中小企業診断士の実務補習を受けずに登録しました

中小企業診断士の二次試験に合格して直面する課題の1つが実務補習です。現在の仕事が忙しかったり地方で近くに実務補習をやっている機関がないという場合は、実務補習の要件を満たすことがなかなかできません。今回は、実務補習を受けなくても要件を満たすことができる方法として、「実務従事」について説明しています。

【2017年10月15日 作成】
【2024年1月30日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士2次試験に合格して直面する課題の1つが、実務補習です。
具体的には、
実務補習を受ける時間がなかなか取れない。どうすればよいのか?
特に地方に住まわれている方でそのような悩みを抱えていらっしゃる方は少なくないと思います。

中小企業診断士は2次試験合格後、実務補習を経て中小企業診断士登録をされる方が大半だと思います。
実はわたくしは、中小企業診断士の実務補習を受けることなく登録をしております。
もし、中小企業診断士2次試験合格者で実務補習を受けることなく登録を検討されている方がいらっしゃればこのまま読み進めていただければと思います。

 

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中小企業診断士の学習時間は?

中小企業診断士の西井克己です。

最近、パートアルバイトの方の入社条件を3年間中小企業診断士等の試験合格を目指し
3年間受験することとし、同時に通年募集としました。

そのため、どのくらいの期間中小企業診断士の勉強をしましたか?
学習時間はどのくらいですか?
と聞かれることがとても多くなりました。

1 中小企業診断士合格のために使った学習時間
仕事と中小企業診断士試験勉強を両立するためにはにも記載しましたが、私の学習スタイルを再掲します(1年目1次合格、2年目2次合格)
 平日  AM6:30-8:00に会社近くのスターバックスで勉強
 土曜日 TACに通って1日勉強
 日曜日 家族との時間
 1年目はこのような形で進めていました。
 2年目はどうしても合格したいという思いから、試験直前3か月は、日曜日も勉強をさせていただきました。
 私の場合家族の理解もあり、2年目の直前期は休日をすべて使わせていただきましたが、
 家庭を持ちながら休日のすべてを勉強に使うことは難しいと思います。

この学習スタイルは私に根付いており、
今現在も、他の試験勉強も行っているのですが、
スターバックスがガストに変わっただけで
朝に勉強するスタンスは変わっていません。

2 中小企業診断士に合格するために最初のハードルは学習時間の確保

 中小企業診断士を目指す方に申し上げているのは、最初のハードルは学習時間の確保です。
 家族がいる場合は、家族の理解が必要です。
 家族が優先してほしいものよりも優先して勉強をすることを宣言し、
 その後今までになっていたことの何ができなくなるのか?
 それに要する期間(何年で合格する計画なのか)など具体的に理解いただく必要があります。

 自分の学習スタイルが確立し、その生活が安定してくるとどのくらいの努力をすれば合格に近づくのかなんとなくの感覚でわかるようになると思います。
 (中小企業診断士1次試験はなんとなくの感覚で合格に近づいているのが分かるのですが、2次試験は記述式なので財務会計以外はわかりづらい試験かも知れません)。

3 試験合格までどのくらいの学習時間を要するか試算し、そこから1日当たりの目標学習時間を確保しよう

  自分の感覚を基に、総勉強時間を試算すると、試験当日から逆算すれば1日当たりどのくらいの勉強量を要するのか見出せると思います。
  その時間を基準として、毎日の生活パターンの中で学習時間を確保しましょう。
  お客様からの急な要望があり対応した。家族との時間を優先した。同僚と一緒に飲んでしまった。
  毎日その計画通りに学習時間を確保できる方は少ないと思いますが、遅れた場合にどのようにして遅れを取り戻すのか?それを考えすぐに修正す  る。仕事も試験も本質は同じです。
  どんな試験も結局は自分との闘いです。
  自分の計画通りの学習ができてもし十分な成果を得られなかった場合は、計画が間違っているということになりますので次年度は計画を改める。
  これを繰り返し、あきらめずに勉強し続ければ必ず合格できます。
  頑張りましょう。
 

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士直前期モチベーションの保ち方

中小企業診断士の西井克己です。

10月は、中小企業診断士2次試験が開催されます。

9月に入りいわゆる試験直前期になります。

資格勉強中のモチベーション維持については、以前記事にしましたので参考としていただけると幸いです。

資格勉強中どのようにモチベーションを維持しましたか

本日は、直前期のモチベーションの保ち方を記載したいと思います。

直前期になると、試験に受かるだろうか?やってたことは正しいのだろうか?と自問自答しがちです。
自問自答するだけならよいのですが、不安が先に出て、モチベーションそのものが低下することも少なくありません。
私自身の試験直前期のモチベーションの保ち方を以下に示します。

1試験が終わったらすぐにやることを決めておく
 試験勉強中はいろいろなものを我慢して、試験勉強に時間を集中させていると思います。
 試験が終わった直後、真っ先に何をやるのか考えておくと、それに向かってモチベーションを維持していました。
 私の場合は、N長の野望というゲームをやることでした。

2考える間もないぐらいにスケジュールを入れておく
 直前期は、仕事も試験勉強をとりあえず多く入れておいて、ふりかえる時間をほとんど入れないようにしています。
 仕事は、周りが心配するくらいに仕事を入れており、試験勉強も、模試を必要以上に受けて、やらなければいけない環境にしていました。
 ふと考えることがあるとなんのためにやっているのだろうと思ってしまうので、それを考えられないようにしていました。

