中小企業診断士のデメリットは?

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士になって悪かったこと(デメリット)はありますか?これもよくある質問です。

私は、中小企業診断士になる前も会計事務所系のコンサルタント会社で中小企業支援を行っておりましたので、その前後での自分が感じた変化について回答したいと思います。

中小企業診断士になってよかったことはたくさんあります。しかし、世の中は必ずメリットもあれば、デメリットもあります。

デメリットをあげると

1 発言の重さが全く違う

2 初めてのお客様にはある程度のフィルターをかけて見られること

となります。

1 発言の重さが全く違う

まず、発言の重さですが、自分が何気なく言った言葉が相手には重く感じたりすることは誰にでも経験があることと思います。

中小企業診断士だけではないですが、士業になると、一度発してしまうとその発言は取り戻せなくなります。
このことは、最初からわかってはいることなのですが、人間は痛い目に合わないとどうしても理解できない生き物なので、
私も、発言に気を付けなければいけないと痛感する出来事があってから、誤解を生む発言は慎むようにしております。

現在中小企業診断士を勉強されている方もかつて私が感じていたとおり、
登録以降は、発言は慎まなくてはと思っている方も多いと思います。
想像以上に重いと思っていただければと思います。

2 初めてのお客様にはある程度のフィルターをかけて見られる

これは私の悪いところと中小企業診断士という資格の相乗効果で当初私が一番悩んでいたことです。

メーカー勤務時代から、論理的に話す癖がついており、開発者同士であれば、その話し方や説明の仕方によって
初めてのお客様との最初の信頼関係を形成することができました。
しかし、研究や開発者同士ではよかった会話の方法が、
そうでない方にとっては、とっつきにくい印象を持たれることが少なくありませんでした。
最初から論理的にそして解決に向かって話をし、かつ中小企業診断士という資格を持っている。
お客様は、本当は言いたいことを我慢なさっていることも少なくなかったとも思います。
私はこれに気づくのにかなりの時間を要しました。

私が感じた悪かったことは、そもそも私が持っていた悪いところが中小企業診断士に登録されたことにより増幅されてしまったという事例が多いです。
このため、一般的ではないかもしれませんが、私のつたない経験が皆様に少しでもお役に立てればと思い記事にいたしました。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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