「未経験から中小企業診断士」の診断士としての歩み(その1)

一般的に中小企業診断士はそれまでのキャリアをバックグランドとして独立される方が多い仕事です。しかし、私のように新卒から中小企業診断士になり、専門性を模索しながら活動する、というケースも存在します。今回の記事では、診断士に興味を持つ学生さんや社会人になったばかりの方に向けて私のキャリアを紹介しています。

【2019年11月1日 投稿】
【2023年4月17日 更新】
【2024年5月16日 更新】

こんにちは。中小企業診断士の森研介です。

10月20日に中小企業診断士の二次試験が実施されました。
受験された皆様、感触はいかがでしたでしょうか?

さて、中小企業診断士を目指している方の中には、大きく分けて「企業内に残る(キャリアアップのために受験)」方と「(将来的に)中小企業診断士として活動する」方がいらっしゃるのではないかと思います。

今すぐではなくても、中小企業診断士として中小企業の支援に携わりたい!
という気持ちをお持ちの方も多いことと思います。
ただ、そうした方の共通の悩みに、「実際に中小企業診断士がどんな活動をしているか、どのように経験を積んでいるかわからない」
というものが多いのではないでしょうか。

かく言う私自身がそうでした。

なので今回は、大学時代に中小企業診断士を目指し、新卒で中小企業診断士事務所に入社し、現在中小企業診断士として6年半が経過したという森の視点から、中小企業診断士としての活動をご紹介したいと思います。
(診断士としての働き方は本当に多様なので、あくまで数ある中の一例として捉えていただけると幸いです)

その2はこちらからどうぞ

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未経験で中小企業診断士になる モデルケース(新卒)

迅技術経営では資格を持っていない方(未経験者)でも、思いがあって弊社の理念や価値観と通ずる方であれば積極的に採用しています。未経験から採用した事例として、23歳で新卒として採用し現在は中小企業診断士としてひとりだちしている従業員の事例を紹介します。

【2018年11月5日 記事作成】
【2024年1月15日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

最近、弊社でどんな方が中小企業診断士として活躍されていますか?と聞かれることが多く、
その声対応するため、少し弊社の例をまとめてみました。

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就職の面接でも答えがある?

迅技術経営の西井克己です。

〇2018年の就職選考開始
2018年は6月から選考が開始されており、
多くの企業は、内定を出している状況だと思います。
希望の企業にご縁をいただけた方、そうでない方それぞれいらっしゃると思います。

弊社の場合は、零細企業なので、大企業の採用が終わった現時点から毎年少しずつ問い合わせをいただくことがあります。

弊社はお問合せいただくと必ず会社見学(私が対応)を実施いたします。
その際に学生の方から質問を受けるのですが、
そのやり取りの中で、よく感じることについてここで紹介したいと思います。
(私が感じていることという前提で見ていただけると幸いです。)

〇学生さんとやり取りしていてよく感じること(無難にこなすと内定が得られる?)
学生さんは、
零細企業だから大企業と比べ採用のハードルは低く、
これまでの面接と同じく、本音を出さず、無難にこなすと内定を得られるのではないか?
ということです。

〇中小零細に勤める方はぜひ本音をぶつけてください
そんな方には、中小零細は、いい意味でも悪い意味でも、経営者と従業員が近い位置にいるので、ある程度本音を出さないと採用されたとしても、その後しんどくなるよと言っています。

学生の方は、質問に適切にこたえて面接が終了する=内定と思っているかもしれませんが、
企業側は、学生さんと一緒に仕事できるかどうか(少しだけでも本音を聞く)知るためのの手段として、質問をしているのであって、それで本音がわからない場合は、国の将来を担う大事な若者を弊社に迎え入れていいかわからないという結論に達して、内定は出さない可能性が高い。
この認識の違いを説明しています。

弊社の採用スタイルはそうかもしれないが、世間一般は違うという回答をいただくことも少なくありません。

確かに採用というスタイルではそうなのかもしれません。
採用されて以降、その企業やその企業に勤める人と長く付き合っていこうと思えば、
人同士はある程度の本音ベースで付き合える人が何人かいないと難しいと思いますし、
人と企業という点でも、経営理念等に表されるその企業が何を目指しているのかという方向性に共感していないとなかなか難しいと個人的には感じています。

就職の面接はペーパー試験のようにこの質問にはこの答えというものがなく、
試験と思わず対話の時間と思って、お互いにやっていけるという印象を持ってるそんな時間にできれば
お互いにハッピーかもしれない。
そんなことを思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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新卒や既卒で中小企業診断士事務所に就職すべきか?

