なぜ未経験者のみを採用するのですか?

中小企業診断士の西井克己です。

タイトルのなぜ未経験者のみを採用するのですか?

に対する答えは、弊社のリクルート用知的資産経営報告書等でもいくつか記載をしております。

中小企業診断士は、一人で仕事が完結する業務です。
このため、スキルを一定程度身に着けると独立できる仕事であるといえます。
中小企業診断士を目指す方の中でも多くの方が将来的な独立を検討しているのではないでしょうか?
1人で仕事が完結して、独立できる資格の中小企業診断士を目指す方をあえて一から育成する理由を以下に示します。

株式会社迅技術経営知的資産経営報告書より引用
私は、士業は、資格制度やその仕事の性質上なりたいと思った方全員が「できる仕事」では
ありません。だからこそ、そのスタートラインに立った人材は、その仕事を行えることに感謝し、全力でその仕事
に当たることはもちろん、先達は、その人材が1人前になる支援(手とり足取り教えるのではなく、1人前になろうと
する人が悩んだ時に考え方を変えるためのヒントを与えるようなイメージです)をすることが大切と考えておりま
す。そして1人前になった人材が、独立するのではなくあえて組織内にとどまり、次のスタートラインに立つ人材を
育てる。そんな思いをもつ人材が集う組織があれば、どんなに素晴らしいことでしょう。
この考え方に共感いただいた仲間が全国から集まり、現在弊社は、中小企業診断士4名、社会保険労務士1名
が所属する組織になりました。
弊社は創業以来、いろいろな方とのご縁をいただきました。その経験から、自己の利益を優先することなく、次
の士業を育てる思いを共有すること、そして、その育てた士業同士が切磋琢磨しながらスキルを高めていくこと。
この双方を満足するためには、少なくとも30歳までには、士業としてのスタートラインに立つ大切さを学びました
引用終了

未経験者を育てて、その方がそのまま独立すると、未経験者が育つサイクルが確立されません。
未経験者が自分が食える士業に育って、周りから支援ノウハウがあると認めらる存在になり、その利益を自分だけで得るのではなく、次の未経験者を育てることに投資する。他の士業でも、一般的な会社でも当たり前のことなのですが、中小企業診断士の業界では、そのサイクルが確立されていません。
弊社自身の取り組みは本当に小さなもので、全体に及ぼす影響はほとんどないと思います。
しかし、影響がほとんどないからと言ってだれも始めなければ10年経っても20年経っても状況は変わりません。
この実現のため、自分たちでできることから始めたい。そんな思いで未経験者のみの採用を継続しています。

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中小企業診断士事務所

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