になる10年程度を金沢で過ごし、
その後故郷などに還元していただく制度もございます。
採用の詳細についてはこちらの採用ページをご覧ください。

中小企業診断士の未経験者採用を通じた3つの気づき

【2018年11月26日 投稿】
【2020年4月15日 更新】
【2023年4月17日 更新】
【2024年8月2日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

弊社は10年以上前から中小企業診断士を目指す方の未経験者採用を行っております。

1.これまでの採用実績

これまでの中小企業診断士を目指す方の未経験者採用の実績としては、

2008年採用20代中途
入社当時 未経験 中小企業診断士1次試験合格(現在中小企業診断士)
2010年採用20代中途
入社当時 未経験 中小企業診断士(寿退職、現在隣県で活動中)
2011年採用20代中途
入社当時 未経験 中小企業診断士1次試験合格(試験合格せず、弊社退職)
2012年採用20代新卒
入社当時 未経験 中小企業診断士1次試験合格(現在中小企業診断士)
2015年採用20代第二新卒
入社当時 未経験 中小企業診断士(2021年に税理士に合格し、弊社にて診断士・税理士として活動中)
2019年採用50代中途
入社当時 未経験 中小企業診断士(前職の経験を活かし、全国的に活動中)
となっております。

弊社は独立前提の採用しておらず、採用者6名の内、4名は弊社で中小企業診断士として活躍されている状況です。
退職された1名は、退職後中小企業支援機関に勤められ、もう1名は中小企業診断士になっていらっしゃらない方です。
これらの未経験者採用活動を行って気づいたことを以下の通りまとめました。

あくまで採用される側ではなく、採用する側からの視点ですので、採用する側からの視点を知りたい方はこのまま読み進めていただければと思います。

“中小企業診断士の未経験者採用を通じた3つの気づき” の続きを読む

2018年10月中小企業診断士の求人をまとめてみましたIndeed 中小企業診断士上位60社

中小企業診断士の西井克己です。

2018年8月に引き続き
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先(求人情報)を調べてみました。

今回は、10月21日に中小企業診断士2次試験(筆記)も終わったので変化はないかな?
と思って、調べてみました。
8月より税理士事務所の求人が少なくなっていることがわかります。
中小企業支援機関の求人は、採用が活発になっているはずなのですが、Indeedさんでは埼玉県商工会連合会さんの求人しか掲載されていませんでした。
石川県商工会連合会さんも職員募集をしておりますのでご興味のある方は以下のURLを参照いただけると幸いです。
https://shoko.or.jp/info/common/511

弊社も随時募集しておりますので、ご興味のある方はお問合せいただけると幸いです。
会社見学は必ず西井が対応いたします。

過去にも同様の求人情報の調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前の記事(記事の最後に類似記事へのリンクがあると思います)をご覧いただけると幸いです。

2018年10月25日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   34
公認会計士・税理士事務所                 12
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     10
中小企業支援機関                     2
迅技術経営                        3

2018年8月22日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   23
公認会計士・税理士事務所                 19
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     11
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        5

2018年6月17日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 14
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        1

2018年1月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 4
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     14
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        3

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

皆さんの参考になればと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

新規の問合せ質問はここをクリックしてください(フォームにリンクします)

中小企業診断士になって公的機関に転職する

中小企業診断士の西井克己です。

現在金融機関にお勤めの方や大手企業にお勤めの方で中小企業診断士に登録されて間もない方もしくは中小企業診断士の勉強を始められた方から公的機関に転職したいという相談をいただくことがあります。
その時に必ず伺うのは、なぜ公的機関に転職したいのかということです。

〇中小企業診断士として公的機関に転職したい理由

その回答として多いのは、
・地元に帰って安定的な職に転職したいため。
・いまよりも中小企業診断士の仕事ができそうだから。
・現在の職場に不満があり、中小企業診断士を活用して転職したい。求人を探すと公的機関からの求人があった。
などがあります。

結構具体的な理由で転職を希望されている方もいらっしゃるのですが、多くの方がなんとなくのイメージで公的機関を選んでいらっしゃる(安定していそう、中小企業診断士の仕事ができそう、地元の経済に貢献できそう)ことが多いような気がしています。

