中小企業診断士の資格は転職に有利ですか?

中小企業診断士の西井克己です。
中小企業診断士の資格は転職に有利ですか?
企業にお勤めの方からよくいただく質問です。

このブログでもお伝えしている通り、資格は目的ではなく手段なので、
仕事を通じてどんなことを行いたいか?
職業人としてのあるべき姿はどんな姿なのか?
これに近づくための道具です。

中小企業診断士の資格で転職をして、どんな仕事をしたいかが大切だと思います。

もし、中小企業支援機関や税理士事務所や中小企業診断士事務所など中小企業診断士としての業務をするために、転職を検討している方は、
以前の記事中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました
をご覧いただけると幸いです。

企業内中小企業診断士の方で、一般企業に転職を検討されている方は読み進めていただけると幸いです。

例えば、一般企業の管理系の仕事に転職したいと思っていらっしゃる方は、
なぜ、管理系の仕事に転職するために、中小企業診断士という資格を目指し、そして登録に至ったのかを相手に伝えられるかどうかがポイントだと思います。
なぜならば、中小企業診断士の資格は、一定の努力ができる方と疎明できる判断材料なることはもちろん一定の知識を持っている方と判断できるからです。
これは、学歴や職歴と同様です。面接する方は、履歴書や職務経歴書等をきっかけに、入社を希望される方がどのような方なのか?
特に、自社の考え方(経営理念)にあっている方なのかを見ております。
 面接する方は、様々な経歴を持って転職を希望する方が何の努力もせず自社に適合するとは全く考えていないと思われます。
やはり、転職後にご努力をいただくことでどれだけの伸びしろがあるか?その伸びた時を想定(期待)して入社をお願いしております。
 自分のあるべき姿に向かって努力をして、一定の成果(中小企業診断士登録)をあげているというのは面接する側にとっては評価ポイントとなります。

 もう1つの評価ポイントである一定程度の知識を持っている方と判断できることについては、管理部門で働くと会社の様々な課題に直面することになります。
 特に人事系に関しては、全く想定のつかない課題についての対応も求められます。
 その際に、すぐに答えは出すことはできなくとも、中小企業診断士の幅広い知識がその課題を解決するきっかけをとなることは少なくありません。
 当然に、その知識だけでは不十分でそれを深堀しなくては、課題解決につながりません。
 しかし、管理系は答えがない課題が多いので、答えなき課題に対し、自分の知識と経験で見出した解決策を答えと信じて行動することができる人であることをアピールできれば個人的には十分な評価ポイントになると思っています。

 中小企業診断士は使う人にとっていろいろと形を変えた道具になります。どう活かすかは皆様次第。そう思っています。

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なぜ中小企業診断士1次試験合格者を採用(求人)しているのですか?

弊社の求人は、経験や学歴は不問なのですが、中小企業診断士1次試験合格者を対象としております。なぜそのような枠を設けているのか、弊社に興味を持っていただいた方からご質問をいただくことが間々あります。今回は弊社の採用に関する条件とそこに込めた士業育成と地域への貢献・恩送りに対する思いを紹介しています。

【2017年11月13日 投稿】
【2023年8月3日 更新】
【2024年5月29日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

弊社の求人は、経験や学歴は不問なのですが、中小企業診断士1次試験合格者を対象としております。

最近は、新卒(既卒含む)は、中小企業診断士試験を一度受けていただくことに緩和し、中途採用はそのまま、中小企業診断士1次試験合格者をエントリー条件としております。

 

なぜ求人・採用のエントリー条件を中小企業診断士1次試験合格者に限っているのか?
求人・採用のエントリー条件を満たしていない方から質問を受けることがあります。

その時にはこのように回答させていだいています。

弊社は、ご入社いただいた方を対象に、士業育成システム(週4日勤務、資格学校の費用補助、士業のかばん持ち)で中小企業を支援したいという、

意欲のある方の資格取得及び士業として活躍すること

を支援しています。

弊社としては、この制度で士業になりたいという熱き想いのある方を最大限バックアップしていきたいと考えております。
しかし、士業への第一歩は、弊社が支援するのではなく、是非自らの意志と努力で踏み出してほしい。
そんな思いから求人・採用に係るエントリー条件(中小企業診断士一次試験合格)を設定しております。

 

中小企業の経営者は思いは持っていてもなかなかそれが実現できないことで悩んでいる方が多いです。

我々中小企業診断士も、中小企業診断士になって中小企業を支援したい。
そんな熱い思いを自らの力で実現することで、中小企業診断士になってから自信をもって中小企業経営者に助言・支援することができるのでないでしょうか?

