中小企業診断士の営業はどのようにするのですか?

「中小企業診断士の営業はどのようにするんですか?」よく聞かれる質問の1つです。実は今まで弊社では主だった「営業活動」はしたことがありません。都会で活動している/活動したいと考えている方にはあまり参考にならないかもしれませんが、地方で診断士として活動する中での仕事と営業活動の関係について触れています。

【2018年2月26日 投稿】
【2023年5月9日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士を目指される方からよく受ける質問が
「どのように営業しているのですか?」
という質問です。

〇実は私は営業をしたことがない中小企業診断士です

いつも答えに困る質問の1つです。
なぜならば、中小企業診断士になって営業をしたことがないからです。

先日、東海地方の都市部の方とお話しする機会をいただきましたが、
都市部は、地方よりも予算は多いのですが、公的機関の支援が中小企業にいきわたらず、最初から中小企業経営者と直接仕事をすることが多いため、
少し地方の営業スタイル(最初は安くても公的機関からの仕事を受けてその中でしっかりとした仕事をさせていただいて、実力をつける)が、当てはまらないようなので、
これから先は、都市部の方は参考になさらないほうが良いと思います。

地方では中小企業診断士の需要と供給は、重要のほうが上回っている状況のように見受けられます。

ただし、この中小企業診断士の需要は、中小企業診断士の仕事ができる方の需要であり、中小企業診断士の資格を持った方ではありません。
(ここが一番難しいところで、文字では表現しづらいのですが、実態はそうだと感じています)。

個人的には、中小企業診断士の資格をもち、中小企業診断士会等に登録すると一度は公的機関や中小企業診断士会からの仕事の機会に恵まれると思います。
その機会をどのように活用するかにかかっているのではないか思っています。

どのような仕事も機会をとらえられるかどうかは、その方がそれまで、どのように努力や準備をしてきたのかが試されると思いますので、
資格だけではなく、職業人としてどんなことを大切にしてきたのか、どのように努力や仕事に対して真摯に向き合ってきたのかが影響すると思われます。
これをすればこうなるという答えはないので、その道に向かって妥協せず、一生懸命やり続けてきたことが唯一の正解かもしれません。

 

〇依頼をいただいたときに適切な仕事ができるように品質を高めること

そういう観点から考えますと、地方の中小企業診断士に必要なのは、適切な仕事ができるように品質を高めることが大事と思われます。
(中小企業診断士同士の対話でよくあるのですが、味がよくないラーメン屋の支援をするにあたっては、販促よりもまず、ターゲットとなるお客様がおいしいと思う味に改良する必要がある。診断士に限らず、そんな仕事もそうだと思います)

地方の中小企業診断士の場合は、適切な仕事をしていると認めていただけると次の仕事が紹介されたりすることがあります。
(私自身も実際にそうでした)。
そのサイクルが回るようになると少し忙しくなってくるかもしれません。
他の士業の方に聞いても同じような答えが返ってきますので、
ある程度長く士業を行っている方の立ち上がりは同じ状況なのかもしれないと個人的には思っています。

 

〇品質水準を少しでも高める

中小企業診断士であれば、品質の良い仕事をするということはほとんどの方が認識をされています。
しかし、その人がこれまで行っていた仕事であったり、これまでの環境であったり、付き合っている人などによりその「品質」の水準がその人にく異なります。
その業界でだれもが認める人の水準を知っているかどうかがこの水準を変える大きなカギではないかと感じています。
品質水準が高い方は常に高みを目指している。つまり、客観的にみるとすごい水準であるにも関わらず自分はまだまだできるというか方が多いのではないでしょうか?

中小企業診断士だけではなく、士業は、初見の方でもある程度の品質で仕事ができる人間という前提条件で話が前に進むことが多く、その期待値を上回るかどうかこれが今後の受注に影響を与えているのかもしれません。
どんな仕事もそうですが、最大の営業は仕事場である。そう思っております。
(お客様から紹介していただくと、その期待に応えようといつもより頑張ってしまう。そんな人が士業にあっているのかもしれませんね)。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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社会保険労務士資格と中小企業診断士の業務(ダブルライセンスを取ったほうが良いか)について

中小企業診断士の西井克己です。

現在規模感のある企業のお勤めの方からよく受ける質問の1つに、
現在中小企業診断士を目指しているのですが、社会保険労務士も目指したほうが良いですか?
というものがあります。

資格は取ったほうが良いかそうでないかという単純な質問に対しては、
当然にとったほうが良いという回答になります。

しかし、質問者の質問の意図は、そうではなく会社をやめて独立した時に
中小企業診断士単独よりも社会保険労務士とのダブルライセンスのほうが食べられるようになりやすいですか?
という質問のことが多いです。

食べられるようになるということは、
その人のこれまでの仕事の進め方、
年齢、人脈などいろいろなものが複雑に関係しており、
資格は、その要素の1つにすぎない場合が多いです。

サラリーマンの方は、資格は要素の1つであることは当然に認識しているものの、要素の大きさを過大評価しているように思うことが多々ございます。
すなわち、これまでは会社の看板で仕事をさせていただいている、その看板の代替として資格があるのではないか?ということです。

現在中小企業診断士として生計を立てている身として、中小企業診断士に多くの期待をいただいていることは、とてもありがたいですが、
中小企業診断士という資格は、大手企業の看板に代替できるブランド力を持っているとはいいがたい。個人的にはそう感じています。

10年後にはそうでないようなブランドを中小企業診断士が作っていかなければならないと感じてはおりますが・・。

大きな企業にいると、会社の看板で仕事をさせてもらっていると私も言っていましたが、
本当に看板がなくなると、今までの経験(看板があるから、間違ったことを言っていても許されていたことも多々あります。その仕事のやり方が強い立場ではなくとても弱い立場でも通用するやり方をしている方にとっては関係ないのですが、私を始め多くの方がそうではない仕事の仕方をしている)が、ほとんど役に立たなくなることはもちろん、
独立後軌道に乗る前の数年は、サラリーマンとは違い仕事はもらったり、与えられるものではなく
仕事は、創っていくものになります。

その創った仕事が仕事を呼び、形として仕事をいただいたりすることはありますが、
士業として独立するためには、仕事を創るこれができなくては、継続的に業として成り立つことは難しいと考えます。

すなわち、仕事を創るという視点では、正直資格そのものはほとんど役に立ちません。
こういった意味においては、ダブルライセンスだろうがトリプルライセンスだろうが、
業として成り立たせることができる方は大丈夫でしょうし、そうでない方は、業として成り立つ可能性は乏しいと思われます。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士実務従事先を探す

