中小企業診断士を目指した理由

中小企業診断士西井克己です。

このごろなぜ中小企業診断士を目指したの?とよく聞かれます。

今考えるとたわいもないがその当時(受験時代)はいろいろと
悩んでいたと思います。

受験時代はとにかく中小企業診断士になりたいという思いが先行していましたが、

今の様に、自分が中小企業診断士としてやるべきことを明確に持ってそれに向かって突き進むイメージはあまりありませんでしたが、その時も、なんとなく中小企業診断士になってこんなことをしたいという思いは
あったような気がします。
そのことが勉強の意欲維持につながったと思います。

今中小企業診断士の勉強をされている方も、明確にこうなりたい、こうあるべきというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますがなんとなくという方も少なくないと思います。
実際に実務を行わないともやもやしたイメージがすっきり明確になることは少ないと思います。
しかし、もやもやとしていても、あるべき姿のイメージだけは自分で保有しておく必要があるのでは?と思います。

なぜならば、このページにもいくつか書きましたが、資格取得はスタートであり決してゴールではありません。
中小企業診断士の資格は、中小企業を支援するための1つの入り口であり手段であるのにすぎません。

資格取得後何をしたいのか?その思いが強いほど士業としての
伸び方が違うように思います。

私は中小企業診断士となって12年目、日々お客様や仲間に支えられて何とか
仕事を行っております。
お客様や仲間において行かれないように強い思いをを持って仕事をしていきたいと思います。

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中小企業診断士事務所

中小企業診断士の仕事は楽しいですか?

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士の仕事が楽しいかどうかはよく聞かれる質問です。

私はもちろん中小企業診断士の仕事は楽しいと答えます。

どんなところが楽しいかといえば、
1 中小企業診断士は、仕事そのものが社会貢献につながる仕事
2 仕事をして、ありがとうと言ってもらえる仕事
3 自社の都合を考えることなく、お客様本位で仕事を進めることができます
(セールスの仕事の場合、当社が利益を上げるとお客様の利益を阻害することもあるかも知れませんが、中小企業診断士の場合はお客様の繁栄なくして中小企業診断士の繁栄はありません。このため、お客様本位で仕事を進めることができます)。

もっと根本的なところでいえば、
中小企業診断士の仕事は、地域経済の源である中小企業を支えるとても大事な仕事であること、そしてやればやるほど奥深く、答えのない仕事です。
しかし、中小企業診断士は、資格制度やその仕事の性質上なりたいと思った方全員が「できる仕事」ではありません。
だからこそ、そのスタートラインに立った人は、その仕事を行えることに感謝し、楽しくその仕事に当たっていかなくていけないと思います。

また、人の行動や考え方が変わる過程を近くで見ることができます。
事業承継の仕事であれば、後継者として入社した方が、経営者として成長していく重要な時期を共有できます。

私は中小企業診断士になりたいと思う人材を1人前になる支援(1人前になろうとする人が悩んだ時に考え方を変えるためのヒントを与えるようなイメージです)をすることを人生のミッションと考えているため、その人材が成長していく様子も身近で見ることができます。

さらに、中小企業診断士同士で、会食したりすると、ほとんどが前向きな会話ばかりで、とても楽しい場ばかりです。
(私は、中小企業診断士になるまであまり会食の場が苦手でしたが、中小企業診断士同士の会食はとても楽しみにしております。)

楽しいことを挙げればきりがない、本当にやりがいのある仕事です。

中小企業診断士になりたいと思っていらっしゃる方、仕事は本当にやりがいがあって楽しい仕事です。
是非、資格をとって、お互いに楽しい仕事をしましょう。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士事務所

どんな方が中小企業診断士として活躍していますか?

中小企業診断士の西井克己です。

どんな方が中小企業診断士として活躍しているか?
中小企業診断協会の統計データがあれば、データとして回答できるのですが、
中小企業診断士として業を営んでいる方の背景の統計データはないようです。

何とか傾向をつかみたいと思い、
中小企業診断協会の2016年の中小企業診断士2次試験合格者の統計資料と
J-NET21のデータで見る中小企業診断士2016年版を比較してみました。
そのデータを以下に示します。
中小企業診断士プロコン年齢傾向

このデータを見ると、2016年の中小企業診断士2次試験合格者は、30代が最も多く、民間企業勤務者が多い状況です。
一方で、データで見る中小企業診断士2016年度版を見ると、50代が最も多く、民間企業勤務者に次いでプロコン経営が多い状況となっています。

 合格者は30代が多いのですが、実際に中小企業診断士として活躍している方を中心に統計を取ると、50代の方が多いこんな傾向が出ているのかもしれません。

 確かに、私の周りでも、20代で中小企業診断士として活躍している方はほとんどなく(石川県内では20代は弊社社員しかいない)、30代がわずか、40代がようやく少し、50-60代が大半という状況です。

 ただし、平成14年度から中小企業診断士受験者数が1万2千人を超え、平成22年度はピークとなる2万2千人となっています。
それと同じように、平成14年度から受験当時は30代であった方が、現在は10年以上のキャリアを持つプロの中小企業診断士として、活躍されている方がいらっしゃいます。
私が2017年5月現在で41歳ということもあってか、10年程度のキャリアを持つ40代の中小企業診断士と意見交換をする機会が多くなっております。

 私の周りにいる方に限定して言えば、
新卒で中小企業に就職されている方は少なく、新卒で大手企業に就職し程度の実績を積んだ後、30歳代半ばまでにプロの中小企業診断士としてスタートをしている。
そんな方が多い感じがいたします。

 それまでは、中小企業診断士として登録しても企業内にとどまっていた方が、いろいろな社会情勢やそれぞれ個々の事情もあり、中小企業診断士としての職業人生をスタートし、その方が実際にプロとして継続的に活躍する。その先輩診断士の姿を見て、話を聞いて、独立する方が少しずつ増えてきた。
個人的にはそんな良い連鎖で少しずつ30代や40代の中小企業診断士が増えてきた感じを持っております。

 ただし、ここ4年ぐらいは動きが止まり、徐々にプロの中小企業診断士になる30代の方が少なくなってきているように感じております。全体的に若者の安定傾向が強くなっておりますので、中小企業診断士もその影響を受けているかもしれません(受験者数が平成22年をピークに減少しているのも少なからずその影響を受けている)。

 私個人的には、いろいろな背景を持った方が、中小企業診断士として中小企業を支援してほしい。活躍の場はたくさんあると思っています。
 もし、周りに中小企業診断士の方がいればその方たちと意見交換してみてください。きっといろいろな気づきがあると思いますよ。

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中小企業診断士事務所

中小企業診断士事務所に勤務(転職)するリスク

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士事務所で、求人を出していること自体が少ないですが、
私の経験を踏まえ、中小企業診断士事務所に勤務するリスクについて記載したいと思います。

