中小企業診断士として独立を検討している

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士として独立を検討しています。
どのくらいで食べられるようになりましたか?

こんな質問を受けることがあります。

中小企業診断士は、独立できる資格ではあるが独立している方は少ない。
そんな資格です。
勉強をしている過程で、独立を少し考えたこともある。
中小企業診断士試験に合格した時に、
どのようにこの資格を活かそうかと考え、
その選択肢の1つとして独立を検討した。
という方も少なくないと思います。

1中小企業診断士全体の中で独立している方は約2割

中小企業診断士の中で独立している方の割合は、2012年3月に開催されたちいさな企業未来会議第一回ワーキンググループの資料でそのデータが示されています。
そのデータによると
平成23年6月1日現在で、中小企業診断士の登録者数は、18,063人で、そのうちコンサルタント事務所(自営業者含む)が4,227人であることが分かります。
すなわち中小企業診断士の23%の方が、コンサルタントとして従事している結果となっています。

2企業内中小企業診断士の中で独立を検討している方は約3割

JーNET21のデータで見る中小企業診断士によると
企業内中小企業診断士の方で独立を検討いるのは約3割であることがわかります。

J-NET21のデータを引用(http://j-net21.smrj.go.jp/know/s_hiroba/enquete/p05.html
引用開始
独立開業の意向
問15 中小企業診断士として独立開業を予定していますか。

企業内診断士の30.9%が将来、診断士としての独立開業を予定している。
独立開業の意向 (回答数構成比)
予定はない    1,683 (69.09%)
予定している   753 (30.91%)
有効回答数    2,436(100.00%)

独立開業をしない理由
問16 独立開業を予定しない理由は何ですか。(MA)

中小企業診断士として独立開業を予定しない理由は、以下のとおりである。
独立した場合の経済的不安(収入等)と現在の能力不足が上位を占めている。
独立開業をしない理由               回答数(構成比)
受注機会の確保が難しいと思うから         810(48.59)
現在のところ,自分の能力不足を感じているから   740(44.39)
収入が安定していないから             678(40.67)
現在の仕事の内容や職場環境に満足しているから   670(40.19)
現在に比べ,収入が低下するから          644(38.63)
中小企業診断士の資格取得が目的であったから    80(4.80)
中小企業診断士という職業に魅力を感じていないから 72(4.32)
個人としての責任が重たくなるから         46(2.76)
その他                      123(7.38)
有効回答者数                   1,667

引用終了

312年前に独立した中小企業診断士が、現在と独立開業前を比較すると

3-1 収入について

一番気になるのは収入だと思いますので回答します。
私は、新卒で入った会社は、上場企業(24歳~29歳)で、2社目は、地方の税理士事務所のコンサルタント会社(中小企業:29歳の時)です。
現在、私も含めて、中小企業診断士4名、社会保険労務士1名、診断士を目指す方の会社を経営しております。
その前提条件での
現在の収入は、新卒で入った会社で頂いていた給与よりも低く、
地方の税理士事務所のコンサルタント会社(中小企業)よりも高い状況です。
当然に経営者なので自分の役員報酬は自分で決められる状況なので、
未経験で中小企業診断士を目指す方を雇用せず、会社の利益を考えなければ、新卒で入った会社で頂いていた給与を超える収入は可能な状況です。

また、未経験でこの業界に入りましたので、最初は食べられるほど収入がありませんでした。
独立される方は1年半ぐらいはほとんど収入がなくても何とかなる準備をしておいた方がいいと思います。

上場企業にお勤めの方である程度の収入を得ている方に関しては、収入は低下し、不安定になる可能性は少なくないと思います。

3-2 やりがいについて

新卒で入った会社の時は、上司や仲間やお客様に恵まれて、充実した時間を過ごせていました。
仕事も楽しかったですし、多少の不満はありましたが、やりがいを感じて仕事をしていました。
現在中小企業診断士としてサラリーマン時代と全く違う仕事を行っておりますが、サラリーマン時代よりもさらに充実した人生を歩ませていただいております。

一例をあげると、
我々は社長から資金繰りはもとより、営業・労務など経営全般の相談を受けます。
信頼関係のある経営者からは、ご家族のことまで、幅広い相談を受けます。
中小企業診断士の仕事は、答えがない仕事で、唯一答えがあるとすれば、自分の選択した答えを答えと信じて結果が出るまで行動し続けることです。
こんな不安でいっぱいの仕事ですが、その不安の中で経営者の方と一緒に前に向かって進み、
お客様と一緒に成長し、そしてうまくいったときには心から「ありがとう」と感謝される仕事です。
私自身は中小企業診断士の仕事は、
仕事そのものが社会貢献と実感できるとてもやりがいのある仕事と思っています。

中小企業診断士のやりがいについては、このブログの他の記事に掲載しておりますので
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。【中小企業診断士のやりがい】

4 独立するときは、前向きな気持ちで、成果が出るまでやり続ける決意が必要

最初は受注の確保は難しいですし、収入は減るし、安定もしませんし、個人としての責任も重くなりますが、
それでも、まったく後悔はしておりません。
私自身は、サラリーマン時代にはとても恵まれた環境で、やりがいをもって仕事ができておりましたが、
中小企業診断士として仕事をして、さらにやりがいをもって仕事ができています。

仕事がいやだ、収入が少ないといったネガティブなことからの脱却の手段としての独立は、有効な手段ではありません。
人生で達成したい目標や実現したい世の中のあるべき姿に向かって、リスクはあるけれども軌道に乗るまでやり続ける決意ができれば、独立という手段は有効に働くかもしれません。

熱い思いを持った中小企業診断士が1名でも増えることを期待しております。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいます。最近はスカイプで質問に対応することもしておりますのでお気軽に)。

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【中小企業診断士の仕事がない】取っても食えない?

