「複業」としての中小企業診断士

働き方改革やコロナ禍の影響から、複業/副業という働き方が浸透してきました。診断士も例外ではなく、診断士以外にもお仕事を持ちながら活動されている方が増えたように感じます。今回の記事では、中小企業診断士としての複業/副業的な働き方に加えて、専業となった時に見えてくる「さらなる魅力」について記載しています。

【2020年4月24日 投稿】
【2025年7月17日 更新】

こんにちは、迅技術経営の中小企業診断士・小川です。

弊社(迅技術経営)は、「今は資格も経験もないが、将来的に資格を取得して地域やそれを支える中小企業などのために貢献したい」という思いを持つ方と一緒に働きたいと考えています。

弊社の士業育成に対する考え方や独自の制度である士業育成システム®、弊社の特徴についてはこちらの採用ページ知的資産経営報告書に記載されておりますので、そちらをご覧ください。

 

先日、7年ぶりくらいに石川県中小企業診断士会の総会に出席してまいりました。
今年(2025年)は弊社からも新たに登録しましたが、ここ数年で石川県の会員数は大きく増加し、非常に盛況でした。
特に、30代前後のいわゆる「若手」層が本当に増えたなぁと感じます。私が入会した当時(2013年)は会員数は今の2/3ほどで、私(当時25歳になったばかり)がダントツに若く、その上は30代が数人だったと記憶しています。

能登での災害もあり、中小企業の方々の支援ニーズが高まる中で、支援者側の人口が増えていることにはとても心強く感じます。

 

その総会でいろいろな方とお話をさせていただいたのですが、診断士になって年数が若い方を中心として診断士を専業と捉えず「複業」の形態をとっている方が複数名いらっしゃいました。
2020年にも同様のタイトルで投稿していたのですが、改めて「『複業』としての中小企業診断士」についてお話していきたいと思います。

このブログでは私(小川)だけでなく、過去に西井も似たようなテーマで投稿しております。ご興味のある方はこちらもご覧ください。
働きながら週末に中小企業診断士の活動をしたい

 

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未経験の士業にとっての「専門性」

中小企業診断士を含む士業では、「専門性」という言葉がよく聞かれます。専門性がない(薄い)士業には活躍の場がないのか、経験がない士業はどのように専門性を持つのか、そういった点について、新卒から中小企業診断士になった自分の事例を踏まえて書いています。

こんにちは、中小企業診断士の小川です。

弊社(迅技術経営)は、士業資格をすでに持っている方ではなく、資格も経験もないが将来的に資格を取得して、中小企業や地域のために貢献したいという方と一緒に働きたいと考えています。

弊社の士業育成に対する考え方や独自の制度である士業育成システム®、弊社の特徴についてはこちらの採用ページ知的資産経営報告書に記載されておりますので、そちらをご覧ください。

いきなり弊社の宣伝から始まってしまいましたが、今回の記事は弊社の採用の特徴でもある「未経験」と士業にとって切っても切り離せないテーマである「専門性」について書いていきたいと思います。

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「補助金コンサル」のメリットと限界

ここ数年、「補助金コンサル」という言葉が聞かれるようになってきました。中小企業の取り組みを支援する制度が増えるとともに、チャレンジを支援する診断士やコンサルが増えることは好ましいことですが、10年以上診断士として活動してきた視点から、いい面と難しさについて紹介しています。

こんにちは。迅技術経営で中小企業診断士として活動している小川です。

前回の更新から少々時間があいてしまいました。
2025年に入って2ヶ月半が過ぎ、中小企業診断士二次試験の結果も出ましたね。
勉強されていた皆さんの結果はどうだったでしょうか。

さて、今回は「補助金コンサル」というテーマで話していきたいと思います。
補助金コンサルという働き方・考え方は、ここ数年で注目が集まったので聞いたことがある・興味があるという方も少なくないと思います。
以前から補助金コンサルという働き方や接し方に対しては良い側面とそうでない側面があると思っておりましたので、今日はそのことについて触れていきます。

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思い?テクニック?

