就職の面接でも答えがある?

迅技術経営の西井克己です。

〇2018年の就職選考開始
2018年は6月から選考が開始されており、
多くの企業は、内定を出している状況だと思います。
希望の企業にご縁をいただけた方、そうでない方それぞれいらっしゃると思います。

弊社の場合は、零細企業なので、大企業の採用が終わった現時点から毎年少しずつ問い合わせをいただくことがあります。

弊社はお問合せいただくと必ず会社見学(私が対応)を実施いたします。
その際に学生の方から質問を受けるのですが、
そのやり取りの中で、よく感じることについてここで紹介したいと思います。
(私が感じていることという前提で見ていただけると幸いです。)

〇学生さんとやり取りしていてよく感じること(無難にこなすと内定が得られる?)
学生さんは、
零細企業だから大企業と比べ採用のハードルは低く、
これまでの面接と同じく、本音を出さず、無難にこなすと内定を得られるのではないか?
ということです。

〇中小零細に勤める方はぜひ本音をぶつけてください
そんな方には、中小零細は、いい意味でも悪い意味でも、経営者と従業員が近い位置にいるので、ある程度本音を出さないと採用されたとしても、その後しんどくなるよと言っています。

学生の方は、質問に適切にこたえて面接が終了する=内定と思っているかもしれませんが、
企業側は、学生さんと一緒に仕事できるかどうか(少しだけでも本音を聞く)知るためのの手段として、質問をしているのであって、それで本音がわからない場合は、国の将来を担う大事な若者を弊社に迎え入れていいかわからないという結論に達して、内定は出さない可能性が高い。
この認識の違いを説明しています。

弊社の採用スタイルはそうかもしれないが、世間一般は違うという回答をいただくことも少なくありません。

確かに採用というスタイルではそうなのかもしれません。
採用されて以降、その企業やその企業に勤める人と長く付き合っていこうと思えば、
人同士はある程度の本音ベースで付き合える人が何人かいないと難しいと思いますし、
人と企業という点でも、経営理念等に表されるその企業が何を目指しているのかという方向性に共感していないとなかなか難しいと個人的には感じています。

就職の面接はペーパー試験のようにこの質問にはこの答えというものがなく、
試験と思わず対話の時間と思って、お互いにやっていけるという印象を持ってるそんな時間にできれば
お互いにハッピーかもしれない。
そんなことを思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士と社会保険労務士が一緒に仕事をする

こんにちは、中小企業診断士の西井克己です。

弊社には、中小企業診断士4名と社会保険労務士1名が所属しています。
このため、中小企業診断士と社会保険労務士が一緒に仕事をするとどんなメリットがありますかという質問を受けることが多いです。

この質問は、中小企業診断士と社会保険労務士のダブルライセンスという意図ではなく、それぞれの資格者が協業するときのメリットについてのものです。

ダブルライセンスに関する見解は以前のブログに記載しておりますので参照いただけると幸いです。

社会保険労務士資格と中小企業診断士の業務について

最近弊社の小松巧社会保険労務士と一緒に仕事をさせていただく機会が多いです。
その仕事を行っているときに感じていることを記載したいと思います。

結論先行で申し上げると
中小企業診断士、社会保険労務士がそれぞれの視点で、その企業に対して提案を行っているので、企業経営者にとっては選択肢が広がるととともに、企業経営者自身の視野も広がることが多いこと、
また、それぞれの視点で提案した後、専門士業同士その場ですり合わせを行った結果の提案もできています。

理由は、
その企業に対して最適な提案をしたいという方向性は一緒なのですが、人間が違うし、専門性も違うため、やっぱり社会保険労務士と中小企業診断士は見ている視点が違うためです。

具体的には、
中小企業診断士は、会社全体が良くなるという視点から、社会保険労務士は、人の視点特に従業員の視点から提案することが多いです。
それは、それぞれがお客様に提案しているときに、お互いに感じています。それぞれの視点が違うことを認識しているため、お客様が悩んでいるときには、専門家同士ですり合わせをして中間解を提案することも少なくありません。
さらにお客様だけではなく、自分自身もその視点を学ぶことができる有難い機会となっています。

やっぱり、自分と違う視点や専門性を持つ人材と一緒に仕事をすることは、お客様のためにもなるし、その士業自身の幅を広げることにもなっている。そう思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士としての適性

中小企業診断士の西井克己です。

〇中小企業診断士としての適正
最近、採用面接で中小企業診断士を目指す方や、
イベントで中小企業診断士になりたての方にお会いする機会をいただいています。
そんな状況なので、中小企業診断士としての適性について問われることがあります。

以前は答えがない質問ですねと回答していたのですが、最近はそれでもという方には、
なんでもいいから一生懸命物事に取り組み、その努力が結果にまで結びついた経験のある方
でかつその努力を継続できる方と回答しています。

以前の記事はこちらをご覧ください。

現在だけではなく、過去や歴史的背景を勘案するという視点で記載した記事は、
中小企業診断士に必要な能力
恩を送れるという視点で記載した記事は
中小企業診断士事務所勤務に適した人(恩送りができる人)

〇努力が結果にまで結びついた経験のある方でかつその努力を継続できる方が中小企業診断士に適している理由
この理由は、
どんな分野であれ、1つのことに一生懸命集中して取り組み成果を上げた方は、
その努力をほかの方向に向かわせることでいろいろな分野でも活躍できるためです。

〇具定例
具体的には、
人は、中小企業診断士に限らず、一生懸命努力していますかと問われれば、
大半の方が努力していますと回答すると思います。
しかし、人によって「一生懸命努力する」という水準が異なることが多いです。

こと中小企業診断士に限って議論すると
中小企業診断士は、
中小企業診断士になりたいと思い、(思う)
中小企業診断士試験に挑戦し、(行動する)
中小企業診断士に登録された(結果を出すまで行動し続ける)
経験を持つ方です。