【2018年12月24日 投稿】
【2020年6月29日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士として登録したけど仕事がありません
と伺うことがあります。
今回はそのことについて記載したいと思います。

“【中小企業診断士の仕事がない】取っても食えない?” の続きを読む

中小企業診断士のノート(マンダラ手帳)

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士はどんなノートを使っていますか?
どんな本を読んでいますか?はきかれることがありますが、どんなノートを使っているかは
10年間で1-2回聞かれたことがあります。

中小企業診断士用の特別なノートがあるわけではないので、あくまで自分がということでお答えしています。

1 サラリーマン時代は大きな手帳をノート代わりに

サラリーマンの時は、A5サイズの大きい手帳をノート代わりにして使っていました。
いわゆる中性紙を用いた手帳を使っていました。

2 中小企業診断士になってから

中小企業診断士になってから、手帳とノートを使い分けている状況です。
初めてのお客様に対しては、初期のヒアリングシートはエクセルで用いて印刷して使う
リピートのお客様に関しては、パソコンをノート代わりにしている状況です。
弊社ではペーパーレス化を進めており、ノートはほとんど、用いていない状況です。
ただし、私自身手帳は、いまだに紙を使っております。

2017年からマンダラ手帳を用いており、ノートというよりも、目標に対する振り返りに使っています。

2018年の振り返り方ですが
1その年の目標はその前の年の11月末までに決めておく。
目標は、健康、仕事、経済、家庭、社会、人格、学習、遊びの項目毎に決め、
月ごとの重点計画も立案する。

2毎週振り返る
2-1手帳に自分で大事にしたいこと(西井の場合は自分でなりたい理想の経営者を年初に筆書きしている)を声を出して読む
2-2月間企画計画項に、健康、仕事、経済、家庭、社会、人格、学習、遊びの欄があるため、前の週でできた日に〇をつける。
2-3週間行動計画項に、今週の目標・役割を先週に記載しているので、その結果(〇×▲)をつける
2-4週間行動計画項を見て、先週にやり残したことがないか確認する
2-5今週の評価・感想・対策項があるので振り返りを記載する

3 今週の計画

3-1私は、月間企画計画項をカレンダー代わりに使っているので、月間企画計画項に記載されている週間の計画を週間行動計画項に転記する(転記しながら今週の計画をイメージする)
3-2週間行動計画項に、今週の目標・役割を記載する
3-3週間行動計画の下(フッター)に記載している項目を読み上げる
(例2018年11月19日の週では「運命に偶然というものはない。人は運命に偶然出会うのではなく、運命を創造するものである」)

これを毎週月曜日の朝にスターバックスで30分程度で振り返っています。
振り返りをするようになってから、仕事がたまらなくなったような気がしています。

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中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士のスキルアップ

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士になった後のスキルアップはどのようにしていますか?

中小企業診断士に合格した方、登録間もない方によく聞かれる質問です。

1 中小企業診断士に登録した後の方が、勉強量は多い

中小企業診断士の勉強量は、1000時間ともいわれています(私は2年間かかりましたので、その倍程度は要しています)。
中小企業診断士になってからは、趣味もすべてやめてこの仕事に集中したこともあり、勉強にあてる時間はそれ以上になっています。
ただし、当然に「試験勉強」ではなく、仕事を進めるにあたっての勉強です。

2 中小企業診断士としての自分のあるべき姿を定める

中小企業診断士になった後の勉強は、仕事のための勉強です。
最初は、仕事をいただくたびにその業界やその周辺のことを一通り勉強してから、実際の面談にのぞむ。こんなことを繰り返します。
ある程度軌道に乗りつつあると、自分の専門性は何なのか?ということを感じるようになります。
最初は広く浅く、ある程度軌道に乗ってくると、次は自分の専門性を高める勉強になってきます。
この専門性が高まった状態での自分の士業としてのあるべき姿を定めることが大事であると考えています。
そのあるべき姿にむかって、自分自身で努力することと、そうでないこと(例えば外部講習を受けることやその専門性に基づいた仕事を受注するために、周りの方に協力していただくなど)を分離して、スキルアップをしていきます。

3 中小企業診断士として経営者に信頼される人間性を高める

経営者は、人生をかけて仕事をしています。自分の経営している分野においては、だれにも負けない自負を持って仕事をされています。
そんな経営者から、一介の中小企業診断士が信頼を勝ち取ることは容易なことではありません。
特に、中小企業診断士は、1人で仕事をしていることが多いので、人を雇用し育てるという経営者の仕事の中で決断(責任を取る)と同じくらいに大事なことを自ら経験していない方がほとんどです。
このため、中小企業診断士は経営者以上に人生哲学等の自分の軸を持ってようやく経営者と目線があってくる。
弊社は、「恩送り」を基本的な考え方においており、経営理念の中にも表現されています。
弊社では、「恩送り」を考え方の基軸において、社員から相談があった時にには「恩送り」視点から回答するようにしたり、週に一度は、経営理念についてそれぞれの考え方を述べる場を設けています。
人それぞれの人生の過程で大きな壁にぶつかりながら、人生哲学が醸成されていくので、自分の言葉で恩送りを表現したり、考え方の基軸にまでなるのは、それもまた人それぞれの時間を要しているのが現実です。
一番大事なことは、壁にぶつかった時に、壁から逃げないこと。逃げてしまってはまた壁にぶつかった時に逃げてしまう。壁にぶつかった時こそ成長できる機会と捉え、その時その時のベストを尽くすこと。
これを繰り返していくことで、人それぞれの人生哲学が醸成されていく。

佐藤一斎の言志耋禄(169)にも施恩は忘れよ、受恵は忘るな

中小企業診断士は、過去の偉人や現代の先輩に学びながら、壁と向き合って経営者に信頼されるだけの人間性を高めていく必要があると思います

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の口述試験(困った時の言葉を用意しよう)

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士2次試験(筆記)の合格発表が終わったら、筆記合格者は口述試験に向けて短期間で取り組むことになります。