1 給与水準が高くない
 コンサルタントは一般的には給与水準が高いというイメージがありますが、中小企業診断士事務所は、中小零細企業をお客様としておりますので決して給与は高くありません。
 上場企業のサラリーマンより確実に給与水準は低いです。
 弊社の場合は、中小企業診断士として活躍できる状態になれば、地方においては安心して家庭を持つことができる給与水準であると思われます。
 弊社の若手の中小企業診断士は、登録されて1-2年ぐらいで結婚しているという事実があります。
 

2 上司が忙しい
 1つ1つ丁寧に教えてほしい。仕事は会社から与えられるものだ。という考え方の方は、あまりお勧めできません。
 仕事のやり方として、ある程度裁量があって任されている部分があった方が自分にあっているという人でないと難しいかもしれません。

3 基本的に答えのない仕事なので、早く仕事をこなすよりも、時間をかけて自分なりに仮説検証を繰り返す必要がある
 中小企業の経営支援の仕事をしておりますので、仕事の答えはありません。
 そのため、仕事をはやく完成させることが重視されるのではなく、むしろ時間はかかってもよいので、仕事の背景を踏まえながら仮説検証を繰り返す仕事のやり方を自分なりにマスターしなくては、ほとんど仕事ができない状況になります。
 通常の会社は、早く正確に仕事を行うことを是としていますが、中小企業診断士の事務所は、答えがない仕事をしているので、間違っていても、仮説検証を繰り返して前にすすめることを重視されます。
 この考え方が身につくかどうかが、中小企業診断士事務所に定着できるかどうかのポイントと個人的には考えています。

4 社長(所長)と仕事に対する価値観が合わないとつらい(大企業との大きな違い)
 中小企業診断士であるトップは、ある程度の仕事に対する価値観を持っており、それを実現するために1人でやるというより組織化して人を雇用する選択をしています。
 その方と価値観があわないと一緒に継続して仕事をするのは困難かもしれません。
 一方で、価値観があっているととても居心地がいいかもしれません。
 これは、中小企業診断士事務所だけではなく、中小企業全体に言えることだと思います。

もちろん、これらが全てあてはまるわけではありません。例外はたくさんあると思います。
ただ、この4つは、恥ずかしいお話ですが、全て私が税理士事務所系のコンサル会社で勤務した時に経験してきたことです。

今考えると当たり前のことなのですが、当時はわからない状態でした。
もし私と同じ立場の人がいれば、ひょっとしたら役に立つかもと思いブログに記載しました。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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経理経験が中小企業診断士として活きることはあるか

中小企業診断士の西井克己です。

弊社は通年採用をしておりますので、いろいろな方背景をお持ちの方と面接させていただきました。

男性の方というより女性の方で、
簿記2級以上で経理経験もある方が弊社の採用に対して問い合わせや実際に面接を頂けることがあります。

簿記の知識や経理としての経験が中小企業診断士として活躍するときに活きるかどうかといえば
活きると私は答えます。

特に、資金繰りの把握や金融機関方と資金調達や融資の一本化等の金融支援等の経験は、中小企業を経営されておられる経営者から信頼を得るきっかけになると思います。
この経験は、金融機関の方か経理担当の方以外はなかなか得にくい経験ですので、中小企業診断士となった場合、とても活かせる経験と思います。

ただし、物事にはメリットもあれば必ずデメリットもあります。
経理経験者が中小企業診断士となられたときの一番の実務上のハードルは、中小企業診断士は、全体を診る必要があるいわゆる全体最適化の視点が必要ですが、経理という限られた仕事を一定期間務められた方は全体最適化の視点がなかなか持ちにくいことです。

これは経理経験に限ったことではないかもしれませんが、大きな組織であればあるほど、仕事や組織が細分化され、その細分化された部門(自分の裁量の範囲)で最適化(部分最適化)することはよくあることだと思います。

経理という特殊な業務であればなおさらだと思います。

例えば、中小企業診断士試験を勉強している方は即答できる確率が高く、簿記2級をお持ちの方は即答できる確率が低い質問として、貸借対照表の一番左上の勘定科目と一番右上の勘定科目を教えてくださいという質問があります。
これは、貸借対照表を概念としてとらえているとすぐに答えられる質問と思われますが、実際に即答された方は多いとは言えない状況です。

中小企業診断士の業務は、多岐にわたっていますので、経理経験は必ず活かすことができます。いろいろな背景を持つ方が中小企業診断士となることで業界が活性化すると思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
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中小企業診断士事務所の給与水準(収入)

中小企業診断士の西井克己です。

1 中小企業診断士事務所の給与水準は大手企業を顧客にしているコンサルタント会社よりも低い

中小企業診断士事務所の給与水準(収入)ですが、
弊社の場合、一般的なコンサルタント会社よりも低いです。
初任給は、石川県庁の大卒を参考にしております。
なぜならば、一般的なコンサルタント会社は、大手企業をお客様にしておりますが、
弊社をはじめとする中小企業診断士は中小企業をお客様としております。
中小企業は多くの付加価値を稼ぎ出しているというより
少ない付加価値の中で、人件費を支払い、経費を削減し、何とか利益を確保しようと努力している会社がほとんどです。
このため、弊社にお支払いいただいている顧問料も大手企業をお客様としているコンサルタント会社よりも低く設定させていただいております。
一方で、中小企業診断士は、1人で自宅で活動されている方が大半であり、その方と比べると弊社は、組織として動いている分だけ固定費を多く要しているため、1人で自宅で活動されている方と比べると顧問料は高く設定させていただいております。
弊社の顧問報酬は、
自宅で開業している中小企業診断士<弊社<コンサルタント会社
というイメージです。
そのため、弊社の場合ですと通常のコンサルタント会社より給与水準は高くありません。

 

2 迅技術経営の給与は

平成29年5月現在の弊社の給与水準は
新卒初任給 月給168,200円 (かばん持ち期間中)
中小企業診断士(かばん持ち修了後)は月給255,400円~となります。
士業になれば、月給のほか、売上変動給(賞与)が発生します。


3 中小企業診断士の年間売上

また、全体的な統計データですが、
中小企業診断士の収入は?にも記載しましたが、
データで見る中小企業診断士に中小企業診断士の年間売上の統計データが掲載されています。
年間売上          回答数
300万円以内          49
301~400万円以内      46
401~500万円以内      55
501~800万円以内      110
801~1,000万円以内     82
1,001~1,500万円以内    104
1,501~2,000万円以内    50
2,001~2,500万円以内    20
2,501~3,000万円以内    12
3,001万円以上         24
____合計           552
転載終わり。
元データはこちら

