中小企業診断士の西井克己です。
中小企業診断士の資格は転職に有利ですか?
企業にお勤めの方からよくいただく質問です。
このブログでもお伝えしている通り、資格は目的ではなく手段なので、
仕事を通じてどんなことを行いたいか?
職業人としてのあるべき姿はどんな姿なのか?
これに近づくための道具です。
中小企業診断士の資格で転職をして、どんな仕事をしたいかが大切だと思います。
もし、中小企業支援機関や税理士事務所や中小企業診断士事務所など中小企業診断士としての業務をするために、転職を検討している方は、
以前の記事中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました
をご覧いただけると幸いです。
企業内中小企業診断士の方で、一般企業に転職を検討されている方は読み進めていただけると幸いです。
例えば、一般企業の管理系の仕事に転職したいと思っていらっしゃる方は、
なぜ、管理系の仕事に転職するために、中小企業診断士という資格を目指し、そして登録に至ったのかを相手に伝えられるかどうかがポイントだと思います。
なぜならば、中小企業診断士の資格は、一定の努力ができる方と疎明できる判断材料なることはもちろん一定の知識を持っている方と判断できるからです。
これは、学歴や職歴と同様です。面接する方は、履歴書や職務経歴書等をきっかけに、入社を希望される方がどのような方なのか?
特に、自社の考え方(経営理念)にあっている方なのかを見ております。
面接する方は、様々な経歴を持って転職を希望する方が何の努力もせず自社に適合するとは全く考えていないと思われます。
やはり、転職後にご努力をいただくことでどれだけの伸びしろがあるか?その伸びた時を想定(期待)して入社をお願いしております。
自分のあるべき姿に向かって努力をして、一定の成果(中小企業診断士登録)をあげているというのは面接する側にとっては評価ポイントとなります。
もう1つの評価ポイントである一定程度の知識を持っている方と判断できることについては、管理部門で働くと会社の様々な課題に直面することになります。
特に人事系に関しては、全く想定のつかない課題についての対応も求められます。
その際に、すぐに答えは出すことはできなくとも、中小企業診断士の幅広い知識がその課題を解決するきっかけをとなることは少なくありません。
当然に、その知識だけでは不十分でそれを深堀しなくては、課題解決につながりません。
しかし、管理系は答えがない課題が多いので、答えなき課題に対し、自分の知識と経験で見出した解決策を答えと信じて行動することができる人であることをアピールできれば個人的には十分な評価ポイントになると思っています。
中小企業診断士は使う人にとっていろいろと形を変えた道具になります。どう活かすかは皆様次第。そう思っています。
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