【2017年4月30日 作成】
【2024年1月15日 更新】
中小企業診断士の西井克己です。
中小企業診断士としての経験がない方が、
求人情報を探していると不安に感じる事の1つが
「いつまでにその業界に入ればよいのか」です。
中小企業診断士を育成する民間企業は全国的に見てもほとんどなく、
ほとんどの方が未経験からスタートで、
身近に中小企業診断士がいないとあまり適切な答えが
返ってこないテーマかと思います。
このためこの質問は私もよく聞かれる質問の1つです。
未経験でも中小企業診断士として活躍したい想いを持つ方を応援する相談室
やりがいをもって中小企業診断士という仕事に取り組んでいます。
【2017年4月30日 作成】
【2024年1月15日 更新】
中小企業診断士の西井克己です。
中小企業診断士としての経験がない方が、
求人情報を探していると不安に感じる事の1つが
「いつまでにその業界に入ればよいのか」です。
中小企業診断士を育成する民間企業は全国的に見てもほとんどなく、
ほとんどの方が未経験からスタートで、
身近に中小企業診断士がいないとあまり適切な答えが
返ってこないテーマかと思います。
このためこの質問は私もよく聞かれる質問の1つです。
「中小企業診断士って『食える』資格なんですか?」昔も今もよく聞かれる質問の1つです。診断士に限らず、資格だけで食える時代ではありませんが、診断士として10年以上活動してきた観点から『食える』士業になるための必要条件、十分条件などを考えてみました。
【2017年4月20日 投稿】
【2024年10月18日 更新】
【2025年7月20日 更新】
中小企業診断士の西井克己です。
タイトルの「中小企業診断士で食べていけるのか?」は、中小企業診断士を志す方からよく聞かれる質問です。
私は常に「中小企業診断士で食べていけない人間はどんな資格を取っても食べていけない。」と答えております。
かつて、旧中小企業診断協会石川県支部の石川県士業団体連絡協議会担当理事を務めさせていただいたときに、他士業の方と会話をする機会をいただきましたが、いずれの士業も資格だけで食べている方は少ないように思います。
資格は、あることをやりたいと思う目標(自己実現)に近づくための道具でしかないと思います。
士業として生計を立てるためには、誰かから仕事をもらうという考え方から脱却し、積極的に自己実現を図る考え方に代わる必要があると思います。
中小企業診断士も国家資格の一つであり、自分のやりたいことに近づくための道具ではありますが、仕事を進める上での本質は、国家資格者であろうがなかろうが、関係ないと思っております。
西井が考える仕事を進めるための必要条件と十分条件を記載すると
やる気
専門能力
調整能力
人望
健康
自分で考え仕事を楽しんでできる
進んで苦労の経験を積む
成功体験を積み重ねる努力ができる
であり、やっぱり通常の仕事と全く変わりがないのではないかと感じております。
中小企業診断士は社長から資金繰りはもとより、営業・労務など経営全般の相談を受けます。
信頼関係のある経営者からは、ご家族のことまで、幅広い相談を受けます。
私個人的には、中小企業診断士は、まさしく中小企業のドクターと考えております。
お客様と一緒に成長し、「ありがとう」と感謝される。
仕事そのものが社会貢献と実感できるとても楽しい仕事です。
食える食えないで判断するのではなく、この仕事を職業としたいかどうかで判断してほしい。
そんな風に思っております。
中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名、中小企業診断士+税理士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店を(北陸3県を除く)出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。もちろん、金沢でずっと仕事をしたいという方にも対応しています。
西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。
新規の問合せ質問はここをクリックしてください(フォームにリンクします)
また、未経験でも士業資格の取得を通じて自分の志を実現したいというお気持ちがある方は、弊社の採用ページもご覧ください。

迅技術経営の中小企業診断士・西井克己です。
弊社は、未経験者を採用することを大切にしておりますので新卒・既卒採用も行っております。