口述試験は、他の中小企業診断士になった方の体験談がWEB上に公開されているため、私の時と比べて情報過多になっているかもしれません。

普通に受ければ合格する試験とはいえ、受験される方は落ちたら2次試験そのものが不合格になるため不安でいっぱいだと思います。

私自身も、名古屋で受験したのですが、前日入りしてTACの模擬面接を受けるぐらいに不安でいっぱいでした。
今でも覚えているのですが、早く寝なくてはと思い、ホテル近くの居酒屋で1人で呑んでいたのですがその日は飲んでも飲んでも酔わずに深酒をしてしまい、試験当日酒臭い状態で口述試験を受けています。それでも合格する試験なのでどうぞ安心して受けてください。

口述試験は落とす試験ではありませんので、面接される方が答えが足りないと感じる場合は、他にありませんかなどのサインを送ってくれることがほとんどです。私の時もそうでした。
その時に、一生懸命答えたのに他にと言われてもないと思ってしまうので、あらかじめどんな場合でも使える言葉を用意しておくと、気持ちが安定します。

私の場合は、「自分だけで解決できない事案の場合は、その分野に長けている中小企業診断士や他士業の方や商工会・商工会議所、都道府県等支援センター等の中小企業3団体に相談するよう助言します」というものでした。

面接される方は中小企業診断士として仕事をされている方なので、実際にわからないことがあると連携先に聞いたり対応してもらったりしていると思いますので、その答えを出されると×にはできないと個人的には思っています。

実社会と同じで保険みたいなものがあると思うと安心しますからね。
是非、十分に睡眠をとって当日望んでください。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(最近はスカイプ対応もしています。これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士の未経験者採用を通じた3つの気づき

【2018年11月26日 投稿】
【2020年4月15日 更新】
【2023年4月17日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

弊社は10年以上前から中小企業診断士を目指す方の未経験者採用を行っております。

1.これまでの採用実績

これまでの中小企業診断士を目指す方の未経験者採用の実績としては、

2008年採用20代中途
入社当時 未経験 中小企業診断士1次試験合格(現在中小企業診断士)
2010年採用20代中途
入社当時 未経験 中小企業診断士(寿退職、現在隣県で活動中)
2011年採用20代中途
入社当時 未経験 中小企業診断士1次試験合格(試験合格せず、弊社退職)
2012年採用20代新卒
入社当時 未経験 中小企業診断士1次試験合格(現在中小企業診断士)
2015年採用20代第二新卒
入社当時 未経験 中小企業診断士(2021年に税理士に合格し、弊社にて診断士・税理士として活動中)
2019年採用50代中途
入社当時 未経験 中小企業診断士(前職の経験を活かし、全国的に活動中)
となっております。

弊社は独立前提の採用しておらず、
採用者6名の内、4名は弊社で中小企業診断士として活躍されている状況です。
退職された1名は、退職後中小企業支援機関に勤められ、
もう1名は中小企業診断士になっていらっしゃらない方です。
これらの未経験者採用活動を行って気づいたことを以下の通りまとめました。

あくまで採用される側ではなく、採用する側からの視点ですので、
採用する側からの視点を知りたい方はこのまま読み進めていただければと思います。

“中小企業診断士の未経験者採用を通じた3つの気づき” の続きを読む

2018年10月中小企業診断士の求人をまとめてみましたIndeed 中小企業診断士上位60社

中小企業診断士の西井克己です。

2018年8月に引き続き
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先(求人情報)を調べてみました。

今回は、10月21日に中小企業診断士2次試験(筆記)も終わったので変化はないかな?
と思って、調べてみました。
8月より税理士事務所の求人が少なくなっていることがわかります。
中小企業支援機関の求人は、採用が活発になっているはずなのですが、Indeedさんでは埼玉県商工会連合会さんの求人しか掲載されていませんでした。
石川県商工会連合会さんも職員募集をしておりますのでご興味のある方は以下のURLを参照いただけると幸いです。
https://shoko.or.jp/info/common/511

弊社も随時募集しておりますので、ご興味のある方はお問合せいただけると幸いです。
会社見学は必ず西井が対応いたします。

過去にも同様の求人情報の調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前の記事(記事の最後に類似記事へのリンクがあると思います)をご覧いただけると幸いです。

2018年10月25日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   34
公認会計士・税理士事務所                 12
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     10
中小企業支援機関                     2
迅技術経営                        3

2018年8月22日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   23
公認会計士・税理士事務所                 19
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     11
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        5

2018年6月17日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 14
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        1

2018年1月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 4
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     14
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        3

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

皆さんの参考になればと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士になって公的機関に転職する

中小企業診断士の西井克己です。

現在金融機関にお勤めの方や大手企業にお勤めの方で中小企業診断士に登録されて間もない方もしくは中小企業診断士の勉強を始められた方から公的機関に転職したいという相談をいただくことがあります。
その時に必ず伺うのは、なぜ公的機関に転職したいのかということです。

〇中小企業診断士として公的機関に転職したい理由

その回答として多いのは、
・地元に帰って安定的な職に転職したいため。
・いまよりも中小企業診断士の仕事ができそうだから。
・現在の職場に不満があり、中小企業診断士を活用して転職したい。求人を探すと公的機関からの求人があった。
などがあります。

結構具体的な理由で転職を希望されている方もいらっしゃるのですが、多くの方がなんとなくのイメージで公的機関を選んでいらっしゃる(安定していそう、中小企業診断士の仕事ができそう、地元の経済に貢献できそう)ことが多いような気がしています。

何をやりたくて中小企業診断士として転職するのか?
そのやりたいことに近づくためにどうして公的機関なのか?
もっと明確にすると転職活動がスムースに進むと思いますし、
転職した後も、すっと業務に入っていけると思います。

 

〇まず公的機関の役割を知ろう

まずは、公的機関の役割を知ることが大事かと思います。
中小企業診断士として公的機関に転職といってもいろいろな機関があり、
国関係ですと中小企業基盤整備機構、県関係ですと各県の都道府県等中小企業支援センターや中小企業団体中央会、地域ですと商工会議所や商工会
が一般的な中小企業支援の公的機関です。