結果を出すまで行動し続けた経験を持つ方なので、その時点で
「一生懸命努力する」水準が世間一般より底上げされていると思います。

その中小企業診断士の中で、活躍するためには、試験やこれまでの経験の中での努力をずっと継続する必要があります。
中小企業診断士は、独占業務がなくいろいろな分野での対応が求められています。
その与えられた課題に対し、逃げるのではなく、1つ1つ真摯に受け止め、その時自分ができる精一杯の努力をする。
それを行い続けることで自分の対応分野が広がっていくもしくは自分の専門分野の深堀ができます。
私の周りの中小企業診断士を見ているとそう思います。

〇根気ほど万能なものはない
結果論かもしれませんが、
中小企業診断士は、なんでもいいから一生懸命物事に取り組み、その努力が結果にまで結びついた経験のある方
でかつその努力を継続できる方に適性がある。

経営の神様松下幸之助の言葉
この世で根気ほど万能なものはない。
才能は万能ではない。才能があっても思い通りの人生を送れない人は多くいる。
学問も万能ではない。学歴があってもきちんとした仕事に就いていない人も多くいる。
万事に通用するのは意志と根気である。

経営者としてだけではなく、
中小企業診断士として大切なことを余すことなく表現されている言葉だと思います。
自分もそうありたいと思っていますが、正直まだまだです。
意思と根気をもって頑張っていきたいと思っています。

また、意思と根気を持った中小企業診断士が1人でも多く誕生することを願っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士になってできること

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士になってできること(やれること)について教えてください。
中小企業診断士の業界に全くかかわりがなく、中小企業診断士を目指している方からよく受ける質問です。

〇中小企業診断士になってできることはその人次第
結論先行で申し上げると
「その人次第ですが、中小企業診断士となる目的が明確でない人にとってはあまりないかもしれません。」
と回答しています。

〇中小企業診断士は目的ではなく手段
理由は、中小企業診断士は、他士業と違って法律上独占業務を定められていないから。
そして、中小企業診断士は国が認めた経営コンサルタントの資格であるものの、試験に合格したからと言って特段何かが変わることはないからです。
しかし、何かやりたいと明確な目的をもって中小企業診断士になった方は、少しその目的に近づいたと実感できると思います。

〇具体例
具体的には、
例えば、企業で勤務されている方が中小企業診断士を目指しているとします。
ある人は、会社に不満があり、なんとなくその不安を解消するために中小企業診断士を勉強している。
ある人は、会社の業務だけではなく、社外の人脈や社外の世界を知ってみたいと考え、いろいろ手段を検討した結果、中小企業診断士となることが最も有効な手段であることと考え中小企業診断士を勉強している。

前者の方は、中小企業診断士になったとしても、会社への不満が解消されるわけではありませんし、なんとなくの不安(将来が不安だ)が一時的に解消されたとしても、根本的な解決にならない可能性が高いです(診断士だけでは不安なので社会保険労務士や税理士を取ろうという方もいらっしゃいますが、個人的にはそれを取ったからと言ってやっぱりその不安が解消されることは少ないと思います)。
後者の方は、中小企業診断士となると、中小企業診断士しか集まれない勉強会に参加したり、中小企業診断士の知識を活かし、社会貢献活動をするなど、自分が思い描いた目的に向かって進む可能性が高いのではと思っています。

中小企業診断士になってこの仕事をさせていただいて本当に感じるのが、
中小企業診断士は目的ではなく手段であることです。

本当に有効な手段です。中小企業診断士は独占業務がないために、法律で自分たちのやることを縛られることもありません。ただし、他の資格のように独占業務がないためにやりたいことが明確になっていないと、どっちもつかずになってしまい何のために苦労して取ったのだろうと思うかもしれません(上場企業にお勤めの方で、中小企業診断士に登録された方が、資格を継続しないという選択をすることも少なくありません)。

〇将来が不安なだけで中小企業診断士を取っても・・・。どうやったら自分の人生を豊かにできるのかもう一度考えてみませんか?
もう一度結論を言いますと、
特に将来が不安(不安なため独立できる中小企業診断士を取りたい)という方には、適切な回答ができない。
ただし目的が明確な方には、どのようにこの資格が活用できるか相談に乗ることはできる。
そう思っています。

中小企業診断士を目指している皆さん。中小企業診断士となる目的は明確にして前に進んでいけば、皆さんの人生が豊かになるかもしれませんよ。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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2018年6月中小企業診断士の求人をまとめてみましたIndeed 中小企業診断士上位60社

中小企業診断士の西井克己です。

2018年1月に引き続き
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先を調べてみました。
6月は税理士事務所の求人が多くなっています。
税理士業界のなり手不足が深刻な状況を表しているかもしれません。
一方で一般企業の求人が上位表示から減少していることがわかります。
(弊社の求人もこれまで3件は60位以内で表示されていたのですが、今回は1件のみでした。
 弊社の条件は全く変えていませんので、他社の活動が活発になっているのかもしれません。)

過去にも同様の就職先調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前の記事(記事の最後に類似記事へのリンクがあると思います)をご覧いただけると幸いです。

2018年6月17日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 14
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        1

2018年1月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 4
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     14
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        3

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

皆さんの参考になればと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
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中小企業診断士が活躍する場

中小企業診断士の西井克己です。

1 中小企業診断士は独占業務に縛られず、ゼネラリスト的な視点で助言できる。
最近東京で、ある打ち合わせに出席し、中小企業診断士を目指す方からよく受ける質問である「中小企業診断士が活躍する場」について見つめなおす機会をいただきました。

中小企業診断士は、名称独占の資格であり、独占業務を持つものではありません。
それは、中小企業の経営者自身が、1つのことに特化するのではなく、まさしくオールラウンダーとして、自分の会社の商品をつくること、売ること、資金を確保すること、人材を育成することすべてに関与していることが実態であること。その中小企業の経営者を支援する国が認めた経営コンサルタントである中小企業診断士は、1つの業務にとらわれることなく、全体を俯瞰しながら経営支援を行う必要がある。実際に仕事をしていてこの視点が大事であると思っております。
中小企業診断士は、独占業務に縛られることなくいろいろな立ち位置で物事を見ることができます。
よく士業が使う○○法上は問題ありませんということは、中小企業診断士にとっては無縁かもしれません。
私の個人的な意見ですが、○○法上問題ないというのはあまり好きではありません。経営者の方はある事業を進めるために助言を求めていることに対して、私の視点からは問題ないというのは、答えているようで答えていないと感じているからです。