士業に必要なのは思いか?テクニックか?ーこれは誰もが考えたり直面したりするテーマだと思います。当然両方あるに越したことはないのですが、では経験やテクニックがない人は永遠に士業として活躍できないのか?この記事ではこの問いに対する弊社なりの考えを書いています。

【2024年8月2日 投稿】
【2024年9月4日 更新】

こんにちは。
未経験ではあるが中小企業の支援がしたい、中小企業支援を通じて地域活性化の役に立ちたい。
そんな思いを持つ方々に対して「士業育成システム」や「恩送り」といった「共育恩送」の考え方を通じて実現のお手伝いをしている迅技術経営の小川です。

突然ですが、弊社は通年で採用活動を行っております。

2024年、早いものでもう7ヶ月が経過してしまいましたが、今年も何人かの方とご縁をいただき、面接をいたしました。

弊社では、採用活動は「お互いを十分に知るための期間と機会」と捉えているため、面接ではこちらからの質問ばかりではなくお相手からも弊社に対する疑問をたくさんぶつけていただき、なるべくそれに答えるようにしています。

そのような面接の場で、明確に質問されたというわけではないのですが、認識の差を感じることがありましたので、今回はそれについて書いていきたいと思います。

それは、「士業として活動(活躍)するために必要なものはスキルやテクニックなのか?」、別の言い方をすれば、「思いや夢、志といったもので士業として活動していけるのか?」といったテーマです。

以前、「どうして経歴や能力を重視しないのか?」というテーマで記事を書きましたので、よければそちらもご参照ください。

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士業資格取得後のキャリア形成(社会保険労務士編)

弊社では「中小企業や地域の支援をしたいという思いはあるけど経験がない…」という方々に対して、思いや志を実現していただく環境を提供しています。今回は弊社の社会保険労務士が資格を取得するまでと取得してから現在に至るまでの変遷を紹介してくれましたので、皆さんにも共有したいと思います。

【2024年6月28日 投稿】
【2025年3月30日 更新】

こんにちは。

未経験ではあるが中小企業の支援がしたい、中小企業支援を通じて地域活性化の役に立ちたい。
そんな思いを持つ方々に対して「士業育成システム」や「恩送り」といった「共育恩送」の考え方を通じて実現のお手伝いをしている迅技術経営の小川です。

このブログでは、「経験はないけれど中小企業や地域のためにこんなことがしたい!」という気持ちを持っていらっしゃる方々にめがけて、迅技術経営なりの視点から夢や志の実現の仕方を発信しています。
事例がたくさんあるわけではないので、社内から事例を1つでもご紹介できればと思い、以前「診断士資格取得後のキャリア形成(新卒診断士)」というタイトルで記事を書きました。
これは他でもない私(小川)自身が題材です。
他にも資格取得後のキャリア形成についても記事にしていますので、お時間があればご覧ください。

「未経験から中小企業診断士」の診断士としての歩み(その1)
「未経験から中小企業診断士」の診断士としての歩み(その2)

 

今回はその第2弾ということで、中小企業診断士ではありませんが、弊社の社会保険労務士の事例をご紹介します。

“士業資格取得後のキャリア形成(社会保険労務士編)” の続きを読む

まちづくりと中小企業診断士

「まちづくり」という言葉には、実に多様な意味合いが含まれています。非常に聞こえがよく使い勝手もいい言葉であるために、人によって大きく意味合いや範囲が大きく異なります。今回の記事では、そもそもまちづくりとはなんなのかということに加えて、中小企業診断士ができるまちづくり支援のあり方について記載しています。

こんにちは。

未経験ではあるが中小企業の支援がしたい、中小企業支援を通じて地域活性化の役に立ちたい。
そんな思いを持つ方々に対して「士業育成システム」や「恩送り」といった「共育恩送」の考え方を通じて実現のお手伝いをしている迅技術経営の小川です。

以前、採用活動の一環としてまちづくりに興味を持つ学生さんと関わる機会がありました。
「まちづくり」というと、少なくとも数年前は学生さんの間で非常にホットなフレーズになっていたように感じます(今もそうかもしれません)。
そうした方々の中には、まちづくり団体を志望する方もいらっしゃれば、公務員を志望する方もいらっしゃいました。