それぞれ役割が異なっており、
地域単位の商工会議所や商工会は、中小企業の経営者との関係は他の機関と比べると近いです。
中小企業支援だけではなく、祭り等の地域ならではのイベントの裏方などいろいろな業務を担当することが多いです。この地域のためのなんでも屋さんという仕事かもしれません。
中小企業の経営者との関係が深い一方で、中小企業支援以外の業務も多いかもしれません。

県単位の都道府県等中小企業支援センターや中小企業団体中央会は、商工会議所や商工会と比べると中小企業の経営者との距離はあるかもしれません。商工会議所や商工会さんは、地域を限定してお付き合いしますので、長いお付き合いになりますが、県単位となると事業毎の付き合いになりがちのような感触を持っています。
また、商工会議所や商工会は、一緒に書類をつくるというイメージですが、経営者の作った書類を一緒に添削するというイメージの支援になると思います。
県単位の公的機関は、中小企業支援という点では、商工会議所さんや商工会さんよりも特化しているかもしれませんが、書類の関係が多くなり、中小企業経営者との接触頻度という点では、商工会議所さんや商工会さんの方が多いかもしれません。

国単位の中小企業基盤整備機構等になると、商工会議所や商工会や都道府県等中小企業支援センタと連携して、ある程度大きな支援を行わなければいけないときに、その予算を確保し、地域の中小企業支援機関と連携して(自らが接着剤となり)仕事をしているイメージです。

大枠で考えると地域→県→国になればなるほど、書類と向き合うウェイトが増えているのではと思っております。
商工会議所も商工会も書類と向き合う仕事はありますので、100%中小企業支援に充てることはできない。その力の半分を中小企業支援に充てられれば、本人の充実感は高いと思われます。

公的機関に転職を希望されている方は、間違っていてもいいのでぼんやりとしたイメージではなくできる限り明確化し、自分の思いと明確化したもの重なり具合(どのくらい重なり合うのか)を確認していただくことを強くお勧めしたいと思います。

 

〇公的機関から仕事の依頼を受ける中小企業診断士

それでは公的機関から専門家派遣の依頼を受ける中小企業診断士はどうかというと、
中小企業の経営者と直接話ができるという点では、商工会さん商工会議所さんに近いかもしれません。
ただし、公的機関さんと違い、利益を確保しないと継続的な事業活動ができません。
そのため、中小企業支援の割合は高いとはいえ、すべてがやりたい仕事ができているかというとそうではありません。
やっぱりやりたくない仕事も、利益確保のために行うことも少なくありません。
ただし、仕事を通じて、目的に近づいていると実感していますので、結構充実した毎日を送らせていただいています。

公的機関に転職する。それも大事ですが、まず何のために中小企業診断士として転職するのかもう一度考えて、
自分の思いとできる限り重なり合う転職先を目指すといいかもしれません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士は目的ではなくて手段

中小企業診断士の西井克己です。

弊社は12年前から中小企業診断士になりたいと思う方の求人を行っております。

その時は、資格ブームのはしり(中小企業診断士受験者数が最も多かったのは平成23年度)の時期でした。
一方で当時は、弊社を創業した思いにもつながるのですが、中小企業診断士として働きたいと思っても、働く場所がない状況でした。

当時も現在も変わらないかもしれませんが、資格を取りたいと思う方は大きく2パターンに分かれます。

◎資格は目的ではなく手段
1つは、資格取得の目的があいまいで、ともすれば資格取得自体が目的になっている。
もう1つは、何かを成しえるため(目的)に、手段としての資格取得を考えていることです。

このブログでは何度も記述していますが、私自身は資格は目的にななりえず、ある目的を達成するための手段であるととらえています。

◎そう考える理由
その理由は、
弊社は、私を含めて5名の士業がいます(私を除いてすべて弊社の士業育成システムで育った人材です)。
入社した方全員が資格合格し、弊社に残っているわけではありません。
資格を取ると宣言して弊社に入社して、資格取得前に退社された方も正社員で3名、パートで2名いらっしゃいます。
その共通点を個人的に振り返ると、資格取得だけを目指したり(もしくはその先が見えない)、今の不安を解消するために資格を取るという傾向が強かったと感じています。

◎具体例
具体的には、
弊社は週4日勤務で、資格学校の費用を弊社負担で、士業のかばん持ちをしながら資格勉強ができる士業育成システムを運用しております。
ほとんどの方がこの士業育成システムを魅力に感じて入社されています。
しかし、人それぞれどこに魅力を感じているのかは当然に異なります。

この会社に入って士業育成システムを活用すれば、私も中小企業診断士になれる。
必ずなりたい。
と思っていらっしゃる方は、実はなかなかそのモチベーションが維持されません。
どこかで、何のために私は資格を目指していたのだろうと思い始め、
別に資格を取らなくてもいいのではないかという思いが増幅し、
最終的には、自分にはこの仕事はあっていない(資格を取りたくない)と言って辞められる方が多いです。

何か人生の中でなし得たいことがあり、その手段として資格を取得したいという方は、
資格取得はあくまで通過点にすぎず、モチベーションも維持されやすいです。
ましてや、資格取得後こそが勉強の開始なので、資格勉強の時以上にその後目的に向かって勉強されています。
(弊社の士業は、資格取得の勉強量よりも取得後の勉強量の方が多いです)。

このような体験から、
弊社は入社時には必ず、中小企業診断士取得後どんなことをしたいのか、その思いの強さとそれに向かって頑張りぬけるかを見させていただいております。
ただし、不安で中小企業診断士の取得を目指されている方はどうしてもその先が見えないためにどうしても具体性に欠けた思い(例えば困っている人を助けたい)になってしまうそんな傾向があります。

◎やっぱり資格は目的ではなく手段
中小企業診断士は目的ではなく手段です。
自分の原体験で遭遇した困難なことを、解決するための有効な手段です。
原体験は体験なのでもやっとせず、とても具体的なものです。
原体験である困難なことを克服するための手段として中小企業診断士を目指す。
そんな方との出会いがあることを期待して、今後も活動していきたいと思います。