きれいごとかもしれませんが、思いを持ち、自ら第一歩を踏み出すことができる。そんな仲間と一緒に仕事をしていきたい。

そう思っております。

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(フォームにリンクします)。

また、我々と一緒に士業として地域の成長と発展に貢献したいという思いに共感していただけるは、こちらの採用ページをご覧ください。

将来やりがいのある仕事をしたい(ブランク10年以上)

中小企業診断士の西井克己です。

最近、主婦(夫)を対象としたパートアルバイトを通年採用に変更しました。

弊社の採用スキームはミスマッチをなくすために、パートアルバイトにおいても最低3回は会社にお越しいただいています。
第一回目は私が会社案内を、第二回目は、一次面接(役員は入りません)・適性試験、第三回目は役員面接となっています。

私自身が会社案内で説明しているため、主婦(夫)の方とお話しする機会が増えております。

会社案内に来られる方は、出産後10年近いブランクのあり、子育てが落ち着きつつあるので職を探している方や
今パートとして働いているが、将来やりがいのある仕事をしたいと思い、話だけでも聞いてみたいという方が多いです。

会社案内では、
弊社がどんな仕事をしているのか?
現在募集している求人が、ずっとパートの仕事をしたいという方を対象としておらず、
士業へのステップアップの手段(パートとして働きながら試験勉強→中小企業診断士1次合格後時短正社員化→中小企業診断士合格・登録→かばん持ち(2年)→中小企業診断士として活動)
であることを説明しております。

質問を受ける中でとても感じることが、「やりがいのある仕事」の定義が人によってさまざまであることです。
人の数だけ正義があるように、「やりがいのある仕事」も人の数だけあるような気がしています。
今の仕事に不満がありやりがいのある仕事がぼんやりとしている方もいれば、やりがいのある仕事の青写真がしっかり見えている方もいます。
そんな中で、中小企業診断士に何らかの興味があり、会社案内に時間をくださっています。

その際に、私自身のやりがいの根底にある考え方をお話しさせていただくことが多いです。
それは、「恩を送る」ことです。
人は、社会の中で生きていくうえで必ず恩をいただいて生きています。
恩をいただいた方に恩を返すと恩返しになりますが、
その人に返すのではなく、別の人に恩を送ることを恩送り(江戸時代には普通に使われていた言葉のようです)と言います。
私自身は、親から、恩師から、お客様から、社員からいろいろな恩をいただいています。その恩を別の方に恩を送っていくことができたときにやりがいを感じております。
この考え方は、未経験の方を中小企業診断士として育てる現在の会社をつくる原点になっています。

私自身の体験では、中小企業診断士という職業は、いろいろな方から恩をいただき、そして恩を送れる機会にとても恵まれていると感じています。
私自身は、恩を頂いたり(ありがとうと言われる)恩を送ったりする(支援した方が変わる)ことができたときはとてもやりがいを感じています。

人それぞれやりがいのある仕事は違いますが、そのやりがいのある仕事を行うための手段として中小企業診断士という資格が選択肢の1つになるととてもうれしく思います。

迅技術経営のパートアルバイト通年採用情報

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中小企業診断士事務所勤務に適した人(恩送りができる人)

中小企業診断士の西井克己です。

タイトルの中小企業診断士事務所勤務に適した人は?
とても難しい問題です。

親方+パート1名といった事務所はあるのですが、いわゆる複数名中小企業診断士が所属する事務所自体が少ないので、なかなか答えづらい質問です。
しかし、当社も会社見学等で良く受ける質問の1つです。

この答になっているかどうかわかりませんが、いわゆる「恩送り」ができる人が答えの1つであると思っております。

この恩送りについては、新潮文庫 井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室に記述があります。

引用開始
 わたしは、「恩返し」の代わりに、江戸時代ふつうに使われた「恩送り」という言葉で申し上げたいのですが、私なりに一関のみなさんに「恩送り」をしたい。
 「恩送り」というのは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送る。その送られた人がさらに別の人に渡す。そうして、「恩」が世の中をぐるぐる回っていく。そういうものなのですね。
引用終わり

私自身普段から受けた恩は、その人に返すのではなく、次の世代に返す。このことが大事であるといっておりました。
このことにぴったりとあてはまる言葉が恩送りでした。

なぜ恩送りができる人といえば中小企業診断士は、実力がつけば独立できる仕事です(独立できるだけの実力をつけなければならないし、周りもそれを支援しなければならないと思います)。
誰もが1人で実力が付くわけではありません。
いろいろな方のご縁や支援を得た上で実力をつけていかれると思います。

現在のところ、中小企業診断士事務所では、中小企業診断士を社内で育てるということが活発に行われていません。
10年前ぐらいから弊社を含めいくつかの事務所がその活動を行っておりますが、全国どこでもそんな事務所が存在するようにはなっていません。
それは、実力をつけた方が独立すると、育てた側の資金面及び精神面での負担が大きいことが要因の1つと推測しております。

実力をつけた方が、その事務所内で次世代の中小企業診断士を育てる。
そしてまた次世代の中小企業診断士が、次々世代の中小企業診断士を育てる
そんな恩送りができると要因の1つが解消されるのではないか。

そうなれば、中小企業診断士の業界自体が活性化するのでは?
そんな思いをもって「恩送り」できる人が中小企業診断士事務所勤務に適した人ではないかと思います。

なかなか難しいですが、そんな方が1人でも多く中小企業診断士になってほしいと思います。

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なぜ未経験者のみを採用するのですか?

中小企業診断士の西井克己です。

タイトルのなぜ未経験者のみを採用するのですか?

