「補助金コンサル」のメリットと限界

ここ数年、「補助金コンサル」という言葉が聞かれるようになってきました。中小企業の取り組みを支援する制度が増えるとともに、チャレンジを支援する診断士やコンサルが増えることは好ましいことですが、10年以上診断士として活動してきた視点から、いい面と難しさについて紹介しています。

こんにちは。迅技術経営で中小企業診断士として活動している小川です。

前回の更新から少々時間があいてしまいました。
2025年に入って2ヶ月半が過ぎ、中小企業診断士二次試験の結果も出ましたね。
勉強されていた皆さんの結果はどうだったでしょうか。

さて、今回は「補助金コンサル」というテーマで話していきたいと思います。
補助金コンサルという働き方・考え方は、ここ数年で注目が集まったので聞いたことがある・興味があるという方も少なくないと思います。
以前から補助金コンサルという働き方や接し方に対しては良い側面とそうでない側面があると思っておりましたので、今日はそのことについて触れていきます。

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中小企業診断士に求められる「資質」とは?

中小企業診断士に興味を持たれている方、勉強中の方から「診断士に必要な資質はなんですか?」と聞かれることがあります。様々な資質が求められる資格だとは思いますが、士業を育て恩送りを重要視する弊社として考える「求められる資質」について書いております。

【2024年9月4日 投稿】
【2024年10月18日 更新】

こんにちは。
未経験ではあるが中小企業の支援がしたい、中小企業支援を通じて地域活性化の役に立ちたい。
そんな思いを持つ方々に対して「士業育成システム」や「恩送り」といった「共育恩送」の考え方を通じて実現のお手伝いをしている迅技術経営の小川です。

前回の記事に引き続き、中小企業診断士の勉強をしている、もしくは興味がある方からたまに聞かれる質問について書いていきたいと思います。
今回は、「中小企業診断士に求められる『資質』とは?」というテーマです。

記事作成時には気づきませんでしたが、2017年に弊社代表の西井まったく同じタイトルで投稿しておりました。
よければそちらもご覧ください。

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思い?テクニック?

士業に必要なのは思いか?テクニックか?ーこれは誰もが考えたり直面したりするテーマだと思います。当然両方あるに越したことはないのですが、では経験やテクニックがない人は永遠に士業として活躍できないのか?この記事ではこの問いに対する弊社なりの考えを書いています。

【2024年8月2日 投稿】
【2024年9月4日 更新】

こんにちは。
未経験ではあるが中小企業の支援がしたい、中小企業支援を通じて地域活性化の役に立ちたい。
そんな思いを持つ方々に対して「士業育成システム」や「恩送り」といった「共育恩送」の考え方を通じて実現のお手伝いをしている迅技術経営の小川です。

突然ですが、弊社は通年で採用活動を行っております。

2024年、早いものでもう7ヶ月が経過してしまいましたが、今年も何人かの方とご縁をいただき、面接をいたしました。

弊社では、採用活動は「お互いを十分に知るための期間と機会」と捉えているため、面接ではこちらからの質問ばかりではなくお相手からも弊社に対する疑問をたくさんぶつけていただき、なるべくそれに答えるようにしています。

そのような面接の場で、明確に質問されたというわけではないのですが、認識の差を感じることがありましたので、今回はそれについて書いていきたいと思います。

それは、「士業として活動(活躍)するために必要なものはスキルやテクニックなのか?」、別の言い方をすれば、「思いや夢、志といったもので士業として活動していけるのか?」といったテーマです。

以前、「どうして経歴や能力を重視しないのか?」というテーマで記事を書きましたので、よければそちらもご参照ください。

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まちづくりと中小企業診断士

「まちづくり」という言葉には、実に多様な意味合いが含まれています。非常に聞こえがよく使い勝手もいい言葉であるために、人によって大きく意味合いや範囲が大きく異なります。今回の記事では、そもそもまちづくりとはなんなのかということに加えて、中小企業診断士ができるまちづくり支援のあり方について記載しています。