松下幸之助曰く
この世で根気ほど万能なものはない。才能は万能ではない。才能があっても思い通りの人生を送れない人は多くいる。学問も万能ではない。学歴があってもきちんとした仕事に就いていない人も多くいる。万事に通用するのは意志と根気である。

自分のあるべき姿に向かって根気をもって頑張り続ける。これが一番かもしれません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士になるには(現役中小企業診断士がまとめてみました)

【2018年10月8日 投稿】
【2023年4月28日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

今回はちょっと方向性の違う記事をあげてみます。

中小企業診断士を目指すなら、まず初めに、中小企業診断士について調べておいた方がよいと思いますので中小企業診断士の情報を提供します。
(1)中小企業診断士制度について
(2)中小企業診断士の業務とその役割について
(3)中小企業診断士として登録するためには
(4)中小企業診断士の初回登録から更新まで

以下、各項目について詳しく見ていきたいと思います。

“中小企業診断士になるには(現役中小企業診断士がまとめてみました)” の続きを読む

スキルは育成できても思いは育成しづらい

弊社では創業以来「士業育成システム」を掲げています。採用時にはその方の技術(何ができるか)ではなく、どのような思いや志を持った方なのか、弊社の経営理念の一部である「恩送り」に共感していただける方かといった「思い」に焦点を当てて対話させていただきます。今回は採用広告についても記載しました。

【2018年10月1日 投稿】
【2023年4月28日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

弊社では「士業育成システム」を創業当時から掲げており、
未経験でも思いのある方の採用に取り組んでいます。

今回はそんな弊社の採用過程についてお話したいと思います。

“スキルは育成できても思いは育成しづらい” の続きを読む

中小企業診断士を勉強しているときに行った転職活動について

私が中小企業診断士の資格を目指した当時(2005年頃)、資格を生かした仕事に転職しようとしてもあまり選択肢がない状況でした。そのような中で「外資系コンサル会社」「小規模コンサル会社」「税理士事務所系コンサル会社」という性質の異なる3つの転職先を検討していました。どのような流れで転職先を選んだか、記載しています。

中小企業診断士の西井克己です。

◎中小企業診断士として独立するのか転職するのか
独立するのではなく、転職も考えなかったのですか?
そう聞かれることも少なくありません。

実は独立する際には、転職は全く考えていませんでした。
ただし、独立の前に会計事務所にお世話になっていたのですが、
その会計事務所に転職するときには、中小企業診断士としての転職を検討していました。
過去の記事にも記載しておりますが、
当時は1次試験合格の状態であったので、いわゆる無資格者の状況でした。

◎経営コンサルタントをキーワードとした転職活動
当時のことを思い出すと「中小企業診断士 求人」というキーワードでは、ほとんど求人がヒットしない状況でございました。
そこで 経営コンサルタントをキーワードにインターネット上で求人を探していました。

1つ目の転職候補は、外資系のコンサル会社
2つ目の転職候補は小規模のコンサル会社
最後の1つは税理士事務所系のコンサル会社(ここに就職)
でした。

・外資系コンサル会社
外資系のコンサル会社は、会社説明会及び1次試験に挑んだのですが、
やりたいと思う仕事(中小企業の支援)と会社の方向性(大企業支援)が
異なることを強く感じていました。
1次試験は記述だったことを覚えていますが、
受験はしたものの、力及ばず1次試験で落ちてしまいました。

・小規模のコンサル会社
小規模のコンサル会社は1人で事業をされている会社で、
代表と3時間程度とお会いさせていただきました。
結果として、コンサルタントではなく、あるパッケージ商品を販売する仕事であったため、
これもやりたい方向性と違い、そのパッケージを売る仕事をしませんでした。

・税理士事務所系のコンサル会社
税理士事務所系のコンサル会社は、
税理士事務所のお客様は地域の中小企業であるため、思う仕事ができると感じました。
結果として就職できましたので、
地域の中小企業の経営者の方と少なからず対話の機会をいただくことができました。
ただし、税理士事務所も中小企業ですので、トップの考えに大きく依存します。
トップがどのような方向性でこの事務所を成長させていくのかその方針をよく確認せずに
私は入社してしまいました。
このため、1年でその会社を辞め、独立の道を歩むことになりました。
現在私もわが社の経営を担わせていただいておりますが、その方向性こそが入社の重要ポイントであるにもかかわらずその確認を怠ってしまいました。

◎小規模会社に転職する際の注意点
転職時にできる仕事を重視することも大事ですが、特に小規模会社へ就職する際には、トップの方向性を確認することを強くお勧めしたいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
採用についての詳細は、こちらの採用ページからご覧ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
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中小企業診断士として20代で転職する

【2018年9月10日 投稿】
【2023年5月1日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

今回は「中小企業診断士と20代」というテーマで書いていきたいと思います。

 

◎20代で中小企業診断士として転職する方は少ない

20代で中小企業診断士で転職する方はとても少ないと思います。
なぜならば、年間100人程度しか20代の合格者数がいない状況で、そのうち転職を検討する方はさらに少なくなるためです。
(中小企業診断協会が公開している平成29年度の中小企業診断士2次試験合格者数は全体で828人そのうち20代は146人(17.6%)となります。)

過去に、
士業もほかの仕事と同じで、ある程度若い年齢で仕事を覚え、それから第一線で活躍し、後進を育成する。
それぞれが10年スパンと考えると、30代で仕事を覚え、40代で第一線、50代で後進の育成と
考えると30歳までにスタートラインに立つ必要がある。
そんな記事をこのブログで記事にしております。
未経験者が中小企業診断士事務所に入る年齢(20代?30代?)

