中小企業診断士の西井克己です。
1 私も財務会計は苦手でした
中小企業診断士の試験でまず財務会計につまづく人が多いのではないでしょうか?
私も中小企業診断士試験の受験時代は1次試験2次試験共に財務会計は苦手で、1年目の2次試験は財務会計で足切りであったほどでした(私の受験時代は、点数のフィードバックもなかったので私の推論でしかありませんが)。
2 苦手科目の克服方法
中小企業診断士の苦手科目克服方法ですが、ネットで検索するといろいろなところで記載されています。
例えば、中小機構のJ-NET21の中小企業診断士の広場にいろいろな方の体験談が記載されていますので、参考にしていただけると幸いです。
複数回受験で1次試験を突破した合格者座談会【第3回】モチベーションのコントロール法
3 受験時代は苦手であった財務会計であったが現在は財務会計でご飯を食べている西井の財務会計の勉強方法
本テーマの中小企業診断士試験の財務会計克服方法ですが、私自身の体験をお伝えしたいと思います。
それは、毎日1問でもいいので財務会計問題を解き続けることです。
3-1 どのくらいに財務会計が苦手だったか
財務会計は受験時代は本当に苦手で、1次試験も2次試験も財務会計は苦手でした。
それまで、勉強は化学と物理しかしていなかったので、財務会計という世界とは程遠いところにいましたので、最初から躓きました(どのくらいわからなかったかは、未経験者が中小企業診断士事務所に入る年齢にも記載しています)。良くありますが、財務会計に取り組んだものの何が分からないかわからないという状況でした。毎日財務会計の勉強を続けていても、わからないことが分かった(確認できた)だけで、なんの前進も感じられないし、財務会計のテストの点数もさんざんという状況が続くくらいに苦手でした。
また、1年目の中小企業診断士2次試験は、最後の科目である財務会計で明らかに足切りとなる(試験が終了した瞬間に落ちたと分かるぐらいの出来でした)など、ある程度理解が進んでも苦手意識を克服できない状態でした。
3-2 1年目は財務会計で落ちたので、2年目は財務会計で足切りだけは避けたい。
今の様に2次試験の結果がABCで帰ってこない時代でしたので、本当に財務会計で足切りされたのかわかりませんが、気持ちとしては2年目は絶対に財務会計の足切りだけは、何とか避けたいと思いました。
効果的な勉強方法を思いついたわけではなく、ただひたすらに、財務会計の問題を毎日1問以上解くことを課題に取り組みました。
どこで財務会計の苦手を克服したのか今でもわかりませんが、気が付けば2年目のTACの2次公開模試では、財務会計は100位以内に入るなど模試の点数に表れる程度になっていました。
結果として、2年目の2次試験に合格しました。
財務会計については、自己採点では計算問題はすべてあっていたと思います。
4 現在では、金融機関や公的機関の職員に財務会計について職員研修をしています
現在では、金融機関出身でも、経済学部出身でもありませんが、財務会計や金融支援は、いろいろなお客様や中小企業支援機関様から引き合いのいただいている分野の1つになっています。
苦手だからあきらめるというのではなく、苦手だからこそ全方位的に徹底的に行うことで、深堀でき、中小企業診断士試験では財務会計は苦手科目であったが、実務の世界では得意分野になることも多いと思います(試験ですのであまり深堀しすぎると試験に受からなくなりますのでほどほどに)。
苦手科目と付き合うといいことがあるかも知れませんよ。
NHKのテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で脳科学者 茂木健一郎さんが言った言葉
「特に、欠点や弱点というのは脳科学から見ればチャンス強く意識を集中できるため、努力して乗り越える。普通の人より上の領域に行けるのです。」
中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
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