何をやりたくて中小企業診断士として転職するのか?
そのやりたいことに近づくためにどうして公的機関なのか?
もっと明確にすると転職活動がスムースに進むと思いますし、
転職した後も、すっと業務に入っていけると思います。

 

〇まず公的機関の役割を知ろう

まずは、公的機関の役割を知ることが大事かと思います。
中小企業診断士として公的機関に転職といってもいろいろな機関があり、
国関係ですと中小企業基盤整備機構、県関係ですと各県の都道府県等中小企業支援センターや中小企業団体中央会、地域ですと商工会議所や商工会
が一般的な中小企業支援の公的機関です。

それぞれ役割が異なっており、
地域単位の商工会議所や商工会は、中小企業の経営者との関係は他の機関と比べると近いです。
中小企業支援だけではなく、祭り等の地域ならではのイベントの裏方などいろいろな業務を担当することが多いです。この地域のためのなんでも屋さんという仕事かもしれません。
中小企業の経営者との関係が深い一方で、中小企業支援以外の業務も多いかもしれません。

県単位の都道府県等中小企業支援センターや中小企業団体中央会は、商工会議所や商工会と比べると中小企業の経営者との距離はあるかもしれません。商工会議所や商工会さんは、地域を限定してお付き合いしますので、長いお付き合いになりますが、県単位となると事業毎の付き合いになりがちのような感触を持っています。
また、商工会議所や商工会は、一緒に書類をつくるというイメージですが、経営者の作った書類を一緒に添削するというイメージの支援になると思います。
県単位の公的機関は、中小企業支援という点では、商工会議所さんや商工会さんよりも特化しているかもしれませんが、書類の関係が多くなり、中小企業経営者との接触頻度という点では、商工会議所さんや商工会さんの方が多いかもしれません。

国単位の中小企業基盤整備機構等になると、商工会議所や商工会や都道府県等中小企業支援センタと連携して、ある程度大きな支援を行わなければいけないときに、その予算を確保し、地域の中小企業支援機関と連携して(自らが接着剤となり)仕事をしているイメージです。

大枠で考えると地域→県→国になればなるほど、書類と向き合うウェイトが増えているのではと思っております。
商工会議所も商工会も書類と向き合う仕事はありますので、100%中小企業支援に充てることはできない。その力の半分を中小企業支援に充てられれば、本人の充実感は高いと思われます。

公的機関に転職を希望されている方は、間違っていてもいいのでぼんやりとしたイメージではなくできる限り明確化し、自分の思いと明確化したもの重なり具合(どのくらい重なり合うのか)を確認していただくことを強くお勧めしたいと思います。

 

〇公的機関から仕事の依頼を受ける中小企業診断士

それでは公的機関から専門家派遣の依頼を受ける中小企業診断士はどうかというと、
中小企業の経営者と直接話ができるという点では、商工会さん商工会議所さんに近いかもしれません。
ただし、公的機関さんと違い、利益を確保しないと継続的な事業活動ができません。
そのため、中小企業支援の割合は高いとはいえ、すべてがやりたい仕事ができているかというとそうではありません。
やっぱりやりたくない仕事も、利益確保のために行うことも少なくありません。
ただし、仕事を通じて、目的に近づいていると実感していますので、結構充実した毎日を送らせていただいています。

公的機関に転職する。それも大事ですが、まず何のために中小企業診断士として転職するのかもう一度考えて、
自分の思いとできる限り重なり合う転職先を目指すといいかもしれません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

新規の問合せ質問はこちらのお問い合わせページをクリックしてください(フォームにリンクします)

スキルは育成できても思いは育成しづらい

弊社では創業以来「士業育成システム」を掲げています。採用時にはその方の技術(何ができるか)ではなく、どのような思いや志を持った方なのか、弊社の経営理念の一部である「恩送り」に共感していただける方かといった「思い」に焦点を当てて対話させていただきます。今回は採用広告についても記載しました。