 

◎過去の記事とはちょっと違った切り口(サービス品質の視点)

今回は少し違った切り口で記事にしてみたいと思います。
それは、士業における働く時間とお客様に提供するサービスの品質についてです。

私は毎年、新卒の就職フェアで自らブースに立っており、就職活動をされている学生さんと対話する機会をいただいております。
ここ数年の傾向として、個人の時間を確保するために会社を選ぶ際に休日を重視する学生さんが増えていると感じております。

仕事と個人の時間の使い分けは、当然にその方(学生さん)が人生の中で選択することです。
私は、特に士業の場合は、自分自身で働く時間を管理することはむしろするべきであると思っております
(働きたい人は働き、プライベートの時間を充実させたい方は、プライベートの時間を確保する)。

しかし、学生のかたと会話していると、仕事に充てる時間に焦点が当たっていて、
ご自身が社会人として提供する仕事の品質についての視点が少し欠けているかもしれないと感じることがあります。
これは、会社の中で、組織の一員として仕事をする上においては、当てはまらないことかもしれませんが、
基本的に1人で仕事を完成させる士業の仕事では影響が大きいと感じています。

 

◎1日当たりの働く時間で転職先を探していませんか?

具体的には、
ある方が、1日当たり、5時間を働く時間に充てる選択をしたとします。
同じ士業事務所にいる西井は、1日10時間かけてお客様の満足するレベルの仕事(仮に品質レベル10とする)を提供しています。
1日当たり5時間を仕事の時間に充てる選択をした方は、品質レベル10の仕事を2日かけて(すなわち10時間かけて)お客様に提供する。そんな仕事ができる方であれば全く問題ないと思いますが、
例えば、2日かけて、品質レベル5の仕事を2つ行うもしくは、2日かけて品質レベル7の仕事を提供することは行ってはいけないことと感じています。
すなわち、自分自身が1日当たり5時間の仕事を行う制限をかけていることは、お客様にとっては関係のない話です。
自分の都合によってお客様に迷惑をかけることは、あってはならない話と思っています。

 

◎やっぱり中小企業診断士として一定の品質を確保するためには、一定程度の時間が必要

20代の方で中小企業診断士を目指される理由を聞くと、比較的時間が自由になりそうだからということをあげられる方も少なくありません。
確かに、一定の品質を提供し、お客様を選べるくらいに実力がついた中小企業診断士についてはそうであるかもしれません。
しかし、一定の品質を提供できるためには、やっぱりある程度の時間をかけてその仕事を覚えなければいけませんし、
それは、マニュアルに記載できるような仕事であることは少なく、自分の経験からすると、失敗しなくては気が付かないし身につかないことが多いです。
このため、一定程度の修業期間が必要と感じております(弊社にとってはそれがかばん持ちの2年間)。


◎20代で中小企業診断士への転職を希望されている方へ

20代の方で、中小企業診断士への転職を希望されている方もしくは、中小企業診断士の資格を目指し転職を狙っている方がこのことを
勘違いしながら前に進めていないのか?
新卒ブースに立つたびに心配になっています。

20代は社会に適合できるかどうか不安であることもあり、短期的な視点で判断しがちですが、
・30年後にどうありたいかイメージすること
・ありたい姿に近づくための手段を選択すること
・幸せな人生を歩むためにどんな人と付き合っていくのか?(付き合う人で人生が大きく変わります)
など長期的な視点で判断することも大事なのではないかと思っております。

 

おわりに

世代世代で当然に価値観は違いますので、余計なおせっかいかもしれませんが、20代の方が中小企業診断士への転職を目指している方への懸念事項を記載してみました。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
採用の詳細については、こちらの採用ページをご覧ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
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中小企業診断士有資格者のコンサル会社への転職

中小企業診断士の西井克己です。

タイトルの中小企業診断士有資格者のコンサル会社への転職についてですが、
コンサルタント会社への転職を目指していらっしゃる方の中で、中小企業診断士の勉強をしている。
もしくは、企業内の中小企業診断士の方で転職を検討されている方から相談を受けることがあります。

前者の方は、中小企業診断士という資格が転職にどれだけ好影響を及ぼすのか知りたい。
後者の方は、中小企業診断士という資格に登録したけど実際に活かしきれていないし、転職も検討しているという状況のであることが多いかもしれません。

結論からすると、中小企業診断士有資格者のコンサル会社への転職は、資格は不利には働かないがとっても有利になることもないと思います。
理由は、
中小企業診断士は、わが国で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。
このため、一定程度の知識を持っていることを証明になることは間違いありません。
しかし、一般的なコンサルタント会社は、中途採用を実施するにあたり、中小企業診断士に合格した知識より、その方がこれまで培った経験を重視することは少なくないためです。
具体的には、大手企業を顧客とする経営コンサルタントであれば、戦略系のコンサルタントであれば、大企業がどのような意思決定しているのか身をもって経験されていないと実務を行うことは難しいと思いますし、
現場改善系のコンサルタントであれば、少なくとも現場のリーダー以上で、現場改善や品質改善に取り組んでいないとなかなか現場の方も素直に助言を受け入れてくれません。
私も、本当に少ない経験ですが、上場企業のお客様の支援の際には、職員の方は、まず、私の学歴や経歴で初期判断をし、その後私の言動で受け入れるかどうかの第二判断をされることを十分に注意しながら対応しています。
これは、原則経営者と対応する中小企業の支援とは全く異なる点であると個人的には思っています。
ですから、実務経験もある方で、大手企業のコンサルをするために、経営コンサルタント会社に転職を検討されている場合は、中小企業診断士という資格は有利に働くことになりますが、ご自身の経験を凌駕するような効果はあまり期待はできないかもしれません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
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2018年8月中小企業診断士の求人をまとめてみましたIndeed 中小企業診断士上位60社

中小企業診断士の西井克己です。

2018年6月に引き続き
Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60件の就職先(求人情報)を調べてみました。

今回は、税理士試験も終わったので、税理士事務所の求人が多くなっております。
最近の人材不足を反映してか一般企業の求人も多くなっています。
個人的にびっくりしたのは、V・ファーレン長崎 事業企画の求人で
中小企業診断士に特別資格手当が設定されていたことです。