に対する答えは、弊社のリクルート用知的資産経営報告書等でもいくつか記載をしております。

中小企業診断士は、一人で仕事が完結する業務です。
このため、スキルを一定程度身に着けると独立できる仕事であるといえます。
中小企業診断士を目指す方の中でも多くの方が将来的な独立を検討しているのではないでしょうか?
1人で仕事が完結して、独立できる資格の中小企業診断士を目指す方をあえて一から育成する理由を以下に示します。

株式会社迅技術経営知的資産経営報告書より引用
私は、士業は、資格制度やその仕事の性質上なりたいと思った方全員が「できる仕事」では
ありません。だからこそ、そのスタートラインに立った人材は、その仕事を行えることに感謝し、全力でその仕事
に当たることはもちろん、先達は、その人材が1人前になる支援(手とり足取り教えるのではなく、1人前になろうと
する人が悩んだ時に考え方を変えるためのヒントを与えるようなイメージです)をすることが大切と考えておりま
す。そして1人前になった人材が、独立するのではなくあえて組織内にとどまり、次のスタートラインに立つ人材を
育てる。そんな思いをもつ人材が集う組織があれば、どんなに素晴らしいことでしょう。
この考え方に共感いただいた仲間が全国から集まり、現在弊社は、中小企業診断士4名、社会保険労務士1名
が所属する組織になりました。
弊社は創業以来、いろいろな方とのご縁をいただきました。その経験から、自己の利益を優先することなく、次
の士業を育てる思いを共有すること、そして、その育てた士業同士が切磋琢磨しながらスキルを高めていくこと。
この双方を満足するためには、少なくとも30歳までには、士業としてのスタートラインに立つ大切さを学びました
引用終了

未経験者を育てて、その方がそのまま独立すると、未経験者が育つサイクルが確立されません。
未経験者が自分が食える士業に育って、周りから支援ノウハウがあると認めらる存在になり、その利益を自分だけで得るのではなく、次の未経験者を育てることに投資する。他の士業でも、一般的な会社でも当たり前のことなのですが、中小企業診断士の業界では、そのサイクルが確立されていません。
弊社自身の取り組みは本当に小さなもので、全体に及ぼす影響はほとんどないと思います。
しかし、影響がほとんどないからと言ってだれも始めなければ10年経っても20年経っても状況は変わりません。
この実現のため、自分たちでできることから始めたい。そんな思いで未経験者のみの採用を継続しています。

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中小企業診断士事務所

どうして中小企業診断士事務所の求人が少ないのですか?

【2017年6月26日 投稿】
【2020年5月22日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士事務所の求人がなぜ少ないのか?
むしろ探しても求人がない。

私も受験時代に中小企業診断士事務所の求人を探したときそう感じました。
私自身は、求人情報のサイトで中小企業診断士をキーワードに検索しても、検索サイトで「中小企業診断士 求人」と検索しても
実際は中小企業診断士の仕事をしないような求人情報ばかりであったことを覚えています。

もし中小企業診断士の転職先や求人をしている会社や公的機関をお探しの方は、こちらをクリックしてください。
中小企業診断士の転職先を5つの切り口で紹介しています
中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました

中小企業診断士事務所の求人が少ない理由を知りたい方はこのまま読み進めていただけると幸いです。

“どうして中小企業診断士事務所の求人が少ないのですか?” の続きを読む

中小企業診断士事務所に勤務(転職)するリスク

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士事務所で、求人を出していること自体が少ないですが、
私の経験を踏まえ、中小企業診断士事務所に勤務するリスクについて記載したいと思います。

1 給与水準が高くない
 コンサルタントは一般的には給与水準が高いというイメージがありますが、中小企業診断士事務所は、中小零細企業をお客様としておりますので決して給与は高くありません。
 上場企業のサラリーマンより確実に給与水準は低いです。
 弊社の場合は、中小企業診断士として活躍できる状態になれば、地方においては安心して家庭を持つことができる給与水準であると思われます。
 弊社の若手の中小企業診断士は、登録されて1-2年ぐらいで結婚しているという事実があります。
 

2 上司が忙しい
 1つ1つ丁寧に教えてほしい。仕事は会社から与えられるものだ。という考え方の方は、あまりお勧めできません。
 仕事のやり方として、ある程度裁量があって任されている部分があった方が自分にあっているという人でないと難しいかもしれません。

3 基本的に答えのない仕事なので、早く仕事をこなすよりも、時間をかけて自分なりに仮説検証を繰り返す必要がある
 中小企業の経営支援の仕事をしておりますので、仕事の答えはありません。
 そのため、仕事をはやく完成させることが重視されるのではなく、むしろ時間はかかってもよいので、仕事の背景を踏まえながら仮説検証を繰り返す仕事のやり方を自分なりにマスターしなくては、ほとんど仕事ができない状況になります。
 通常の会社は、早く正確に仕事を行うことを是としていますが、中小企業診断士の事務所は、答えがない仕事をしているので、間違っていても、仮説検証を繰り返して前にすすめることを重視されます。
 この考え方が身につくかどうかが、中小企業診断士事務所に定着できるかどうかのポイントと個人的には考えています。