【2018年10月1日 投稿】
【2023年4月28日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

弊社では「士業育成システム」を創業当時から掲げており、
未経験でも思いのある方の採用に取り組んでいます。

今回はそんな弊社の採用過程についてお話したいと思います。

“スキルは育成できても思いは育成しづらい” の続きを読む

中小企業診断士を勉強しているときに行った転職活動について

私が中小企業診断士の資格を目指した当時(2005年頃)、資格を生かした仕事に転職しようとしてもあまり選択肢がない状況でした。そのような中で「外資系コンサル会社」「小規模コンサル会社」「税理士事務所系コンサル会社」という性質の異なる3つの転職先を検討していました。どのような流れで転職先を選んだか、記載しています。

中小企業診断士の西井克己です。

◎中小企業診断士として独立するのか転職するのか
独立するのではなく、転職も考えなかったのですか?
そう聞かれることも少なくありません。

実は独立する際には、転職は全く考えていませんでした。
ただし、独立の前に会計事務所にお世話になっていたのですが、
その会計事務所に転職するときには、中小企業診断士としての転職を検討していました。
過去の記事にも記載しておりますが、
当時は1次試験合格の状態であったので、いわゆる無資格者の状況でした。

◎経営コンサルタントをキーワードとした転職活動
当時のことを思い出すと「中小企業診断士 求人」というキーワードでは、ほとんど求人がヒットしない状況でございました。
そこで 経営コンサルタントをキーワードにインターネット上で求人を探していました。

1つ目の転職候補は、外資系のコンサル会社
2つ目の転職候補は小規模のコンサル会社
最後の1つは税理士事務所系のコンサル会社(ここに就職)
でした。

・外資系コンサル会社
外資系のコンサル会社は、会社説明会及び1次試験に挑んだのですが、
やりたいと思う仕事(中小企業の支援)と会社の方向性(大企業支援)が
異なることを強く感じていました。
1次試験は記述だったことを覚えていますが、
受験はしたものの、力及ばず1次試験で落ちてしまいました。

・小規模のコンサル会社
小規模のコンサル会社は1人で事業をされている会社で、
代表と3時間程度とお会いさせていただきました。
結果として、コンサルタントではなく、あるパッケージ商品を販売する仕事であったため、
これもやりたい方向性と違い、そのパッケージを売る仕事をしませんでした。

・税理士事務所系のコンサル会社
税理士事務所系のコンサル会社は、
税理士事務所のお客様は地域の中小企業であるため、思う仕事ができると感じました。
結果として就職できましたので、
地域の中小企業の経営者の方と少なからず対話の機会をいただくことができました。
ただし、税理士事務所も中小企業ですので、トップの考えに大きく依存します。
トップがどのような方向性でこの事務所を成長させていくのかその方針をよく確認せずに
私は入社してしまいました。
このため、1年でその会社を辞め、独立の道を歩むことになりました。
現在私もわが社の経営を担わせていただいておりますが、その方向性こそが入社の重要ポイントであるにもかかわらずその確認を怠ってしまいました。

◎小規模会社に転職する際の注意点
転職時にできる仕事を重視することも大事ですが、特に小規模会社へ就職する際には、トップの方向性を確認することを強くお勧めしたいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
採用についての詳細は、こちらの採用ページからご覧ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

新規の問合せ質問はこちらのお問い合わせページからお願い致します。(フォームにリンクします)

中小企業診断士有資格者のコンサル会社への転職

中小企業診断士の西井克己です。

タイトルの中小企業診断士有資格者のコンサル会社への転職についてですが、
コンサルタント会社への転職を目指していらっしゃる方の中で、中小企業診断士の勉強をしている。
もしくは、企業内の中小企業診断士の方で転職を検討されている方から相談を受けることがあります。

前者の方は、中小企業診断士という資格が転職にどれだけ好影響を及ぼすのか知りたい。
後者の方は、中小企業診断士という資格に登録したけど実際に活かしきれていないし、転職も検討しているという状況のであることが多いかもしれません。

