中小企業診断士の西井克己です。
タイトルの中小企業診断士有資格者のコンサル会社への転職についてですが、
コンサルタント会社への転職を目指していらっしゃる方の中で、中小企業診断士の勉強をしている。
もしくは、企業内の中小企業診断士の方で転職を検討されている方から相談を受けることがあります。
前者の方は、中小企業診断士という資格が転職にどれだけ好影響を及ぼすのか知りたい。
後者の方は、中小企業診断士という資格に登録したけど実際に活かしきれていないし、転職も検討しているという状況のであることが多いかもしれません。
結論からすると、中小企業診断士有資格者のコンサル会社への転職は、資格は不利には働かないがとっても有利になることもないと思います。
理由は、
中小企業診断士は、わが国で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。
このため、一定程度の知識を持っていることを証明になることは間違いありません。
しかし、一般的なコンサルタント会社は、中途採用を実施するにあたり、中小企業診断士に合格した知識より、その方がこれまで培った経験を重視することは少なくないためです。
具体的には、大手企業を顧客とする経営コンサルタントであれば、戦略系のコンサルタントであれば、大企業がどのような意思決定しているのか身をもって経験されていないと実務を行うことは難しいと思いますし、
現場改善系のコンサルタントであれば、少なくとも現場のリーダー以上で、現場改善や品質改善に取り組んでいないとなかなか現場の方も素直に助言を受け入れてくれません。
私も、本当に少ない経験ですが、上場企業のお客様の支援の際には、職員の方は、まず、私の学歴や経歴で初期判断をし、その後私の言動で受け入れるかどうかの第二判断をされることを十分に注意しながら対応しています。
これは、原則経営者と対応する中小企業の支援とは全く異なる点であると個人的には思っています。
ですから、実務経験もある方で、大手企業のコンサルをするために、経営コンサルタント会社に転職を検討されている場合は、中小企業診断士という資格は有利に働くことになりますが、ご自身の経験を凌駕するような効果はあまり期待はできないかもしれません。
中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。
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