こんにちは。

未経験ではあるが中小企業の支援がしたい、中小企業支援を通じて地域活性化の役に立ちたい。
そんな思いを持つ方々に対して「士業育成システム」や「恩送り」といった「共育恩送」の考え方を通じて実現のお手伝いをしている迅技術経営の小川です。

以前、採用活動の一環としてまちづくりに興味を持つ学生さんと関わる機会がありました。
「まちづくり」というと、少なくとも数年前は学生さんの間で非常にホットなフレーズになっていたように感じます(今もそうかもしれません)。
そうした方々の中には、まちづくり団体を志望する方もいらっしゃれば、公務員を志望する方もいらっしゃいました。

私はそうした関わりの中で、学生さんたちが考える「まちづくり」と「士業ができるまちづくり」には少なからずギャップがあると感じました。

今回は中小企業診断士、もしくは士業と「まちづくり」について書いていきたいと思います。

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中小企業診断士の仕事(公的機関経由の専門家派遣)

中小企業支援のあり方は様々ですが、公的機関を通じた「専門家派遣」もその1つです。企業側の視点から相談~支援といった流れは多く紹介されていますが、専門家側の視点は意外とありませんでした。今回の投稿では弊社での専門家派遣の流れなどを説明しております。

こんにちは。中小企業診断士の小川(森)です。

先日、「公(おおやけ)からの仕事ってどんなことしてるんですか?」という質問をいただきました。

確かに「中小企業診断士 専門家派遣」などで調べてみると、相談する側(中小企業経営者)目線でのページは自治体や支援機関ごとに存在しますが、専門家側のページはあまり見当たりませんでした。

特に地方では、弊社がある石川県と同様、専門家派遣が経営者の皆様との接点になっているケースも多いと思います。取得したて・独立したての方にとっては大事な機会になっています。

そこで今回は、実はあまり知られていない(かもしれない)専門家派遣での中小企業診断士の支援のあり方について書いていきたいと思います。

<関連記事>
中小企業支援について(実務前と実務後の違い)
弊社代表の西井が中小企業支援について紹介したものです。よろしければご覧ください。

 

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中小企業診断士として長く活動する魅力

中小企業診断士の魅力とはなんでしょうか。診断士を目指す方向けのサイトを見てみると、資格取得で自分がどう変わるかという視点での記事はたくさんありましたが、長期間の活動という視点で魅力が書かれているものはあまりありませんでした。この記事では長期間関わることでの魅力を紹介しています。

こんにちは。
士業として中小企業を支援したい、中小企業支援を通じて地域の発展に貢献したい、
そんな思いを実現したいという方に対して恩送りや士業育成システムを通じてお手伝いする迅技術経営の森です。

本当に早いもので、私は2013年2月に中小企業診断士として登録し、この記事の公開時点(2024年2月)で11年になります。
正直なところ、診断士になったときには10年という時間はあまり想像できていませんでした。
しかし、ありがたいことに多くの経営者さんと長いお付き合いをさせていただくご縁をいただくことができ、診断士(もしくは士業)としてとても大きな、でも当事者にならなければなかなか実感できない「魅力」があると思います。


そこで今回は、「長期間の支援」というテーマで書いてみたいと思います。

興味のある方は以下の記事もご覧ください。
中小企業診断士という仕事のモチベーションの保ち方
中小企業診断士という仕事をこよなく愛する人
【中小企業診断士の仕事がない】取っても食えない?