3周りの方に試験勉強中であることを宣言する
 〇月〇日は、中小企業診断士の試験です。と周りの人に宣言していました。
 その理由は、2と同じく自分を追い込むことです。
 もう1つは、直前期になると周りの方が、気にかけていただけることが多く、
 頑張れよ、応援しているよと有難いお言葉をいただくことが多いためです。
 周りからの応援はモチベーションの維持につながります。

4どうしてもだめなときは、とりあえずあきらめてその日は何もしない
 モチベーションが上がらない、やらなくてはと思うときには、少しでも前に進めようとしてみます。
 それでも前に進まない、これ以上やってもダメというときは思い切って何もしないということを心に決めておく。
 実際に何もしないかどうかはわかりませんが、その気持ちの持ちようが自分には合っていました。

私自身の直前期のモチベーションの保ち方を記載してみました。

少しでも皆様の参考になると幸いです。

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中小企業診断士の勉強の仕方

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士1次試験が終わり2次試験対策をされている方が多い時期だと思います。

2次試験の勉強は、1次試験と違い答えがはっきりと分かりません。

勉強をしてもなんとなく感覚がつかめない。勉強の仕方が分からなくなった。そんな状況に陥る方も少なくありません。

私自身も、合格した年と不合格の年を比べてみても、
合格した年がよくできていたという感触はありませんでした。

そんな試験だからこそ、自分なりの勉強の仕方を確立することが大事だと思います。

・テキストを自分なりにまとめることを中心とされる方

・とにかく問題をといて、疑問点をつぶしていく方

・本文を写経して、問題を作った方の意図が見えるポイントを自分なりに把握する方

いろいろいらっしゃると思います。

どれも自分の血となり肉となるまでその手法を確立すれば、正解であると思います。

勉強の仕方は様々ですが、どんな仕方でもやり切れるかどうかが大事なことではないかと思っています。

自分をそこまで追い込むために私は以下のことを心がけていました。

〇模試は全部受ける
模試をTACだけではなく大手資格学校の模試を受講し(大原さん、LECさん、TBCさん、日本マンパワーさん)、
類似する問題が出ればある程度対応できるようにしました。

〇試験を解くプロセスも定型化
2次試験については、問題文を読み終わるのは〇分、本文を読み終わるのは〇分、もう一度問題文を読んで得点計画を立案するのに〇分など
当日でも平常心を保てるように、定型化していました。
勉強の仕方だけではなく回答の仕方も作っていました。

〇自分の苦手なところのみを書き出したノートを作る。
 よく間違える箇所については、1つ1つ覚えるのではなく、概念としてノートにまとめました。
 (これは、中小企業診断士だけではなく、いろいろなことに使っている私の勉強の仕方です)

〇どうしても回答できない時に少しでも部分点を取ることができるキーワードを決めていた。
 中小企業診断士の2次試験は、記述式の試験です。
 どうしても答えが書けない。でも書かなくては。試験当日にそんな状態になるとその問題だけではなく他の問題にも影響を受けます。
 そこで、私は、1つの店舗でうまくいっていてそれが水平展開できないことに関する問題であれば、この回答を、
 輸出入に関する問題であればこの回答を
 など、その企業が抱える問題に対して、部分点を確保できそうなキーワードを決めていました。
 これにより、回答できないなと思った問題に対し深入りすることがなくなりました。
 実際に本試験でこのキーワードを使うことはなかったですが、心配性の方は、保険のつもりでキーワード(いわゆるマジックワード)を作っておいてもよいかもしれません。

参考にならないかもしれませんが、中小企業診断士試験の勉強の仕方についてまとめてみました。

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中小企業診断士1次試験試験財務会計直前対策

中小企業診断士の西井克己です。

2回連続中小企業診断士試験直前期に関する情報を投稿します。

先日、中小企業診断士1次試験の直前講座の講師を担当しました。
私の担当は財務会計でした。

講義をしていると、直前期ということもあり、しっかり対策を取られている場合とそうでない場合と少しずつ分かれてきているように感じました。

中小企業診断士1次試験のなかで財務会計を苦手科目としていらっしゃる方も多いと思いますが、直前期の対策をしっかりと取ることで
十分に合格点を狙える科目です。

私自身は、財務会計が1次試験・2次試験を通じて最も苦手な科目でありました。
1次試験は、いつも60点を下回っていた科目の1つでした(経営法務と財務会計は足切されないようにというレベルでした)。

そんな状況でしたので、中小企業診断士試験の中で最も勉強時間を費やした科目であるといえます。

1次試験については、60点を確保できましたが、1年目の2次試験に落ちた要因もおそらく財務会計の足切(私のときは、結果がフィードバックされていませんでした)
でした。

ただし、あきらめずに財務会計をどんなに忙しくても毎日2問は解くことを2年間繰り返すことで、2年目の中小企業診断士2次試験の財務会計は、おそらく90点以上は取れている結果となりました。
この財務会計の勉強については、中小企業診断士となった今もかなり役に立っています。

そんな私の経験から中小企業診断士1次試験の財務会計の直前対策について効果があったと思われるものを記載したいと思います。

試験が始まったら回答する前に、確実に解けそうな問題は〇、頑張れば解けそうな問題は△、現状では回答が思い浮かばないものは☓を付けることは、財務会計に関わらず、皆さんやっていると思います。

実際に直前講座の模試の試験官をしていると分かるのですが、初期とは違い、直前期では、
初めと言ってから、すぐに回答している方はおらず一通り問題文を読んで、〇☓△を付けて、全体の難易度を把握してから実際に回答する方がほとんどでありました(最初の5分はシーンとしています)。