過去にも同様の求人情報の調査を行っておりますので、Indeedさんの検索結果をご覧になりたい方は以前の記事(記事の最後に類似記事へのリンクがあると思います)をご覧いただけると幸いです。

2018年8月22日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   23
公認会計士・税理士事務所                 19
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     11
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        5

2018年6月17日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 14
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        1

2018年1月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 4
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     14
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        3

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2017年11月20日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   39
公認会計士・税理士事務所                 8
講師などの雇用ではなく委託の仕事             3
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     6
中小企業支援機関                     1
迅技術経営                        3

皆さんの参考になればと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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企業内診断士として転職

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士に登録し、企業内診断士として転職したい。

中小企業支援機関や税理士事務所や中小企業診断士事務所など中小企業診断士としての業務をするために、転職を検討している方は、
以前の記事中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました
をご覧いただけると幸いです。

企業内診断士として転職を検討されている方は読み進めていただければと思います。

企業内診断士として転職する場合、どのように資格を活かしていくのか面接のときに会社側と話ができるとベストなのではないかと思っています。
もちろん、その活かし方を迷っているという答えでも十分だと思います。

理由は、中小企業診断士に登録されているという事実は、ある一定の知識を持っているという証明になる一方で、中小企業診断士だけではなく独立可能な資格を保有しているとその将来の活用方法については会社として把握しておきたいものだからです。

具体的には、新卒・既卒ではなく、中途採用の転職の際には、求職者側は、自分のやりたいことや定めた目的のための手段としての転職でしょうし、企業側は、一定のあるべき人物像を定めたうえでの求人活動であることが多いと思います。このため、企業側から見ると、意中の方にあったと思っていても、履歴書に中小企業診断士登録と書いてあるとひょっとしたらすぐにやめてしまうかもという不安に駆られることも少なくないと思います。
このため、企業側としては、長く働いてほしいという思いがあった場合、その人の人生観であったり、これまでの経歴であったり、これからその方が行いたいことを確認し、この方と一緒に働きたいと思ったときに、せっかく苦労して取った資格をその方がどのように活かして人生を歩むのか興味があると思います。

理想論かもしれませんが、求職者も双方が納得できたり協力し合えるそんな落としどころがあると素晴らしいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の活かし方

中小企業診断士の西井克己です。

◎中小企業診断士という資格は活きていますか?ちゃんと活用できていますか?ちゃんと活かしていますか?

中小企業診断士の勉強をしている方もしくは中小企業診断士に登録されたばかりの方からよく受ける質問の1つです。

◎結論
結論は、私はありがたいことに活用できていると思っていますが、他の人はわかりません。と回答しています。

◎理由
理由は、その資格を活用できるかどうかは、その人次第であるためです。

◎具体的
具体的には、
このブログでもお伝えしている通り、資格は目的ではなく手段なので、
仕事を通じてどんなことを行いたいか?
職業人としてのあるべき姿はどんな姿なのか?
中小企業診断士という資格は、これに近づくための道具でしかありません。
このため、人それぞれの目的に対して資格を手段として活用されている方は、活かしているといえると思われます。
士業の業界のあるある話を1つ紹介すると、
1つの資格に登録し、その資格を活かしている方が、職域を広げたりお客様の要望に対応するためにもう1つの資格に挑戦した場合は、その資格はさらに活用されることになる確率が高いですが、1つの資格に登録しそれを十分に活かしきれていないまま(仕事にも恵まれていない状況)、他の資格に挑戦しても資格を活かせないという状況は変わらない。やっぱり資格だけでなんとなる時代はもうすでに過去のものになっていると考えたほうが適切かと思います。

私自身は、資格勉強を開始した時は、サラリーマンでしたし、中小企業診断士のことを何もわかっていなかったので、やっぱり中小企業診断士になることが目的になっていたように思います。
多くの方が最初はそうかもしれませんが、その資格に登録されてもその資格を維持するだけが目的の場合はその資格を活かしきれていないことになるとのではないでしょうか?

◎活かし方はその人次第
やっぱり結論からすると、その方自身が資格の活かし方を描けている方は活かしているし、
そうでない方は、活かしきれていないということになるのではないでしょうか?
特に企業内診断士の方で、試験に合格することだけを目的にしていた場合は、そのあとのビジョンがないとなかなか難しいかもしれません。
人それぞれの中小企業診断士の活かし方があり、それぞれが正解だと思います。
自分自身が正解と信じてそれに向かって頑張り続けている。これがその人その人にとっての資格の活かし方かもしれません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
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中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました

中小企業診断士の資格取得後の転職先は、大きく「中小企業支援機関」「コンサルタント会社」「税理士事務所」「一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの」「中小企業診断士事務所」の5つに分けられます。今回はそれぞれのケースについて、「資格の位置づけ」と「仕事内容(私感を含みます)」の観点から整理してみました。

【2018年8月13日 作成】
【2020年4月24日 更新】
【2024年1月30日 更新】

 

中小企業診断士の西井克己です。

本日は、タイトルの中小企業診断士の転職先についてお伝えしたいと思います。

私は、平成18年に登録(当時30歳)し、その年に中小企業診断士として独立を行いました。
中小企業診断士1次試験に合格したのがその1年前で、そのころから少しずつ転職先を調べていました。
しかし、中小企業診断士を受け入れてくれる会社がほとんどなく、「中小企業診断士 転職」や「中小企業診断士 求人」と検索しても、ほとんどヒットせず、転職専門サイトに中小企業診断士というキーワードで検索しても、中小企業診断士というキーワードでヒットすることがほとんどない。という状況でした。
その状況に落胆したのですが、転職するところがないのであれば作ってしまおうと決意したことが、弊社を創業する一因となっています。

なぜ中小企業診断士事務所の求人が少ないのかご興味のある方は
以下の記事を参照いただけると幸いです。
どうして中小企業診断士事務所の求人が少ないのですか?