また、独占業務を持たない国家資格ですので、この資格を目指す方もどちらかというと1つのことに特化する方(スペシャリスト)よりも、ゼネラリストの方のほうが多いかもしれません。
私の個人的感覚ですが、中小企業診断士の方は、専門性は持ちながらも、ゼネラリスト的な考えを持つ方のほうが多い気がしています。

2 全体を俯瞰して士業のハブ機能を担う
私の知っている中小企業診断士の方が、中小企業診断士の役割を士業のハブ機能という表現をしていました。
伺ったときは、なんとなくそうかなという思いを持っていましたが、現在はまさしくそれこそが士業における診断士の役割かもしれないと思っております。

全体を俯瞰して、経営者と一緒に全体の課題を明らかにする。
その課題を解決するために最適な人材が自分であれば自分で解決し、そうでない場合は適切な士業と一緒に解決する。
そんなことができれば、お客様も中小企業診断士も士業もよい仕事ができるのではと思っております。
そんな支援ができることを目標に日々努力していきたいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の需要は増えている

中小企業診断士の西井克己です。

◎中小企業診断士の需要は増えていますか?
他士業の方からよく伺う質問です。

私が中小企業診断士として登録をしたのは、平成18年の2月です。
私の感覚的には、その時と比べると中小企業診断士の需要は増えていると思います。
さらに、私が登録した時と比べると中小企業診断士として対応する範囲は広くなっていると思います。

これは、以前のブログ記事(中小企業診断士の将来性は?)にも記載しておりますが、中小企業診断士になってくださる方が多く存在していることに関係していると思います。

◎税理士、社会保険労務士、中小企業診断士の受験者数の推移
         税理士   社労士   診断士
平成24年度 48,123人   51,960人  17,168人
平成25年度 45,337人   49,292人  16,627人
平成26年度 41,031人   44,546人  16,224人
平成27年度 38,175人   40,712人  15,326人
平成28年度 35,589人   39,972人  16,024人
28年度/24年度 73.4%     76.9%   93.3%

◎中小企業診断士の需要と業務範囲が拡大
私が登録した平成18年より少し前から、いろいろな背景を持つ方が中小企業診断士となっていただき、実際に中小企業診断士としての業務に従事される方が増えているように思います。
その多様な背景を持つ方たちが、中小企業診断士としての業務を重ねることで、結果として中小企業診断士の需要と業務範囲を拡大してきたと思います。

その年代に登録された方で、現在も中小企業診断士として活躍されている方(現在10-15年のキャリアを持つ方)とお会いする機会をいただくと本当に話していて楽しい方であり、実際に思いをもって仕事をされていることがすごく伝わる方が多いです。

その方たちの努力と実績の背景もあり、中小企業診断士の需要は増えている傾向にあります。
ただし、個人的には、その方たちが良い品質を保って需要を拡大していただいていることから、以前と比べると当然に求められる品質は高くなっていると思っています。

◎需要の拡大とともに高い品質も求められている
需要の拡大とともに高い品質を求められている。
中小企業診断士の業界はこんな傾向にあるのではないかと思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の人脈の作り方

中小企業診断士の西井克己です。

どのように営業しているのですか?
どうやって人脈を形成されたのですか?
若い方からよくいただく質問の1つです。

自分なりの仕事のやり方を形成できていない時期は、先輩がどうやって仕事ができる人材になったのだろう。そう思うのはどの業界でも起こることだと思います。

私個人的な結論を申し上げると
とにかく一生懸命仕事をすること、
仕事の人脈はいい仕事をしないと形成できない。
というものです。

理由は、
仕事の人脈は、仕事を通じ、信頼関係を構築しないと形成できないと考えているからです。

具体的には、
私自身、現在の職場は4社目になりますが、1社目から継続してお付き合いいただいている方は、同僚やお客様や購入先等当時の立場は様々ですが、結果としては仕事を通じて信頼関係を形成した方のみとなっています。
また、中小企業診断士となってから、自分のできる範囲内で人との繫がりを形成させていただいておりますが、ほとんどすべて、実際に仕事をさせていただいて得た人との繫がりとなっています。
私自身、仕事は一生懸命行っておりますが、それでも将来にわたってつながる人脈を形成できる方とそうでない方といます。最近はそれは人と人の相性と理解するようにしています。

よく交流会等に参加しているのですか?と聞かれますが、
私は、交流会などは目的なく参加していませんし、参加している数もとてもすくないとおもいます。
交流会で知り合った方でそのあと仕事につながっている方は、よほど仕事ができる方や人格が素晴らしい方などです。
もしくは、よほど相性がいい方ということになろうかと思います。
私自身は、交流会に参加される方と比べ、特段仕事ができるわけでもなく、どちらかというと仕事を通じて少しずつ信頼関係を形成していくタイプと自己認識しているので、交流会で人脈を形成するのは苦手ということもあります。

このため結論からすると
人脈形成のためには、今ご縁のいただいた仕事を、手を抜かず、真正面から向き合うこと、そしてその結果その仕事をした方との信頼関係を形成すること。これに尽きると思います。
あえてもう1つ挙げるとするならば、仕事を通じて素晴らしい方と出会いそのご縁のあった方と信頼関係を形成するには、日々の仕事に感謝して、自分自身を自分自身の方法で磨き続けることと思います(これが相性の部分につながると思います)。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
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中小企業診断士の将来像

中小企業診断士の西井克己です。

◎中小企業診断士の将来像についてどのように考えますか?