直前期にやっておきたいことは、
最初に☓と判断したものを正解しないのは問題ないのですが
△や〇と判断したものが正解しないことに注力して対策を取ることです。

中小企業診断士1次試験財務会計で正解しない理由は主に以下の3つに分類されることが多いです。
1知識不足
2計算ミス
3問題の読み間違え(ミスリード)
1の知識不足の場合は、明らかにわからないものは最初に☓と判断すると思いますので、地道に知識を広げていくことが大切です。
直前期に点数が上がるのは、2の計算ミスをなくすことと3の問題の読み間違えに正解しない理由がある方は、
その対策を取るだけで点数は大幅に上がります。

なぜ間違ったのかの分析を行い、知識不足ではないところで対策をとることで、最後の1か月で2-3問の正解を積み上げることも可能です。
結構単純なのですがやると成果が出やすい方法です。

面白そうと思った方はお試しいただけると幸いです。

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中小企業診断士事務所

中小企業診断士試験直前期対策

中小企業診断士の西井です。

8月は、中小企業診断士1次試験が実施されます。
10月は、2次試験が実施されます。

中小企業診断士試験の直前期対策は、私自身よく聞かれることです。
とはいえ、私が合格したのは平成17年12月でしたので12年前のことです。

私自身、直前期対策は、以下のことをやりました。

1 中小企業診断士1次試験の直前対策
1次試験は、普段使い慣れた問題集をとにかく完璧にできるように繰り返し行いました。
私はTACさんに通っていたのですが、トレーニングという問題集を繰り返し行いました。
最終的には7回ぐらい回したと思います。
また、単純に○×だけではなく、関連した問題が出てきたときのために、
3回以上×がついた問題に関しては、自分でノートを作って、その問題に関連する知識の充足と概念として理解することを務めました。
さらに、受講した答練、模試についても、同様に繰り返し、問題を解くこと、よく間違える問題は、ノートで概念化をすすめました。

2 中小企業診断士2次試験の直前対策
2次試験は、
1年目は、受けた模試、答練の見直しを実施しました。
2年目は、模試をTACだけではなく大手資格学校の模試を受講し(大原さん、LECさん、TBCさん、日本マンパワーさん)、
類似する問題が出ればある程度対応できるようにしました。

また、1次試験同様によく間違える箇所については、ノートで概念化を図りました。
2次試験については、問題文を読み終わるのは〇分、本文を読み終わるのは〇分、もう一度問題文を読んで得点計画を立案するのに〇分など
当日でも平常心を保てるように、定型化していました。

3 合格したときには、試験会場にテキスト等はかばんに入れなかった
2年目の2次試験にはテキスト等はかばんに入れず、その概念化したノートのみ試験当日にかばんに入れました。
直前対策は、そのノートだけ、その部分が出た時は取りこぼさないという気概で臨みました。

試験当日に焦らないように、自分の力を出したら合格するという気持ちを保つようにしていました。
(不合格であった1年目は、この気持ちがもしかしたら足りなかったのかもしれません)。

私自身のつたない経験ではありますが、中小企業診断士試験の直前対策について記載してみました。

これは、私のやり方なので、皆様自身が試行錯誤を繰り返しながら、自分自身のやり方を確立されるのが最も効果的なのではと思います。

1次試験まであと約1か月。

頑張ってください。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士事務所

中小企業診断士の勉強をしていていい感触がつかめません。

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士の試験勉強をしていていい感触がつかめない。本当にこの勉強方法でいいのだろうか?
受験生からこんな質問を受けます。

私自身も2年目(合格年度)に同じようなことを思っていた時期もありました。
特に模試が終わって、結果が来るまでの間に思っていたことです。

中小企業診断士1次試験はマークシートのため、ある程度勉強量と結果が比例関係になることが多いです。
私は、TACさんで勉強したのですが、資格関連の学校に通うと1次試験はある程度勉強量を確保することで
なんとなくの感触(結果)を得ることができます。

一方で2次試験は記述のため、勉強時間と成果があまり比例関係になりづらいです。
特にTACメソッドを使っていた私は、安定的に70点を取ることを目標にしておりましたので、
点数もそれほど伸びませんでした(正直1年目の2次試験はあまりTACメソッドを使っていなかったので
いいときは90点以上、悪いときは40点未満など点数が乱高下していました)。

財務会計だけは、試験直後にある程度の点数がわかるため、もやもや感はありませんでしたが、
財務会計を除く科目では合格するまでもやもや感を持っていました。

このため、あまり質問の答えになっていないと思いますが、私もいい感触をつかめずに合格しているので
あまり気にしないでそのまま自分を信じて頑張り続けることが良いと思われます。

このブログに記載したこともございますが、試験勉強は長期にわたるため、必ずと言ってよいほど
スランプの期間があります。このスランプに陥ったときにすることを決めておくことが大事です。

私の場合は、なぜ中小企業診断士になりたいかという思い紙に書き、スランプの際は、それを読み直すことで
気持ちをリセットすることができました。
なにか、スランプに陥ったときのルーティンを決めておくこともよいかもしれません。
私は、そのルーティンがいつも通りできるかできないかで客観的に自分の状態も知ることができました。

このルーティンを行いその出来具合で、自分の状態を知ることは、中小企業診断士となった今も続けております。
どのくらいできなかったかもしくはいつも通りできたかを記録に残すことで、その時だけではなくあとから自分を客観的に見る材料としています。
不安はたくさんありますが、不安を不安と感じない自信を持てる自分なりの方法を身に着けるのもよいかもしれませんよ。

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中小企業診断士事務所

中小企業診断士の試験勉強はどのくらい実務に役立ちますか

中小企業診断士の西井克己です。

試験勉強は、どれだけ実務に役立つのか?
むずかしい試験であればあるほど、自分の努力が役に立つものであってほしいと願い
受験生時代にこんなことを思った方は少なくないのではないでしょうか?