結論からすると、中小企業診断士有資格者のコンサル会社への転職は、資格は不利には働かないがとっても有利になることもないと思います。
理由は、
中小企業診断士は、わが国で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。
このため、一定程度の知識を持っていることを証明になることは間違いありません。
しかし、一般的なコンサルタント会社は、中途採用を実施するにあたり、中小企業診断士に合格した知識より、その方がこれまで培った経験を重視することは少なくないためです。
具体的には、大手企業を顧客とする経営コンサルタントであれば、戦略系のコンサルタントであれば、大企業がどのような意思決定しているのか身をもって経験されていないと実務を行うことは難しいと思いますし、
現場改善系のコンサルタントであれば、少なくとも現場のリーダー以上で、現場改善や品質改善に取り組んでいないとなかなか現場の方も素直に助言を受け入れてくれません。
私も、本当に少ない経験ですが、上場企業のお客様の支援の際には、職員の方は、まず、私の学歴や経歴で初期判断をし、その後私の言動で受け入れるかどうかの第二判断をされることを十分に注意しながら対応しています。
これは、原則経営者と対応する中小企業の支援とは全く異なる点であると個人的には思っています。
ですから、実務経験もある方で、大手企業のコンサルをするために、経営コンサルタント会社に転職を検討されている場合は、中小企業診断士という資格は有利に働くことになりますが、ご自身の経験を凌駕するような効果はあまり期待はできないかもしれません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

新規の問合せ質問はここをクリックしてください(フォームにリンクします)

2018年8月中小企業診断士の求人をまとめてみましたIndeed 中小企業診断士上位60社

中小企業診断士の西井克己です。

2018年6月に引き続き
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先(求人情報)を調べてみました。

今回は、税理士試験も終わったので、税理士事務所の求人が多くなっております。
最近の人材不足を反映してか一般企業の求人も多くなっています。
個人的にびっくりしたのは、V・ファーレン長崎 事業企画の求人で
中小企業診断士に特別資格手当が設定されていたことです。

過去にも同様の求人情報の調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前の記事(記事の最後に類似記事へのリンクがあると思います)をご覧いただけると幸いです。

2018年8月22日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   23
公認会計士・税理士事務所                 19
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     11
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        5

2018年6月17日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 14
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        1

2018年1月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 4
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     14
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        3

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

皆さんの参考になればと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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企業内診断士として転職

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士に登録し、企業内診断士として転職したい。

中小企業支援機関や税理士事務所や中小企業診断士事務所など中小企業診断士としての業務をするために、転職を検討している方は、
以前の記事中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました
をご覧いただけると幸いです。

企業内診断士として転職を検討されている方は読み進めていただければと思います。

企業内診断士として転職する場合、どのように資格を活かしていくのか面接のときに会社側と話ができるとベストなのではないかと思っています。
もちろん、その活かし方を迷っているという答えでも十分だと思います。

理由は、中小企業診断士に登録されているという事実は、ある一定の知識を持っているという証明になる一方で、中小企業診断士だけではなく独立可能な資格を保有しているとその将来の活用方法については会社として把握しておきたいものだからです。

具体的には、新卒・既卒ではなく、中途採用の転職の際には、求職者側は、自分のやりたいことや定めた目的のための手段としての転職でしょうし、企業側は、一定のあるべき人物像を定めたうえでの求人活動であることが多いと思います。このため、企業側から見ると、意中の方にあったと思っていても、履歴書に中小企業診断士登録と書いてあるとひょっとしたらすぐにやめてしまうかもという不安に駆られることも少なくないと思います。
このため、企業側としては、長く働いてほしいという思いがあった場合、その人の人生観であったり、これまでの経歴であったり、これからその方が行いたいことを確認し、この方と一緒に働きたいと思ったときに、せっかく苦労して取った資格をその方がどのように活かして人生を歩むのか興味があると思います。

理想論かもしれませんが、求職者も双方が納得できたり協力し合えるそんな落としどころがあると素晴らしいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました

中小企業診断士の資格取得後の転職先は、大きく「中小企業支援機関」「コンサルタント会社」「税理士事務所」「一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの」「中小企業診断士事務所」の5つに分けられます。今回はそれぞれのケースについて、「資格の位置づけ」と「仕事内容(私感を含みます)」の観点から整理してみました。

【2018年8月13日 作成】
【2020年4月24日 更新】
【2024年1月30日 更新】

 