私はそうした関わりの中で、学生さんたちが考える「まちづくり」と「士業ができるまちづくり」には少なからずギャップがあると感じました。

今回は中小企業診断士、もしくは士業と「まちづくり」について書いていきたいと思います。

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診断士の更新を忘れてしまった

せっかく苦労して中小企業診断士の資格を取得したのに、5年に1回の更新手続きを忘れてしまったため資格を失ってしまった…そんな悲しすぎることにならないように、更新要件を確認してしっかり準備しておきましょう。本記事では、うっかりして有効期限が切れてしまっていた、そんな場合の対処を紹介しています。

【2024年3月1日 投稿】
【2024年8月2日 更新】
【2025年4月8日 更新】

こんにちは。
中小企業を支援したい、中小企業支援を通じて地域を活性化したい、そんな思いを実現したいという方に対して、恩送りや士業育成システムを通じてお手伝いしている、迅技術経営の小川です。

中小企業診断士の資格は5年毎に更新しなければ継続することができません。
気づいたら資格の有効期限がギリギリに迫っていた、もしくは切れてしまっていた…そんな経験をしたことがある方もいらっしゃると思います。

今回は、中小企業診断士資格の有効期限が切れてしまった場合の対処方法について見ていきたいと思います。

今回の記事に興味を持っていただいた方はこちらもご覧ください。
中小企業診断士の実務補修を受けずに登録しました

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一次試験は実務の役に立つのか?

中小企業診断士の一次試験に対するご意見の中に「一次試験の内容は実務の役に立たない」というものがあります。一次試験はマークシート式で暗記物が多く、ともすると「覚えること」が目的になりかねません。でも、本当にそうした知識は実務の役に立たないのでしょうか?一次試験と実務は意外と近い位置関係にあるのかもしれません。

【2023年9月1日 投稿】
【2025年7月21日 更新】

こんにちは、士業育成システムや恩送りを通じて経験の有無にかかわらず、中小企業や地域の支援に対する思いの実現を支援している迅技術経営の小川です。

 

少し前の話になりますが、今年も中小企業診断士の一次試験が8月5日、6日の日程で開催されました。
そして、来週9月5日に結果が発表されます。

受験された方はすでに二次試験対策に目を向けていると思いますが、今日は一次試験について聞かれることが非常に多い、

「一次試験の内容って実務に役立つの?」

という疑問に答えてみたいと思います。

なお、診断士に求められる役割については、こちらの記事をご覧ください。
中小企業診断士は浅く広く?狭く深く?

 

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女性診断士は少ない?(その2:女性経営者×女性診断士)

女性経営者は増加傾向にあるといわれていますが、実際のところどうなのでしょうか?また、女性経営者はどのような悩みを抱えているのでしょうか?女性診断士(士業)だからこそ可能な女性経営者に対する支援のあり方について考えるきっかけになれればと思います。

【2023年7月8日 投稿】
【2025年3月30日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の森です。
前回に引き続き、「女性の中小企業診断士」のテーマです。

前回は、診断士受験者や合格者の中での女性比率、そして他士業と比較した女性比率の状況を見てみました。
近年は中小企業診断士を目指し、合格する女性が増加傾向にあるものの、他士業と比較すると依然として低い、ということがわかってきました。

今回は、少々乱暴な切り口ではあるものの、「女性経営者×女性診断士の可能性」という視点で書いていきたいと思います。

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中小企業診断士とMBAの違い

中小企業診断士とよく比較されるものの1つに「MBA(経営学修士)」があります。ご自身のキャリアを考える際に、どちらを取るべきか迷われる方も少なくないと思いますが、実はこの2つの共通点はそれほど多くなく、むしろ性質や適しているケースは異なる部分が多いと感じています。私感も含みますが、共通点と相違点についてまとめました。