中小企業診断士になりたての方や、勉強されている方からよく伺います。

せっかく、多くの時間をかけてとった(とる)中小企業診断士という資格。この将来像について知りたいという思いを持つのはもっともかなと思います。

◎結論
私が持っている結論は、
中小企業診断士という仕事を少しだけ行っている私の個人的な意見からすると、将来像は、現代の中小企業診断士がつくっていくものと思っています。

◎理由
なぜならば、
中小企業診断士をはじめとする国家資格(行政書士、司法書士、社会保険労務士、税理士等)は、100年後にあるかどうかわからないと個人的には思っていること
現在は、国家資格で守られているのですが、基本的には経済の中で活動を行っているので、お客様に選ばれるサービスを提供しなければ、将来はない。
このため、現在の1人1人の中小企業診断士が精いっぱい仕事を行い、お客様との信頼関係を形成し、地域の中小企業支援機関との連携を推進した結果が、中小企業診断士の将来像に反映されると思います。

◎具体例
具体的には、
中小企業認定支援機関の制度が立ち上がり、いわゆる中小企業支援3団体(都道府県等支援センター、商工会議所・商工会、中小企業団体中央会)や中小企業診断士以外の個人や団体(金融機関や他士業)が中小企業支援に携わるようになりました。
結果として、従来の中小企業支援3団体や中小企業診断士の仕事が減っているかと言えばむしろ増えています。
もう少し細かく見ると、団体に所属している人の中で真正面から中小企業の経営者と向き合い強い信頼関係を形成している人は、やっぱり忙しくなっています。われわれ中小企業診断士も中小企業認定支援機関の制度が立ち上がり、忙しくされている方とそうでない方がいるのが実情です。

◎今頑張っている中小企業診断士が未来の中小企業診断士の将来像をつくる
そう考えるとやっぱり結論としては、
現在、私が個人的にすごいなと思っている中小企業診断士の方はいずれも、地域の中小企業支援機関や中小企業支援者とともに、真正面から経営を支援している人です。
その人たちが、現在の中小企業診断士像をつくり、そして、その思いを受け継いだ中小企業診断士が将来像をつくっていくと思います。
私自身が、どこまでできるかわかりませんが、1つでも2つでも中小企業診断士のよりよい将来像に貢献できるよう、日々の仕事を頑張っていきたいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士に受かるかどうか感触をつかむためには?

中小企業診断士の西井克己です。

最近有難いことに弊社に就職したいという方からの問い合わせをいただいています。
正社員というより、弊社のパート募集の問い合わせが多いです。
その方からタイトルの質問を受けることがありますので、このブログで記載したいと思います。

弊社のパート募集は正社員とは違い、エントリー資格に中小企業診断士1次試験合格を付していないため、中小企業診断士未受験の方が応募されます。
弊社の会社見学前に書店で中小企業診断士のテキストを見られてお越しになる方が多いのですが、どうしてもそれだけでは受かるかどうかの感触がつかめない。
このため、タイトルの「中小企業診断士に受かるかどうか感触をつかむためには?」どうすればいいのでしょうかという質問になります。

中小企業診断士は1次試験はマークシートのため、努力と点数がある程度の比例関係にありますが、2次試験は記述のため必ずしも努力と点数が比例関係にあるわけではありません。
このため、感触がつかみづらいと思います。

しかし、なんとなくの感触という点では2つのことが言えるのではないかと思います。
ただし、これは中小企業診断士の試験だけではなく他の試験にも当てはまることなので、結構一般的なことと思います。

まず1つは、テキストや問題集を3回程度回してわからない箇所が2割以下になっていること。
もう1つは、もっと基本的なことですが、毎日2時間以上の勉強時間を習慣化することです。

1つ目のテキストや問題集を3回程度回してわからない箇所が2割以下になっていること。
これは私の勉強方法なのですが、まず問題集からやってみる。それに該当するテキストを読む。それを3回繰り返します。全部3回ずつすると効率が悪いので、1回目に〇がついた問題は、2回目にはやらないことにします。
その方法で、3回まわし、一度も正解しなかった問題が全体の2割以下になっているかどうかでなんとなく自分の勉強方法で合格まで到達する試験かどうかを判断しています。
2割以下というのは私の感触なので、人それぞれだと思いますが、3回まわしての感触は大事かもと思っています。

もう1つの毎日2時間以上の勉強時間を習慣化は、これこそどの試験にも共通のモノかと思います。
よほど試験勉強が得意な方ではない限り、毎日勉強をする習慣がなければ国家資格は受からないと思います。
私自身は、1次試験合格までに1000時間、2次試験合格までにさらに1000時間を要しています。
毎日2時間に土日のどちらかをつぶすと1年間で1000時間の勉強時間となります。

テキストを3回まわす及び毎日2時間勉強は、昨年ほかの国家資格の勉強にも活用し、何とかその試験も合格しました。
ただし、最終的にはテキストを4回はまわしましたが・・・。

自分の型が身につくと他のモノにも応用できると思いますので、ご自身の感触がつかめる勉強の型ができるといいですね。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士という仕事をこよなく愛する人

中小企業診断士の西井克己です。

1 サラリーマン時代とは違いGWは自己研鑽
今年のGWは研修を受けたりできました
サラリーマン時代は、当然にお休みをいただいており、中小企業診断士の仕事をしてからはほとんど休んでいないのがゴールデンウィークです。
サラリーマンの時と中小企業診断士になって休日の使い方が大きく異なっています。
今年は、仕事ばかりせずに、研修を受けたり、母の実家にわらびを取りに行ったり、自分の時間に活用できたGWでした。

中小企業診断士として仕事を開始してから数年間はほとんど休みなく働かせていただいており、GWにも仕事をさせていただいて有難い。今でもそう感じています。
サラリーマンの時は休んで当たり前だったのですが、中小企業診断士として仕事をさせていただく中、仕事に対する意識が変わっています。

2 中小企業診断士という仕事をこよなく愛せる人
そう考えた時に、中小企業診断士としての適性についてふと思い浮かびました。
このブログでも中小企業診断士に適した人等の適性について私の主観で記載させていただいております。
中小企業診断士事務所勤務に適した人は?
中小企業診断士に求められる資質
どんな人に中小企業診断士になってほしいですか?