中小企業診断士の西井克己です。

 中小企業診断士試験は12月に合格発表があり、それから中小企業診断士として登録するためには15日間の実務従事が必要となります。
そのため、年が明けてから、実務従事先を探す方も多いと思います。
 中小企業診断士協会でも、試験を実施している地域で、実務補習を開催しています。
 http://www.j-smeca.jp/contents/005_jitsumuhoshu.html
 実務補習は、実施機関が企業等も選定し、補習メンバーとともに企業診断を実施することになるようです。
 通常はこの実務補習を15日実施して、その証明書とともに、登録申請をします。
 しかし、正直お金もかかるし、2週間も会社を休めない。そう思う方も少なくありません。
 私自身は以前の記事でも記載した通り、実務補習は受けておらず、実務従事証明で登録を行っております。
 中小企業診断士の実務補習を受けずに登録
 いわゆる様式19による証明です(様式は中小企業庁のHPへhttp://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/shindanshi_youshiki.htm
 サラリーマンをしながら実務従事先を探そうとすると、中小企業経営者と直接話をする職業の方に限られることが多いかもしれません(金融機関、中小企業支援機関、税理士事務所、コピー機や保険の営業等)。
 そうでない方は、まず、お住いの中小企業診断協会に問い合わせてみてはいかがでしょうか?実際はやっていなくても何人か集まれば対応してくれるかもしれませんよ。
 
 私の会社自身も、そういった声に対応できることはできないか?そう考えて今年から試行錯誤しております。
 現在企業内で働いており、中小企業支援と無関係の仕事をしている方にとっては、実務補習をする前に、中小企業診断士の仕事を想像することすらできない。そんな方も少なくないと思います。
まずは中小企業支援の雰囲気がどんなものか知りたい。そんな思いに弊社(迅技術経営)としてもこたえていきたいと考えています。
具体的には、弊社のお客様に対しての支援をお手伝いいただくことを今年2018年からやってみたいと考えております。
弊社が実施することですので、石川県で実施することになりますが、北陸3県の企業内診断士の方や交通費を自己負担してもやってみたいという方は、ぜひ問い合わせフォームに「企業支援の詳細を知りたい」と問い合わせください。
現在の構想をお伝えします。
皆様のご応募をお待ちしています。

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働きながら週末に中小企業診断士の活動をしたい

中小企業診断士の西井克己です。

最近、中小企業診断士の資格を取って、週末に起業したいもしくは実務をやってみたいという相談を複数いただきました。

東京や大阪では、大塚商会さん(https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/keiei-shien/platform/consultant/)が実務を行う中小企業診断士を募集しています。実務ポイントも付くようです。

 私も、中小企業診断士の勉強を始めた時には、大阪有機化学工業という化学メーカーに勤めていましたので、診断士に合格した時は、合間の時間に何か資格を活用して貢献できればと考えたこともありました。

 一方で、現在中小企業診断士として中小企業の経営者の伴走車として支援を行っている立場としては、どれだけ知識や経験があったとしても週末だけ活動している診断士に経営者が依頼するかといえば少し違うような気がしています。
 その理由は、中小企業診断士は、経営者の伴走者ですので、診断士自身の能力も大事ですが、経営者との相性や信頼関係などソフトの部分がとても大事だからです。
経営者とサラリーマンの考え方は視点が異なることが多いため、その目線を合わせるのはご縁しかないかもしれません。
 例えば、中学や高校の同級生が経営している会社に週末を活用して支援することであればおそらくハードルは高くなく、むしろその経営者にとってはなんでも話せるまさしく伴走者となるでしょう。現在地元で働いていなくても、例えば四半期に一度面談し(正月、盆+2回)、それ以外は、チャットワークやスカイプなどWEB会議ツールを用いることで十分に支援できると思います。

 なかなか経営者の友達や同級生をもつ方も多くはないと思いますので、そんな方は大塚商会さんが実施されている経営支援サービスのように信頼関係は組織にそして自分は実務にという役割分担が必要かもしれませんね。

 ただし、現在企業内で働いており、中小企業支援と無関係の仕事をしている方にとっては、中小企業診断士の仕事を想像することすらできない。そんな方も少なくないと思います。
まずは中小企業支援の雰囲気がどんなものか知りたい。そんな思いに弊社(迅技術経営)としてもこたえていきたいと考えています。
具体的には、弊社のお客様に対しての支援をお手伝いいただくことを今年2018年からやってみたいと考えております。
弊社が実施することですので、石川県で実施することになりますが、北陸3県の企業内診断士の方や交通費を自己負担してもやってみたいという方は、ぜひ問い合わせフォームに「企業支援の詳細を知りたい」と問い合わせください。
現在の構想をお伝えします。
皆様のご応募をお待ちしています。

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中小企業診断士をあきらめる前に

中小企業診断士の勉強を続けてきたけど、あきらめようと思ってるんです。時々そんな話をいただきます。合格までに何年かかかることが一般的な診断士の資格ですが、勉強を続けることに対して迷いが生じている。そんな方に何か参考になればと思って書いた内容です。

【2018年1月22日 投稿】
【2024年8月24日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士をあきらめようと思います。そう相談されることも少なくありません。

ぱっとテキストを見て、なんとなくいけると思って勉強を開始したが、実際にやってみるとそんなに甘くなかった。
1回目の受験で、思ったほどの成果が出なかった。
これまでの努力と受験結果から見て、相当の努力をしないと合格ラインにまで到達しないことが分かった。
1年間土日をつぶして、朝早く起きて毎日勉強したのに1次試験ですら合格しなかった。もう家族に勉強を続けるといいづらい。

こんなきっかけで中小企業診断士をあきらめる方がいらっしゃいます。
中小企業診断士は、合格率もそれほど高くない試験です。
受験したいと思う人
1次試験を受験した人
2次試験を受験した人
合格した人

受験したいと思う人を母数にすると、合格した人の割合はそれほど多くはないと思います。

中小企業診断士という道具や手段を使わなくても、自分の人生を豊かにしていける。そう思ったもしくはそう決断した場合は、むしろ中小企業診断士にならなくてもよいと思います。
人生の選択は皆さん自身にあります。
実際に、中小企業診断士になりたいといって私の事務所に相談に来られて、いろいろ努力した結果、現在は中小企業診断士ではなく、自分のスキルを使って企業のある特定の部分を支援する会社を立ち上げられた方もいます。
企業を支援するという思いは変わらない。だから診断士にならなくても充実しているとおっしゃっている方もいます。

一方で、やってみて思いのほか難しかった、自分には合わなかった。
でも本当は、中小企業診断士になったほうが、自分の人生が豊かになることはわかっているのに・・・。と思っている。
そんな方に対しては、中小企業診断士となるのをあきらめるという後ろ向きの選択をすることはあまりお勧めしていません。

転職したい、独立したいといろいろな相談をいただきます。
現状に不満があり環境を変えたいという欲求がある。
言葉としては、環境を変えてもっとやりがいのある仕事をしたいとおっしゃることが多いです。

もっとやりがいのある仕事ってなんでしょうか?
人からの承認を得られることでしょうか?
自分のやりたいことをできることでしょうか?
地域に貢献できることでしょうか?