 

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女性診断士は少ない?(その2:女性経営者×女性診断士)

女性経営者は増加傾向にあるといわれていますが、実際のところどうなのでしょうか?また、女性経営者はどのような悩みを抱えているのでしょうか?女性診断士(士業)だからこそ可能な女性経営者に対する支援のあり方について考えるきっかけになれればと思います。

【2023年7月8日 投稿】
【2025年3月30日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の森です。
前回に引き続き、「女性の中小企業診断士」のテーマです。

前回は、診断士受験者や合格者の中での女性比率、そして他士業と比較した女性比率の状況を見てみました。
近年は中小企業診断士を目指し、合格する女性が増加傾向にあるものの、他士業と比較すると依然として低い、ということがわかってきました。

今回は、少々乱暴な切り口ではあるものの、「女性経営者×女性診断士の可能性」という視点で書いていきたいと思います。

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女性診断士は少ない?(その1)

女性の中小企業診断士が少ない。診断士として(特に地方で)活動しているとよく感じることです。実際のところどうなのでしょうか?今回は中小企業診断士試験及び資格における女性の割合と他士業とのデータを比較しながら、以前と今、そして今後どうなっていくのかを見たいと思います。

【2023年5月18日 投稿】
【2025年4月7日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の小川です。

女性の就業比率が高まっている昨今ですが、今回は「女性×診断士」という切り口で書いてみたいと思います。

ボリュームが大きくなりそうなので、今回は「他士業との比較を通じた診断士×女性」という切り口で書いていきます。

次回は少々乱暴であることを承知の上で、「女性経営者×女性診断士」の可能性について触れたいと思います。

結論を申し上げると、
・受験者、合格者ともに女性が絶対数でも割合でも増加している。
・でも他士業と比較するとまだまだ少ない
ということがいえそうです。以下、詳しくみていきましょう。

 

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営業職から中小企業診断士への転身

営業職と中小企業診断士。あまり共通点がないように思われるかもしれませんが、実はこの2つの仕事には多くの共通点があると考えています。さらに、営業職ならではの苦しみ・葛藤は、意外と診断士の仕事では緩和されるかもしれません。営業職は好きだけど悩みもある…という方はぜひご覧ください。

【2023年4月3日 投稿】
【2023年5月1日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の森です。
今回は「営業職と中小企業診断士」というテーマでお話してみたいと思います。

営業職と中小企業診断士にはあまり共通点がないため、営業職から中小企業診断士に転身する人は少ないと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、私は双方に活かせるスキルがあると考えています。

どんな部分がそれぞれの仕事に活かせるスキルになるのか、そして営業職から中小企業診断士に転身する理由、営業職と共通する中小企業診断士のやりがいなどを考察します。

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AIに代替されにくい中小企業診断士という仕事

【2023年3月3日 投稿】
【2024年5月16日 更新】

大変ご無沙汰しております。石川県の中小企業診断士の森です。
更新ができておらず申し訳ありませんでした。
更新していなかった時期のことも含め、
少しずつまた皆さんに情報をお届けしていきたいと思います。

今日は最近特に注目を集めている「AI(人工知能)」についてです。
直近ではAIチャットボットである「ChatGPT」が
大きく注目されています。

一方で、AIに代替されにくい仕事として、
中小企業診断士が注目されているのはご存じでしょうか。

日経新聞「AI時代のサムライ業(上)代替の危機 新事業に挑む(2017年9月25日記事)」より引用

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中小企業診断士資格取得後のキャリア形成(新卒診断士)

一般的に30代以上で取得されることが多い中小企業診断士ですが、筆者は新卒で中小企業診断士の事務所に就職し、24歳で資格を取得しました。診断士として5年、6年と経験を積む中で、バックグラウンドを全く持たない診断士がどのようにキャリアを蓄積していったのか、また今後のキャリアをどのように考えているのかを記載しています。

【2020年7月18日 作成】
【2023年7月11日 更新】
【2024年5月29日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の森研介です。

以前この記事は中小企業診断士の資格を取得してから7年半の時点で作成しましたが、10年を超え、また記事作成から3年が経過したということで更新してみたいと思います。

 

また一次試験の日が近づいてきました。今年からは金沢でも受験が可能となり、
名古屋や大阪、東京まで出なくてよくなったので地元の受験者にとってはかなり楽になると思います。

一次試験は勉強時間と結果がある程度比例関係にあると思っております。
最後まで諦めず、1歩ずつでも着実に進んでいきましょう。

 

さて、多くの方は中小企業診断士という資格をご自身のキャリアの一環として捉えられていると思いますが、診断士として活動している身として、また資格を通じて夢を叶えることを応援する企業として、資格取得後のキャリアの状況について書いていきたいと思います。

(今日は私(森)の分ですが、シリーズ化して他の診断士についてもお話できればと思います)

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どうして経歴や能力を重視しないのですか?