こんにちは。北陸を中心に中小企業の支援をしている迅技術経営の森です。

中小企業診断士の取得を考えた時に誰もが一度は考えるのは、「中小企業診断士か?MBA(経営学修士)か?」という選択ではないでしょうか。

よく比較される2つだと思いますが、取得後のキャリアをどのように考えているかによってどちらを取得すべきかも変わってきます。

ありがたいことに、森はつい最近(2023年3月)まで大学院に通っており、MBAコースの学生さんたちとも近い距離にいたことから、中小企業診断士とMBAの共通点と相違点をまとめてみたいと思います。

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中小企業診断士資格取得後のキャリア形成(新卒診断士)

一般的に30代以上で取得されることが多い中小企業診断士ですが、筆者は新卒で中小企業診断士の事務所に就職し、24歳で資格を取得しました。診断士として5年、6年と経験を積む中で、バックグラウンドを全く持たない診断士がどのようにキャリアを蓄積していったのか、また今後のキャリアをどのように考えているのかを記載しています。

【2020年7月18日 作成】
【2023年7月11日 更新】
【2024年5月29日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の森研介です。

以前この記事は中小企業診断士の資格を取得してから7年半の時点で作成しましたが、10年を超え、また記事作成から3年が経過したということで更新してみたいと思います。

 

また一次試験の日が近づいてきました。今年からは金沢でも受験が可能となり、
名古屋や大阪、東京まで出なくてよくなったので地元の受験者にとってはかなり楽になると思います。

一次試験は勉強時間と結果がある程度比例関係にあると思っております。
最後まで諦めず、1歩ずつでも着実に進んでいきましょう。

 

さて、多くの方は中小企業診断士という資格をご自身のキャリアの一環として捉えられていると思いますが、診断士として活動している身として、また資格を通じて夢を叶えることを応援する企業として、資格取得後のキャリアの状況について書いていきたいと思います。

(今日は私(森)の分ですが、シリーズ化して他の診断士についてもお話できればと思います)

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中小企業診断士は浅く広く?狭く深く?

こんにちは。中小企業診断士の森研介です。

 

新型コロナウイルスの影響、皆さんお住まいの地域では
いかがでしょうか。
これまでと生活や時間の使い方が大きく変わった方も
多いのではないでしょうか。
中小企業診断士の一次試験まで、通常ならあと3ヶ月。
周りの変化に流されず、やるべきことを一つずつ
こなしていただければと思います。

さて、今回は「中小企業診断士の仕事の範囲」
について書いていきたいと思います。

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【中小企業診断士の仕事がない】取っても食えない?

【2018年12月24日 投稿】
【2020年6月29日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士として登録したけど仕事がありません
と伺うことがあります。
今回はそのことについて記載したいと思います。

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中小企業診断士は目的ではなくて手段

中小企業診断士の西井克己です。

弊社は12年前から中小企業診断士になりたいと思う方の求人を行っております。

その時は、資格ブームのはしり(中小企業診断士受験者数が最も多かったのは平成23年度)の時期でした。
一方で当時は、弊社を創業した思いにもつながるのですが、中小企業診断士として働きたいと思っても、働く場所がない状況でした。

当時も現在も変わらないかもしれませんが、資格を取りたいと思う方は大きく2パターンに分かれます。

◎資格は目的ではなく手段
1つは、資格取得の目的があいまいで、ともすれば資格取得自体が目的になっている。
もう1つは、何かを成しえるため(目的)に、手段としての資格取得を考えていることです。

このブログでは何度も記述していますが、私自身は資格は目的にななりえず、ある目的を達成するための手段であるととらえています。

◎そう考える理由
その理由は、
弊社は、私を含めて5名の士業がいます(私を除いてすべて弊社の士業育成システムで育った人材です)。
入社した方全員が資格合格し、弊社に残っているわけではありません。
資格を取ると宣言して弊社に入社して、資格取得前に退社された方も正社員で3名、パートで2名いらっしゃいます。
その共通点を個人的に振り返ると、資格取得だけを目指したり(もしくはその先が見えない)、今の不安を解消するために資格を取るという傾向が強かったと感じています。

◎具体例
具体的には、
弊社は週4日勤務で、資格学校の費用を弊社負担で、士業のかばん持ちをしながら資格勉強ができる士業育成システムを運用しております。
ほとんどの方がこの士業育成システムを魅力に感じて入社されています。
しかし、人それぞれどこに魅力を感じているのかは当然に異なります。