このやりがいのある仕事がかなり漠然とされている方が多いです。
しかし、その仕事が明確になっていて、中小企業診断士になったほうが、自分の人生が豊かになることはわかっている。
こんな感じで迷っている方はもう一度自分の人生の目標とその手段としての中小企業診断士を振り返ってみませんか?

現状の制約条件の中でやりがいのある仕事を1つでも2つでも行ってそれをさらに高めるための前向きな環境変化は問題はないと思います。
しかし、転職の第一の理由は現状に不満があり、転職すればもしくは中小企業診断士を取れば、その不満が解消されるという後ろ向きな環境変化はもう一度その選択を考えてもいいかもしれないと思います。
なぜそう感じるのかと言えば、その相談者にやりがいのある仕事ってどんな仕事でしょうか?と聞いてみると、具体的に定まっていないことが多々あるからです。
また、やりがいのある仕事を回答するのではなく、自分を認めてくれるなど現状の不満が解消されることをおっしゃる方もいらっしゃいます。
言葉としてはやりがいを求めているのですが、その方にとってやりがいが定まっていないかもと感じています。

どんな職場ででも制約条件はあります。
その制約条件の中で1つでも2つでも前に進める。その手段として中小企業診断士がある。

中小企業診断士をあきらめる前にもう一度考えてみませんか?

そして、その手段として中小企業診断士が有効であると感じている方はあきらめずにもう一度頑張ってみませんか?

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、中小企業診断士×税理士1名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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弊社に興味を持っていただいた方は、こちらの採用ページもご覧ください。

2018年1月中小企業診断士の求人をまとめてみましたIndeed 中小企業診断士上位60社

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士として働きたいと思って、就職先を探してみたけど、実際に中小企業診断士の求人を出している事務所や会社がほとんどない。中小企業診断士として働きたいと思ったときに実は就職先がない。
中小企業診断士を取ったかたはどのように就職先を探しているのかわからない。

こんな質問を多く受けます。

12月12日に引き続き
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先を調べてみました。
12月は、税理士試験の合格発表が12月15日にあるため、税理士事務所の求人が多くなっていましたが、今回は通常に戻っております。
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としている求人が増えたようです。
中小企業支援機関の求人も少し続いているようです。

過去にも同様の就職先調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前の記事(記事の最後に類似記事へのリンクがあると思います)をご覧いたダダケルト幸いです。

2018年1月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 4
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     14
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        3

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

皆さんの参考になればと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士に登録して何か変わったことはありますか?

これから中小企業診断士になろうとしている方や勉強をしている方からよく受ける質問の中に、「中小企業診断士に登録してなにか変わったことはありますか?」というものがあります。

変わったことと変わらないこと双方があります。

〇変わらないこと
どんな資格でもそうですが、資格を取ったからといって何か本質的に変わることはありません。あくまで資格は、目的に近づくための道具にすぎません。
仕事に対する姿勢や哲学などは資格を取ったからと言って何も変わることはありませんでした。

〇変わったこと
・若干変わったこと
初対面の方の対応が若干変わった感じがします。
初めてお会いする方は、中小企業診断士になる前と比べ、少し話を聞いてくださっているように感じております。あくまで少しで、その話が的を外していると結局何の意味もありません。ただし、その少しのチャンスでも、20代や30代のころはとてもありがたく感じることが多かったです。
20代や30代のことはまず話を聞いていただけるようにどうすればよいのか、聞いてくださった後、行動していただくためにはどうすればよいのか試行錯誤していました。
その中で、中小企業診断士の資格はそれを前に進める有効な道具であり、とてもありがたく感じていました。

・大きく変わったこと
 中小企業診断士同士のネットワークが構築できました。これは、中小企業診断士にならなくてはできなかったことです。
 中小企業診断士も他の資格と同じく、いろいろな方がいらっしゃいます。その出会いの中で、同じ思いを持つ方と切磋琢磨できることはとてもありがたいです。
 中小企業診断士という資格は、なんとなく所属している組織が違えど、診断士という共通点があると最初の心のバリアが取り払われ、打ち解ける方とはすぐに打ち解けてしまう感じがします。
 私自身も、この資格がなくては、出会えなかった方と出会うことができ、自分の人生そのものを豊かにすることができました。この点は、中小企業診断士になって本当に良かったと思うことの1つです。

 中小企業診断士をはじめ、資格はあるべき姿に近づくための道具です。その道具をいかに使うかは、皆様の志にかかっています。
 道具を取得し、その道具を活用して、自分の人生をより豊かにしていきましょう。

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中小企業診断士事務所で修業したい

中小企業診断士の西井克己です。

最近シニア世代の方から弊社で修業したいという要望をいくつかいただいております。
弊社のことをインターネット等でお知りになり、弊社の士業を育てる活動に共感いただいた方が問い合わせいただいておりとてもありがたく感じております。
弊社に問い合わせいただきました方とは、必ず面談をさせていただいております。

その際にシニア世代の方から要望いただくのは、お金はいらないので修業させてほしいということです。とてもありがたい申し出なのですが、原則はお断りさせていただいております。
その最大のギャップは育成に要する期間です。

弊社は明るく誠実な人材を士業へと育てることを大切に考えております。その考えは経営理念にも示されています。
弊社の育成は、ご縁のあった方に必ず士業として活躍いただくために、スピードを重視しておらず、時間をかけてじっくり育成しております。
弊社にご入社いただいてから、お客様の主担当として問題なく対応できるようになるには最短5年、通常では7~10年ぐらい要すると考えております。
弊社にお声がけいただける方は、おおむね1~2年ぐらいで一定の修業が完成するとイメージされており、この時間的ギャップが大きいです。