【2020年5月29日 投稿】
【2023年4月17日 更新】
【2025年4月17日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の小川です。

 

新型コロナウイルスの影響がまだおさまっておりませんが、中小企業診断士試験は(今のところ)予定通り実施するようです。
もう申し込み期限は過ぎておりますが、日程等確認されたい方はこちらからご覧ください。

コロナの影響で試験勉強に影響を受けた方も多いかと思います。
一次試験は時間をかけることが大事だと思っていますので、着実に、一歩一歩進めていきましょう。

さて、今回は面接の時によく聞かれるこの質問に答えたいと思います。

「どうして経験を重視しないのですか?/本当に重視してないのですか?」

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中小企業診断士は浅く広く?狭く深く?

こんにちは。中小企業診断士の森研介です。

 

新型コロナウイルスの影響、皆さんお住まいの地域では
いかがでしょうか。
これまでと生活や時間の使い方が大きく変わった方も
多いのではないでしょうか。
中小企業診断士の一次試験まで、通常ならあと3ヶ月。
周りの変化に流されず、やるべきことを一つずつ
こなしていただければと思います。

さて、今回は「中小企業診断士の仕事の範囲」
について書いていきたいと思います。

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副業としての中小企業診断士

こんにちは。中小企業診断士の森研介です。

 

新型コロナウイルスの影響、皆さんの側では
いかがでしょうか。
弊社のある石川県は、早い段階から感染者数が
急増した影響で「特定警戒都道府県」に
指定されております。

観光関連産業や飲食業などの業種を中心に
大変厳しい状況となっております。

このような時、我々中小企業診断士としては
できることが限られており、大変歯がゆい思いがあります。
一刻も早く、もとの生活に近い状況に近づくことを
祈っております。

 

さて、今回は「副業としての中小企業診断士」
についてお話していきたいと思います。

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平時と有事での中小企業診断士のあり方

中小企業診断士の森研介です。

前回の投稿からかなり時間が空いてしまいました。
しっかりと定期的に投稿を継続していきます。

 

さて、投稿が空いてしまった間に世の中では
新型コロナウイルスの感染が急速に広がりました。

私が聞く限りでは、ほぼすべての業種で
何らかの影響を受けていらっしゃいます。

今回の件による倒産や雇用の減少を防ごうと
様々な施策が打ち出されておりますが、
いつまで感染拡大が継続するかもわからず
おさまったとしても消費が戻る時期は
さらに先になると考えられることから、
まだしばらくは厳しい状況が続きそうです。

今回は、平時と有事における中小企業診断士の
あり方について書いていきます。

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中小企業診断士は激務か?

中小企業診断士の資格取得を検討されている方の中には、「診断士は激務ではないのか?」ということを懸念されている方が少なからずいらっしゃるようです。「激務でもその分たくさん稼げるならいい!」「それほど稼がなくてもいいからほどほどに働きたい」いろんな働き方があると思いますが、データの面から「診断士と激務」を見ていきます。

【2020年2月5日 作成】
【2024年2月4日 更新】
【2025年4月10日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の小川です。

 

中小企業診断士に関連して検索されているワードに「中小企業診断士 激務」というものがありましたので、今回はこれについて書いていきたいと思います。

 

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中小企業の改革は必要なのか?