中小企業診断士の西井克己です。

本日は、タイトルの中小企業診断士の転職先についてお伝えしたいと思います。

私は、平成18年に登録(当時30歳)し、その年に中小企業診断士として独立を行いました。
中小企業診断士1次試験に合格したのがその1年前で、そのころから少しずつ転職先を調べていました。
しかし、中小企業診断士を受け入れてくれる会社がほとんどなく、「中小企業診断士 転職」や「中小企業診断士 求人」と検索しても、ほとんどヒットせず、転職専門サイトに中小企業診断士というキーワードで検索しても、中小企業診断士というキーワードでヒットすることがほとんどない。という状況でした。
その状況に落胆したのですが、転職するところがないのであれば作ってしまおうと決意したことが、弊社を創業する一因となっています。

なぜ中小企業診断士事務所の求人が少ないのかご興味のある方は
以下の記事を参照いただけると幸いです。
どうして中小企業診断士事務所の求人が少ないのですか?

“中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました” の続きを読む

中小企業診断士に弟子入りする

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士に弟子入りしたい。弟子を取っているところを知らないですか?

そう質問されることは少なくありません。

また、ある程度の大手企業に勤められているシニアの方に、見習い(アルバイト・パート)でもいいのでノウハウを学びに就職したいという方もいらっしゃいます(その考え方に対する回答は以下の記事をご覧いただけると幸いです。)。

見習い(アルバイト・パート)で中小企業診断士事務所に就職して診断士になりたい

◎弊社は独立前提の入社をお断りしている理由
弊社は、独立前提の入社を認めていません。
これは、金銭や精神的な理由(詳細は以下の記事をご覧いただけると幸いです)
どうして中小企業診断士事務所の求人が少ないのですか?

もあるのですが、弊社の経営理念や目指すべき方向性(恩送りができる人を育成する。詳細は以下の記事をご覧いただけると幸いです)が大きく関係しています。
中小企業診断士事務所勤務に適した人(恩送りができる人)

◎弟子入りしたい理由を中小企業診断士にぶつけてみてください
中小企業診断士は、自分のことだけを考えるのではなく、社会全体のこと、地域全体のことを考えて、行動しなければならない。
弟子入りしたいという思いの大半が、まず自分が食べられるようになりたい。でも不安だから弟子入りしようということならば、私は弟子入りそのものをやめた方がよいと助言します。

中小企業診断士として、こんなことをやってみたい。この実現のためには、今の自分には自分の努力で解決できることと、人の手を借りなくてはできないことがある。
人の手を借りるところを弟子入りで補完したい。ということであるならば、弟子入りも1つの手段と思われます。
むしろとても有効な手段です。
漠然とした不安からは何の答えも出ない。不安を具体化し、それを克服する手段として弟子入りを選ぶ。
そんなことを考えていらっしゃる場合は、ぜひ課題を克服する手段として最も適切と思われる中小企業診断士の方と接触してみてはいかがでしょうか?

私は、独立前提の方に教えることはできませんが、世の中の中小企業診断士の中には、そうでない思いの方もたくさんいらっしゃると思います。
私の尊敬する中小企業診断士も中小企業診断士を育て、世の中に輩出している方がいらっしゃいますし、
13年前、私が独立した時と比べると、未経験から中小企業診断士を育てようという方が全国にも増えているような状況です。

是非その熱い思いを、先輩中小企業診断士にぶつけてみてください。
恐らく、先輩中小企業診断士は、表面上言っているのかそうでないのかはすぐにわかると思いますので、皆様の本気度が高ければ高いほど思いは通じると思います。

弟子入りを検討されている方は、ぜひ、自分のことだけ(特に自分が食べられるようになるという衛生要因のようなことではない)ではなく、世の中のため、社会のために自分はどのような人間になりたいのか、その熱い思いをぶつけていただけると幸いです。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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就職の面接でも答えがある?