4 社長(所長)と仕事に対する価値観が合わないとつらい(大企業との大きな違い)
 中小企業診断士であるトップは、ある程度の仕事に対する価値観を持っており、それを実現するために1人でやるというより組織化して人を雇用する選択をしています。
 その方と価値観があわないと一緒に継続して仕事をするのは困難かもしれません。
 一方で、価値観があっているととても居心地がいいかもしれません。
 これは、中小企業診断士事務所だけではなく、中小企業全体に言えることだと思います。

もちろん、これらが全てあてはまるわけではありません。例外はたくさんあると思います。
ただ、この4つは、恥ずかしいお話ですが、全て私が税理士事務所系のコンサル会社で勤務した時に経験してきたことです。

今考えると当たり前のことなのですが、当時はわからない状態でした。
もし私と同じ立場の人がいれば、ひょっとしたら役に立つかもと思いブログに記載しました。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士事務所の給与水準(収入)

中小企業診断士の西井克己です。

1 中小企業診断士事務所の給与水準は大手企業を顧客にしているコンサルタント会社よりも低い

中小企業診断士事務所の給与水準(収入)ですが、
弊社の場合、一般的なコンサルタント会社よりも低いです。
初任給は、石川県庁の大卒を参考にしております。
なぜならば、一般的なコンサルタント会社は、大手企業をお客様にしておりますが、
弊社をはじめとする中小企業診断士は中小企業をお客様としております。
中小企業は多くの付加価値を稼ぎ出しているというより
少ない付加価値の中で、人件費を支払い、経費を削減し、何とか利益を確保しようと努力している会社がほとんどです。
このため、弊社にお支払いいただいている顧問料も大手企業をお客様としているコンサルタント会社よりも低く設定させていただいております。
一方で、中小企業診断士は、1人で自宅で活動されている方が大半であり、その方と比べると弊社は、組織として動いている分だけ固定費を多く要しているため、1人で自宅で活動されている方と比べると顧問料は高く設定させていただいております。
弊社の顧問報酬は、
自宅で開業している中小企業診断士<弊社<コンサルタント会社
というイメージです。
そのため、弊社の場合ですと通常のコンサルタント会社より給与水準は高くありません。

 

2 迅技術経営の給与は

平成29年5月現在の弊社の給与水準は
新卒初任給 月給168,200円 (かばん持ち期間中)
中小企業診断士(かばん持ち修了後)は月給255,400円~となります。
士業になれば、月給のほか、売上変動給(賞与)が発生します。


3 中小企業診断士の年間売上

また、全体的な統計データですが、
中小企業診断士の収入は?にも記載しましたが、
データで見る中小企業診断士に中小企業診断士の年間売上の統計データが掲載されています。
年間売上          回答数
300万円以内          49
301~400万円以内      46
401~500万円以内      55
501~800万円以内      110
801~1,000万円以内     82
1,001~1,500万円以内    104
1,501~2,000万円以内    50
2,001~2,500万円以内    20
2,501~3,000万円以内    12
3,001万円以上         24
____合計           552
転載終わり。
元データはこちら

売上ですので、この売上から経費が引かれ、所得(収入)ということになります。

一部上場企業にお勤めの方であれば、大半の方が、おそらく給与水準(収入)は下がると思います。


4 個人的には、中小企業診断士という仕事は、お金も大事であるが、何をしたいかの1つの手段と思う

しかし、中小企業診断士は、経営者の悩みを聞かせていただいたり、
その悩みを解決する提案を行って一緒に解決する。そうすると企業が少しずつ良い方向に変化していく。
上場企業のサラリーマンではなかなか感じることができないことを実感することができます。
まさしくそれは金銭では表すことができないもので、職業としての中小企業診断士の魅力の1つだと思っています。
しかし、上場企業のサラリーマンでできたこと(大規模なビジネスを行ったり、世の中全体に影響を及ぼすような仕事)
が中小企業診断士になると実現が困難になることもあります。
自分の人生の中で、仕事としてどんなことを達成したいのか?それによって職業が決まるのかもしれませんね。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士一次試験合格を転職時の履歴書に書くか?

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士一次試験に合格し、二次試験に落ちた。
本当は2次試験に合格してから転職する予定であったが、1次試験合格で転職できないか
と1次試験合格者対象の求人を探してみる。
1次試験合格対象者の求人はほとんどない。
最終合格もしていないので履歴書に書いても意味がないのではないか?
こう考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この場面は、私自身が経験した場面です。
その当時私は、中小企業診断士と関連のある士業事務所であれば、中小企業診断士1次試験合格と履歴書に記載しましたし、
そうでない場合は、記載しませんでした。

立場が変わって現在私は、採用面接する側になっています。
その視点から考えると、転職時の履歴書に中小企業診断士1次試験合格はぜひ書いてほしいと思います。

その理由を2点あり以下に示します。
1 中小企業診断士1次試験合格は、一定の努力ができる方と疎明できる判断材料になる
 これは、学歴や職歴と同様です。
 面接する方は、履歴書や職務経歴書等をきっかけに、入社を希望される方がどのような方なのか?
 特に、自社の考え方(経営理念)にあっている方なのかを見ております。
 面接する方は、入社を希望する方が何の努力もせず自社に適合するとは全く考えておらず、入社後にご努力をいただくことでどれだけの伸びしろがあるか?その伸びた時を想定(期待)して入社をお願いしております。そのため、分野は違えど一定の努力ができる方というのは面接する側にとっては評価ポイントとなります。