売上ですので、この売上から経費が引かれ、所得(収入)ということになります。

一部上場企業にお勤めの方であれば、大半の方が、おそらく給与水準(収入)は下がると思います。


4 個人的には、中小企業診断士という仕事は、お金も大事であるが、何をしたいかの1つの手段と思う

しかし、中小企業診断士は、経営者の悩みを聞かせていただいたり、
その悩みを解決する提案を行って一緒に解決する。そうすると企業が少しずつ良い方向に変化していく。
上場企業のサラリーマンではなかなか感じることができないことを実感することができます。
まさしくそれは金銭では表すことができないもので、職業としての中小企業診断士の魅力の1つだと思っています。
しかし、上場企業のサラリーマンでできたこと(大規模なビジネスを行ったり、世の中全体に影響を及ぼすような仕事)
が中小企業診断士になると実現が困難になることもあります。
自分の人生の中で、仕事としてどんなことを達成したいのか?それによって職業が決まるのかもしれませんね。

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経験がないので中小企業診断士試験に合格の上就職したい

中小企業診断士の西井克己です。

1 コンサルタント会社に就職したい
コンサルタント会社への就職を目指している方が中小企業診断士の資格の取得を検討している。
こんなこともあると思います。
特にその分野に対して未経験なので、経験値を資格でカバーしたいそんな思いで資格取得を目指す方も少なくないと思います。

どの分野もそうだと思いますが、経験がないことを、資格でカバーすることはなかなか難しいです。
なぜならば、資格試験は一定の知識があることを疎明するものだからです。
しかし、資格取得は、あることをやりたいと思う目標(自己実現)に近づくための有効な道具(手段)にはなります。
就職であれば面接官、中小企業支援の現場であればお客様、公的な支援であれば中小企業支援機関が最低限度の知識を持った人と評価するのに役立てていると思います。
これは、私自身も資格を持たずに活動していた時と、名刺に中小企業診断士と入れて活動したときには多くの違いを感じました。

2 資格を取得すると初めてのお客様が少しだけ話を聞いてくださるようになる
これは私が感じた感覚的な部分が多く、文字で表現することがとても難しいのですが、
お客様が(特に初対面)経験も少ない私の言葉に少しだけ耳を傾けていただけるようになったことです。

人間関係ができているお客様は、中小企業診断士登録前後であまり変化がなかったと思いますが、全く新しいお客様に対しては少しだけ変化があったと思います。その少しだけの変化でも、30歳の私にとってはとても大きな変化であったと記憶しております。仕事をする上に置いての信頼関係を形成するための扉が最初は頑丈に閉じていたのが、頑丈でなくなった感じでした。

私が感じたことは、少しの変化でしたが、いずれにせよ中小企業診断士の資格は目的に近づくための有効な手段になったことは間違いありません。

3やっぱり経験を資格でカバーするのは難しい
就職をするための手段としての中小企業診断士は有効かどうかはその人次第です。ただし経験を資格でカバーすることは難しいように思えます。
これから資格取得を目指す方は、資格を取ることが目的とせずに、何かをやるための手段としての資格取得となればいいな。
そんな思いでおります。

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税理士事務所が募集している中小企業診断士の求人について

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士の求人(未経験)の探し方でも記載した通り、中小企業診断士の知名度が向上したことにより、税理士事務所さんでも中小企業診断士の募集をしています。

中小企業診断士の勉強を開始して中小企業診断士の仕事に興味を持ち、求人を探してみるとコンサル関係しかない。
中小企業診断士事務所が募集していることはなく、地元の大手クラスの税理士事務所が募集している。
私自身が、中小企業診断士の求人を探していた時に実際にあったことです。今現在もその状況が続いています。
私は、中小企業診断士1次試験合格後、地元の大手クラスの税理士事務所にお世話になりました。
私だけの経験なのであまり一般化できないと思いますが、私の思いを記したいと思います。

1税理士先生、社会保険労務士先生の考え方に触れることができたことがよかった
 私がお世話なった事務所は、税理士・社会保険労務士・中小企業診断士がそれぞれ存在し、ワンストップでお客様の課題を解決することを目指している事務所でした。
このため、同じ中小企業を支援するといっても、税理士からの視点、社会保険労務士からの視点そして自分の視点とそれぞれの違いを仕事を通じて知ることができました。これが一番学ばせていただいたことです。この学びが今現在の弊社のあるべき姿にも反映されています。
2中小企業の経営者との接点ができたことがよかった
 中小企業診断士の勉強をしていても、中小企業の経営者と話したこともない。上場企業に勤めていらっしゃるかたは、実際にそうではないでしょうか?私もそうでした。中小企業の経営者と直接お話しできることはとても有難かったです。

3経営者の考え方と会社の方向性を入社前に確認したほうがよかった
 上場企業の場合ある程度組織として動いているので、管理職でも上位の管理職にならない限り、トップの考えや会社の方向性が直接的に自分の業務に影響を及ぼすことは多くはないと思います。
 しかし、税理士事務所も中小企業なので、トップの考えや会社の方向性は一般社員も当然に影響を受けます。
私は、その確認を怠ったといえます。税理士事務所だけではなくどんな中小企業も会社の方向性と自分の方向性がずれてしまったとき、なかなか長く勤務することが困難になります。私もそこはよく確認せずに入ったことはいまでは、良くなかったことと思っております。

4学んだことはたくさんある。ただし理念に共感できないと長くは勤めることができなかった
 私は、税理士事務所のコンサル部門に就職させていただきましたが、1年という期間でしたが、学んだことはとても多かったといえます。
 今振り返ると、事務所の理念に共感できるかどうかを確認する必要があると思います。

 経営理念に共感できるかどうかが長く勤められるかどうかのポイントであることは税理士事務所に限ったことではありません。私もこの経験から、弊社の理念に共感できるかどうかを重視させていただいております。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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女性中小企業診断士を育成できる機会

中小企業診断士の西井克己です。

1 女性の中小企業診断士は少ない

平成22年に実施された、中小企業診断士を対象としたアンケート
データでみる中小企業診断士によると女性は回答者数の内、3.06%となっており、割合としてすごく少ないことが分かります。

J-NET21の記事にも「診断士界に女性を増やしたい!」とあるほど女性が少なく、ずっと課題とされています。

 

2 弊社もかつては女性中小企業診断士育成にチャレンジ

弊社も2010年に女性中小企業診断士の育成にチャレンジしており、その様子がこれもJ-NET21の地産地診の第一回目に取り上げていただいています。

旧姓萩野さんは、当時私のかばん持ちをしていただいていたのですが、結婚を機に弊社を退社されており、継続して仲間になっていただくためには男性にはない課題があることが分かりました。

私も女性の中小企業診断士とお会いする機会に多く恵まれていないのですが、少ない機会なのですがお会いした方は皆さん素敵な方で、特に自分の軸を持っていらっしゃる方が多く人間的に魅力がある方が中小企業診断士になっていただいているそんな印象を受けております。

全体的な割合として、中小企業診断士は、女性が圧倒的に少ない、でもお会いする方は素敵な方が多い。となると女性の中小企業診断士が増えるととても良いのにと思ってしまします。