この会社に入って士業育成システムを活用すれば、私も中小企業診断士になれる。
必ずなりたい。
と思っていらっしゃる方は、実はなかなかそのモチベーションが維持されません。
どこかで、何のために私は資格を目指していたのだろうと思い始め、
別に資格を取らなくてもいいのではないかという思いが増幅し、
最終的には、自分にはこの仕事はあっていない(資格を取りたくない)と言って辞められる方が多いです。

何か人生の中でなし得たいことがあり、その手段として資格を取得したいという方は、
資格取得はあくまで通過点にすぎず、モチベーションも維持されやすいです。
ましてや、資格取得後こそが勉強の開始なので、資格勉強の時以上にその後目的に向かって勉強されています。
(弊社の士業は、資格取得の勉強量よりも取得後の勉強量の方が多いです)。

このような体験から、
弊社は入社時には必ず、中小企業診断士取得後どんなことをしたいのか、その思いの強さとそれに向かって頑張りぬけるかを見させていただいております。
ただし、不安で中小企業診断士の取得を目指されている方はどうしてもその先が見えないためにどうしても具体性に欠けた思い(例えば困っている人を助けたい)になってしまうそんな傾向があります。

◎やっぱり資格は目的ではなく手段
中小企業診断士は目的ではなく手段です。
自分の原体験で遭遇した困難なことを、解決するための有効な手段です。
原体験は体験なのでもやっとせず、とても具体的なものです。
原体験である困難なことを克服するための手段として中小企業診断士を目指す。
そんな方との出会いがあることを期待して、今後も活動していきたいと思います。

松下幸之助曰く
この世で根気ほど万能なものはない。才能は万能ではない。才能があっても思い通りの人生を送れない人は多くいる。学問も万能ではない。学歴があってもきちんとした仕事に就いていない人も多くいる。万事に通用するのは意志と根気である。

自分のあるべき姿に向かって根気をもって頑張り続ける。これが一番かもしれません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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スキルは育成できても思いは育成しづらい

弊社では創業以来「士業育成システム」を掲げています。採用時にはその方の技術(何ができるか)ではなく、どのような思いや志を持った方なのか、弊社の経営理念の一部である「恩送り」に共感していただける方かといった「思い」に焦点を当てて対話させていただきます。今回は採用広告についても記載しました。

【2018年10月1日 投稿】
【2023年4月28日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

弊社では「士業育成システム」を創業当時から掲げており、
未経験でも思いのある方の採用に取り組んでいます。

今回はそんな弊社の採用過程についてお話したいと思います。

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企業内診断士として転職

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士に登録し、企業内診断士として転職したい。

中小企業支援機関や税理士事務所や中小企業診断士事務所など中小企業診断士としての業務をするために、転職を検討している方は、
以前の記事中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました
をご覧いただけると幸いです。

企業内診断士として転職を検討されている方は読み進めていただければと思います。

企業内診断士として転職する場合、どのように資格を活かしていくのか面接のときに会社側と話ができるとベストなのではないかと思っています。
もちろん、その活かし方を迷っているという答えでも十分だと思います。

理由は、中小企業診断士に登録されているという事実は、ある一定の知識を持っているという証明になる一方で、中小企業診断士だけではなく独立可能な資格を保有しているとその将来の活用方法については会社として把握しておきたいものだからです。

具体的には、新卒・既卒ではなく、中途採用の転職の際には、求職者側は、自分のやりたいことや定めた目的のための手段としての転職でしょうし、企業側は、一定のあるべき人物像を定めたうえでの求人活動であることが多いと思います。このため、企業側から見ると、意中の方にあったと思っていても、履歴書に中小企業診断士登録と書いてあるとひょっとしたらすぐにやめてしまうかもという不安に駆られることも少なくないと思います。
このため、企業側としては、長く働いてほしいという思いがあった場合、その人の人生観であったり、これまでの経歴であったり、これからその方が行いたいことを確認し、この方と一緒に働きたいと思ったときに、せっかく苦労して取った資格をその方がどのように活かして人生を歩むのか興味があると思います。

理想論かもしれませんが、求職者も双方が納得できたり協力し合えるそんな落としどころがあると素晴らしいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士の活かし方

中小企業診断士の西井克己です。

◎中小企業診断士という資格は活きていますか?ちゃんと活用できていますか?ちゃんと活かしていますか?