2 一定程度の知識を持っている方と判断できる
 中小企業診断士一次試験の内容は、中小企業を経営する上で役立つ知識が網羅されています。
 どんな企業も、問題(課題)のない会社はありません。現場で働いていても、管理部門で働いていても、営業で働いていても中小企業診断士一次試験の知識が活かされる(それを深堀するきっかけ)は必ずあります。その広い知識を基に会社を一緒に良くしてくれる。そんな期待を持たれるかもしれません(これが企業に勤めていらっしゃる方が中小企業診断士試験に挑戦する理由の1つになっているのかもしれません)。
中小企業診断協会が公表している平成28年度中小企業診断士1次試験受験者の統計結果から見ても民間企業勤務者が全体の半数を超えております。


このページで、何回か記載させていただいておりますが、資格はあくまで目的に近づくための手段なので
資格が目的と思われるとマイナスのイメージを持たれるかもしれませんが、原則的には良い印象を持たれると思います。

是非中小企業診断士1次試験合格と履歴書に記載し、なぜその試験を目指しているのか?

将来的にどのような人材になりたいのか(ありたい姿)を述べてください。

皆さんの本気を示すといいと思います。

2017年12月2日追記
前日ブロックス(http://www.doit-fun.jp/)さんが主宰する試写会が金沢で開催され、私を含め社員4名で参加してきました。
その時に本気について、ブレーンストーミングを行いました。
本気とやる気の違いについて面白い議論ができましたので紹介します。

本気は行動すること
やる気は思うだけ。

企業は本気で仕事できるひとを求めています。
中小企業診断士になりたいと思う人はたくさんいますが、その中で行動して1次試験合格という事実を勝ち取っている。
これはアピールすべきではないか?
改めてそう思いました。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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経験がないので中小企業診断士試験に合格の上就職したい

中小企業診断士の西井克己です。

1 コンサルタント会社に就職したい
コンサルタント会社への就職を目指している方が中小企業診断士の資格の取得を検討している。
こんなこともあると思います。
特にその分野に対して未経験なので、経験値を資格でカバーしたいそんな思いで資格取得を目指す方も少なくないと思います。

どの分野もそうだと思いますが、経験がないことを、資格でカバーすることはなかなか難しいです。
なぜならば、資格試験は一定の知識があることを疎明するものだからです。
しかし、資格取得は、あることをやりたいと思う目標(自己実現)に近づくための有効な道具(手段)にはなります。
就職であれば面接官、中小企業支援の現場であればお客様、公的な支援であれば中小企業支援機関が最低限度の知識を持った人と評価するのに役立てていると思います。
これは、私自身も資格を持たずに活動していた時と、名刺に中小企業診断士と入れて活動したときには多くの違いを感じました。

2 資格を取得すると初めてのお客様が少しだけ話を聞いてくださるようになる
これは私が感じた感覚的な部分が多く、文字で表現することがとても難しいのですが、
お客様が(特に初対面)経験も少ない私の言葉に少しだけ耳を傾けていただけるようになったことです。

人間関係ができているお客様は、中小企業診断士登録前後であまり変化がなかったと思いますが、全く新しいお客様に対しては少しだけ変化があったと思います。その少しだけの変化でも、30歳の私にとってはとても大きな変化であったと記憶しております。仕事をする上に置いての信頼関係を形成するための扉が最初は頑丈に閉じていたのが、頑丈でなくなった感じでした。

私が感じたことは、少しの変化でしたが、いずれにせよ中小企業診断士の資格は目的に近づくための有効な手段になったことは間違いありません。

3やっぱり経験を資格でカバーするのは難しい
就職をするための手段としての中小企業診断士は有効かどうかはその人次第です。ただし経験を資格でカバーすることは難しいように思えます。
これから資格取得を目指す方は、資格を取ることが目的とせずに、何かをやるための手段としての資格取得となればいいな。
そんな思いでおります。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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税理士事務所が募集している中小企業診断士の求人について

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士の求人(未経験)の探し方でも記載した通り、中小企業診断士の知名度が向上したことにより、税理士事務所さんでも中小企業診断士の募集をしています。

中小企業診断士の勉強を開始して中小企業診断士の仕事に興味を持ち、求人を探してみるとコンサル関係しかない。
中小企業診断士事務所が募集していることはなく、地元の大手クラスの税理士事務所が募集している。
私自身が、中小企業診断士の求人を探していた時に実際にあったことです。今現在もその状況が続いています。
私は、中小企業診断士1次試験合格後、地元の大手クラスの税理士事務所にお世話になりました。
私だけの経験なのであまり一般化できないと思いますが、私の思いを記したいと思います。