“中小企業診断士の転職先を5つに分類してみました” の続きを読む

中小企業診断士に弟子入りする

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士に弟子入りしたい。弟子を取っているところを知らないですか?

そう質問されることは少なくありません。

また、ある程度の大手企業に勤められているシニアの方に、見習い(アルバイト・パート)でもいいのでノウハウを学びに就職したいという方もいらっしゃいます(その考え方に対する回答は以下の記事をご覧いただけると幸いです。)。

見習い(アルバイト・パート)で中小企業診断士事務所に就職して診断士になりたい

◎弊社は独立前提の入社をお断りしている理由
弊社は、独立前提の入社を認めていません。
これは、金銭や精神的な理由(詳細は以下の記事をご覧いただけると幸いです)
どうして中小企業診断士事務所の求人が少ないのですか?

もあるのですが、弊社の経営理念や目指すべき方向性(恩送りができる人を育成する。詳細は以下の記事をご覧いただけると幸いです)が大きく関係しています。
中小企業診断士事務所勤務に適した人(恩送りができる人)

◎弟子入りしたい理由を中小企業診断士にぶつけてみてください
中小企業診断士は、自分のことだけを考えるのではなく、社会全体のこと、地域全体のことを考えて、行動しなければならない。
弟子入りしたいという思いの大半が、まず自分が食べられるようになりたい。でも不安だから弟子入りしようということならば、私は弟子入りそのものをやめた方がよいと助言します。

中小企業診断士として、こんなことをやってみたい。この実現のためには、今の自分には自分の努力で解決できることと、人の手を借りなくてはできないことがある。
人の手を借りるところを弟子入りで補完したい。ということであるならば、弟子入りも1つの手段と思われます。
むしろとても有効な手段です。
漠然とした不安からは何の答えも出ない。不安を具体化し、それを克服する手段として弟子入りを選ぶ。
そんなことを考えていらっしゃる場合は、ぜひ課題を克服する手段として最も適切と思われる中小企業診断士の方と接触してみてはいかがでしょうか?

私は、独立前提の方に教えることはできませんが、世の中の中小企業診断士の中には、そうでない思いの方もたくさんいらっしゃると思います。
私の尊敬する中小企業診断士も中小企業診断士を育て、世の中に輩出している方がいらっしゃいますし、
13年前、私が独立した時と比べると、未経験から中小企業診断士を育てようという方が全国にも増えているような状況です。

是非その熱い思いを、先輩中小企業診断士にぶつけてみてください。
恐らく、先輩中小企業診断士は、表面上言っているのかそうでないのかはすぐにわかると思いますので、皆様の本気度が高ければ高いほど思いは通じると思います。

弟子入りを検討されている方は、ぜひ、自分のことだけ(特に自分が食べられるようになるという衛生要因のようなことではない)ではなく、世の中のため、社会のために自分はどのような人間になりたいのか、その熱い思いをぶつけていただけると幸いです。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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地方の中小企業診断士の仕事の取り方

中小企業診断士の西井克己です。

2018年7月7日 ホテル日航金沢で開催された、第5回中小企業診断士シンポジウムのパネルディスカッションでの質問事項の中に
公的機関と民間の売上比率というものがありました。

3人のパネラーがその質問に対して回答しました。
私もそのパネラーの一人として参加しました。

地方の中小企業診断士が仕事を確保するパターンがなんとなく方向付けされていたのでこのブログで紹介したいと思います。

尚、西井の個人的見解は過去の記事を参考としていただけると幸いです。
中小企業診断士の営業はどのようにするのですか

そのパネルディスカッションで方向付けされた致傷の中小企業診断士の仕事の取り方ですが、
〇スタートアップ時期(地方の中小企業診断士がまず初めに仕事を手掛ける仕事)
は、公的機関からの仕事を受けている。
具体的には、エキスパートバンクやミラサポなどの専門家派遣制度で企業に派遣されたり、公的機関の臨時職員として契約してその仕事を担うものです。
また、地方は中小企業診断協会が窓口となって仕事を受けていることもあり、中小企業診断協会から紹介を受けることも少なくありません。

〇仕事を始めて3-5年後
そこか3-5年たち実力と実績がついてくると、公的機関の仕事でご縁のあった企業から継続的に支援を依頼されることがあります(これを民間契約ということが多いです)。

公的機関からのの仕事は、単価が決まっていますが、民間契約は当然に自分である程度単価を決めることができます。
民間契約の仕事が取れるようになってきた場合は、公的機関からの仕事を絞って民間契約が主となっていく。
公的機関からの仕事は単価が決まっていることと、予算によって仕事の量が決まるので、自分の仕事の質ではないところで受注が左右されるので、ある程度の実力がついたら民間契約を主体にされている方が多い。
こんな方向性であったと思います。

〇最終的には
すなわち、最初は公的機関のみの仕事が、少しずつ民間契約が取れはじめ、最終的には民間契約が大半になる。

ただし、これはパネルディスカッションでの方向性であったため、
石川県の周りの中小企業診断士を見てみると、ずっと公的機関のみの仕事をされている方もいらっしゃいますし、
民間契約が取れるようになった状態で公的機関の仕事を受けている方もいらっしゃいますし、
最初から民間契約主体の方尾いらっしゃいます。
なので、このパネルディスカッションで得られた方向性は、当然に1つの方向性の例示ということかと思います。

私も、中小企業診断士になって10年以上経過しますが、民間契約の仕事もいただいておりますが、公的機関からの仕事もたくさんいただいております。

また、中小企業診断士と名乗っている以上は、公的機関からの仕事は受けなくてはならないし、
中小企業支援機関の職員の方に仕事を教えていただいて現在があるので、仕事を受けた時はその仕事を成すことはもちろん一緒に若手の経営指導員についてもらっていることも少なくありません。

パネルディスカッションで違う視点を持つ中小企業診断士と話をするのはとても楽しかったので少し記事にしてみました。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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