思うだけではだめで実践が大事です。
弊社では、正社員のエントリー条件を中小企業診断士1次試験合格としているのですが、子育て世代の方を対象に3年間中小企業診断士を受験するというエントリー条件に変更した求人をしております。
これは、子育て期間中に中小企業診断士に取り組んでいただき、1次試験を合格することができれば、弊社正社員のエントリー資格(正社員転換試験を受験できる資格)を得るというものです。

現在3つの媒体で募集を行っております。
弊社HP http://www.hyt.co.jp/recruit_2_3.html
しゅふJOBパート https://part.shufu-job.jp/com-10002250
ジョブセンス https://j-sen.jp/394950/y

現在のところ、まだエントリーがない状態ですが、あきらめず、継続的に活動していきたいと思います。
そして、良いご縁をいただき、もう一度女性中小企業診断士を育成する機会を頂ければと思っております。

平成30年11月13日追記
現在弊社で2名の子育て中の女性社員が中小企業診断士を目指して勉強されています。
平日は、2日間勤務して、1日休むという勤務形態で、午前中のみの勤務とし、子育てと試験勉強の両立をしていただいております。
2名とも来年の8月の1次試験に向けて頑張ってくださっています。
今回、また女性中小企業診断士を育成する機会をいただきました。
まずは、受験勉強のリズムがつかめるようになっていただければと思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士試験の苦手科目克服方法(財務会計)

中小企業診断士の西井克己です。

1 私も財務会計は苦手でした
中小企業診断士の試験でまず財務会計につまづく人が多いのではないでしょうか?

私も中小企業診断士試験の受験時代は1次試験2次試験共に財務会計は苦手で、1年目の2次試験は財務会計で足切りであったほどでした(私の受験時代は、点数のフィードバックもなかったので私の推論でしかありませんが)。

2 苦手科目の克服方法
 中小企業診断士の苦手科目克服方法ですが、ネットで検索するといろいろなところで記載されています。
 例えば、中小機構のJ-NET21の中小企業診断士の広場にいろいろな方の体験談が記載されていますので、参考にしていただけると幸いです。
 複数回受験で1次試験を突破した合格者座談会【第3回】モチベーションのコントロール法

3 受験時代は苦手であった財務会計であったが現在は財務会計でご飯を食べている西井の財務会計の勉強方法
 本テーマの中小企業診断士試験の財務会計克服方法ですが、私自身の体験をお伝えしたいと思います。
 それは、毎日1問でもいいので財務会計問題を解き続けることです。
 3-1 どのくらいに財務会計が苦手だったか
 財務会計は受験時代は本当に苦手で、1次試験も2次試験も財務会計は苦手でした。
 それまで、勉強は化学と物理しかしていなかったので、財務会計という世界とは程遠いところにいましたので、最初から躓きました(どのくらいわからなかったかは、未経験者が中小企業診断士事務所に入る年齢にも記載しています)。良くありますが、財務会計に取り組んだものの何が分からないかわからないという状況でした。毎日財務会計の勉強を続けていても、わからないことが分かった(確認できた)だけで、なんの前進も感じられないし、財務会計のテストの点数もさんざんという状況が続くくらいに苦手でした。
 また、1年目の中小企業診断士2次試験は、最後の科目である財務会計で明らかに足切りとなる(試験が終了した瞬間に落ちたと分かるぐらいの出来でした)など、ある程度理解が進んでも苦手意識を克服できない状態でした。

 3-2 1年目は財務会計で落ちたので、2年目は財務会計で足切りだけは避けたい。
 今の様に2次試験の結果がABCで帰ってこない時代でしたので、本当に財務会計で足切りされたのかわかりませんが、気持ちとしては2年目は絶対に財務会計の足切りだけは、何とか避けたいと思いました。
 効果的な勉強方法を思いついたわけではなく、ただひたすらに、財務会計の問題を毎日1問以上解くことを課題に取り組みました。
 どこで財務会計の苦手を克服したのか今でもわかりませんが、気が付けば2年目のTACの2次公開模試では、財務会計は100位以内に入るなど模試の点数に表れる程度になっていました。
 結果として、2年目の2次試験に合格しました。
 財務会計については、自己採点では計算問題はすべてあっていたと思います。

4 現在では、金融機関や公的機関の職員に財務会計について職員研修をしています
 現在では、金融機関出身でも、経済学部出身でもありませんが、財務会計や金融支援は、いろいろなお客様や中小企業支援機関様から引き合いのいただいている分野の1つになっています。
 苦手だからあきらめるというのではなく、苦手だからこそ全方位的に徹底的に行うことで、深堀でき、中小企業診断士試験では財務会計は苦手科目であったが、実務の世界では得意分野になることも多いと思います(試験ですのであまり深堀しすぎると試験に受からなくなりますのでほどほどに)。
苦手科目と付き合うといいことがあるかも知れませんよ。

 NHKのテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で脳科学者 茂木健一郎さんが言った言葉
「特に、欠点や弱点というのは脳科学から見ればチャンス強く意識を集中できるため、努力して乗り越える。普通の人より上の領域に行けるのです。」

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士試験を行っている間に転職を検討すべきか

中小企業診断士の西井克己です。

 中小企業診断士試験を開始して勉強を進めるうちに中小企業診断士として働きたくなった。未経験だけれども、若いし、資格を取る前にでも転職すべきでないか?
そう考える方も少なくないと思います。私自身も、中小企業診断士受験中に転職を目的として、3回会社訪問をしています。その時の自分の思いとしては、中小企業診断士試験で勉強していることが実際にどのように役に立つのか知りたいという単純な考えで転職活動(会社訪問)をしました。
 1つ目の転職候補は、外資系のコンサル会社、2つ目の転職候補は小規模のコンサル会社、最後の1つは税理士事務所系のコンサル会社(最後の1つは実際に就職して1年間お世話になりました)でした。
 私が転職活動を行っていた当時の状況は、中小企業診断士1次試験合格し2次試験不合格、2年目の2次試験の合格を目指しているときでした。
 当時を振り返り、自分の経験や周りの方の状況を見ると、中小企業診断士試験の1次試験は合格していない状態で転職を検討(活動をする)することはあまりお奨めできません。
 理由は2つあります。
 1つは、中小企業診断士試験は、私個人的には、中小企業診断士試験は、あきらめなければ合格できる試験と思っておりますが、どうしても合わない方がいらっしゃいます。自分に合った試験かどうか確かめてから転職活動をしてもよいと思います。中小企業診断士1次試験合格は、自分に合った試験かどうかを確認する1つの指標になると思います。
 さらに、私の受験当時と違い1次試験は科目合格制度もあります。1年間、自分の中で一生懸命やって1科目も合格できないとなると、最終合格(2次試験)までかなりのハードルがあるかもしれません。
 もう1つは、一定程度の知識がついた状態でないと、転職に成功したとしても、中小企業診断士の試験勉強で得た知識がどの程度実務に生かせるかどうかの判断ができないからです。1次試験に合格(科目合格含む)していない状態は、広く浅い知識すら身に着けていない状況になります。その状態で実務を行ったとしても、試験で得た知識が役立っているのかどうかわかりづらい状況に思います。
 現実問題、中小企業診断士試験で得た知識は、網羅的な知識のため、お客様(中小企業)の課題を見出すために役立つことがあります(いわゆるあたりをつける)。ただし、その課題の深堀やその課題を解決するためには、網羅的な知識を堀しなくてはなりません。薄く広い知識も断片的にしかカバーできていないと実務的にはかなり厳しいかもしれません。
 中小企業診断士1次試験合格後転職活動を行うことを推奨しています(最近は1次試験の科目合格者も相談に乗っています)。弊社のエントリー資格も新卒・既卒を除き、中小企業診断士1次試験合格(科目合格は応相談)とさせていただいております。
 資格は最後は自分に帰属するものです。最初の一歩は自らの足で前にすすめてから転職活動を行うことも悪くないと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
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見習い(アルバイト・パート)で中小企業診断士事務所に就職して診断士になりたい

