どうして経歴や能力を重視しないのですか?

【2020年5月29日 投稿】
【2023年4月17日 更新】
【2025年4月17日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の小川です。

 

新型コロナウイルスの影響がまだおさまっておりませんが、中小企業診断士試験は(今のところ)予定通り実施するようです。
もう申し込み期限は過ぎておりますが、日程等確認されたい方はこちらからご覧ください。

コロナの影響で試験勉強に影響を受けた方も多いかと思います。
一次試験は時間をかけることが大事だと思っていますので、着実に、一歩一歩進めていきましょう。

さて、今回は面接の時によく聞かれるこの質問に答えたいと思います。

「どうして経験を重視しないのですか?/本当に重視してないのですか?」

1.結論

最初に結論を申し上げると、本当に重視していません。

迅技術経営の採用過程は以下のような流れです。
(弊社採用ページはこちらからご参照ください)

通常、会社説明では会社側からお話することが多いかと思いますが、弊社の場合はお問い合わせいただいた方が弊社のHP等をご覧になる過程で生じた疑問点等に答える形としています。

その後、弊社に入社したいと思っていただいた方にエントリーしていただき、一次・二次面接を経て採用という流れです。

最近は会社説明の前段階として、採用とは直接つながらない「壁打ち」を実施しています。
壁打ちを通じて皆様が潜在的/顕在的に持っている「実現したい夢」を明確化するステップです。
このステップは、主に士業資格勉強中の従業員に対応していただいています。

面接の過程では、主に以下の2点を確認しています。
「弊社の理念に共感していただける/いただけそうか」
「士業としての夢や志を持っているか/持てそうか」

逆に言うと、これ以外の点はそれほど重視していません。

 

2.重視していない理由

一般的に、採用では「能力」と「資質」という面から、会社はその人が会社に貢献していただける人材であるかを、受ける側は自らの希望と会社が提供してくれる仕事がマッチするかをそれぞれ判断しています。

しかし弊社の場合、「能力」、特に面接時点での能力はほぼ見ておりません。

この理由は、士業として活動していくためには中小企業を支援したいという強い思いが必要になると考えているためです。

士業の資格はあくまで手段であり、それをどのように使うかは個々人の思い次第です。
能力が高くても、それを自分のために使おうと考えている方の場合、結果的に事業者にとって利益とならないような支援をしてしまうかもしれません。

能力は後からつけることができますが、思いはなかなか変えられません。

入社時点で能力が不足しているとしても、思いがあれば少しずつ上を目指していけます。

このため、弊社ではそれまでの経歴やその時の能力よりも、その方がどのようなことをきっかけに、どのような思いを持って弊社の採用過程にエントリーしていただいたかを重視したいと考えています。

 

3.重視しない選考でどうして回していけたか

それでは、どうして能力を重視しない採用でこれまでやってこれたのでしょうか。

能力が不足している方を採用するということは、採用したとしてもすぐには売上に貢献できないことを意味します。

結果論ではありますが、私(小川)を含め弊社で採用された人材が数字的な意味で一人前(=自身の人件費以上の粗利益を確保できる)になるまでには、2~3年程度要しています。
(逆に言えば、それくらいかかっても大丈夫、ということでもあります)

これは、最初の回転がうまくいったことに尽きるのだと思います。
弊社のこれまでの流れについては、以前に西井がこちらの記事で書いておりますので、そちらをご覧ください。

 

もし中小企業の支援をしたいという思いを持ちながらも、「未経験だから」「今までに関連する仕事をしたことがないから」といったことで悩んでいる方がいらっしゃるのであれば、まずはご相談いただければと思います。

弊社の士業は、いずれも少し変わった経緯でなった者が多いですので、何か気づきを得ていただけるかもしれません。

お問い合わせはこちらから、ぜひよろしくお願いいたします。

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