1税理士先生、社会保険労務士先生の考え方に触れることができたことがよかった
 私がお世話なった事務所は、税理士・社会保険労務士・中小企業診断士がそれぞれ存在し、ワンストップでお客様の課題を解決することを目指している事務所でした。
このため、同じ中小企業を支援するといっても、税理士からの視点、社会保険労務士からの視点そして自分の視点とそれぞれの違いを仕事を通じて知ることができました。これが一番学ばせていただいたことです。この学びが今現在の弊社のあるべき姿にも反映されています。
2中小企業の経営者との接点ができたことがよかった
 中小企業診断士の勉強をしていても、中小企業の経営者と話したこともない。上場企業に勤めていらっしゃるかたは、実際にそうではないでしょうか?私もそうでした。中小企業の経営者と直接お話しできることはとても有難かったです。

3経営者の考え方と会社の方向性を入社前に確認したほうがよかった
 上場企業の場合ある程度組織として動いているので、管理職でも上位の管理職にならない限り、トップの考えや会社の方向性が直接的に自分の業務に影響を及ぼすことは多くはないと思います。
 しかし、税理士事務所も中小企業なので、トップの考えや会社の方向性は一般社員も当然に影響を受けます。
私は、その確認を怠ったといえます。税理士事務所だけではなくどんな中小企業も会社の方向性と自分の方向性がずれてしまったとき、なかなか長く勤務することが困難になります。私もそこはよく確認せずに入ったことはいまでは、良くなかったことと思っております。

4学んだことはたくさんある。ただし理念に共感できないと長くは勤めることができなかった
 私は、税理士事務所のコンサル部門に就職させていただきましたが、1年という期間でしたが、学んだことはとても多かったといえます。
 今振り返ると、事務所の理念に共感できるかどうかを確認する必要があると思います。

 経営理念に共感できるかどうかが長く勤められるかどうかのポイントであることは税理士事務所に限ったことではありません。私もこの経験から、弊社の理念に共感できるかどうかを重視させていただいております。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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女性中小企業診断士を育成できる機会

中小企業診断士の西井克己です。

1 女性の中小企業診断士は少ない

平成22年に実施された、中小企業診断士を対象としたアンケート
データでみる中小企業診断士によると女性は回答者数の内、3.06%となっており、割合としてすごく少ないことが分かります。

J-NET21の記事にも「診断士界に女性を増やしたい!」とあるほど女性が少なく、ずっと課題とされています。

 

2 弊社もかつては女性中小企業診断士育成にチャレンジ

弊社も2010年に女性中小企業診断士の育成にチャレンジしており、その様子がこれもJ-NET21の地産地診の第一回目に取り上げていただいています。

旧姓萩野さんは、当時私のかばん持ちをしていただいていたのですが、結婚を機に弊社を退社されており、継続して仲間になっていただくためには男性にはない課題があることが分かりました。

私も女性の中小企業診断士とお会いする機会に多く恵まれていないのですが、少ない機会なのですがお会いした方は皆さん素敵な方で、特に自分の軸を持っていらっしゃる方が多く人間的に魅力がある方が中小企業診断士になっていただいているそんな印象を受けております。

全体的な割合として、中小企業診断士は、女性が圧倒的に少ない、でもお会いする方は素敵な方が多い。となると女性の中小企業診断士が増えるととても良いのにと思ってしまします。

思うだけではだめで実践が大事です。
弊社では、正社員のエントリー条件を中小企業診断士1次試験合格としているのですが、子育て世代の方を対象に3年間中小企業診断士を受験するというエントリー条件に変更した求人をしております。
これは、子育て期間中に中小企業診断士に取り組んでいただき、1次試験を合格することができれば、弊社正社員のエントリー資格(正社員転換試験を受験できる資格)を得るというものです。

現在3つの媒体で募集を行っております。
弊社HP http://www.hyt.co.jp/recruit_2_3.html
しゅふJOBパート https://part.shufu-job.jp/com-10002250
ジョブセンス https://j-sen.jp/394950/y

現在のところ、まだエントリーがない状態ですが、あきらめず、継続的に活動していきたいと思います。
そして、良いご縁をいただき、もう一度女性中小企業診断士を育成する機会を頂ければと思っております。

平成30年11月13日追記
現在弊社で2名の子育て中の女性社員が中小企業診断士を目指して勉強されています。
平日は、2日間勤務して、1日休むという勤務形態で、午前中のみの勤務とし、子育てと試験勉強の両立をしていただいております。
2名とも来年の8月の1次試験に向けて頑張ってくださっています。
今回、また女性中小企業診断士を育成する機会をいただきました。
まずは、受験勉強のリズムがつかめるようになっていただければと思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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見習い(アルバイト・パート)で中小企業診断士事務所に就職して診断士になりたい