迅技術経営の西井克己です。

〇2018年の就職選考開始
2018年は6月から選考が開始されており、
多くの企業は、内定を出している状況だと思います。
希望の企業にご縁をいただけた方、そうでない方それぞれいらっしゃると思います。

弊社の場合は、零細企業なので、大企業の採用が終わった現時点から毎年少しずつ問い合わせをいただくことがあります。

弊社はお問合せいただくと必ず会社見学(私が対応)を実施いたします。
その際に学生の方から質問を受けるのですが、
そのやり取りの中で、よく感じることについてここで紹介したいと思います。
(私が感じていることという前提で見ていただけると幸いです。)

〇学生さんとやり取りしていてよく感じること(無難にこなすと内定が得られる?)
学生さんは、
零細企業だから大企業と比べ採用のハードルは低く、
これまでの面接と同じく、本音を出さず、無難にこなすと内定を得られるのではないか?
ということです。

〇中小零細に勤める方はぜひ本音をぶつけてください
そんな方には、中小零細は、いい意味でも悪い意味でも、経営者と従業員が近い位置にいるので、ある程度本音を出さないと採用されたとしても、その後しんどくなるよと言っています。

学生の方は、質問に適切にこたえて面接が終了する=内定と思っているかもしれませんが、
企業側は、学生さんと一緒に仕事できるかどうか(少しだけでも本音を聞く)知るためのの手段として、質問をしているのであって、それで本音がわからない場合は、国の将来を担う大事な若者を弊社に迎え入れていいかわからないという結論に達して、内定は出さない可能性が高い。
この認識の違いを説明しています。

弊社の採用スタイルはそうかもしれないが、世間一般は違うという回答をいただくことも少なくありません。

確かに採用というスタイルではそうなのかもしれません。
採用されて以降、その企業やその企業に勤める人と長く付き合っていこうと思えば、
人同士はある程度の本音ベースで付き合える人が何人かいないと難しいと思いますし、
人と企業という点でも、経営理念等に表されるその企業が何を目指しているのかという方向性に共感していないとなかなか難しいと個人的には感じています。

就職の面接はペーパー試験のようにこの質問にはこの答えというものがなく、
試験と思わず対話の時間と思って、お互いにやっていけるという印象を持ってるそんな時間にできれば
お互いにハッピーかもしれない。
そんなことを思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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2018年6月中小企業診断士の求人をまとめてみましたIndeed 中小企業診断士上位60社

中小企業診断士の西井克己です。

2018年1月に引き続き
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先を調べてみました。
6月は税理士事務所の求人が多くなっています。
税理士業界のなり手不足が深刻な状況を表しているかもしれません。
一方で一般企業の求人が上位表示から減少していることがわかります。
(弊社の求人もこれまで3件は60位以内で表示されていたのですが、今回は1件のみでした。
 弊社の条件は全く変えていませんので、他社の活動が活発になっているのかもしれません。)

過去にも同様の就職先調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前の記事(記事の最後に類似記事へのリンクがあると思います)をご覧いただけると幸いです。

2018年6月17日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 14
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        1

2018年1月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 4
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     14
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        3

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

皆さんの参考になればと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士として入社試験を受ける時に経験より重視されるもの

中小企業診断士の西井克己です。

この頃、入社試験の時に重視していることは何ですか?
聞かれることが多いです。

この質問を受けると面接する側と受ける側で重視する事柄の違いがあると再認識しています。

受ける側(いわゆる求職者)は自分のできること(いわゆる実績)をアピールしたいのですが、
受け入れる側(いわゆる求人側)はそうでないことが多いです。
求人側はそれでは何を見ているのか?
それは、大枠でいうと仲間なっていただける方なのか?を見ています。
その理由は、
他の職業もそうですが、スキルは育成できても思いの育成や醸成は本当に難しいからです。
特に、独立できる資格である中小企業診断士であれば、そのことが他の職業と比べて重視されます。