 今回はこれまでとは違った視点で述べたいと思います。
すなわち、中小企業診断士という仕事をこよなく愛せる方です。

 中小企業診断士の仕事といっても多岐にわたりますので診断士によっても行っている仕事は違うでしょう。
 その各々の仕事をこよなく愛して仕事をしている方は、適性があるのではないか?と思います。
 私のように、サラリーマン時代は休みがあって当たり前、むしろ休みの日の方が楽しい。休める自分に不安を感じていない。
という時から
 中小企業診断士となってからは、世間は休みの日なのだが、仕事があって有難い。趣味に時間を使う時と同等に仕事をしているときも充実感がある。
という気持ちの変化がある仕事につけていることは、仕事をこよなく愛している方ではないか?と個人的には思います。
(決して休まないことを推奨しているわけではありません。むしろ一生懸命仕事をして、ちゃんと休むことは大事と考えています)

3 中小企業の経営者もその仕事にやりがいをもってこよなく愛している。その方を支える中小企業診断士も仕事をこよなく愛することで共感を得る
 中小企業の経営者もその仕事にやりがいをもって、その仕事を愛してやまない方も多くいらっしゃいます。
 そんな方を支援する中小企業診断士です。その仕事をこよなく愛することで、中小企業の経営者との親和性も上がっていくと思います。
 サラリーマン時代には感じなかった感覚ですが、
 私もそんな中小企業診断士を目指して頑張りたいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の商圏は?

中小企業診断士の西井克己です。

どのくらいの範囲でお客様がいますか?

この質問も就職面接でよく受ける質問です。

特に大手企業に働いていて、転職を経験されている方から受ける質問が多いです。
中小企業診断士として就職した時に転職の可能性があるかどうかは気になると思います。

この質問の答えは2極化するのではないかと思います。
すなわち、これは専門を特化されている中小企業診断士と地域を特化した中小企業診断士で回答が異なるためです。

まず弊社の場合から回答すると
弊社は地域に特化した中小企業診断士事務所です。
すなわち、地域特化のパターンで、どちらかというと専門分野を限定せずにいろいろな課題に対応しています。
批判を恐れず言うならば、いわゆる定食屋やよろづ屋のようなイメージです。

弊社の商圏は北陸3県であり、現状では、石川県全域と富山は呉西地区、福井は嶺北地区になっています。
専門分野は年商10億円を超える会社は、中小企業診断士の専門分野に応じて対応しておりますが、小規模企業の場合は、専門分野にとらわれずどんなテーマでも対応している状況です。小規模企業の場合は、専門性より人間関係の方が課題解決に向けた重要な要素であることが多い。そんなこととがこのスタイルの背景になっているかもしれません。

一方で専門分野特化型の方は、3大都市圏に事務所を構え、地元の経済圏はもちろん、全国で展開されている方が多いと思います。
中小企業診断士として、経営支援をメインにされている方は、同業者からの紹介や業界の講演をきっかけに、その業界での口コミにて全国を飛び回る。そんなことも少なくありません(業界団体の中には青年部等もあり、経営者同士の繫がりもあり、そのネットワークで全国に広がるイメージです)。また、講演やお話しすることを専門分野とされている方は、講師を派遣する機関に登録しすることで、地域にとらわれず仕事をされている方が多いのではと思っています。

当然にどちらがいい、悪いというものではありません。
自分の職業人としてのスタイルによると思います。
(ただし、勤務地の変更に伴う異動があるかどうかは家族にも影響を与えるので、自分の為すべきことと家族の希望を勘案する必要はあります)。

中小企業診断士は、何かを為すための手段なので、その手段も多岐にわたります。
自分自身が何を為すべき人材なのかそれを定めるとおのずと自分の方向性も決まるのかもしれませんね。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士として入社試験を受ける時に経験より重視されるもの

中小企業診断士の西井克己です。

この頃、入社試験の時に重視していることは何ですか?
聞かれることが多いです。

この質問を受けると面接する側と受ける側で重視する事柄の違いがあると再認識しています。

受ける側(いわゆる求職者)は自分のできること(いわゆる実績)をアピールしたいのですが、
受け入れる側(いわゆる求人側)はそうでないことが多いです。
求人側はそれでは何を見ているのか?
それは、大枠でいうと仲間なっていただける方なのか?を見ています。
その理由は、
他の職業もそうですが、スキルは育成できても思いの育成や醸成は本当に難しいからです。
特に、独立できる資格である中小企業診断士であれば、そのことが他の職業と比べて重視されます。

具体的な視点を挙げると
・価値観や理念が少しずつ歩み寄れるか?
 (最初から価値観が一致することは大変すばらしい事ですが、なかなかそうなることは少ないです。入社時における差が、徐々に狭まっていくことができるのか?入社時における差が、小さくとも、徐々に広がっていくではないか?がポイントだと思っています。なぜならば、最終的に退職される方は、徐々にその差が広がっていっていると感じることが多いためです。)
・士業としてやりたいことが明確になっているか。明確になっている場合は、会社や資格を活用したほうがそれにより近づくことができるか?
 (士業は独立できる資格です。1人前になった士業が同じ事務所でいられるためには、理念の一致も大事ですし、独立と同様の自由度があることも大事ですし、そして何より、会社を利用することで自分のあるべき姿に近づけるか?が大事なことです。これは普通の組織形態と独立できる資格(士業)事務所の違いだと思います)。
 1人前になったら、こんな仕事をしたい。
 これが漠然としていると(よくあるのは困っている人を助けたい)会社もどの部分でその夢に貢献していいのかわかりません。
 弊社の面接ではそれを明確にするために、多くの時間(2時間以上)かけているのですが、なかなか明確にならない方が少なくありません。
 弊社の入社試験はそれを明確にするためにあるものなので、採用されなかった方でも、自分の人生と向き合うことができたという感想をいただくこともあります。

 これがベストだと思う例を挙げると
 自分の目指すべき方向や夢が明確になっている(ジグソーパズルでいうと最終的な絵が出来上がっている)。
 かつそれが自分だけではなく相手にも伝わるように明確化されている。
 さらに、ジグソーパズルを自分だけで作り上げようとすると、このピースが足りないことがわかっている。原則は自分で作り上げる(独立心をもって)が、この足りない部分を補うためにこの会社にいる。
 こんな説明ができる。