最初の2年間は、かばん持ちを行い先輩士業に同行し、議事録を書いたり、お客様に提出する資料を整えたりします。お客様の前では、発言することも許されていません。会社としては、育成に特化した期間(1円も稼ぐことのない期間)ですし、育成される方にとっても、自分の思いを蓄積する期間です。この2年間は、決してお互いにとって楽な機関ではないのですが、その方が士業へと成長していくための大事な期間でありと痛感しております。
2年間のカバン持ちを経てかつ士業としての資格を保有していれば、少しずつ自分の仕事を増やしていくことになります。最初は、2年間のかばん持ちでついていた先輩士業が、同行します。この時は、補助者ではなく、自分が主体的に動くことになります。ただし、お客様との打ち合わせの後に、同行している先輩士業と議論を行うことで、自分だけではなく、その先輩士業の能力を含めた品質でお客様に提供していくことになります。
これを繰り返し、そして先輩士業の関与を徐々に少なくしていく。こんな育成を行っております。
団塊の世代の方に聞くと、新人時代はこのような育成を受けていたとおっしゃる方が多いので、その世代では当たり前のように行われていた育成方法と思いますが、現代においては、会社もそんな体力はなく、新人もそんな時間はかけていられないという双方のニーズがマッチして、この育成方法がとられなくなっているのではと思っております。
弊社は、独立前提での入社は認めておりません。いったん仲間として受け入れた場合は責任をもって活躍できる士業へと育成したいと思っているからです。このためには多くの時間と費用と先輩の思いが必要で、その恩を受けた方は、次世代に恩を送ってほしいと考えています。
 古風な考えかもしれませんが、この考え方は弊社の存在意義でもありますので愚直に守っていきたい。そう考えております。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の求人をまとめてみましたIndeed 中小企業診断士上位60社

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士として働きたいと思って、就職先を探してみたけど、実際に中小企業診断士の求人を出している事務所や会社がほとんどない。中小企業診断士として働きたいと思ったときに実は就職先がない。
中小企業診断士を取ったかたはどのように就職先を探しているのかわからない。

こんな質問を多く受けます。

私自身このブログにも書いている通り、
試験勉強を開始したときに、診断士の勉強が思いのほか面白く、中小企業診断士事務所の求人を探すも当時は全くないことに落胆した経験を持っています。
これが、弊社を創業した思いの1つになっております。
私が就職先を探していたのは2005年のときですから、その当時と比べては、中小企業診断士の知名度も上がり少し中小企業診断士を対象とした求人が増えているのではないかと思います。

11月20日に引き続き
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先を調べてみました。
中小企業診断士2次試験の筆記合格発表は12月8日に、税理士試験の合格発表が12月15日にあるため、
11月と比べ、税理士事務所の求人が多くなっています。
11月の調査から3週間しか経過していませんが、税理士事務所からの募集は倍増以上しております。
合格発表の時期は注意深くウォッチしておく必要がありそうです。

過去にも同様の就職先調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前のブログをクリックお願いします。

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

皆さんの参考になればと思います。

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中小企業診断士試験直前期に合格イメージを考えてみませんか?

中小企業診断士の西井克己です。

2017年12月8日は、中小企業診断士2次試験の筆記合格発表の日でした。

合格された方は、口述試験頑張ってください。

口述試験は、ちゃんと受け答え(会話)ができていれば大丈夫です。
答えた内容というより、ちゃんと答えているということが重要だと個人的には思っています。

私の場合は、何にもわからない質問をされたときのための答えを用意していました。
その答えは、
その質問に対する的確な答えができないと思われるため、
都道府県等支援センタや商工会議所・商工会や中小企業団体中央会等の
中小企業支援機関に相談することをすすめます。
というものです。
海外展開の話であれば、中小機構さんやジェトロさんということになると思います。

結局この答えを使うことはなかったのですが、万が一の時の備えがあると安心して対応できると思います。
もし使えると思っていただいた方は、ご活用いただけると幸いです。

さて、万が一の備えではないですが、自分のあるべき姿や達成した姿を思い描きながら、
前にすすめるときとそうでない時では、心の持ちようが違います。

中小企業診断士試験の直前期対策として、合格イメージを考えながら試験勉強することも効果があるかも知れません。

以前の記事中小企業診断士直前期モチベーションの保ち方では、試験後にやることを決めておくこと等を紹介しましたが、
試験後ではなく合格後のイメージを思い描くことも重要だと思います。

すなわち、合格した後自分はどうなっているのか?
診断協会に入会し、勉強会に参加し、自己研鑽や中小企業診断士同士の人脈を形成している。会社外にネットワークを構築している。
今の会社を辞め、中小企業診断士として独立している。
Uターンして、地元に戻って中小企業診断士として活躍している。
中小企業診断士の資格を活用して、自分のやりたい仕事を行っている(社内の異動か転職)

人それぞれ思いがあって中小企業診断士試験に取り組んでいますので、思いの数だけ合格後のイメージが存在すると思います。

直前期はモチベーションが下がるかたと上がる方と双方いらっしゃると思います。
双方ともに合格後のイメージをきっちりと持って、将来を思い描きながら試験に向かっていけると意欲が高まると思います。

直前期は特に、そんなことを行っても1つでも2つでも覚えたいと考えるかもしれませんが、
それは皆さん同じ状況ですので、案外そうでない方法で自分の気持ちをたかめるほうが差別化になるかも知れませんよ。

頑張ってください。

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中小企業診断士の魅力

中小企業診断士の仕事は、資格を持って活動している方には魅力がとてもわかりやすいものの、その活動をしていない方にとってはわかりにくい部分が多いかもしれません。この記事では、他資格との比較や実際に診断士として働いている視点から魅力を検討しています。

【2017年12月4日 作成】
【2024年2月5日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

今回は、「中小企業診断士の魅力」というテーマについて深掘りしていきたいと思います。

興味のある方は以下の記事もご覧ください。
中小企業診断士として長く活動する

〇税理士や社会保険労務士に比べ受験者数が減っていない

中小企業診断士は、税理士や社会保険労務士等他の士業とは違い、独占業務がありません。
それでも、近年は、他の士業と比べ、受験者数が減っていません。

税理士   社労士   診断士
平成24年度 48,123人   51,960人  17,168人
平成25年度 45,337人   49,292人  16,627人
平成26年度 41,031人   44,546人  16,224人
平成27年度 38,175人   40,712人  15,326人
平成28年度 35,589人   39,972人  16,024人
28年度/24年度 73.4%     76.9%   93.3%

中小企業診断士に魅力を感じて、受験をされた方が減っていないことは、資格を保有しているものとしてはとても有難いことです。

人それぞれ魅力に感じることは違うと思います。

 