具体的な視点を挙げると
・価値観や理念が少しずつ歩み寄れるか?
 (最初から価値観が一致することは大変すばらしい事ですが、なかなかそうなることは少ないです。入社時における差が、徐々に狭まっていくことができるのか?入社時における差が、小さくとも、徐々に広がっていくではないか?がポイントだと思っています。なぜならば、最終的に退職される方は、徐々にその差が広がっていっていると感じることが多いためです。)
・士業としてやりたいことが明確になっているか。明確になっている場合は、会社や資格を活用したほうがそれにより近づくことができるか?
 (士業は独立できる資格です。1人前になった士業が同じ事務所でいられるためには、理念の一致も大事ですし、独立と同様の自由度があることも大事ですし、そして何より、会社を利用することで自分のあるべき姿に近づけるか?が大事なことです。これは普通の組織形態と独立できる資格(士業)事務所の違いだと思います)。
 1人前になったら、こんな仕事をしたい。
 これが漠然としていると(よくあるのは困っている人を助けたい)会社もどの部分でその夢に貢献していいのかわかりません。
 弊社の面接ではそれを明確にするために、多くの時間(2時間以上)かけているのですが、なかなか明確にならない方が少なくありません。
 弊社の入社試験はそれを明確にするためにあるものなので、採用されなかった方でも、自分の人生と向き合うことができたという感想をいただくこともあります。

 これがベストだと思う例を挙げると
 自分の目指すべき方向や夢が明確になっている(ジグソーパズルでいうと最終的な絵が出来上がっている)。
 かつそれが自分だけではなく相手にも伝わるように明確化されている。
 さらに、ジグソーパズルを自分だけで作り上げようとすると、このピースが足りないことがわかっている。原則は自分で作り上げる(独立心をもって)が、この足りない部分を補うためにこの会社にいる。
 こんな説明ができる。

〇士業は基本的に独立できる資格です。
このため、基本的には、独立心があることが士業の要件であることは言うまでもありません。
一方で、あまり独立心が強すぎると当然に1つの会社でいることもできません。
このため、理念、価値観の一致(歩み寄り)と将来のあるべき姿に近づくためにはこの会社にいることで士業同士が互いに補完や切磋琢磨できている。
こんな関係性が大事だと思っています。
通常の会社の仲間の定義とは異なるかもしれませんが、士業事務所としてはとても大事なことであると思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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2018年1月中小企業診断士の求人をまとめてみましたIndeed 中小企業診断士上位60社

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士として働きたいと思って、就職先を探してみたけど、実際に中小企業診断士の求人を出している事務所や会社がほとんどない。中小企業診断士として働きたいと思ったときに実は就職先がない。
中小企業診断士を取ったかたはどのように就職先を探しているのかわからない。

こんな質問を多く受けます。

12月12日に引き続き
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先を調べてみました。
12月は、税理士試験の合格発表が12月15日にあるため、税理士事務所の求人が多くなっていましたが、今回は通常に戻っております。
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としている求人が増えたようです。
中小企業支援機関の求人も少し続いているようです。

過去にも同様の就職先調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前の記事(記事の最後に類似記事へのリンクがあると思います)をご覧いたダダケルト幸いです。

2018年1月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 4
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     14
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        3

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

皆さんの参考になればと思います。

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中小企業診断士の求人をまとめてみましたIndeed 中小企業診断士上位60社

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士として働きたいと思って、就職先を探してみたけど、実際に中小企業診断士の求人を出している事務所や会社がほとんどない。中小企業診断士として働きたいと思ったときに実は就職先がない。
中小企業診断士を取ったかたはどのように就職先を探しているのかわからない。

こんな質問を多く受けます。

私自身このブログにも書いている通り、
試験勉強を開始したときに、診断士の勉強が思いのほか面白く、中小企業診断士事務所の求人を探すも当時は全くないことに落胆した経験を持っています。
これが、弊社を創業した思いの1つになっております。
私が就職先を探していたのは2005年のときですから、その当時と比べては、中小企業診断士の知名度も上がり少し中小企業診断士を対象とした求人が増えているのではないかと思います。

11月20日に引き続き
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先を調べてみました。
中小企業診断士2次試験の筆記合格発表は12月8日に、税理士試験の合格発表が12月15日にあるため、
11月と比べ、税理士事務所の求人が多くなっています。
11月の調査から3週間しか経過していませんが、税理士事務所からの募集は倍増以上しております。
合格発表の時期は注意深くウォッチしておく必要がありそうです。

過去にも同様の就職先調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前のブログをクリックお願いします。

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

皆さんの参考になればと思います。

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