〇士業は基本的に独立できる資格です。
このため、基本的には、独立心があることが士業の要件であることは言うまでもありません。
一方で、あまり独立心が強すぎると当然に1つの会社でいることもできません。
このため、理念、価値観の一致(歩み寄り)と将来のあるべき姿に近づくためにはこの会社にいることで士業同士が互いに補完や切磋琢磨できている。
こんな関係性が大事だと思っています。
通常の会社の仲間の定義とは異なるかもしれませんが、士業事務所としてはとても大事なことであると思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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現在税理士事務所に勤務しながら中小企業診断士を目指しています。今の事務所を続けるべきか事務・総務系に転職しようか悩んでいます。

中小企業診断士の西井克己です。

税理士事務所に勤務し、中小企業診断士を目指している女性の方から以下の質問をいただきました。

質問
はじめまして。
私は今、税理士事務所で会計の勉強をしながら
中小企業診断士の資格取得を目指しているものです。

会計の経験を身につけながら、いずれは中小企業診断士で
独立できればと考えています。

そんな中、介護事業の事務・総務でスカウトの話がありました。
メリットは給与と残業時間が少なく、資格取得の勉強時間がとりやすいことです。
ただ経験としては今の税理士事務所で続けるべきかと悩んでいます。

早く資格をとり独立したい気持ちが大きいのですが、
独立されたときはどのようなお気持ちだったでしょうか?
未経験がプレッシャーになられましたか?

回答
私も中小企業診断士の受験生時代は不安の塊でした。
でも、中小企業診断士になってからは、不思議とそんな不安がなくなった
そんな当時を少し思い出しました。

問い合わせいただきました件について回答します。

まず、独立した時の気持ちでございますが、
私も1年間だけですが、会計事務所系のコンサルタント会社に勤めた後独立しております。
このため、独立そのものをプレッシャーに感じたことはありませんでした。
その理由は、その会社で、社内はもちろん社外の士業と一緒にプロジェクトを組ませていただいた経験もあったこと及びプレッシャーより期待(これから頑張るぞ)のほうが大きかったためです。

今振り返ると、当時は中小企業診断士として仕事をしたいと思っても独立するしか選択肢がないのはおかしい、中小企業診断士を育成する会社をつくろうという目的を達成するために会計事務所をやめ独立したことが良かったのかなと思っています。

すなわち、独立の理由が、その会計事務所への不満であったり、
自分で食べられるようになるためであったりと
独立するための手段としての中小企業診断士であると
独立した時はよいかもしれませんが、その後の経営者や中小企業診断士としての視野が狭くなっていたのではと感じています。
何かを成し遂げるために独立した人は、独立後もそういう前向きな人との付き合いが増える。そんな気がしています(自分に課された社会的使命を果たすために起業した方との交流や一緒に仕事をすることは本当に楽しいです。)

2つ目の会計事務所か介護事業の事務・総務かとのことですが、
質問者様が何を成し遂げるために中小企業診断士として独立したいのか?
その目的によると思います。

資格は、ある目的を達成するための手段で、しかもとても有効な手段です。
どのように使うかはその人次第と思います。

独立して、資金繰りや管理会計を中心に企業支援を行いたいのであれば会計事務所の経験は生きると思いますし、医療福祉に特化した企業支援を行いたいのであれば、その方面ということになると思います。

何のために中小企業診断士として独立したいのか?
その目的次第です。

中小企業診断士の受験時代は、受かるかどうかそれが不安材料であり、
独立するために中小企業診断士ということになりがちですが、
もう少し視座を高く、私はなぜ中小企業診断士になりたいのだろうと自問自答すると答えは出るかもしれませんよ。

悩んだ数だけ人間は成長すると思います。
質問者様が、思いを持った中小企業診断士になることを期待しています。
頑張ってください。

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中小企業診断士の仕事をしていてつらいと思ったことはありますか?

新卒の方々から診断士の仕事をするうえでの「つらさ」を尋ねられることがあります。この記事では業務的な意味でのつらさというよりも、仕事との向き合い方という観点から「つらさ」の有無などについてご紹介しています。

【2018年3月26日 作成】
【2024年4月17日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

新卒求人の時期になり、新卒者からの質問に答えることが多くなっています。

就職活動をされている学生から質問をいただくことが多いのがタイトルの
「中小企業診断士の仕事をしていてつらいと思ったことはありますか?」
というものです。

今日はこの質問について私の考えを書いてみたいと思います。

“中小企業診断士の仕事をしていてつらいと思ったことはありますか?” の続きを読む

中小企業診断士として活動を開始する最適の年齢は?

中小企業診断士の西井克己です。

最近、中小企業診断士として活動を開始する年齢について質問を受けることが多いです。

結論から申し上げると年齢は、早ければ早いほどいいと答えています。
理由は、弊社は新卒・既卒から採用しており、
その方たちの成長ぶりを見るとやっぱり他の職業と同じように、自分の進むべき方向が明確になっている方は
早い段階(年齢)でその仕事に従事することで、得られるメリットが大きい。
そして、その人が望めば将来的に高いところまで到達できる可能性を秘めている。
そう感じているからです。

以前このブログでも未経験者が中小企業診断士事務所に入る年齢というタイトルで記事を書いています。
(以前の記事は、スキルという観点から記載しておりますので、今回は思いという観点から記載したいと思います)

そう答えると、それでは若い時から始めないとダメなのか?という問いがきます。
その問いに対しては当然にダメではないと答えます。

自分自身のあるべき姿が明確になっていて、そのあるべき姿に近づくための有効な手段として中小企業診断士の活用法が明確になっている。
中小企業診断士として活躍したいという熱い思いとそれに従事できるだけの時間が確保できる状態であれば、
人それぞれの開始年齢でよいのではないでしょうか?

