中小企業診断士の西井克己です。
中小企業診断士1次試験が終わり2次試験対策をされている方が多い時期だと思います。
2次試験の勉強は、1次試験と違い答えがはっきりと分かりません。
勉強をしてもなんとなく感覚がつかめない。勉強の仕方が分からなくなった。そんな状況に陥る方も少なくありません。
私自身も、合格した年と不合格の年を比べてみても、
合格した年がよくできていたという感触はありませんでした。
そんな試験だからこそ、自分なりの勉強の仕方を確立することが大事だと思います。
・テキストを自分なりにまとめることを中心とされる方
・とにかく問題をといて、疑問点をつぶしていく方
・本文を写経して、問題を作った方の意図が見えるポイントを自分なりに把握する方
いろいろいらっしゃると思います。
どれも自分の血となり肉となるまでその手法を確立すれば、正解であると思います。
勉強の仕方は様々ですが、どんな仕方でもやり切れるかどうかが大事なことではないかと思っています。
自分をそこまで追い込むために私は以下のことを心がけていました。
〇模試は全部受ける
模試をTACだけではなく大手資格学校の模試を受講し(大原さん、LECさん、TBCさん、日本マンパワーさん)、
類似する問題が出ればある程度対応できるようにしました。
〇試験を解くプロセスも定型化
2次試験については、問題文を読み終わるのは〇分、本文を読み終わるのは〇分、もう一度問題文を読んで得点計画を立案するのに〇分など
当日でも平常心を保てるように、定型化していました。
勉強の仕方だけではなく回答の仕方も作っていました。
〇自分の苦手なところのみを書き出したノートを作る。
よく間違える箇所については、1つ1つ覚えるのではなく、概念としてノートにまとめました。
(これは、中小企業診断士だけではなく、いろいろなことに使っている私の勉強の仕方です)
〇どうしても回答できない時に少しでも部分点を取ることができるキーワードを決めていた。
中小企業診断士の2次試験は、記述式の試験です。
どうしても答えが書けない。でも書かなくては。試験当日にそんな状態になるとその問題だけではなく他の問題にも影響を受けます。
そこで、私は、1つの店舗でうまくいっていてそれが水平展開できないことに関する問題であれば、この回答を、
輸出入に関する問題であればこの回答を
など、その企業が抱える問題に対して、部分点を確保できそうなキーワードを決めていました。
これにより、回答できないなと思った問題に対し深入りすることがなくなりました。
実際に本試験でこのキーワードを使うことはなかったですが、心配性の方は、保険のつもりでキーワード(いわゆるマジックワード)を作っておいてもよいかもしれません。
参考にならないかもしれませんが、中小企業診断士試験の勉強の仕方についてまとめてみました。
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