直近で入社いただいた3名の内、2名は新卒と第二新卒となっております。
(弊社の定義では26歳以下の方は新卒扱い(既卒)としております。)
就職フェアなどの一般的なイベントに参加し、就職を希望する学生さんとお話しする機会もいただいています。
実際に弊社に新卒で入社して中小企業診断士として活躍されている方のモデルケースを知りたい方はこちらへ
未経験で中小企業診断士になる モデルケース(新卒)
その中でいつも感じているのが、将来の方向性が定まっていない方が、中小企業診断士事務所をはじめとする士業事務所に新卒で入社することは、リスクが高いということです。
私も、就職ブース等で学生さんとお話ししていると、
この方は、一般企業に就職するか、士業事務所に就職するのか迷っているな、強い意志を感じられないな
と感じたときには、一般企業(規模感が大きいほうが教育プログラムは定型化する傾向にあります)に就職することをお勧めしています。
(学生の方から教育システムについて質問を受けることがあります。
その時には、一律の教育プログラムを用意していないと答えるとがっかりされたり不安に思われる学生さんが多いです。
学生の方には、方向性の定まっていない方を一律に教育するときには、全員に同じ訓練をしていただくことは企業側にとってとても効率的なのですが、方向性を定めている方にその訓練の型にはめるのはその方の個性を無視しているように思えて当社は一律の訓練を定めていません。
その方のあるべき姿と現在の能力を見定めたうえで、その方にあった教育を受けていただいています。と回答しています。)
その理由は、
一般企業では、ビジネスマナーや社会人としての常識を同期や先輩から学ぶことができます。
一方で、中小企業診断士事務所をはじめとする士業事務所は、基本的には一人で仕事が完結する業務ですので、自分で成長するという強い意志がなく、周りに流されてしまうと、社会人の初期段階で学ぶべき基礎を学べない可能性があるからです。
ただし、中小企業診断士になるという強い意志を持っていれば、新卒からその専門職の世界に入った方が、明らかに効率的です。
弊社の20代の中小企業診断士を見るとそれは明らかです。
また、中小企業診断士の合格者の大半が、一般企業を経験している方*なので、新卒者が、初めからその環境に身を置いて、強い意志で自らを律することができれば、将来的に大きな差別化を図ることができると思われます。
*参考までに平成28年の中小企業診断士2次試験合格者の勤務先区分別人数を以下に示します
経営コンサルタント自営業 9人
税理士・公認会計士等の自営業 32人
上記以外の自営業 16人
経営コンサルタント事業所等勤務 30人
民間企業勤務 533人
政府系金融機関勤務 20人
政府系以外の金融機関勤務 81人
中小企業支援機関 8人
独立行政法人・公益法人勤務 11人
公務員 31人
研究・教育 4人
学生 13人
その他(無職含む) 54人
合計 842人
中小企業診断協会発表資料より転載
中小企業診断士試験を勉強中の未経験者を育てる企業も少ないですが、新卒を育てようという会社はさらに少ないです。
はっきり言って育成期間中は、明らかに事務所の持ち出しです。
一般企業では組織で仕事をしていますので、個人個人の損益が分かりづらく、また、同じ新卒者もいるのであまり個人の損益を意識しないかもしれません。
一方で、士業事務所の場合、個人個人の損益が極めて分かりやすいので、逃げ場がない状態になります。
このため、入社後数年は、明らかに赤字であることに耐えられる強い意志と、今は赤字だけど、将来的には必ず手に職をつけて、必ず社会や会社に還元できる人材になれるという熱い思いを持つ方でなくては務まらないと感じています。
そうであるからこそ、新卒や第二新卒で思いや強い意志をもって中小企業診断士事務所に入った方は、私もびっくりするくらいのスピード感で成長できるのだと思います。
そんな成長を見るのが経営者として、中小企業診断士の先輩として一番の楽しみになっています(コンサル会社はフルコミッション(完全成功報酬型)が多い中で、未経験者を雇用契約という安定した収入環境のなかで仲間に入ってもらい、自分の意志で一から学んでもらう。そんな仕組みを作ったのもこの成長を見ることができるためといえます)。
中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店を(北陸3県を除く)出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。もちろん、金沢でずっと仕事をしたいという方にも対応しています。