中小企業診断士の勉強をしている方もしくは中小企業診断士に登録されたばかりの方からよく受ける質問の1つです。

◎結論
結論は、私はありがたいことに活用できていると思っていますが、他の人はわかりません。と回答しています。

◎理由
理由は、その資格を活用できるかどうかは、その人次第であるためです。

◎具体的
具体的には、
このブログでもお伝えしている通り、資格は目的ではなく手段なので、
仕事を通じてどんなことを行いたいか?
職業人としてのあるべき姿はどんな姿なのか?
中小企業診断士という資格は、これに近づくための道具でしかありません。
このため、人それぞれの目的に対して資格を手段として活用されている方は、活かしているといえると思われます。
士業の業界のあるある話を1つ紹介すると、
1つの資格に登録し、その資格を活かしている方が、職域を広げたりお客様の要望に対応するためにもう1つの資格に挑戦した場合は、その資格はさらに活用されることになる確率が高いですが、1つの資格に登録しそれを十分に活かしきれていないまま(仕事にも恵まれていない状況)、他の資格に挑戦しても資格を活かせないという状況は変わらない。やっぱり資格だけでなんとなる時代はもうすでに過去のものになっていると考えたほうが適切かと思います。

私自身は、資格勉強を開始した時は、サラリーマンでしたし、中小企業診断士のことを何もわかっていなかったので、やっぱり中小企業診断士になることが目的になっていたように思います。
多くの方が最初はそうかもしれませんが、その資格に登録されてもその資格を維持するだけが目的の場合はその資格を活かしきれていないことになるとのではないでしょうか?

◎活かし方はその人次第
やっぱり結論からすると、その方自身が資格の活かし方を描けている方は活かしているし、
そうでない方は、活かしきれていないということになるのではないでしょうか?
特に企業内診断士の方で、試験に合格することだけを目的にしていた場合は、そのあとのビジョンがないとなかなか難しいかもしれません。
人それぞれの中小企業診断士の活かし方があり、それぞれが正解だと思います。
自分自身が正解と信じてそれに向かって頑張り続けている。これがその人その人にとっての資格の活かし方かもしれません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士になってできること

【2018年6月25日 投稿】
【2025年4月8日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士になってできること(やれること)について教えてください。
中小企業診断士の業界に全くかかわりがなく、中小企業診断士を目指している方からよく受ける質問です。

 

〇中小企業診断士になってできることはその人次第

結論先行で申し上げると
「その人次第ですが、中小企業診断士となる目的が明確でない人にとってはあまりないかもしれません。」
と回答しています。

 

〇中小企業診断士は目的ではなく手段

理由は、中小企業診断士は、他士業と違って法律上独占業務を定められていないから。
そして、中小企業診断士は国が認めた経営コンサルタントの資格であるものの、試験に合格したからと言って特段何かが変わることはないからです。

しかし、何かやりたいと明確な目的をもって中小企業診断士になった方は、少しその目的に近づいたと実感できると思います。

 

〇具体例

具体的には、
例えば、企業で勤務されている方が中小企業診断士を目指しているとします。
ある人は、会社に不満があり、なんとなくその不安を解消するために中小企業診断士を勉強している。
ある人は、会社の業務だけではなく、社外の人脈や社外の世界を知ってみたいと考え、いろいろ手段を検討した結果、中小企業診断士となることが最も有効な手段であることと考え中小企業診断士を勉強している。

前者の方は、中小企業診断士になったとしても、会社への不満が解消されるわけではありませんし、なんとなくの不安(将来が不安だ)が一時的に解消されたとしても、根本的な解決にならない可能性が高いです(診断士だけでは不安なので社会保険労務士や税理士を取ろうという方もいらっしゃいますが、個人的にはそれを取ったからと言ってやっぱりその不安が解消されることは少ないと思います)。