結論からするとほとんど役に立ちません。

ただし、中小企業診断士の2次試験の勉強は、いくつも結論先行型の文書を作成することになります。
個人的にはこれは役に立ちました。

中小企業診断士2次試験では、「文字数が制限されているなかで、伝えるべきことを過不足なく伝える」
この訓練を行います。

「文字数が制限されているなかで、伝えるべきことを過不足なく伝える」ことは
中小企業診断士にとって必要な能力の1つです。
実務を行うとそんな課題に直面するすることは少なくありません。
試験と違って、がちがちに文字数の制限がなされることはそれほど多くありませんが、
ある程度のボリュームでまとめる必要はあります。

具体的な事例として、
中小企業診断士は、投資案件の妥当性を診断する仕事があります。
その際には、
本件投資(○○)は、妥当であると診断する。
理由を以下に示す。
1  ・・・・・・
2  ・・・・・・
といった形から診断書がスタートします。

受験生の皆様いかがでしょうか?
皆様が、現在取り組まれている2次試験の記述方法と似ていませんか?

●●●と助言する。理由は、⓵××、⓶□□であるからです。
こんな形で回答を作っていらっしゃるのではないでしょうか?

まさしくこれが、結論先行型の文書構成であり、この訓練は、文書を書くときにも活用できますし、
自分の考えを論理的に相手に伝えるときにも役に立ちます。

2次試験以外では、1次試験で学ぶ運営管理のワークサンプリングやIE(インダストリアルエンジニアリング)は、製造業の現場改善で多用していますが、1次試験で勉強したものをさらに自分で掘り下げていかないとなかなか現場で活かせるレベルにまで到達しないのが現状です(これは、どんな資格試験にも言えることだと思いますが、試験で得た知識を使うのではなく、試験で得た知識をきっかけに、現場で掘り下げる。このことを繰り返すことでほんとの実学になると思います)。

私が合格したのは平成17年の試験でしたので、あまり参考にならないかもしれませんが、当時を振り返りつつ、現実を見つめなおしてみました。

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中小企業診断士事務所

中小企業診断士と並行して勉強したほうが良い資格はありますか?

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士を勉強されている方の中で、まだ初期段階の方からよく受ける質問の1つです。

ファイナンシャルプランナーや簿記を受けておいた方がよいのでしょうかと質問を受けます。

いつも答えているのは、資格はあくまで目的ではなく手段なので、ファイナンシャルプランナーや簿記が自分のやりたいことに近づける手段ならば挑戦したほうが良いです。しかし、もしも中小企業診断士に合格するための、ステップや力試しとして考えている場合はお勧めしません。と回答しています。
中小企業診断士は、税理士や公認会計士と違い、仕事をやめて専念しなくても合格する資格ではありますが、難関資格の1つにあげられておりますので、あえて力を分散させる必要性を感じません。

時間は有限です。あれもこれもと手を付けると中途半端になることは往々にしてあります。

なぜ、中小企業診断士を目指しているのか?
どんなことをしたくて(目的)中小企業診断士という手段を選んだのか?よく推敲する必要があると思います。

その推敲した結果は、必ず記録に残し、勉強中に迷ったときにもう一度見直していくことで、お一人お一人の資格を目指した原点となるでしょう。

中小企業診断士試験のモチベーションアップのために中小企業診断士の将来性について興味のある方は
中小企業診断士の将来性は?をご覧いただけると幸いです。

中小企業診断士と並行して勉強したほうが良い資格について読み進めたい場合は以下をご覧いただけると幸いです。

そのため、私の回答としては、「時間は有限です。力は分散させるのではなく、集中することをおすすめします。」となります。

しかしそれでも、その回答をしたときに、
「中小企業診断士の資格を取っても、なかなか実際に役立てる方法がないのでは?」と心配される方、また、「どうせ勉強するなら、似たような科目のある資格を同時取得したい!」という方と再度おっしゃる方がいます。
確かに、中小企業診断士は、民間企業では認知度も高くはないので、一緒に他の資格を取得しておくと、PRに役立ちます。また、勉強内容が重なる他の資格の勉強が、中小企業診断士の勉強に役立つこともあります。
今回は、力は分散しても構わない、それは承知の上でという決断をされた方に対して、中小企業診断士と同時に勉強したらよい資格をご紹介します。

1.日商簿記検定
簿記は、広くどのような仕事をするときにも役立つ資格です。簿記は知名度が高く、ほとんど誰でも知っていますし、ビジネスの基礎になる重要な考え方ですから、実務に出てからも役立ちます。
そして、中小企業診断士の資格を取得する際の「財務・会計」の科目は、日商簿記の勉強内容と関連する部分が多いです。財務・会計は、中小企業診断士合格のために非常に重要な科目ですが、計算問題などもあって苦手に感じる人も多いです。ここで、日商簿記の3級、2級を取得していると、比較的楽に中小企業診断士の財務・会計を乗り切ることができます。