中小企業診断士の西井克己です。

 見習い(アルバイト・パート)でもいいので中小企業診断士事務所で働いてみたい。
 私も、中小企業診断士の試験勉強をしていた時そう思いました。
 また、弊社では、正社員のエントリー資格を中小企業診断士1次試験合格(26歳以下は既卒なので条件なし)、パート・アルバイトのエントリー資格は、3年間中小企業診断士の資格試験を受け続けること(ターゲットは子育て世代の方に絞っています)にしているため、たまに、アルバイトでもいいので修業させてくださいといった旨の問合わせをいただきます。
 その問い合わせに対しては、修業のために雇い入れることはできません。
 地域を支える中小企業を皆様の修業のために、しかも中小企業診断士になるかどうかわからない方のために利用するのはよくないと思いますと回答しています。
 面談していただける方については、面談し、弊社の考え方を説明させていただいております。
 弊社は、中小企業診断士・税理士・社会保険労務士として中小企業を支援したいという思いを持つ方を士業へと育てることを大切に考えています。
 それは、その方が中小企業支援者として成長することがゴールではなく、あくまで通過点ととらえております。ゴールはあくまで、自分のスキル経験を活かし、思いのある未経験者を次の中小企業支援者として育てることにあります。
 未経験・無資格者で当社に入社した人材が、診断士となり、過去自分と同じ境遇の人材を診断士へと育てるそんなサイクルを作り出しそれを世の中に定着させるために事業を継続しております。
 このため、この考え方に共感(すなわち弊社の経営理念に共感)できる方のみ弊社の一員となっていただいています。そんな考えを持っておりますので、仲間になっていただける方には覚悟をもって入社いただきたいですし、会社側はきちんとした形で受け入れ、時間はかかっても必ずゴールまで一緒に頑張っていきたいと思っています。
 ただし、子育て世代の方は、時間的制約があることから子育ての期間は、パート・アルバイトとして仕事の時間をセーブしながら3年間資格試験に取り組んでいただだくプログラム(パートアルバイトからスタート)を準備しています。
 3年間の中で、中小企業診断士1次試験(当然最終合格はもっと歓迎)に合格し、子育ても落ち着いた時点で、弊社の理念に共感いただける方は、正社員となっていただき、中小企業診断士を目指すプログラムに移行する形をとっております。

 経営の神様、松下幸之助の言葉
 「自分の金、自分の仕事、自分の財産。自分のものと言えば自分のものだけれど、これもやっぱり世の中から授かったもの。世の中からの預かり物である」

 中小企業診断士として、中小企業支援を通じて社会に還元することも大切ですが、次の世代をきちんと育てていく。これも大切な還元方法だと思います。
 この還元のサイクルの担い手になるためには、例外(子育て世代)はあるものの、お互いに責任を取れる立場で正面から向き合いたいそう思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店を(北陸3県を除く)出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。もちろん、金沢でずっと仕事をしたいという方にも対応しています。

会社見学は原則土曜日に西井が対応していますので、ご興味があればお問い合わせいただけると幸いです。

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中小企業診断士の求人・転職情報(未経験)の探し方

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士を対象にした求人や転職情報(特に未経験者対象)を探すのはとても難しいです。

結論先行で申し上げると
中小企業診断士の求人・転職情報を効果的に探すためには、中小企業診断士 求人 未経験 や中小企業診断士 転職 未経験で検索し、1-2ページで検索をやめるのではなく10ページ(100位)ぐらいまで1つ1つチェックしていくことが大事です。

また、就職したい団体や事務所(中小企業支援機関等)が定まっていらっしゃる場合は、1年間継続して求人情報をチェックすることで、その期間が求人を出すタイミングが分かると思います。
少なくとも、定年退職者の補充のための求人は、各機関毎に大凡の時期は決まっていますので、チェックしておいてもよいかもしれません。
また、中小企業支援機関もよき人材(未経験でも受け入れてくれるところはあるかも知れません)を求めていますので、求人をしていなくてもいつ求人をする予定があるのか直接聞いてみてもいいかもしれません。

中小企業診断士として活躍するにはまずは積極性が大事です。私個人的には未経験でも積極性があれば何とかなると思っています。
中小企業の経営者は、リスクヘッジする方も多いですが、自分の思ったことを積極果敢にチャレンジする方も多いです。
私も、いろいろな経営者とお話をさせていただきますが、中小企業の経営者は本当に積極的で活動的な方が多いです。
我々もその伴走者として置いて行かれないように伴走しなくてはと思っています。
積極性はまず自分のことから。
自分の職場を決めるときにも皆様の積極性を活かして見つけ出すことが大事だと思います。

尚、現状でうまく中小企業診断士の求人(未経験)を押さえられているなと思うサイトは以下の2つです。参考にしていただけると幸いです。
 求人ボックスさん https://求人ボックス.com/
 Indeedさん https://jp.indeed.com/

中小企業診断士の求人・転職情報が見つけにくい理由を以下に示します。

1 中小企業診断士の本来業務を行う求人がコンサルタント等の求人に埋もれてしまっている

 弊社は2010年ごろから本格的に中小企業診断士を目指す方の求人を行っております。その当時は、中小企業診断士として就職や転職をしようと思ったとき、それを対象とした求人がほとんどなく、「中小企業診断士 求人 未経験」と検索すると弊社の求人が必ず10位以内に入っていましたが、現在では、中小企業診断士という資格保有者を対象とした求人が多く、同キーワードで検索しても私のブログ(http://g-keiei.com/blognishii/2014/11/post-87.html)がようやく21位になっている状況です。
(2018年1月追記、このブログを書き続けているおかげで、この記事が常に10位以内に入るようになりました)。
 さて、中小企業診断士の資格保有者を対象とした求人が増えている一方で、いわゆる中小企業診断士として就職や転職をしようと思ったときに探している未経験で受け入れてくれる就職・転職先自体が増えているかといえば少し事情が違うようです。
2017年5月7日にIndeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60位までの求人状況を分析した結果を以下に示します(未経験のキーワードでは検索していません)。