中小企業診断士の西井克己です。

1 弊社は新卒・第二新卒から中小企業診断士を育てた会社
弊社は、未経験者を採用することを大切にしておりますので新卒・既卒採用も行っております。
直近で入社いただいた3名の内、2名は新卒と第二新卒となっております。
(弊社の定義では26歳以下の方は新卒扱い(既卒)としております。)

就職フェアなどの一般的なイベントに参加し、就職を希望する学生さんとお話しする機会もいただいています。

実際に弊社に新卒で入社して中小企業診断士として活躍されている方のモデルケースを知りたい方はこちらへ
未経験で中小企業診断士になる モデルケース(新卒)

2 将来の方向性が定まっていない新卒・既卒者がそのまま中小企業診断士に入社するリスク
その中でいつも感じているのが、将来の方向性が定まっていない方が、
中小企業診断士事務所をはじめとする士業事務所に新卒で入社することは、
リスクが高いということです。

私も、就職ブース等で学生さんとお話ししていると、
この方は、一般企業に就職するか、士業事務所に就職するのか迷っているな、強い意志を感じられないな
と感じたときには、一般企業(規模感が大きいほうが教育プログラムは定型化する傾向にあります)に就職することをお勧めしています。
(学生の方から教育システムについて質問を受けることがあります。
 その時には、一律の教育プログラムを用意していないと答えるとがっかりされたり不安に思われる学生さんが多いです。
 学生の方には、方向性の定まっていない方を一律に教育するときには、全員に同じ訓練をしていただくことは企業側にとってとても効率的なのですが、方向性を定めている方にその訓練の型にはめるのはその方の個性を無視しているように思えて当社は一律の訓練を定めていません。
その方のあるべき姿と現在の能力を見定めたうえで、その方にあった教育を受けていただいています。と回答しています。)

その理由は、
一般企業では、ビジネスマナーや社会人としての常識を同期や先輩から学ぶことができます。
一方で、中小企業診断士事務所をはじめとする士業事務所は、
基本的には、一人で仕事が完結する業務ですので、
自分で成長するという強い意志がなく、周りに流されてしまうと、社会人の初期段階で学ぶべき基礎を学べない可能性があるからです。

3 将来の方向性が定まっている方は、新卒・既卒で中小企業診断士事務所に入ることをお勧めします
ただし、中小企業診断士になるという強い意志を持っていれば、
新卒からその専門職の世界に入った方が、明らかに効率的です。
弊社の20代の中小企業診断士を見るとそれは明らかです。

また、中小企業診断士の合格者の大半が、一般企業を経験している方*なので、
新卒者が、初めからその環境に身を置いて、強い意志で自らを律することができれば、
将来的に大きな差差別化を図ることができると思われます。

*参考までに平成28年の中小企業診断士2次試験合格者の勤務先区分別人数を以下に示します

経営コンサルタント自営業    9人
税理士・公認会計士等の自営業  32人
上記以外の自営業        16人
経営コンサルタント事業所等勤務 30人
民間企業勤務          533人
政府系金融機関勤務       20人
政府系以外の金融機関勤務    81人
中小企業支援機関        8人
独立行政法人・公益法人勤務   11人
公務員             31人
研究・教育           4人
学生              13人
その他(無職含む)       54人
合計              842人
中小企業診断協会発表資料より転載

4 新卒採用することは、中小企業診断士事務所にとっても新卒既卒者にとってもリスクはあるがメリットも大きい
中小企業診断士試験を勉強中の未経験者を育てる企業も少ないですが、
新卒を育てようという会社はさらに少ないです。

はっきり言って育成期間中は、明らかに事務所の持ち出しです。
一般企業では組織で仕事をしていますので、個人個人の損益が分かりづらくまた、同じ新卒者もいるのであまり個人の損益を意識しないかもしれません。
一方で、士業事務所の場合、個人個人の損益が極めて分かりやすいので、逃げ場がない状態になります。
このため、入社後数年は、明らかに赤字であることに耐えられる強い意志と、
今は赤字だけど、将来的には必ず手に職をつけて、必ず社会や会社に還元できる人材になれるという熱い思いを持つ方でなくては務まらないと感じています。

そうであるからこそ、新卒や第二新卒で思いや強い意志をもって中小企業診断士事務所に入った方は、
私もびっくりするくらいのスピード感で成長できるのだと思います。

そんな成長を見るのが経営者として、中小企業診断士の先輩として一番の楽しみになっています
(コンサル会社はフルコミッション(完全成功報酬型)が多い中で、未経験者を雇用契約という安定した収入環境のなかで仲間に入ってもらい、自分の意志で一から学んでもらう。そんな仕組みを作ったのもこの成長を見ることができるためといえます)。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店を(北陸3県を除く)出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。もちろん、金沢でずっと仕事をしたいという方にも対応しています。

会社見学は原則土曜日に西井が対応していますので、ご興味があればお問い合わせいただけると幸いです。

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