2.販売士(リテール・マーケティング検定)
次にお勧めしたいのは、販売士です。これは、販売のために必要となる商品についての知識や販売技術、仕入方法やマーケティング方法などの、高度な知識を持った専門家を育成するための資格です。実際に中小企業診断士としての職務を行う際、小売店などにアドバイスをする際にも役立ちますし、流通業や小売業では販売士の資格が店長昇進の条件となっている企業などもあるので、資格を持っていると一目置かれるケースも見られます。
中小企業診断士の科目の中で「運営管理」の店舗・販売管理の部分と関連するので、勉強も比較的楽に進められます。

3.ビジネス実務法務検定
ビジネス実務法務検定は、人事、営業、総務、販売など、あらゆるビジネスの場面で必要になる法律知識を得ることができる資格です。
ビジネス全般中小企業診断士の「経営法務」の科目と勉強範囲が被っています。
法律関連の資格ですが、弁護士や司法書士などよりずいぶんと簡単で、3級であれば1ヶ月詰めて勉強をすれば取得できます。
最近では、この資格を昇進の基準にしている企業も増えていますし、就職や転職に有利に働くケースもあるので、認知度も高く、実務についた後も役立ちやすいです。

4.ITパスポートなどIT関係の資格
ITパスポートは、ITに関する基本的な知識を取得できる試験です。
経営戦略や財務、法務などの経営知識や、セキュリティネットワークなどのIT関連の知識など、広く知識が問われます。
現代はITなしで活動している企業はほとんどないでしょうから、受けておく価値は高いです。
ITパスポートは、中小企業診断士の「経営情報システム」に内容が重複するので、ITパスポートの勉強をして基礎知識を補充すると、中小企業診断士の「経営情報システム」が理解しやすくなります。

また、IT分野を伸ばしたい人は、さらにステップアップした「ITストラテジスト」の試験を受けることも考えられます。ただ、この資格はかなりの難関なので、中小企業診断士に合格した後に受ける方が良いでしょう。もし、中小企業診断士合格前にITストラテジストの資格を取得したら、「経営情報システム」の試験を免除してもらうことができます。

さらに「ITコーディネータ」という資格もあります。これは、IT経営のプロフェッショナルの資格で、「経営情報システム」の内容に似ているので、中小企業診断士取得後等にチャレンジしてみると良いでしょう。

このように、中小企業診断士に関連した資格はいろいろあります。
あくまで、ある程度の力を割ける方を対象にとしておりますので、ご検討いただけると幸いです。

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中小企業診断士にあってみたいです。どうすれば会えますか?

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士の勉強をしていて、とても面白く感じた。
実際はどんな仕事をしているのか知ってみたい。
でも、周りに中小企業診断士はいないし、そもそも、どこにいけば中小企業診断士と会えるのだろう。
そう思っているうちに、受験日が近くなって、結局会えずじまい。
受験生時代にこんなことを思った方は少なくないのではないでしょうか?

中小企業診断士に会ってみたいという方は、
弊社にコンタクトを取っていただければ、必ず西井が対応しますのでご安心ください。
でも私がいるのは、北陸の金沢ですのでなかなか来るのは難しいですよね。
(出張の時に、大阪や東京でお会いするなどできる限り対応はしているのですが・・・)

そんな時は、
1 地元の中小企業診断協会に相談する
2 中小企業診断士が主宰する勉強会に行ってみる
3 中小企業診断士の無料相談会やイベントに行ってみる

というやり方もあると思います。
まず、地元の中小企業診断協会に相談するは
周りに中小企業診断士がいらっしゃらない場合は、有効な手段の1つです。
中小企業診断協会のHPに都道府県毎の連絡先が掲載されていますので
参考としてください。
http://www.j-smeca.jp/open/static/sibuindex.jsf

また、中小企業診断士が主宰する勉強会に行ってみることもいいと思います。
タキプロさんが積極的に活動している勉強会の1つです。
http://www.takipro.com/

3つ目の中小企業診断士の無料相談会に行ってみる
これは、ちょっとイレギュラーなやり方ですが、たまに無料相談会をやっていると
いらっしゃいます。
相談が忙しくない限り(ブースが埋まっていてしょうがない)対応することが多いと思われます。
中小企業診断士だけの無料相談会やイベントは少ないかもしれませんが、
共催(例えば士業団体の相談会:石川県では十士業 弁護士、弁理士、公認会計士、税理士、司法書士、土地家屋調査士、不動産鑑定士、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士の相談会を年に一度行っています)の相談会であれば、あるのではと思います。
粘り強く探すと見つかると思いますのでよろしくお願いします。

中小企業診断士の数自体は少なく(2万人超)、その中でも実務を行っている方は3-4割ですので、まだまだ身近な存在と言える数ではありません。
受験されている皆さんが、中小企業診断士になり、お一人お一人が、全力を尽くし、お客様にとって必要な存在になることで、少しずつ身近な存在に近づいていくと思います。中小企業診断士となって、ご自身のあるべき姿に近づいてみませんか?

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中小企業診断士事務所

資格勉強中どのようにモチベーションを維持しましたか?