一方で、中小企業診断士の事務所に入って、中小企業診断士として活躍したいそう思っていらっしゃる方は少し事情が異なるかもしれません。
中小企業診断士は、独立できる資格であり、取得される方は個性的な方が多いです。
その個性豊かな方たちが1つの事務所にいるためには、事務所と個人の思いの一致ということが大事になります。

いわゆる経営理念に共感できるかということです。

新卒・既卒や30歳未満等若い年齢で入社されると他の会社同様に仕事をしていったり、会社の人と話をしたり、社外の人から会社の評価を聞いてみたり、いろいろな体験から少しずつ理念が浸透していく、そして最後は自分の言葉で理念が語れるようになる。

社会人として10年以上経験されている方は、それまでのご経験である個人の思いが確立されている方が多いです。
そのため、ご経験のある方は、少しずつ思いを醸成していくというより、
その確立された思いと事務所の思いが一致(シンクロ)しているか?これが大事になってくると思います。

このシンクロ率が高ければが高ければお互いにとってこれほどよい組み合わせはないと思います。
ただし、若い方とは違い、お互いに違いを認識しながら歩み寄るというのは実際はなかなか難しい。
これまでの経験からそう感じています。

そう考えると一定のご経験がある方に関しては、若い方とは異なり、
思いのシンクロ率を重視することになると思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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地方に住む中小企業診断士の自己研鑽(資格取得後の勉強)

中小企業診断士の西井克己です。

1 中小企業診断士の自己研鑽
中小企業診断士の自己研鑽はどのようにしているか
資格取得前でもその後どのように研鑽しているか気なる方も少なくないと思います。

中小企業診断士取得後の勉強については、その人の仕事内容や環境によって当然に異なるため、勉強方法も異なると思います。

大都市圏(東京、大阪、愛知)ですと、中小企業診断協会が主催する研究会活動が活発であり、
その研究会に入会することで、自己研鑽することができます。

2 地方に住むと自己研鑽の場が少ない
地方に住むとそれが少ない状況で、どうしようか悩む方も少なくありません。
東京のように研究会はないのですか?
その質問はかなり多く聞きました。
地方も中小企業診断協会主催の研究会は少ないですが、
中小企業診断士ではなく、ビジネスマンや経営者を対象とした勉強会は少なくありません。
自分で調査して、そして行ってみて自分に合う勉強会を選ぶことは地方でもできると思います。

3 地方だからこそあるべき姿を定めて集中して自己研鑽
弊社自身の研鑽のの例を挙げますと、
弊社は中小企業診断士取得後は、3年後のあるべき姿を定めていただきます。
そして、現状とあるべき姿のギャップを埋めるための課題設定をします。
その課題を、自分で解決する課題と人の力も使って解決する課題に分けます。

この人の力を使って解決する課題の解決策の1つに外部研修が設定されることも少なくありません(弊社は年に一回の外部研修受講は必須)。

また、自分の中で解決する課題の解決策が、本を読んだり、1週間の振り返りをしたりすることも少なくありません。

どんな自己研鑽でも、現状とあるべき姿のギャップを埋めるために研鑽がある。

そのためには将来自分がどうなっていたいのか?
どうなったらハッピーなのか?自問自答し、それを定めることが大事であると思います。

地方だからこそ、自己研鑽の場が少ないため、1つ1つの勉強を大切にしていく必要があります。
その時の気分や直近の状況によりやるべきことを決めてしまい、後から考えるとバラバラなことをやるのではなく、1つ1つに集中できる環境こそが地方のいいところと前向きにとらえて頑張りましょう。

時間は有限です。

その有限な時間を有効に活用するためにも自己研鑽は大事であり、その自己研鑽も将来のあるべき姿に近づくための自己研鑽でありたい。

なかなか難しいですがそのように感じております。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士のかばん持ち期間(修業)について

中小企業診断士の西井克己です。

タイトルの中小企業診断士のかばん持ち期間(修業)については、
一般的な質問というより、
弊社(株式会社迅技術経営)に就職を希望されている方から多く受ける質問です。

質問の多くは、かばん持ち期間はどのように定めているかというものが多いです。

かばん持ちの期間は、その人の成長に応じて変化させています。
かばん持ちを行い先輩士業に同行し、議事録を書いたり、お客様に提出する資料を整えたりします。
お客様の前では、発言することも許されていません。
会社としては、育成に特化した期間(1円も稼ぐことのない期間)ですし、育成される方にとっても、自分の思いを蓄積する期間です。
この2年間は、決してお互いにとって楽な期間ではないのですが、その方が士業へと成長していくための大事な期間でありと痛感しております。

2年間のカバン持ちを経てかつ士業としての資格を保有し、先輩士業が1人で仕事を任すことができると判断すれば、
少しずつ自分の仕事を増やしていくことになります(この判断の基準を教えてほしい、具体的に数値化できないのかという質問が多いです。
2年間、かばんを持ってくれた人に対して数字で評価するというのも実は難しく、その先輩士業の勘と経験に頼るのが一番と考えております)

最初は、2年間のかばん持ちでついていた先輩士業が、同行します。
この時は、補助者ではなく、自分が主体的に動くことになります。
ただし、お客様との打ち合わせの後に、同行している先輩士業と議論を行うことで、自分だけではなく、その先輩士業の能力を含めた品質でお客様に提供していくことになります。
これを繰り返し、そして先輩士業の関与を徐々に少なくしていく。こんな育成を行っております。
1人で仕事をするようになっても、お互いに切磋琢磨するために、士業に同行することは少なくありません。

かばん持ち期間は、その人の成長具合に応じて設定しています。これまでの実績では、かばん持ち期間は最短で2年、長い方では4年程度となります。

数字で評価するのがいいのですが、修業という数値化できないものを無理やり数値にするのは乱暴であり、
人それぞれに教育の方法や成長のスピードや伸びるべきポイントも違うので
一律で教育したり評価するのではなく、その人に合わせた教育ということを大事にしています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修行(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の営業はどのようにするのですか?