ここ数年で中小企業診断士という資格自体の知名度も上がり、中小企業診断士を推奨資格としていただいている求人が多くなっています。しかし、分析してみると「中小企業診断士」の業務ができる就職・転職先は60件中4件(弊社2件、中小企業支援機関2件)とまだ少ない状況です。
 4件中2件の中小企業支援機関は、実際に中小企業経営者を対象に業務を行っておりますので、中小企業診断士としての本来業務もできる就職・転職先といえます。しかも、未経験者が経験を積める仕事であるともいえます。ただし、中小企業診断士の仕事だけではなく、事務的な仕事もある(むしろそちらがメインになるかも知れません)と考えておいた方がよいと思います。
 4件中2件は弊社の正社員(未経験)とパートの求人(当然に未経験)ですので、7年経過しても、中小企業診断士事務所が中小企業診断士を目指す人を求めている件数はあまり増えていない(特に未経験)ことが推測されます。

2 中小企業診断士の本来業務を行う求人は、通年で掲載されていない。

  中小企業診断士の求人活動は、1次試験が終わってから活性化し、11月ごろになると鎮静化します。
  2017年8月14日にIndeedさんで求人情報を検索し、以下のように取りまとめました。
  中小企業支援機関の求人が5月7日の調査では2件でしたが、8月は5件に増加しています。
弊社の求人は前回と変わらず2件です(ということは未経験の方を対象としている求人は変わりません)
中小企業支援機関は、中小企業診断士の求人時期をよく理解されているのでしょう。
この試験が終了したタイミングで求人活動を活発化させています。
未経験の方で中小企業診断士資格を取得し、中小企業支援機関でその力を発揮したいそう思う方は、
毎年お盆休みに求人情報をチェックしてみてもいいかもしれません。
調査方法は前回と同様に、Indeedさんで中小企業診断士をキーワードに上位60位までの求人状況を調べました(8月の時点でも未経験で検索しましたがあまり適当な結果が得られませんでした)。

 
 一方で同様の調査を11月に行った結果を以下に示します。

税理士事務所に就職したいという方は、12月の合格発表以降に、税理士事務所の求人が増える傾向にありますので参考にしてください。

2017年12月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   26
公認会計士・税理士事務所                 17
講師などの雇用ではなく委託の仕事             1
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     9
中小企業支援機関                     4
迅技術経営                        3

2018年1月12日現在 Indeed 中小企業診断士 上位60件のまとめ
コンサルタントの募集                   32
公認会計士・税理士事務所                 4
講師などの雇用ではなく委託の仕事             2
一般企業で中小企業診断士を推奨資格としているもの     14
中小企業支援機関                     5
迅技術経営                        3
年明け前後にも中小企業支援機関の求人が増えていることがわかります。

尚、弊社の求人は通年で掲載しておりますのでご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
「迅技術経営 求人」のキーワードで検索お願いします。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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金融機関勤務経験と中小企業診断士

中小企業診断士の西井克己です。

1 金融機関出身者は中小企業診断士に挑戦される方が多い
金融機関は、中小企業診断士を取得推奨資格に指定していることが多く、金融機関勤務者にとっては比較的なじみのある資格だと思います。

J-NET21のデータで見る中小企業診断士2016年度版に中小企業診断士の現在の職業に関する統計結果が出ていますが、金融機関は全体の8.2%と一定の塊になっていることが分かります。

プロコン経営(他資格兼業なし) 549
プロコン経営(他資格兼業あり) 318
コンサルティング会社等勤務 67
公務員 29
公的機関・団体等 95
調査・研究機関 11
金融機関 163
民間企業(金融機関除く) 644
資格は持っているが、コンサルティング活動も勤務もしていない 47
その他 46
無回答 23
合計 1,992

2 金融機関勤務出身者の方が中小企業診断士として活躍されている方は多い理由
〇中小企業の経営者と直接会話したことがあること
 中小企業診断士の試験合格者で、実際に中小企業を経営している経営者と直接会話している方は実際には少なく(実務研修で初めて会話したという方が多いかもしれません)、日々の業務でこれが経験できていることは、素晴らしいと思います。

〇中小企業経営上の課題である資金繰りの相談に対応できること
 資金繰りに全く不安がない中小企業はほとんどなく、大半の中小企業が資金繰りに不安を抱えていることが多いです。
 資金繰りに不安を抱えている中で、どのような提案をしてもなかなか経営者の頭に入っていかない。このようなことはよくあります。まず、資金繰りの不安をある程度解消してから具体的な改善策を提案する。当たり前ですが、このことができるかどうかは大きな違いになります。

3金融機関の仕事と中小企業診断士の仕事のギャップ
 いろいろと違いはありますが、大きな違いは、金融機関の場合、組織で役割分担しながら仕事をしていますが、中小企業診断士は、基本的には、一人で完結する仕事であるということです。
 金融機関での仕事は、個人の成果は求められていますが、金融機関という組織を背景とした仕事及び成果です。金融機関で勤務されているときは、個人評価は意識しているものの、個人の損益を意識している方は少ないかもしれません。
 一方で、士業事務所の場合、個人の損益が極めて分かりやすいので、逃げ場がない状態になります。これが士業事務所のいいところであり悪いところなのですが、個人損益が分かりやすすぎることが一番のギャップかもしれません。

 弊社も、固定的な給与については、目標管理(売上ではない)に基づいて昇給していきますが、変動的な賞与については、売上変動制としております。人によって結果が違う報酬を求める方には良いのですが、そうではない方にとっては違う見方もあるかも知れません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士補助者採用面接の際に、前職の経験を考慮しますか?

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士補助者採用面接の際に、前職の経験を考慮しますか?