中小企業診断士の西井克己です。

資格勉強をしているときに、模試等で自分の位置を確認できますが、努力してもそれが改善に向かっていかないときにモチベーションを維持するのは大変です。

中小企業診断士試験に合格するためには、1-3年の期間モチベーションを維持する必要があります。

モチベーションを維持するために、私自身行っていたことを以下に示します。

1スランプに陥ったときにすることを決めること
 仕事も忙しく、試験勉強も忙しい。長い試験勉強中に、スランプに陥ることがあるかも知れません。
 私の場合は、なぜ中小企業診断士になりたいかという思い紙に書き、スランプの際は、それを読み直すことで
 気持ちをリセットすることができました。
 なにか、スランプに陥ったときのルーティンを決めておくこともよいかもしれません。
 そのルーティンがいつも通りできるかできないかで客観的に自分の状態も知ることができます。

2なぜ自分が中小企業診断士を目指したのかもう一度考える(原点に立ち戻る)
 自分はなぜ中小企業診断士を目指したのか、中小企業診断士となってどんなことをしたいのか
 どんなあるべき姿を実現するために中小企業診断士になるという手段を使うのか?
 誰しも、目指した理由があるはずです。
 迷ったとき、苦しくなったときに、原点に戻ることも大事です。
 資格勉強中だけではなく、中小企業診断士となった今も原点に戻ることはとても大切です。
 実は私の原点に戻る方法は、中小企業診断士の勉強を毎日していたスターバックス(日本橋スルガビル店)
 に行って、当時のことをふりかえることです。
 東京に出張の際、時間があれば寄るようにしています。

3周りの応援していただける方のことを思う
 中小企業診断士試験に挑戦していることを宣言したり、公開していると、誰かが応援してくれています。
 家族はもちろん応援してくれていると思いますが、取引先の方や同僚や先輩など応援していただける方のことを思い、感謝すること。
 そしてその思いにこたえたいと思うことで自らの気持ちを上げていく。
 試験勉強は結局のところ、自分との闘いですが、自分のためだけではなく期待いただける方のことを思うことも大切だと思います。
 

  中小企業診断士試験は、受験資格もありません。皆さん受験できる試験です。
  モチベーションを維持し続けられれば必ず受かる試験です。頑張りましょう。

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中小企業診断士事務所

中小企業診断士を目指した理由

中小企業診断士西井克己です。

このごろなぜ中小企業診断士を目指したの?とよく聞かれます。

今考えるとたわいもないがその当時(受験時代)はいろいろと
悩んでいたと思います。

受験時代はとにかく中小企業診断士になりたいという思いが先行していましたが、

今の様に、自分が中小企業診断士としてやるべきことを明確に持ってそれに向かって突き進むイメージはあまりありませんでしたが、その時も、なんとなく中小企業診断士になってこんなことをしたいという思いは
あったような気がします。
そのことが勉強の意欲維持につながったと思います。

今中小企業診断士の勉強をされている方も、明確にこうなりたい、こうあるべきというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますがなんとなくという方も少なくないと思います。
実際に実務を行わないともやもやしたイメージがすっきり明確になることは少ないと思います。
しかし、もやもやとしていても、あるべき姿のイメージだけは自分で保有しておく必要があるのでは?と思います。

なぜならば、このページにもいくつか書きましたが、資格取得はスタートであり決してゴールではありません。
中小企業診断士の資格は、中小企業を支援するための1つの入り口であり手段であるのにすぎません。

資格取得後何をしたいのか?その思いが強いほど士業としての
伸び方が違うように思います。

私は中小企業診断士となって12年目、日々お客様や仲間に支えられて何とか
仕事を行っております。
お客様や仲間において行かれないように強い思いをを持って仕事をしていきたいと思います。

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中小企業診断士事務所

中小企業診断士一次試験合格を転職時の履歴書に書くか?

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士一次試験に合格し、二次試験に落ちた。
本当は2次試験に合格してから転職する予定であったが、1次試験合格で転職できないか
と1次試験合格者対象の求人を探してみる。
1次試験合格対象者の求人はほとんどない。
最終合格もしていないので履歴書に書いても意味がないのではないか?
こう考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この場面は、私自身が経験した場面です。
その当時私は、中小企業診断士と関連のある士業事務所であれば、中小企業診断士1次試験合格と履歴書に記載しましたし、
そうでない場合は、記載しませんでした。

立場が変わって現在私は、採用面接する側になっています。
その視点から考えると、転職時の履歴書に中小企業診断士1次試験合格はぜひ書いてほしいと思います。

その理由を2点あり以下に示します。
1 中小企業診断士1次試験合格は、一定の努力ができる方と疎明できる判断材料になる
 これは、学歴や職歴と同様です。
 面接する方は、履歴書や職務経歴書等をきっかけに、入社を希望される方がどのような方なのか?
 特に、自社の考え方(経営理念)にあっている方なのかを見ております。
 面接する方は、入社を希望する方が何の努力もせず自社に適合するとは全く考えておらず、入社後にご努力をいただくことでどれだけの伸びしろがあるか?その伸びた時を想定(期待)して入社をお願いしております。そのため、分野は違えど一定の努力ができる方というのは面接する側にとっては評価ポイントとなります。

2 一定程度の知識を持っている方と判断できる
 中小企業診断士一次試験の内容は、中小企業を経営する上で役立つ知識が網羅されています。
 どんな企業も、問題(課題)のない会社はありません。現場で働いていても、管理部門で働いていても、営業で働いていても中小企業診断士一次試験の知識が活かされる(それを深堀するきっかけ)は必ずあります。その広い知識を基に会社を一緒に良くしてくれる。そんな期待を持たれるかもしれません(これが企業に勤めていらっしゃる方が中小企業診断士試験に挑戦する理由の1つになっているのかもしれません)。
中小企業診断協会が公表している平成28年度中小企業診断士1次試験受験者の統計結果から見ても民間企業勤務者が全体の半数を超えております。


このページで、何回か記載させていただいておりますが、資格はあくまで目的に近づくための手段なので
資格が目的と思われるとマイナスのイメージを持たれるかもしれませんが、原則的には良い印象を持たれると思います。

是非中小企業診断士1次試験合格と履歴書に記載し、なぜその試験を目指しているのか?