〇中小企業診断士は本気になって仕事に取り組める

私自身は、中小企業診断士は常に本気になって仕事に取り組めることが魅力の1つだと思っています。
具体的には以下の3つがあります。

1 中小企業診断士は、仕事そのものが社会貢献につながる仕事
2 仕事をして、ありがとうと言ってもらえる仕事
3 自社の都合を考えることなく、お客様本位で進められる仕事
(セールスの仕事の場合、当社が利益を上げるとお客様の利益を阻害することもあるかも知れませんが、中小企業診断士の場合はお客様の繁栄なくして中小企業診断士の繁栄はありません。このため、お客様本位で仕事を進めることができます)。

この3点については、過去のブログ「中小企業診断士の仕事は楽しいですか?」に記載しております。

 

〇中小企業診断士はまだまだ足りない

また、近年、先輩中小企業診断士が活躍されていることもあり、中小企業の経営者が中小企業診断士に経営相談されるケースも少なくありません。
我々中小企業診断士にはじめてご相談いただく場合は、すでに顧問税理士さんや社会保険労務士さんに相談されて、あまり納得のいく回答を得ていない時に声がかかることが多いです。
その時には、経営者は、税務とか労務での部分最適化の回答ではなく、それらを包括した全体最適化の視点での助言を求めていることが多いです。

これこそ、広く、経営全体的な視点をもつ中小企業診断士が活躍できる場所ではないか?
個人的にはそう思っています。

これまでの事業を踏襲するだけではなく、経営革新などの新たな取り組みに挑戦する企業やこれまで、手を付けたくても手を付けられなかったが、いろいろな状況の変化があり手を付けざるを得なくなった企業が、中小企業診断士の支援を求めていただいていると思っています。

現状では、その支援を的確にできる中小企業診断士の、絶対数がまだまだ足りない状況です。

これから中小企業診断士を目指される方にとっては、需要が供給を上回っていることも中小企業診断士の魅力かもしれません(中小企業診断士となったからと言って支援ができるわけではありません。資格+人格+能力これが整って初めて的確な視点ができると思っています)。

2017/9/25付 日本経済新聞 朝
AI時代のサムライ業(奪われる定型業務)の記事にも有難いことに中小企業診断士はAIによる代替可能性が低いとなっております。
将来性があるという評価をいただいているそんな風にエールをいただいているようでとてもうれしく感じました。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名、診断士兼税理士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

新規の問合せ質問はここをクリックしてください(フォームにリンクします)

また、弊社に興味を持っていただいた方は、こちらの採用ページもご覧ください。

中小企業診断士として働きたいけど就職先がありません。

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士として働きたいと思って、就職先を探してみたけど、実際に中小企業診断士の求人を出している事務所や会社がほとんどない。中小企業診断士として働きたいと思ったときに実は就職先がない。
中小企業診断士を取った方はどのように就職先を探しているのかわからない。

こんな質問を多く受けます。

私自身このブログにも書いている通り、
試験勉強を開始したときに、診断士の勉強が思いのほか面白く、中小企業診断士事務所の求人を探すも当時は全くないことに落胆した経験を持っています。
この就職先への思いが、弊社を創業した思いの1つになっております。
私が就職先を探していたのは2005年のときですから、その当時と比べて中小企業診断士の知名度も上がり少し中小企業診断士を対象とした求人(就職先)が増えていますので就職先は比較的見つけやすい状況です。
しかし、中小企業診断士事務所からの求人はまだまだ少ないようです
この記事は
1 Indeedで就職先を調査
2 個人的なおすすめの就職先は中小企業診断士事務所
3 金沢で10年間修業して地元に支店を出す制度有ります
の構成となっております。

宜しくお願い申し上げます。

1Indeedで就職先を調査
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先を調べてみました。
過去にも同様の就職先調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前のブログをクリックお願いします。

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格ですので、
「中小企業診断士」というキーワードで検索すると経営コンサルタント会社の求人が一番多いのは当然のことかもしれません。

経営コンサルタント会社の中で中小企業診断士が経営している就職先は、
Indeedさんが示す求人の中では、弊社を除いてありませんでした。

仕事をしてみるとわかるのですが、就職先がいわゆる経営コンサルタントである仕事と「中小企業診断士」の仕事は似て非なるものがあります。
これは、就職先の企業が大手企業をお客様にしているか中小企業をお客様にしているのかにも起因していると個人的には思っています。

各就職先(5つの分類)での詳細は、別の記事に記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました

2個人的なおすすめの就職先は中小企業診断士事務所
中小企業診断士として就職先を探している方で、地域や地元の中小企業の経営者を支援したい。そんな思いを持つ方であれば
個人的には、ぜひ「中小企業診断士事務所」に就職されることをおすすめしたいと思います。

就職先を見つけるのは大変、ましてやそこに就職するはなかなか簡単なことではありませんが、思いのある方が中小企業診断士事務所に就職し、活躍することで事務所が成長し、次の思いのある方を迎え入れることができる。そんなサイクルが生まれることで現状を少し変えることができる。
皆様もそのいいサイクルの輪に入ってみませんか?
弊社もそう信じて、毎日仕事をして、次の仲間を受け入れたい。そう思って頑張りたいと思います。

3 金沢で10年間修業して地元に支店を出す制度有ります
このブログを見て、私の地元に「迅技術経営」のような就職先(中小企業診断士事務所)がなくて困っていますという問い合わせや質問をいただいております。
中小企業診断士事務所に就職したいと思っても、やはり多くありません。
私が中小企業診断士事務所に就職したいと思ったときは「ゼロ」でしたが、それから15年程度経過し、
状況としては「ゼロ→イチ」になったのだと自分自身は理解しております。
中小企業診断士事務所を就職先として探しているけど地元にないという方に対して、わずかながらでも対応するため、
弊社では金沢で10年ぐらい修業した後、地元に戻って弊社の支店を出せる制度をつくっております。
地元に中小企業診断士事務所の就職先がないとお困りの方はご検討いただけると幸いです。

2018年8月8日追記
2018年7月7日にホテル日航金沢で第5回中小企業診断士シンポジウムが開催され、全国の中小企業診断士が金沢に集まりました。
その際に中小企業診断士の方とお会いし、対話させていただきました。
その会場の中で、対話させていただいた中小企業診断士の中で、少なくとも2名は、中小企業診断士になりたいという方を育てていきたいという意欲をお持ちで、そのうち1名は実際に中小企業診断士を目指している方を雇用している状況でした。
中小企業診断士事務所の求人(就職先)は、なかなか表には出てきていないですが、少しずつ中小企業診断士を育てる動きが広がっている。
そんな実感を持つことができました。

中小企業診断士事務所への就職を目指される皆様、ぜひ根気強く就職先(求人情報)を探されることをお勧めします。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の資格は転職に有利ですか?