〇結論からすると弊社は考慮しませんし、面接でもスキルについてはお伺いしません
 中小企業診断士として活躍するために資格勉強をしていらっしゃる方は、今の職が中小企業診断士としていかされるかどうか気になるところだと思います。
 弊社は、未経験採用に注力しているので、採用面接の際に前職や経歴はほとんど考慮せず、別の観点から評価しています。
 弊社に就職するのではなく、独立という観点から考えると、どんな職であれ、その経験を活かすことができると思います。
 私自身も、全く畑の違う業界から中小企業診断士になりましたが、それでも、新卒で初めて就職した会社や上司・同僚から学んだことは数知れず、私が職業人として社会の一員となれたのもその経験があってこそと思っております。

〇弊社が前職の経験や地位を考慮しない理由
 弊社が未経験者採用にこだわり、前職の経験や地位等を全く考慮しない理由ですが、1つは中小企業診断士は1人で仕事が完成することから組織としてまとまるためには経営理念の共有が必要であるから(未経験者を一から育てる過程で経営理念の浸透、価値観の共有を行っております)、もう1つは、中小企業は、大企業とは違い、指示やお願いをしてもほとんど前に進まないため、管理職経験が長いと中小企業支援の現場になじむためには多くの努力を要するためです。一方で現場一筋の方は、中小企業診断士の視点としてとても大切な全体最適化の視点を持つためには多くの努力を要します。

〇具体的には中小企業診断士は中小企業を支援する実務家であるため
 中小企業診断士は、大手企業を対象としたコンサルタントではなく、中小企業を支援する実務家ですので、資料を持ってきて用意してというだけでは前に進まないことが多いです。状況をみて自分で資料を作ってかつ企業全体から見た視点も必要です。これは中小企業診断士というより、中小企業の経営者に必要な視点といっても通ずるものがあると思っています。

中小企業の支援の現場には前職の経験よりも山本五十六の精神が大切
 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」山本五十六の有名な言葉は、中小企業の経営に通ずるものがあります。

 中小企業診断士の試験を始めてどうしても中小企業の支援をしたくなった、現状の職の経験は中小企業診断士として活躍するのに役に立たないのではないか?ほかの経験をすべきではと思っていらっしゃる皆様、現状の職で1つでも2つでも自らの手で前にすすめる、動かす。それを手本に会社の誰かがやってくれる(手伝ってくれる)。この経験はどんな職でもできることだと思います。現状でできることから始めてみませんか?

 

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士試験の勉強量(直前期は土日はつぶしました)

中小企業診断士の西井克己です。

1 中小企業診断士試験の1日あたり必要勉強時間について
中小企業診断士に合格するためにどのくらい勉強したかの質問ですが、毎日1~2時間は確保したほうが良いと思います。
仕事と中小企業診断士試験勉強を両立するためにはにも記載しましたが、私の学習スタイルを再掲します(1年目1次合格、2年目2次合格)
 平日  AM6:30-8:00に会社近くのスターバックスで勉強
 土曜日 TACに通って1日勉強
 日曜日 家族との時間
 1年目はこのような形で進めていました。

2 私の中小企業診断士試験の直前期の勉強時間(土日もつぶしました)
 2年目も毎日1~2時間は必ず勉強していたのですが、
 2年目はどうしても合格したいという思いから、試験直前3か月は、ギアを変え、
 土曜日も日曜日も勉強をさせていただきました。
 私の場合家族の理解もあり、2年目の直前期は休日をすべて使わせていただきましたが、
 家庭を持ちながら休日のすべてを勉強に使うことは難しいと思います。
 私自身、今振り返るとそれだけの勉強をしてもし落ちていた場合は、もう一年同じ勉強時間を確保できていたか(家族の理解を得られたか?)自身がありません。

3 弊社社員の勉強時間
弊社社員の様子を見ていると 週4日勤務週3日休みのため、平日は、1-2時間程度で、週に2日は、勉強に専念していた方が多いようです。
周りの合格したに聞いてみても毎日、2時間程度というスタイルが多いようです。

私が受験したとき、TACさんのパンフレットには800時間と書かれていました。
私は2年かかったので、それ以上にやっていると思います。
資格学校に通っている時間(講義)と自主勉強の時間の比率は1:3~1:4ぐらいで自主勉強が圧倒的に多かったように思います。

最初にFPや簿記を取ってから中小企業診断士に挑戦という方もいらっしゃいますが、結構難易度の高い試験だと思いますので、個人的には寄り道せず一直線で進んだ方が合格に近づくのでは?と考えています。

中小企業診断士の勉強や合格者の体験記は中小機構さんのJNET21「中小企業診断士の広場」目指せ中小企業診断士に多くの情報が掲載されていますのでご参照いただけると幸いです。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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メーカー勤務者が中小企業診断士試験に挑戦すること

中小企業診断士の西井克己です。

メーカー勤務者が中小企業診断士に挑戦する。
ましてや間接部門の方ではなく直接部門に近い方が挑戦する場合、試験そのものを不安に感じる人は少なくないと思います。

1 簿記も経営も経済も全く分からないが中小企業診断士試験に挑戦
私は、メーカー勤務時代に中小企業診断士試験しました。

大学は理学部化学科でしたのでどっぷり化学を、
大学院は有機ELでしたので化学と物理の複合領域を
就職先は化学メーカーでしたので結局化学を
いずれにしても、化学や物理の知識・経験しかない状況でした。

 そんな私が、中小企業診断士試験に挑戦したきっかけは、異動でした。いわゆる研究職で採用されたのですが、お客様の困っていることを見つけ出し製品という形で困りごとを解決する職に異動しました。
開発の初期段階では、お客様も、研究や技術部門の方なので、全く問題なかったのですが、いざ開発した製品が採用となると、購買部門であったり、法務部門であったり、これまでの知識が全く通用しないことに気づかされたことを覚えています。
 開発した製品が初めて採用されたときに、あるメーカーの購買部門の方と商談をしているときに、相手が話している言葉の意味が全く理解できませんでした(VA/VEなど)。商談の帰りに、あまりに悔しくてその言葉の意味を調べようと丸善に寄りました。いくつかの本を見ていた時にたまたま、中小企業診断士に関連する本を見て、自分に足りない知識はこれで補えると思ったことを覚えています。
 そんなきっかけでTACの通学講座に申し込み中小企業診断士の試験勉強を始めましたが、最初は全く頭に入らなかったことを覚えています。
 結構勉強したのですが、答練も模試の点数もダメ。自分には才能がないと落ち込んだ日々が続きました。当時は1次試験は9科目あるので何か得意なものがあればよかったのですが・・。
 分野が違う方が中小企業診断士試験に挑戦とこの段階であきらめる方が多いのではと推測しております。

2 わからないなりにもサブノートをつける
 暗中模索の中で週末にTACの講義をこなす(当時は八重洲校に通っていました)じかんが過ぎていきました。20万円以上投資したので、何とか最後まで試験はやりきる。最初はそんな思いでした。
 ある程度勉強を続けるうちに、自分での理解を深めるためにサブノートをつけ始めました。
 講義やテキストの内容を自分なりに理解するために、図表化することを徹底しました。
 いろいろなデータを図表化することで、概念として理解することができました(図表化の大切さは大学院で教えてもらっていたのですがあまりそれまで気づかず)。
 この概念として理解することを続けると、ある程度の点数に整ってきたことを覚えています。この概念理解までに3-4か月(8月スタートで、年明けぐらいまで)要しました。分野が違うとこれまでの勉強方法が通用しないことがあります(私がそうでした)。

3わかり始めると異分野であればあるほど面白い
 分野が違えば、それだけこれまでとは違う新しい知識を得るきっかけになります。理解が進むととても面白く感じ、それからの面白さやスピード感は、また格別です。分野が違うことで初期の障壁はありますのでまずそれを乗り越えられるといいですね。
 勉強が面白いと感じると続けられるようになりますのでおかげで合格まで勉強を続けることができ、現在は中小企業診断士として仕事をさせていただいています。

 「神は乗り越えられる試練しか与えない」

 
中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士に求められる資質

【2017年5月3日 投稿】
【2024年10月18日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

タイトルの中小企業診断士に求められる資質は、いろいろとありますが、
あえて今回は2つに絞りたいと思います。

弊社の士業育成システムを通じて育った士業の1人である小川が同じタイトルで記事を書いていました。
よければこちらもご覧ください。

中小企業診断士に求められる「資質」とは?