将来的にどのような人材になりたいのか(ありたい姿)を述べてください。

皆さんの本気を示すといいと思います。

2017年12月2日追記
前日ブロックス(http://www.doit-fun.jp/)さんが主宰する試写会が金沢で開催され、私を含め社員4名で参加してきました。
その時に本気について、ブレーンストーミングを行いました。
本気とやる気の違いについて面白い議論ができましたので紹介します。

本気は行動すること
やる気は思うだけ。

企業は本気で仕事できるひとを求めています。
中小企業診断士になりたいと思う人はたくさんいますが、その中で行動して1次試験合格という事実を勝ち取っている。
これはアピールすべきではないか?
改めてそう思いました。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士試験の苦手科目克服方法(財務会計)

中小企業診断士の西井克己です。

1 私も財務会計は苦手でした
中小企業診断士の試験でまず財務会計につまづく人が多いのではないでしょうか?

私も中小企業診断士試験の受験時代は1次試験2次試験共に財務会計は苦手で、1年目の2次試験は財務会計で足切りであったほどでした(私の受験時代は、点数のフィードバックもなかったので私の推論でしかありませんが)。

2 苦手科目の克服方法
 中小企業診断士の苦手科目克服方法ですが、ネットで検索するといろいろなところで記載されています。
 例えば、中小機構のJ-NET21の中小企業診断士の広場にいろいろな方の体験談が記載されていますので、参考にしていただけると幸いです。
 複数回受験で1次試験を突破した合格者座談会【第3回】モチベーションのコントロール法

3 受験時代は苦手であった財務会計であったが現在は財務会計でご飯を食べている西井の財務会計の勉強方法
 本テーマの中小企業診断士試験の財務会計克服方法ですが、私自身の体験をお伝えしたいと思います。
 それは、毎日1問でもいいので財務会計問題を解き続けることです。
 3-1 どのくらいに財務会計が苦手だったか
 財務会計は受験時代は本当に苦手で、1次試験も2次試験も財務会計は苦手でした。
 それまで、勉強は化学と物理しかしていなかったので、財務会計という世界とは程遠いところにいましたので、最初から躓きました(どのくらいわからなかったかは、未経験者が中小企業診断士事務所に入る年齢にも記載しています)。良くありますが、財務会計に取り組んだものの何が分からないかわからないという状況でした。毎日財務会計の勉強を続けていても、わからないことが分かった(確認できた)だけで、なんの前進も感じられないし、財務会計のテストの点数もさんざんという状況が続くくらいに苦手でした。
 また、1年目の中小企業診断士2次試験は、最後の科目である財務会計で明らかに足切りとなる(試験が終了した瞬間に落ちたと分かるぐらいの出来でした)など、ある程度理解が進んでも苦手意識を克服できない状態でした。

 3-2 1年目は財務会計で落ちたので、2年目は財務会計で足切りだけは避けたい。
 今の様に2次試験の結果がABCで帰ってこない時代でしたので、本当に財務会計で足切りされたのかわかりませんが、気持ちとしては2年目は絶対に財務会計の足切りだけは、何とか避けたいと思いました。
 効果的な勉強方法を思いついたわけではなく、ただひたすらに、財務会計の問題を毎日1問以上解くことを課題に取り組みました。
 どこで財務会計の苦手を克服したのか今でもわかりませんが、気が付けば2年目のTACの2次公開模試では、財務会計は100位以内に入るなど模試の点数に表れる程度になっていました。
 結果として、2年目の2次試験に合格しました。
 財務会計については、自己採点では計算問題はすべてあっていたと思います。

4 現在では、金融機関や公的機関の職員に財務会計について職員研修をしています
 現在では、金融機関出身でも、経済学部出身でもありませんが、財務会計や金融支援は、いろいろなお客様や中小企業支援機関様から引き合いのいただいている分野の1つになっています。
 苦手だからあきらめるというのではなく、苦手だからこそ全方位的に徹底的に行うことで、深堀でき、中小企業診断士試験では財務会計は苦手科目であったが、実務の世界では得意分野になることも多いと思います(試験ですのであまり深堀しすぎると試験に受からなくなりますのでほどほどに)。
苦手科目と付き合うといいことがあるかも知れませんよ。

 NHKのテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で脳科学者 茂木健一郎さんが言った言葉
「特に、欠点や弱点というのは脳科学から見ればチャンス強く意識を集中できるため、努力して乗り越える。普通の人より上の領域に行けるのです。」

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士試験の勉強量(直前期は土日はつぶしました)

中小企業診断士の西井克己です。

1 中小企業診断士試験の1日あたり必要勉強時間について
中小企業診断士に合格するためにどのくらい勉強したかの質問ですが、毎日1~2時間は確保したほうが良いと思います。
仕事と中小企業診断士試験勉強を両立するためにはにも記載しましたが、私の学習スタイルを再掲します(1年目1次合格、2年目2次合格)
 平日  AM6:30-8:00に会社近くのスターバックスで勉強
 土曜日 TACに通って1日勉強
 日曜日 家族との時間
 1年目はこのような形で進めていました。