中小企業診断士の西井克己です。
中小企業診断士の資格は転職に有利ですか?
企業にお勤めの方からよくいただく質問です。

このブログでもお伝えしている通り、資格は目的ではなく手段なので、
仕事を通じてどんなことを行いたいか?
職業人としてのあるべき姿はどんな姿なのか?
これに近づくための道具です。

中小企業診断士の資格で転職をして、どんな仕事をしたいかが大切だと思います。

もし、中小企業支援機関や税理士事務所や中小企業診断士事務所など中小企業診断士としての業務をするために、転職を検討している方は、
以前の記事中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました
をご覧いただけると幸いです。

企業内中小企業診断士の方で、一般企業に転職を検討されている方は読み進めていただけると幸いです。

例えば、一般企業の管理系の仕事に転職したいと思っていらっしゃる方は、
なぜ、管理系の仕事に転職するために、中小企業診断士という資格を目指し、そして登録に至ったのかを相手に伝えられるかどうかがポイントだと思います。
なぜならば、中小企業診断士の資格は、一定の努力ができる方と疎明できる判断材料なることはもちろん一定の知識を持っている方と判断できるからです。
これは、学歴や職歴と同様です。面接する方は、履歴書や職務経歴書等をきっかけに、入社を希望される方がどのような方なのか?
特に、自社の考え方(経営理念)にあっている方なのかを見ております。
 面接する方は、様々な経歴を持って転職を希望する方が何の努力もせず自社に適合するとは全く考えていないと思われます。
やはり、転職後にご努力をいただくことでどれだけの伸びしろがあるか?その伸びた時を想定(期待)して入社をお願いしております。
 自分のあるべき姿に向かって努力をして、一定の成果(中小企業診断士登録)をあげているというのは面接する側にとっては評価ポイントとなります。

 もう1つの評価ポイントである一定程度の知識を持っている方と判断できることについては、管理部門で働くと会社の様々な課題に直面することになります。
 特に人事系に関しては、全く想定のつかない課題についての対応も求められます。
 その際に、すぐに答えは出すことはできなくとも、中小企業診断士の幅広い知識がその課題を解決するきっかけをとなることは少なくありません。
 当然に、その知識だけでは不十分でそれを深堀しなくては、課題解決につながりません。
 しかし、管理系は答えがない課題が多いので、答えなき課題に対し、自分の知識と経験で見出した解決策を答えと信じて行動することができる人であることをアピールできれば個人的には十分な評価ポイントになると思っています。

 中小企業診断士は使う人にとっていろいろと形を変えた道具になります。どう活かすかは皆様次第。そう思っています。

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なぜ中小企業診断士1次試験合格者を採用(求人)しているのですか?

弊社の求人は、経験や学歴は不問なのですが、中小企業診断士1次試験合格者を対象としております。なぜそのような枠を設けているのか、弊社に興味を持っていただいた方からご質問をいただくことが間々あります。今回は弊社の採用に関する条件とそこに込めた士業育成と地域への貢献・恩送りに対する思いを紹介しています。

【2017年11月13日 投稿】
【2023年8月3日 更新】
【2024年5月29日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

弊社の求人は、経験や学歴は不問なのですが、中小企業診断士1次試験合格者を対象としております。

最近は、新卒(既卒含む)は、中小企業診断士試験を一度受けていただくことに緩和し、中途採用はそのまま、中小企業診断士1次試験合格者をエントリー条件としております。

 

なぜ求人・採用のエントリー条件を中小企業診断士1次試験合格者に限っているのか?
求人・採用のエントリー条件を満たしていない方から質問を受けることがあります。

その時にはこのように回答させていだいています。

弊社は、ご入社いただいた方を対象に、士業育成システム(週4日勤務、資格学校の費用補助、士業のかばん持ち)で中小企業を支援したいという、

意欲のある方の資格取得及び士業として活躍すること

を支援しています。

弊社としては、この制度で士業になりたいという熱き想いのある方を最大限バックアップしていきたいと考えております。
しかし、士業への第一歩は、弊社が支援するのではなく、是非自らの意志と努力で踏み出してほしい。
そんな思いから求人・採用に係るエントリー条件(中小企業診断士一次試験合格)を設定しております。

 

中小企業の経営者は思いは持っていてもなかなかそれが実現できないことで悩んでいる方が多いです。

我々中小企業診断士も、中小企業診断士になって中小企業を支援したい。
そんな熱い思いを自らの力で実現することで、中小企業診断士になってから自信をもって中小企業経営者に助言・支援することができるのでないでしょうか?

きれいごとかもしれませんが、思いを持ち、自ら第一歩を踏み出すことができる。そんな仲間と一緒に仕事をしていきたい。

そう思っております。

新規の問合せ質問はこちらのお問い合わせページからお送りください
(フォームにリンクします)。

また、我々と一緒に士業として地域の成長と発展に貢献したいという思いに共感していただけるは、こちらの採用ページをご覧ください。

中小企業診断士として必要な能力

中小企業診断士の西井克己です。

現在中小企業診断士の勉強をしているのですが、将来中小企業診断士として活躍するために身につけておいた方がよい能力がありますか?こんな質問をいただくことが少なくありません。

このブログで、いくつか関連する記事を書いておりますので参考としていただけると幸いです。

中小企業診断士に求められる資質
どんな人に中小企業診断士になってほしいですか?
中小企業診断士は独占業務がないけど大丈夫
新規の問合せ質問はここをクリックしてください(フォームにリンクします)

また、資格勉強中に並行して勉強したほうが良い資格も記載しました

将来中小企業診断士として活躍するためにどんな能力が必要か?
その問いに対しては、答えはないと答えています。

その理由は、経営は、答えがない世界です。そのため、その経営を支援する中小企業診断士も答えのない中進むことが多いです。

私は、経営で大切にされていることは、時代が変わっても同じと考えています。

江戸時代の石田梅岩が大切にしていたと思われること
経営の神様の松下幸之助さんが大切にしていたこと
社長の教祖といわれた一倉定さんが提唱されていたこと
時代や人は異なれど、大きい枠で考えると経営の本質は変化していないと思われます。

いつの時代も本質は変わっていない。
経営者の数だけ、本質を自分の中で理解して、消化して、実践する方法がある。
いわゆる頭じゃわかっていても、実践しないと意味がなさない。まさしく実学です。

その実学である経営を支援する中小企業診断士に必要な能力は、やはり中小企業診断士の数だけあると思います。

一つだけ言えることは、経営は、その瞬間を見るのではなく、
その人や企業そして地域の歴史や過去など背景を含めて判断する必要があるということです。

このため、中小企業診断士は、
現在だけではなく、過去や歴史的背景を勘案して、いろいろは助言診断をすることが求められていると思います。

これもどちらかというと当たり前のことなので、その当たり前をどのように実学(自分の血や肉にしていくのか)にしていくのか?
これは人によって正解が異なるのでは?と思っています。

答えなき道を、それを答えと信じて突き進んでいく。
経営者もそれを支援する中小企業診断士もその思いが大切なのではないでしょうか?