会社見学は原則土曜日に西井が対応していますので、ご興味があればお問い合わせいただけると幸いです。
新規のお問合せ質問はここをクリックしてください(フォームにリンクします)

中小企業診断士の西井克己です。
中小企業診断士は、一人で仕事が完結する業務です。そのため、「未経験者」の生産性は高くないのが現状です。そのため、未経験で、独立される方は、最初の1-2年は、報酬がない覚悟で挑まれている方もいます。私も、未経験で、気合だけでこの業界に飛び込みましたが、最初の1年は2-3百万円の売上でした。実は、中小企業診断士として独立前にベンチャー企業を共同設立していた経験がありましたので、スタートアップのときは、どれだけ大変か身に染みてわかってました。そこで、自分でできる限りの準備をして、かつ独立時には顧問となってくれる方の候補がある程度存在しているそんな状態での初年度の売上です。ですから、未経験で1年目の場合は1-2百万円でもいいところかもしれません。
未経験で業界も違って中小企業診断士として活躍できるかという答えはなかなか難しいですが、弊社の場合はすべて未経験で業界も違う方が入社し、2年間のかばん持ち期間を経て、中小企業診断士として活躍しているそんな実績を持ちます。中小企業診断士の仕事は、自分で考えたビジネスモデルやお客様の考えたビジネスモデルを世の中にいち早く出して事業の上先行者利益を受けるといったベンチャー企業の要素はほとんどなく、どちらかというと、中小企業を経営している経営者の思いを聞き、その思いに共感し、一緒になって経営を支えていく、伴走型支援がほとんどです。このため、スキルや経験よりも、中小企業を支援したいという思いやその人の人柄(誠実さ)の方が重視されるように思います。
実際に弊社は新卒者を採用し現在20代後半の社員がいますが、現在は中小企業診断士として活躍しております。ですから、経験・知識よりも「思い」が重視されるといえると思います。
新規のお問合せ質問はここをクリックしてください(フォームにリンクします)
〇未経験の場合のメリットとデメリットについて
メリット
未経験の場合は、お客様の仕事についてわからないことが多いので予断を持たずに診断することができます。
特に中小企業診断士の仕事は、全く思いつかなかった素晴らしいビジネスモデルを提案することよりも、むしろ、お客様の話をしっかりとお伺いすることはもちろん、いろいろな情報を収集(決算書含む)し、最も適切な提案をすることが大事です(最も適切な提案というのは診断士の2次試験の記述にも出てくる文言で皆様にも慣れた言葉かもしれません)。
このため予断を持たずにお客様と接することができるのは未経験の方の一番のメリットかもしれません。
デメリット
お客様の規模がある程度大きい時(従業員規模で50人以上)には、自分の専門分野ではないとなかなか対応しづらい。
地方の中小企業診断士は、業種を問わずいろいろな中小企業と対応する必要があります(これは都会の中小企業診断士と違うところです)。従業員20名以下の会社であれば、メリットとして記載したとおり、お客様と真摯に向き合うことで対応できる部分が多いのですが、ある程度の規模になると自分の得意分野でないとお客様の満足を得ることができないことが多いです。
未経験者の方は、自分の得意分野を見つけるときに苦労される方が多いです。これがデメリットと思われます。経験者でも、自分の得意分野をプロとしてのレベルにまで上げるためには当然にこれまで以上の努力・研鑽が必要です。
しかし、経験者は、なんとなく仕事を進めていくことで自分の背景にある分野に収束することが多いのです(自分も製造業出身でしたので結局製造業中心に対応しています)。未経験者の方は、自らがその分野を選定し、周りに宣言しそして得意分野として成長させなければなりません。これが大きな違いです。これをデメリットとして考えるのはかなり後ろ向きな考えかも知れません。選択肢が無限なのですから。
中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店を(北陸3県を除く)出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。もちろん、金沢でずっと仕事をしたいという方にも対応しています。
会社見学は原則土曜日に西井が対応していますので、ご興味があればお問い合わせいただけると幸いです。