中小企業診断士の西井克己です。

 見習い(アルバイト・パート)でもいいので中小企業診断士事務所で働いてみたい。
 私も、中小企業診断士の試験勉強をしていた時そう思いました。
 また、弊社では、正社員のエントリー資格を中小企業診断士1次試験合格(26歳以下は既卒なので条件なし)、パート・アルバイトのエントリー資格は、3年間中小企業診断士の資格試験を受け続けること(ターゲットは子育て世代の方に絞っています)にしているため、たまに、アルバイトでもいいので修業させてくださいといった旨の問合わせをいただきます。
 その問い合わせに対しては、修業のために雇い入れることはできません。
 地域を支える中小企業を皆様の修業のために、しかも中小企業診断士になるかどうかわからない方のために利用するのはよくないと思いますと回答しています。
 面談していただける方については、面談し、弊社の考え方を説明させていただいております。
 弊社は、中小企業診断士・税理士・社会保険労務士として中小企業を支援したいという思いを持つ方を士業へと育てることを大切に考えています。
 それは、その方が中小企業支援者として成長することがゴールではなく、あくまで通過点ととらえております。ゴールはあくまで、自分のスキル経験を活かし、思いのある未経験者を次の中小企業支援者として育てることにあります。
 未経験・無資格者で当社に入社した人材が、診断士となり、過去自分と同じ境遇の人材を診断士へと育てるそんなサイクルを作り出しそれを世の中に定着させるために事業を継続しております。
 このため、この考え方に共感(すなわち弊社の経営理念に共感)できる方のみ弊社の一員となっていただいています。そんな考えを持っておりますので、仲間になっていただける方には覚悟をもって入社いただきたいですし、会社側はきちんとした形で受け入れ、時間はかかっても必ずゴールまで一緒に頑張っていきたいと思っています。
 ただし、子育て世代の方は、時間的制約があることから子育ての期間は、パート・アルバイトとして仕事の時間をセーブしながら3年間資格試験に取り組んでいただだくプログラム(パートアルバイトからスタート)を準備しています。
 3年間の中で、中小企業診断士1次試験(当然最終合格はもっと歓迎)に合格し、子育ても落ち着いた時点で、弊社の理念に共感いただける方は、正社員となっていただき、中小企業診断士を目指すプログラムに移行する形をとっております。

 経営の神様、松下幸之助の言葉
 「自分の金、自分の仕事、自分の財産。自分のものと言えば自分のものだけれど、これもやっぱり世の中から授かったもの。世の中からの預かり物である」

 中小企業診断士として、中小企業支援を通じて社会に還元することも大切ですが、次の世代をきちんと育てていく。これも大切な還元方法だと思います。
 この還元のサイクルの担い手になるためには、例外(子育て世代)はあるものの、お互いに責任を取れる立場で正面から向き合いたいそう思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店を(北陸3県を除く)出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。もちろん、金沢でずっと仕事をしたいという方にも対応しています。

会社見学は原則土曜日に西井が対応していますので、ご興味があればお問い合わせいただけると幸いです。

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中小企業診断士の求人・転職情報(未経験)の探し方

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士を対象にした求人や転職情報(特に未経験者対象)を探すのはとても難しいです。

結論先行で申し上げると
中小企業診断士の求人・転職情報を効果的に探すためには、中小企業診断士 求人 未経験 や中小企業診断士 転職 未経験で検索し、1-2ページで検索をやめるのではなく10ページ(100位)ぐらいまで1つ1つチェックしていくことが大事です。

また、就職したい団体や事務所(中小企業支援機関等)が定まっていらっしゃる場合は、1年間継続して求人情報をチェックすることで、その期間が求人を出すタイミングが分かると思います。
少なくとも、定年退職者の補充のための求人は、各機関毎に大凡の時期は決まっていますので、チェックしておいてもよいかもしれません。
また、中小企業支援機関もよき人材(未経験でも受け入れてくれるところはあるかも知れません)を求めていますので、求人をしていなくてもいつ求人をする予定があるのか直接聞いてみてもいいかもしれません。

中小企業診断士として活躍するにはまずは積極性が大事です。私個人的には未経験でも積極性があれば何とかなると思っています。
中小企業の経営者は、リスクヘッジする方も多いですが、自分の思ったことを積極果敢にチャレンジする方も多いです。
私も、いろいろな経営者とお話をさせていただきますが、中小企業の経営者は本当に積極的で活動的な方が多いです。
我々もその伴走者として置いて行かれないように伴走しなくてはと思っています。
積極性はまず自分のことから。
自分の職場を決めるときにも皆様の積極性を活かして見つけ出すことが大事だと思います。

尚、現状でうまく中小企業診断士の求人(未経験)を押さえられているなと思うサイトは以下の2つです。参考にしていただけると幸いです。
 求人ボックスさん https://求人ボックス.com/
 Indeedさん https://jp.indeed.com/

中小企業診断士の求人・転職情報が見つけにくい理由を以下に示します。

1 中小企業診断士の本来業務を行う求人がコンサルタント等の求人に埋もれてしまっている

 弊社は2010年ごろから本格的に中小企業診断士を目指す方の求人を行っております。その当時は、中小企業診断士として就職や転職をしようと思ったとき、それを対象とした求人がほとんどなく、「中小企業診断士 求人 未経験」と検索すると弊社の求人が必ず10位以内に入っていましたが、現在では、中小企業診断士という資格保有者を対象とした求人が多く、同キーワードで検索しても私のブログ(http://g-keiei.com/blognishii/2014/11/post-87.html)がようやく21位になっている状況です。
(2018年1月追記、このブログを書き続けているおかげで、この記事が常に10位以内に入るようになりました)。
 さて、中小企業診断士の資格保有者を対象とした求人が増えている一方で、いわゆる中小企業診断士として就職や転職をしようと思ったときに探している未経験で受け入れてくれる就職・転職先自体が増えているかといえば少し事情が違うようです。
2017年5月7日にIndeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60位までの求人状況を分析した結果を以下に示します(未経験のキーワードでは検索していません)。