社会起業家を支援する中小企業診断士

中小企業診断士の西井克己です。

最近、パートアルバイトも通年採用としたこともあり、会社見学にお越しいただき、質問を受けることが多くなっています。

〇中小企業診断士ってどんな仕事をしているの?
パートとしての採用を目指す方からお伺いするのは
中小企業診断士はどんな仕事をしているのか?という質問です。

社会保険労務士や税理士と違い独占業務がないため、この仕事という共通項がないためか
中小企業診断士の仕事について調べてもなかなか腹落ちする答えが見つからないまま、会社案内当日を迎えた。
こんな状況の方から、中小企業診断士は実際にどんな仕事に従事しているのかという質問を多く受けます。

パートとしての採用を目指される方が、中小企業診断士がどのような仕事をしているのか知るために主にWEBで検索されてもなかなか明確な答えが見いだせないのと同様に、なかなかこれぞ中小企業診断士の仕事という定義がしづらいのが現状だと思います。

本ブログでも過去に中小企業診断士の仕事に関する記事を記載しておりますが、それでも明確になっているかといえば結局その人その人に応じた仕事をしていることを記事にしております。

中小企業診断士は実際にどのような仕事をされているのですか?
中小企業診断士は独占業務がないけど大丈夫

本ブログでもその人その人の仕事をできる限り伝えることで、中小企業診断士がどのような仕事をしているのか?それをつかむための一助となればと思って今回の記事も掲載します。

〇私自身は数年前から社会起業家の支援を行っております

きっかけは、金沢市の事業で社会起業家を支援する
ソーシャルビジネスの学校
のメンターとなったことです。

学生時代は、ボランティアサークルに所属し、ボランティア活動に従事したり、社会人になってからは献血など自分のできる範囲で自分の受けた恩を送る活動を行っておりました。
中小企業診断士の勉強を始めたときに診断士の勉強に集中し、他の活動をすべてやめてしまったこともあり、それ以降はあまり活動を行っていませんでした。しかし、数年前にご縁をいただき社会起業家の支援をしております。

社会起業家はいわゆるソーシャルビジネスを行っている方で、具体的には、社会の困りごとを解決しつつビジネスを行っている方です。
会社の様に雇用でつながっている関係ではなく、社会の困りごとを解決したいという思いでつながっていることがほとんどです。
しかし、その活動を継続するためには、当然に対価(特に人件費相当分)が発生する。
そうすると、やはりビジネスとして成り立たせる必要がある。このビジネスとして成り立たせるための支援を行っております。
支援をしていると、ソーシャルビジネスも通常のビジネスもやることの共通項はとても多く(ほとんどやることは同じ)、中小企業診断士としての知識経験を十分に生かせる世界であることが分かりました。また、社会起業家の方は熱い思いを持つ方が多く、支援をしているというよりこちらの方が学ばせていただいている。そんな状況になっています。
当たり前ですが、継続的な関係性を形成していくためには、一方だけが助けるという関係は難しいやっぱり双方向の関係性が必要と感じています。

中小企業診断士が当たり前のようにソーシャルビジネスの分野も支援している。そんな日が来ることを夢見て活動をしていきたいと思います。

平成30年11月13日追記
石川県のNPOバンクであるピースバンクいしかわの運営に携わることになり、10年ぶりに国家資格に挑戦(貸金業取扱主任者)したり、日本ファンドレイジング協会のファンドレイザーになるために研修を受けたり、地域の方の支援を少しだけさせていただいたりしています。念ずればかなう。そう思ってこの活動を続けていきたいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士で独立している方の割合は?

中小企業診断士の西井克己です。

よく、中小企業診断士の中で実務従事(独立)している方はどれだけいるのですか?
そんな質問を受けることがあります。

最新の統計データではありませんが、
2012年3月に開催されたちいさな企業未来会議第一回ワーキンググループの資料でそのデータが示されています。
そのデータによると
平成23年6月1日現在で、中小企業診断士の登録者数は、18,063人で、そのうちコンサルタント事務所(自営業者含む)が4,227人であることが分かります。
すなわち中小企業診断士の23%の方が、コンサルタントとして従事している結果となっています。
この23%という数字を多いと捉えるか少ないと捉えるか?
大半の方が少ないと捉えるのではないでしょうか?
その理由は、いくつかあると思いますが、登録するための費用が掛からないことが1つの要因と思われます。

中小企業診断士は、他の士業と違い中小企業庁が直接登録手続きを要するので
登録に係る費用を要しません。
中小企業診断協会に入会しても年会費数万円という価格のため、実務に従事せずに登録をしている方が多くいらっしゃいます。

参考
石川県行政書士会    入会金 25万円 年会費7.2万円
石川県社会保険労務士会 入会金 7万円  年会費8.4万円

ただし、中小企業診断士は5年ごとに資格の更新登録する必要があります。
資格を更新するためには、理論政策研修と呼ばれる座学の研修を5年間で計5回受講し、
さらに実際の企業の診断実績を30ポイント以上(1日=1ポイント)取得しなければなりません。
合格者が増えているにもかかわらず、登録者数が増加しないのはこの更新制度が要因と推測されます。
ただし、近年はかなりの勢いで増えているようです。

平成24年度 21,603名
平成25年度 21,837名
平成26年度 22,544名
平成27年度 23,145名(7月1日現在)
(「中小企業施策総覧」より)

中小企業診断士の資格を取られた方で、コンサルティングに従事されている方は、2割強というのが現状のようです。
ただし、登録する方も増えているので、その絶対数は増えているような状況です。

中小企業診断士の仕事は楽しいです。いろいろな方が、この仕事に従事いただくことで業界全体か活性化し、
中小企業を支援する中小企業診断士が活性化すれば、日本の中小企業が元気になる。そう信じています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の実務補習を受けずに登録しました

