中小企業診断士に求められる「資質」とは?

中小企業診断士に興味を持たれている方、勉強中の方から「診断士に必要な資質はなんですか?」と聞かれることがあります。様々な資質が求められる資格だとは思いますが、士業を育て恩送りを重要視する弊社として考える「求められる資質」について書いております。

こんにちは。
未経験ではあるが中小企業の支援がしたい、中小企業支援を通じて地域活性化の役に立ちたい。
そんな思いを持つ方々に対して「士業育成システム」や「恩送り」といった「共育恩送」の考え方を通じて実現のお手伝いをしている迅技術経営の小川です。

前回の記事に引き続き、中小企業診断士の勉強をしている、もしくは興味がある方からたまに聞かれる質問について書いていきたいと思います。
今回は、「中小企業診断士に求められる『資質』とは?」というテーマです。

 

◯小川の考え

中小企業診断士に求められる資質、持っていたほうがいい資質は多岐に渡ると思いますが、個人的に最も大事だと思っているものの1つが「小さな一歩を踏み出す力」だと思っています。

前回の記事にも記載しましたが、お客様の問題解決をサポートするためには、
①お客様の現状や抱えている問題を把握して整理する
②専門的な知識を背景に適切な解決策を選択し提示する
③こちらで解決できる場合は解決する、お客様に動いていただかなくてはならない場合はそのサポートをして問題解決に導く
④同じような問題や派生的な問題が起きないような対策を先回りして講じる、発生してしまった新たな問題に対して早期に解決する

という流れが必要になります。この流れの中では、
・人に対して興味を持ち、理解・共感・寄り添おうとすること
・起きている事象に対して何度も「なぜ?」を繰り返して根源的な問題を把握すること
・今の支援のあり方に満足せず、常に新しい知識やトレンドを吸収しようとすること
・経営者の方々と深い信頼関係を築けるよう、士業としてだけでなく人間としても成長すること
といった姿勢が必要であり、いずれも「現状から一歩踏み出す」ことで得られるものであり、これを繰り返していくことが大事だからです。

逆に考えると、過去や今のあり方や自分のスタイルといった、いわば「守り」の要素が強くなると、お客様の課題解決に貢献できなくなるだけでなく、より深いレベルでの変化・変革に対する支援ができなくなる、とも考えられます。

 

◯迅技術経営での考え方

通常、中小企業診断士の資格を持つ方を募集している会社では、それまでの背景を重視するところが多いと思います。それは、その方が即戦力として活躍していただけるかをはかることができるからです。

弊社(迅技術経営)では、経験の有無は問いません。むしろ、経験はないものの自身や社会に対してあるべき姿、実現したい姿を定め、資格を活用しながらそこに近づいていきたいという思いを持つ方と、互いに育て合いながら働いていきたいと考えています。

このため、まだ資格を持っていないという方に対しては、資格学校や受験代の費用補助をしているほか、すでに士業として夢や志に向かって活動している人と日々を共にすることで、弊社としての士業のあり方を体感していただけます。
また、資格取得後も奨学金のような形で夢や志を実現するための費用補助をしております(弊社では私を含め、これまでに3名が入社後に大学院を修了しています)。
自分のルーツとなった場所で自分の力を還元したい、という気持ちがある方に対しては、一定期間(10年程度)金沢で過ごしていただいたうえで戻っていただく「支店制度」も設けています。

学生の方、すでに社会で活躍されている方、様々なハードルを抱える方、どのような属性の方であっても、「地域や地方、そこで活動されている方々のために、自身や資格の力を活用したい」という方と一緒に働くことができればと思っております。
地方の、しかも10人にも満たない会社に対してアクションを起こすことは勇気がいると思いますが、「小さな一歩」を踏み出してみませんか?
オンラインでも対面でも、弊社の士業と話すこともできますので、ぜひお問い合わせはこちらから、お待ちしております。

興味を持っていただいた方は、迅技術経営の採用ページもご覧ください。

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