中小企業診断士の西井克己です。
タイトルの「仕事と中小企業診断士試験勉強を両立するためには」は、中小企業診断士受験生からよく質問されることです。
中小企業診断士は、他の資格試験と違いほとんどの方が仕事をしながら試験勉強をした方がほとんどと思われます。
これは、新卒で中小企業診断士事務所に就職すべきか?で中小企業診断協会
が発表した合格者の職業を見るとその傾向が分かります。
平成28年のデータを見ると合格者842人の内、学生は13人、その他(無職含む)54人ですので、合格者全体の92%が、
職を持たれていることが分かります。
仕事と試験勉強の両立方法は、人それぞれ職場環境も家庭環境も異なりますのであまり一般化できないと思いますが、
自身の経験や弊社社員の状況を踏まえてお伝えしたいと思います。
1 学習時間の確保
働きながら中小企業診断士の試験勉強をするためには、まず、学習時間の確保が大切です。
毎日1~2時間は確保したほうが良いと思います。
私の学習スタイルを以下に示します(1年目1次合格、2年目2次合格)
平日 AM6:30-8:00に会社近くのスターバックスで勉強
土曜日 TACに通って1日勉強
日曜日 家族との時間
1年目はこのような形で進めていました。
2年目はどうしても合格したいという思いから、試験直前3か月は、日曜日も勉強をさせていただきました。
私の場合家族の理解もあり、2年目の直前期は休日をすべて使わせていただきましたが、
家庭を持ちながら休日のすべてを勉強に使うことは難しいと思います。
弊社社員の場合は、資格試験勉強中は、週4日勤務週3日休みのため、
平日は、1-2時間程度で、週に2日は、勉強に専念していた方が多いようです。
2 家族の理解
1で記載した通り、試験勉強中は、家族との時間がかなり少なくなります。どのくらいの学習時間とするのか
そして何年をめどに合格するのかを宣言する必要があります。
(私の場合2年要しましたが、受験勉強中に第一子を授かりましたので、おそらく3年が限界であったかもしれません)。
3 スランプに陥ったときにすることを決めること
仕事も忙しく、試験勉強も忙しい。長い試験勉強中に、スランプに陥ることがあるかも知れません。
私の場合は、なぜ中小企業診断士になりたいかという思い紙に書き、スランプの際は、それを読み直すことで
気持ちをリセットすることができました。
なにか、スランプに陥ったときのルーティンを決めておくこともよいかもしれません。
そのルーティンがいつも通りできるかできないかで客観的に自分の状態も知ることができます。
中小企業診断士試験は、受験資格もありません。皆さん受験できる試験です。
学習時間を毎日確保して、頑張り続けることで2年程度で合格レベルに達する試験です。
まずは、学習時間の確保そして家族の理解を得てから勉強に取り組んで頂けると幸いです。
中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。
新規の問合せ質問はここをクリックしてください(フォームにリンクします)
「仕事と中小企業診断士試験勉強を両立するためには」への2件のフィードバック