こんにちは。中小企業診断士の森研介です。

中小企業診断士の勉強をしている方であれば
ご覧になった方もいらっしゃると思うのですが、
今年9月より、東洋経済オンラインにて
デービッド・アトキンソン氏による中小企業に
関連する記事がいくつか投稿されております。
(興味のある方はこちらからご覧ください)

我々中小企業診断士の中でもこの記事のことは
話題になっていて、弊社でも週礼にてこの話題が
上がったことがありました。
この相談室のコンセプトとは外れる部分もありますが、
我々の仕事そのものの理念にも関わってくる部分なので
今回はこのテーマを取り上げたいと思います。

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「未経験から中小企業診断士」の診断士としての歩み(その2)

一般的に中小企業診断士はそれまでのキャリアをバックグランドとして独立される方が多い仕事です。しかし、私のように新卒から中小企業診断士になり、専門性を模索しながら活動する、というケースも存在します。今回の記事では、診断士に興味を持つ学生さんや社会人になったばかりの方に向けて私のキャリアを紹介しています。

【2019年11月13日 投稿】
【2024年5月16日 更新】

こんにちは。
迅技術経営の森です。

前回、新卒で完全未経験だった森が資格取得以降、どのような仕事をしてきたのかについてお話しました。
記事はこちらからご覧いただけます

今回はその続きとして、現在の日常での仕事のしかたについて書いていきたいと思います。
(前回も書きましたが、あくまで一例だと思ってください)

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「未経験から中小企業診断士」の診断士としての歩み(その1)

一般的に中小企業診断士はそれまでのキャリアをバックグランドとして独立される方が多い仕事です。しかし、私のように新卒から中小企業診断士になり、専門性を模索しながら活動する、というケースも存在します。今回の記事では、診断士に興味を持つ学生さんや社会人になったばかりの方に向けて私のキャリアを紹介しています。

【2019年11月1日 投稿】
【2023年4月17日 更新】
【2024年5月16日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の森研介です。

10月20日に中小企業診断士の二次試験が実施されました。
受験された皆様、感触はいかがでしたでしょうか?

さて、中小企業診断士を目指している方の中には、大きく分けて「企業内に残る(キャリアアップのために受験)」方と「(将来的に)中小企業診断士として活動する」方がいらっしゃるのではないかと思います。

今すぐではなくても、中小企業診断士として中小企業の支援に携わりたい!
という気持ちをお持ちの方も多いことと思います。
ただ、そうした方の共通の悩みに、「実際に中小企業診断士がどんな活動をしているか、どのように経験を積んでいるかわからない」
というものが多いのではないでしょうか。

かく言う私自身がそうでした。

なので今回は、大学時代に中小企業診断士を目指し、新卒で中小企業診断士事務所に入社し、現在中小企業診断士として6年半が経過したという森の視点から、中小企業診断士としての活動をご紹介したいと思います。
(診断士としての働き方は本当に多様なので、あくまで数ある中の一例として捉えていただけると幸いです)

その2はこちらからどうぞ

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若手(20代、30代)の中小企業診断士に需要はあるのか?

こんにちは。中小企業診断士の森です。

私は2013年2月に、当時25歳で中小企業診断士に登録しました。
現在(2019年9月)、私は31歳になり、中小企業診断士として7年目を迎えています。

J-Net21様が公表している「データでみる中小企業診断士2016版」
によると、
50代が最も多く29.1%、次に60代(25.6%)、40代(22.9%)と
続いており、40代~60代で全体の4分の3以上を占めていることがわかります。
30代以下では約10%、20代に至っては0.6%しかいません。

この結果は企業内診断士として活動されている方も含んだ統計ですので、
本当に中小企業診断士の業務を行っている方ではもう少し変わってくるかも
しれません。
しかし、中小企業診断士の世界では30代以下は少数派、という
全体的な傾向は変わらないのではと思います。

今回は、このようなかなり少数派の若手中小企業診断士の需要について、
実体験を基にお話していきたいと思います。
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