1 誠実であること

1つ目の誠実さは、中小企業診断士でなくとも士業という職業に共通して
言えることと思います。
すなわち、国家資格者は、ある程度の実力を持つといろいろなところからご縁やお声がけを頂けるようになります。
その時に、その力を自分のためだけに使うのではなく、倫理観をもって世のため人のためにその力を発揮しなければならないからです。
決してその力を悪い方向(例えば不法行為)に使ってはいけないし、そんな方に利用されてもいけないのです。
ただし、この倫理感というのは、資格を取ってから身につくものではなく、ご両親や友人や仕事仲間など、その人の歩んできた道によって身につくもので資格試験で身につくものではありません。
このため、資質という点では、とても大切なポイントであると思っております。

 

2 不完全な状態でも1歩進める人

もう1つの不完全な状態でも1歩すすめる人の理由は、経営は、知識を蓄えるのではなく、それを1つでも実践することが大事であり、中小企業は特に、確実な状態で前にすすめることはほとんどなく、不完全な状態で前に進む必要があるからです。
できない理由を考えるよりまずやってみる。この姿勢で仕事に取り組んでいかなくてはなかなか経営者からの信頼を得ることはできないと思います。
知識や経験で経営者からの信頼を得ることもできるかもしれませんが、本当の意味での信頼を得るためには、根本(言い訳をしないで必ずやり抜く)のところでのシンクロが大切です。

私自身もそうありたいと思っていますが、実践できているかといえばできていないことも多いです。
ただし、士業として、経営者としてそうありたい。そうあるためには何をしなければならないのか課題を見出し、解決する。これを繰り返して少しでもあるべき姿近づいていきたいと考えております。

中小企業診断士は、知識より実践。
頭の回転より、愚直にやり抜く姿勢が大切に思います。

また、そんな方に中小企業診断士になって頂きたい。
そんな人材を育てるご縁を頂ければと思っております。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名、中小企業診断士+税理士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
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(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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また、弊社に興味を持っていただいた方は、弊社の採用ページもご覧ください。

未経験者が中小企業診断士事務所に入る年齢(20代?30代?)

【2017年4月30日 作成】
【2024年1月15日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士としての経験がない方が、
求人情報を探していると不安に感じる事の1つが
「いつまでにその業界に入ればよいのか」です。

中小企業診断士を育成する民間企業は全国的に見てもほとんどなく、
ほとんどの方が未経験からスタートで、
身近に中小企業診断士がいないとあまり適切な答えが
返ってこないテーマかと思います。
このためこの質問は私もよく聞かれる質問の1つです。

“未経験者が中小企業診断士事務所に入る年齢(20代?30代?)” の続きを読む

中小企業診断士の年収は?

中小企業診断士の西井克己です。

タイトルの中小企業診断士の年収は?は受験時代に誰しも思うことではないでしょうか?
年収ではないのですが、
中小企業診断協会が、データで見る中小企業診断士2016年度版で、
年間従事100日以上の中小企業診断士の年間売上(年商)を公表しています。

 

1 年間従事100日以上の中小企業診断士の年間売上(年商)

年間売上          回答数
300万円以内          49
301~400万円以内      46
401~500万円以内      55
501~800万円以内      110
801~1,000万円以内     82
1,001~1,500万円以内    104
1,501~2,000万円以内    50
2,001~2,500万円以内    20
2,501~3,000万円以内    12
3,001万円以上         24
____合計           552
転載終わり。
元データはこちら

 

2 年商のピークは5百~8百万円と、10-15百万円の2段ピーク

これによると年間501~800万円の方と1001万円~1,500万円に2つのピークがあることが分かります。
年間従事が100日以上なので副業の方は除かれていると思いますので、
私の感覚的には実態に即しているデータと思われます。
すなわち、駆け出しを少し抜けた状態で501~800万円。
実績と地力がある程度伴ってくると安定的に1001万円~1,500万円の領域へ。

自宅でだれも雇用していない場合は、そこからそれほど年間経費を要するわけではありませんので、
年商から年収を推定すると以下の通りになります。
年商 501~800万円で年間経費120万円(自宅の場合)とすると 年収381~680万円(ここから法定福利費がひかれます)
年商 1001~1500万円で年間経費200万円(自宅の場合)とすると 年収801~1300万円(ここから法定福利費がひかれます)

それ以上の年間売上にになると
個人的には、すごく忙しい方か税理士等の兼業の方が多いのではと思っています。
ただし、年収(収入)ではなく、売上ですから、これから経費が引かれるので。
大手のサラリーマンの方は、立ち上がるまでは、現在の収入(年収)より確実に下がることを
視野に入れる必要があると思います。
例えば、年収8百万円以上の三十~四十代のサラリーマンの方であれば
収入は55歳ぐらいまでは、安定的に年収が増えると思います。
また、取締役になれば、中小企業診断士に比べて多くの年収を得られる可能性が高いです。
すなわち、サラリーマンの時と違い、年収が不安定であることはもちろんその身分も安定していないことは否めません。

 

3大手企業のサラリーマン(管理職)と比べると年収は少なくなる可能性が高いが仕事の魅力は比較にならない

中小企業診断士は、大手のサラリーマン(管理職)と比べ、安定性はおとるし、年収も少なくなるかもしれませんが、
仕事自体の魅力は比較にならないほど素晴らしいと個人的には思っています。
中小企業診断士は、経営者の悩みを聞かせていただいたり、
駆け出しの経営者が成長する姿を見ることができたり、
幹部候補生として教育訓練を担当させていただいた方が、立派に幹部として成長したり、
人の成長や変化を身近で感じることができます。
まさしくそれは金銭では表すことができないもので、
職業としての中小企業診断士の魅力の1つです。

中小企業診断士を目指している皆さん、
中小企業診断士の仕事は深く、とても楽しいです。
是非、中小企業診断士となって、地域経済の要である中小企業を支援しましょう。

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