ここ数年で中小企業診断士という資格自体の知名度も上がり、中小企業診断士を推奨資格としていただいている求人が多くなっています。しかし、分析してみると「中小企業診断士」の業務ができる就職・転職先は60件中4件(弊社2件、中小企業支援機関2件)とまだ少ない状況です。
 4件中2件の中小企業支援機関は、実際に中小企業経営者を対象に業務を行っておりますので、中小企業診断士としての本来業務もできる就職・転職先といえます。しかも、未経験者が経験を積める仕事であるともいえます。ただし、中小企業診断士の仕事だけではなく、事務的な仕事もある(むしろそちらがメインになるかも知れません)と考えておいた方がよいと思います。
 4件中2件は弊社の正社員(未経験)とパートの求人(当然に未経験)ですので、7年経過しても、中小企業診断士事務所が中小企業診断士を目指す人を求めている件数はあまり増えていない(特に未経験)ことが推測されます。

2 中小企業診断士の本来業務を行う求人は、通年で掲載されていない。

  中小企業診断士の求人活動は、1次試験が終わってから活性化し、11月ごろになると鎮静化します。
  2017年8月14日にIndeedさんで求人情報を検索し、以下のように取りまとめました。
  中小企業支援機関の求人が5月7日の調査では2件でしたが、8月は5件に増加しています。
弊社の求人は前回と変わらず2件です(ということは未経験の方を対象としている求人は変わりません)
中小企業支援機関は、中小企業診断士の求人時期をよく理解されているのでしょう。
この試験が終了したタイミングで求人活動を活発化させています。
未経験の方で中小企業診断士資格を取得し、中小企業支援機関でその力を発揮したいそう思う方は、
毎年お盆休みに求人情報をチェックしてみてもいいかもしれません。
調査方法は前回と同様に、Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60位までの求人状況を調べました(8月の時点でも未経験で検索しましたがあまり適当な結果が得られませんでした)。

 
 一方で同様の調査を11月に行った結果を以下に示します。

税理士事務所に就職したいという方は、12月の合格発表以降に、税理士事務所の求人が増える傾向にありますので参考にしてください。

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2018年1月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 4
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     14
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        3
年明け前後にも中小企業支援機関の求人が増えていることがわかります。

尚、弊社の求人は通年で掲載しておりますのでご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
「迅技術経営 求人」のキーワードで検索お願いします。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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金融機関勤務経験と中小企業診断士

中小企業診断士の西井克己です。

1 金融機関出身者は中小企業診断士に挑戦される方が多い
金融機関は、中小企業診断士を取得推奨資格に指定していることが多く、金融機関勤務者にとっては比較的なじみのある資格だと思います。

J-NET21のデータで見る中小企業診断士2016年度版に中小企業診断士の現在の職業に関する統計結果が出ていますが、金融機関は全体の8.2%と一定の塊になっていることが分かります。

プロコン経営(他資格兼業なし) 549
プロコン経営(他資格兼業あり) 318
コンサルティング会社等勤務 67
公務員 29
公的機関・団体等 95
調査・研究機関 11
金融機関 163
民間企業(金融機関除く) 644
資格は持っているが、コンサルティング活動も勤務もしていない 47
その他 46
無回答 23
合計 1,992

2 金融機関勤務出身者の方が中小企業診断士として活躍されている方は多い理由
〇中小企業の経営者と直接会話したことがあること
 中小企業診断士の試験合格者で、実際に中小企業を経営している経営者と直接会話している方は実際には少なく(実務研修で初めて会話したという方が多いかもしれません)、日々の業務でこれが経験できていることは、素晴らしいと思います。

〇中小企業経営上の課題である資金繰りの相談に対応できること
 資金繰りに全く不安がない中小企業はほとんどなく、大半の中小企業が資金繰りに不安を抱えていることが多いです。
 資金繰りに不安を抱えている中で、どのような提案をしてもなかなか経営者の頭に入っていかない。このようなことはよくあります。まず、資金繰りの不安をある程度解消してから具体的な改善策を提案する。当たり前ですが、このことができるかどうかは大きな違いになります。

3金融機関の仕事と中小企業診断士の仕事のギャップ
 いろいろと違いはありますが、大きな違いは、金融機関の場合、組織で役割分担しながら仕事をしていますが、中小企業診断士は、基本的には、一人で完結する仕事であるということです。
 金融機関での仕事は、個人の成果は求められていますが、金融機関という組織を背景とした仕事及び成果です。金融機関で勤務されているときは、個人評価は意識しているものの、個人の損益を意識している方は少ないかもしれません。
 一方で、士業事務所の場合、個人の損益が極めて分かりやすいので、逃げ場がない状態になります。これが士業事務所のいいところであり悪いところなのですが、個人損益が分かりやすすぎることが一番のギャップかもしれません。

 弊社も、固定的な給与については、目標管理(売上ではない)に基づいて昇給していきますが、変動的な賞与については、売上変動制としております。人によって結果が違う報酬を求める方には良いのですが、そうではない方にとっては違う見方もあるかも知れません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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