中小企業診断士の二次試験に合格して直面する課題の1つが実務補習です。現在の仕事が忙しかったり地方で近くに実務補習をやっている機関がないという場合は、実務補習の要件を満たすことがなかなかできません。今回は、実務補習を受けなくても要件を満たすことができる方法として、「実務従事」について説明しています。

【2017年10月15日 作成】
【2024年1月30日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士2次試験に合格して直面する課題の1つが、実務補習です。
具体的には、
実務補習を受ける時間がなかなか取れない。どうすればよいのか?
特に地方に住まわれている方でそのような悩みを抱えていらっしゃる方は少なくないと思います。

中小企業診断士は2次試験合格後、実務補習を経て中小企業診断士登録をされる方が大半だと思います。
実はわたくしは、中小企業診断士の実務補習を受けることなく登録をしております。
もし、中小企業診断士2次試験合格者で実務補習を受けることなく登録を検討されている方がいらっしゃればこのまま読み進めていただければと思います。

 

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中小企業診断士の価値

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士の価値はどのくらいですか?
と聞かれることは少なくありません。

多くの場合のその価値の定義は、他の資格と比べどうかという質問が多いです。

このテーマについては、このブログの中でもいくつかの記事で記載しておりますので参考にしていただけると幸いです。
中小企業診断士の仕事は楽しいですか?

中小企業診断士は独占業務がないけど大丈夫

これまでの記事でも記載しましたが、資格は目的ではなくあくまであるべき姿に近づくための手段です。
皆さんがどんなことをしたいのかそれによって、取得すべき資格が異なります。

中小企業診断士は、一般的に食えない資格と言われている資格に分類されることが多く、
行政書士、社会保険労務士と比べてどうかという議論が少なくありません。

私は、士業という資格は、あくまで、その人が何かを達成したいという思いを実現するための道具であると思っておりますので、どの資格に価値があるかはその人のやりたいこと次第であると思っております。

中小企業の経営全般を支援したい、労務管理面を支援したい、管理会計で企業を支援したいそのような思いが先にある。

労務管理を支援したい。活き活きと働く社員であふれる会社を1つでも多くしたいと思って社会保険労務士になる。

会社の根幹である会計を基に中小企業を支援したいと思って税理士や公認会計士になる。

中小企業の経営者と伴走しながら経営全般を支援したいと思って中小企業診断士になる。

いずれも正解です。

私が強く訴えたいことは、資格はその人次第でその価値は大きく変わるということです。

そのため、何となく不安だから資格を取ろうと思っていらっしゃる方にとっては、その時点ではどの資格も同じ価値かもしれません。

中小企業診断士の価値はどれだけあるのだろう?そんなことを思い浮かべている方は、中小企業診断士の勉強を始めてその資格自体に興味が出てきた方も少なくないでしょう。
そんなのときは、なぜ自分は中小企業診断士の勉強を始めたのかもう一度見つめなおしてみるとよいかもしれません。

その振り返りの中に、皆様にとっての中小企業診断士の価値を測る答えがあると私は信じています。
最初から目的をもって資格を目指している方だけが、生き残っている世界ではないと思います。
最初はなんとなく進んでいて、進みながらどこかの時点で自分が本当にやりたい目的が明確になった方もたくさんいらっしゃると思います。
開業後ずっとその目的がないまま進み続けることは本当に難しいそんな業界だと思っています。

資格を活かすも殺すもその人次第です。

是非、あるべき姿に近づけるための手段として、その資格の価値を最大限に活かしてください。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の学習時間は?

中小企業診断士の西井克己です。

最近、パートアルバイトの方の入社条件を3年間中小企業診断士等の試験合格を目指し
3年間受験することとし、同時に通年募集としました。

そのため、どのくらいの期間中小企業診断士の勉強をしましたか?
学習時間はどのくらいですか?
と聞かれることがとても多くなりました。

1 中小企業診断士合格のために使った学習時間
仕事と中小企業診断士試験勉強を両立するためにはにも記載しましたが、私の学習スタイルを再掲します(1年目1次合格、2年目2次合格)
 平日  AM6:30-8:00に会社近くのスターバックスで勉強
 土曜日 TACに通って1日勉強
 日曜日 家族との時間
 1年目はこのような形で進めていました。
 2年目はどうしても合格したいという思いから、試験直前3か月は、日曜日も勉強をさせていただきました。
 私の場合家族の理解もあり、2年目の直前期は休日をすべて使わせていただきましたが、
 家庭を持ちながら休日のすべてを勉強に使うことは難しいと思います。

この学習スタイルは私に根付いており、
今現在も、他の試験勉強も行っているのですが、
スターバックスがガストに変わっただけで
朝に勉強するスタンスは変わっていません。

2 中小企業診断士に合格するために最初のハードルは学習時間の確保

 中小企業診断士を目指す方に申し上げているのは、最初のハードルは学習時間の確保です。
 家族がいる場合は、家族の理解が必要です。
 家族が優先してほしいものよりも優先して勉強をすることを宣言し、
 その後今までになっていたことの何ができなくなるのか?
 それに要する期間(何年で合格する計画なのか)など具体的に理解いただく必要があります。

 自分の学習スタイルが確立し、その生活が安定してくるとどのくらいの努力をすれば合格に近づくのかなんとなくの感覚でわかるようになると思います。
 (中小企業診断士1次試験はなんとなくの感覚で合格に近づいているのが分かるのですが、2次試験は記述式なので財務会計以外はわかりづらい試験かも知れません)。

3 試験合格までどのくらいの学習時間を要するか試算し、そこから1日当たりの目標学習時間を確保しよう

  自分の感覚を基に、総勉強時間を試算すると、試験当日から逆算すれば1日当たりどのくらいの勉強量を要するのか見出せると思います。
  その時間を基準として、毎日の生活パターンの中で学習時間を確保しましょう。
  お客様からの急な要望があり対応した。家族との時間を優先した。同僚と一緒に飲んでしまった。
  毎日その計画通りに学習時間を確保できる方は少ないと思いますが、遅れた場合にどのようにして遅れを取り戻すのか?それを考えすぐに修正す  る。仕事も試験も本質は同じです。
  どんな試験も結局は自分との闘いです。
  自分の計画通りの学習ができてもし十分な成果を得られなかった場合は、計画が間違っているということになりますので次年度は計画を改める。
  これを繰り返し、あきらめずに勉強し続ければ必ず合格できます。
  頑張りましょう。
 

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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