「中小企業診断士の営業はどのようにするんですか?」よく聞かれる質問の1つです。実は今まで弊社では主だった「営業活動」はしたことがありません。都会で活動している/活動したいと考えている方にはあまり参考にならないかもしれませんが、地方で診断士として活動する中での仕事と営業活動の関係について触れています。

【2018年2月26日 投稿】
【2023年5月9日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士を目指される方からよく受ける質問が
「どのように営業しているのですか?」
という質問です。

〇実は私は営業をしたことがない中小企業診断士です

いつも答えに困る質問の1つです。
なぜならば、中小企業診断士になって営業をしたことがないからです。

先日、東海地方の都市部の方とお話しする機会をいただきましたが、
都市部は、地方よりも予算は多いのですが、公的機関の支援が中小企業にいきわたらず、最初から中小企業経営者と直接仕事をすることが多いため、
少し地方の営業スタイル(最初は安くても公的機関からの仕事を受けてその中でしっかりとした仕事をさせていただいて、実力をつける)が、当てはまらないようなので、
これから先は、都市部の方は参考になさらないほうが良いと思います。

地方では中小企業診断士の需要と供給は、重要のほうが上回っている状況のように見受けられます。

ただし、この中小企業診断士の需要は、中小企業診断士の仕事ができる方の需要であり、中小企業診断士の資格を持った方ではありません。
(ここが一番難しいところで、文字では表現しづらいのですが、実態はそうだと感じています)。

個人的には、中小企業診断士の資格をもち、中小企業診断士会等に登録すると一度は公的機関や中小企業診断士会からの仕事の機会に恵まれると思います。
その機会をどのように活用するかにかかっているのではないか思っています。

どのような仕事も機会をとらえられるかどうかは、その方がそれまで、どのように努力や準備をしてきたのかが試されると思いますので、
資格だけではなく、職業人としてどんなことを大切にしてきたのか、どのように努力や仕事に対して真摯に向き合ってきたのかが影響すると思われます。
これをすればこうなるという答えはないので、その道に向かって妥協せず、一生懸命やり続けてきたことが唯一の正解かもしれません。

 

〇依頼をいただいたときに適切な仕事ができるように品質を高めること

そういう観点から考えますと、地方の中小企業診断士に必要なのは、適切な仕事ができるように品質を高めることが大事と思われます。
(中小企業診断士同士の対話でよくあるのですが、味がよくないラーメン屋の支援をするにあたっては、販促よりもまず、ターゲットとなるお客様がおいしいと思う味に改良する必要がある。診断士に限らず、そんな仕事もそうだと思います)

地方の中小企業診断士の場合は、適切な仕事をしていると認めていただけると次の仕事が紹介されたりすることがあります。
(私自身も実際にそうでした)。
そのサイクルが回るようになると少し忙しくなってくるかもしれません。
他の士業の方に聞いても同じような答えが返ってきますので、
ある程度長く士業を行っている方の立ち上がりは同じ状況なのかもしれないと個人的には思っています。

 

〇品質水準を少しでも高める

中小企業診断士であれば、品質の良い仕事をするということはほとんどの方が認識をされています。
しかし、その人がこれまで行っていた仕事であったり、これまでの環境であったり、付き合っている人などによりその「品質」の水準がその人にく異なります。
その業界でだれもが認める人の水準を知っているかどうかがこの水準を変える大きなカギではないかと感じています。
品質水準が高い方は常に高みを目指している。つまり、客観的にみるとすごい水準であるにも関わらず自分はまだまだできるというか方が多いのではないでしょうか?

中小企業診断士だけではなく、士業は、初見の方でもある程度の品質で仕事ができる人間という前提条件で話が前に進むことが多く、その期待値を上回るかどうかこれが今後の受注に影響を与えているのかもしれません。
どんな仕事もそうですが、最大の営業は仕事場である。そう思っております。
(お客様から紹介していただくと、その期待に応えようといつもより頑張ってしまう。そんな人が士業にあっているのかもしれませんね)。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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社会保険労務士資格と中小企業診断士の業務(ダブルライセンスを取ったほうが良いか)について

中小企業診断士の西井克己です。

現在規模感のある企業のお勤めの方からよく受ける質問の1つに、
現在中小企業診断士を目指しているのですが、社会保険労務士も目指したほうが良いですか?
というものがあります。

資格は取ったほうが良いかそうでないかという単純な質問に対しては、
当然にとったほうが良いという回答になります。

しかし、質問者の質問の意図は、そうではなく会社をやめて独立した時に
中小企業診断士単独よりも社会保険労務士とのダブルライセンスのほうが食べられるようになりやすいですか?
という質問のことが多いです。

食べられるようになるということは、
その人のこれまでの仕事の進め方、
年齢、人脈などいろいろなものが複雑に関係しており、
資格は、その要素の1つにすぎない場合が多いです。

サラリーマンの方は、資格は要素の1つであることは当然に認識しているものの、要素の大きさを過大評価しているように思うことが多々ございます。
すなわち、これまでは会社の看板で仕事をさせていただいている、その看板の代替として資格があるのではないか?ということです。

現在中小企業診断士として生計を立てている身として、中小企業診断士に多くの期待をいただいていることは、とてもありがたいですが、
中小企業診断士という資格は、大手企業の看板に代替できるブランド力を持っているとはいいがたい。個人的にはそう感じています。

10年後にはそうでないようなブランドを中小企業診断士が作っていかなければならないと感じてはおりますが・・。

大きな企業にいると、会社の看板で仕事をさせてもらっていると私も言っていましたが、
本当に看板がなくなると、今までの経験(看板があるから、間違ったことを言っていても許されていたことも多々あります。その仕事のやり方が強い立場ではなくとても弱い立場でも通用するやり方をしている方にとっては関係ないのですが、私を始め多くの方がそうではない仕事の仕方をしている)が、ほとんど役に立たなくなることはもちろん、
独立後軌道に乗る前の数年は、サラリーマンとは違い仕事はもらったり、与えられるものではなく
仕事は、創っていくものになります。

その創った仕事が仕事を呼び、形として仕事をいただいたりすることはありますが、
士業として独立するためには、仕事を創るこれができなくては、継続的に業として成り立つことは難しいと考えます。

すなわち、仕事を創るという視点では、正直資格そのものはほとんど役に立ちません。
こういった意味においては、ダブルライセンスだろうがトリプルライセンスだろうが、
業として成り立たせることができる方は大丈夫でしょうし、そうでない方は、業として成り立つ可能性は乏しいと思われます。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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