後者の方は、中小企業診断士となると、中小企業診断士しか集まれない勉強会に参加したり、中小企業診断士の知識を活かし、社会貢献活動をするなど、自分が思い描いた目的に向かって進む可能性が高いのではと思っています。

中小企業診断士になってこの仕事をさせていただいて本当に感じるのが、「中小企業診断士は目的ではなく手段であること」です。

本当に有効な手段です。中小企業診断士は独占業務がないために、法律で自分たちのやることを縛られることもありません。
ただし、他の資格のように独占業務がないためにやりたいことが明確になっていないと、どっちもつかずになってしまい何のために苦労して取ったのだろうと思うかもしれません(上場企業にお勤めの方で、中小企業診断士に登録された方が、資格を継続しないという選択をすることも少なくありません)。

 

〇将来が不安なだけで中小企業診断士を取っても…どうやったら自分の人生を豊かにできるのかもう一度考えてみませんか?

もう一度結論を言いますと、
特に将来が不安(不安なため独立できる中小企業診断士を取りたい)という方には、適切な回答ができない。
ただし目的が明確な方には、どのようにこの資格が活用できるか相談に乗ることはできる。
そう思っています。

中小企業診断士を目指している皆さん。中小企業診断士となる目的は明確にして前に進んでいけば、皆さんの人生が豊かになるかもしれませんよ。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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また、弊社に興味を持っていただいた方は、こちらの採用ページリクルート用知的資産経営報告書をご覧ください。採用は随時対応しております。

中小企業診断士という仕事のモチベーションの保ち方

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士の仕事はやめたいと思ったことはありませんか?

そう問われることがこの時期は多くなります。
なぜならば、求職活動が活発になるからです。

新卒の方は、社会人になるときの不安から、
現在の職業について何かの不満や不安があり、それが要因で転職を検討している方からも質問いただく内容かと思います。

このブログにも以前から「やりがい」を記載しておりますので参考としていただけると幸いです。

中小企業診断士のやりがい

さて、中小企業診断士に限らず、現在の仕事を辞めたい、モチベーションが保てないということは誰でも経験したことがあるかもしれません。
その中で、どのようにモチベーションを保っていくのか? 自分自身のこころの持ちようとしてとても大事なことと思います。

私自身は意欲を高めるためには目の前のことに注力するのではなく、原点に振り返ることをしています。
すなわち、自分は何のために中小企業診断士となったのか?
目的を確認します。
資格は、目的ではなく手段なのでその目的を達成するために現在の職業や立場がある。
その目的にどうやったら近づくことができるのか?
そのためにやることは何なのか?
これを1つ1つ考えていき、行動する。

意欲がなくなりかけているときは、どうしても目的を忘れてしまったり、本当にこの目的で大丈夫なのかと振れていることが多いです。
もう一度それを見つめなおす過程で、意欲を確保していく。

中小企業診断士の仕事自体は楽しくやりがいのあるものなので、それを何のためにしているのか?
それを自問自答することが大事なのではないでしょうか?
(中小企業診断士だけではなく、何のために仕事をしているのか?その問いに対して、お金のためだけですとなかなか意欲は続かないと思います。お金のためはもちろんですが、自分以外のためが目的に加わると意欲を維持できるかもしれません)

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の仕事をしていてつらいと思ったことはありますか?

新卒の方々から診断士の仕事をするうえでの「つらさ」を尋ねられることがあります。この記事では業務的な意味でのつらさというよりも、仕事との向き合い方という観点から「つらさ」の有無などについてご紹介しています。

【2018年3月26日 作成】
【2024年4月17日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

新卒求人の時期になり、新卒者からの質問に答えることが多くなっています。

就職活動をされている学生から質問をいただくことが多いのがタイトルの
「中小企業診断士の仕事をしていてつらいと思ったことはありますか?」
というものです。

今日はこの質問について私の考えを書いてみたいと思います。

“中小企業診断士の仕事をしていてつらいと思ったことはありますか?” の続きを読む