2 私の中小企業診断士試験の直前期の勉強時間(土日もつぶしました)
 2年目も毎日1~2時間は必ず勉強していたのですが、
 2年目はどうしても合格したいという思いから、試験直前3か月は、ギアを変え、
 土曜日も日曜日も勉強をさせていただきました。
 私の場合家族の理解もあり、2年目の直前期は休日をすべて使わせていただきましたが、
 家庭を持ちながら休日のすべてを勉強に使うことは難しいと思います。
 私自身、今振り返るとそれだけの勉強をしてもし落ちていた場合は、もう一年同じ勉強時間を確保できていたか(家族の理解を得られたか?)自身がありません。

3 弊社社員の勉強時間
弊社社員の様子を見ていると 週4日勤務週3日休みのため、平日は、1-2時間程度で、週に2日は、勉強に専念していた方が多いようです。
周りの合格したに聞いてみても毎日、2時間程度というスタイルが多いようです。

私が受験したとき、TACさんのパンフレットには800時間と書かれていました。
私は2年かかったので、それ以上にやっていると思います。
資格学校に通っている時間(講義)と自主勉強の時間の比率は1:3~1:4ぐらいで自主勉強が圧倒的に多かったように思います。

最初にFPや簿記を取ってから中小企業診断士に挑戦という方もいらっしゃいますが、結構難易度の高い試験だと思いますので、個人的には寄り道せず一直線で進んだ方が合格に近づくのでは?と考えています。

中小企業診断士の勉強や合格者の体験記は中小機構さんのJNET21「中小企業診断士の広場」目指せ中小企業診断士に多くの情報が掲載されていますのでご参照いただけると幸いです。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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メーカー勤務者が中小企業診断士試験に挑戦すること

中小企業診断士の西井克己です。

メーカー勤務者が中小企業診断士に挑戦する。
ましてや間接部門の方ではなく直接部門に近い方が挑戦する場合、試験そのものを不安に感じる人は少なくないと思います。

1 簿記も経営も経済も全く分からないが中小企業診断士試験に挑戦
私は、メーカー勤務時代に中小企業診断士試験しました。

大学は理学部化学科でしたのでどっぷり化学を、
大学院は有機ELでしたので化学と物理の複合領域を
就職先は化学メーカーでしたので結局化学を
いずれにしても、化学や物理の知識・経験しかない状況でした。

 そんな私が、中小企業診断士試験に挑戦したきっかけは、異動でした。いわゆる研究職で採用されたのですが、お客様の困っていることを見つけ出し製品という形で困りごとを解決する職に異動しました。
開発の初期段階では、お客様も、研究や技術部門の方なので、全く問題なかったのですが、いざ開発した製品が採用となると、購買部門であったり、法務部門であったり、これまでの知識が全く通用しないことに気づかされたことを覚えています。
 開発した製品が初めて採用されたときに、あるメーカーの購買部門の方と商談をしているときに、相手が話している言葉の意味が全く理解できませんでした(VA/VEなど)。商談の帰りに、あまりに悔しくてその言葉の意味を調べようと丸善に寄りました。いくつかの本を見ていた時にたまたま、中小企業診断士に関連する本を見て、自分に足りない知識はこれで補えると思ったことを覚えています。
 そんなきっかけでTACの通学講座に申し込み中小企業診断士の試験勉強を始めましたが、最初は全く頭に入らなかったことを覚えています。
 結構勉強したのですが、答練も模試の点数もダメ。自分には才能がないと落ち込んだ日々が続きました。当時は1次試験は9科目あるので何か得意なものがあればよかったのですが・・。
 分野が違う方が中小企業診断士試験に挑戦とこの段階であきらめる方が多いのではと推測しております。

2 わからないなりにもサブノートをつける
 暗中模索の中で週末にTACの講義をこなす(当時は八重洲校に通っていました)じかんが過ぎていきました。20万円以上投資したので、何とか最後まで試験はやりきる。最初はそんな思いでした。
 ある程度勉強を続けるうちに、自分での理解を深めるためにサブノートをつけ始めました。
 講義やテキストの内容を自分なりに理解するために、図表化することを徹底しました。
 いろいろなデータを図表化することで、概念として理解することができました(図表化の大切さは大学院で教えてもらっていたのですがあまりそれまで気づかず)。
 この概念として理解することを続けると、ある程度の点数に整ってきたことを覚えています。この概念理解までに3-4か月(8月スタートで、年明けぐらいまで)要しました。分野が違うとこれまでの勉強方法が通用しないことがあります(私がそうでした)。

3わかり始めると異分野であればあるほど面白い
 分野が違えば、それだけこれまでとは違う新しい知識を得るきっかけになります。理解が進むととても面白く感じ、それからの面白さやスピード感は、また格別です。分野が違うことで初期の障壁はありますのでまずそれを乗り越えられるといいですね。
 勉強が面白いと感じると続けられるようになりますのでおかげで合格まで勉強を続けることができ、現在は中小企業診断士として仕事をさせていただいています。

 「神は乗り越えられる試練しか与えない」

 
中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
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仕事と中小企業診断士試験勉強を両立するためには

中小企業診断士の西井克己です。

タイトルの「仕事と中小企業診断士試験勉強を両立するためには」は、中小企業診断士受験生からよく質問されることです。

中小企業診断士は、他の資格試験と違いほとんどの方が仕事をしながら試験勉強をした方がほとんどと思われます。
これは、新卒で中小企業診断士事務所に就職すべきか?で中小企業診断協会
が発表した合格者の職業を見るとその傾向が分かります。
平成28年のデータを見ると合格者842人の内、学生は13人、その他(無職含む)54人ですので、合格者全体の92%が、
職を持たれていることが分かります。

仕事と試験勉強の両立方法は、人それぞれ職場環境も家庭環境も異なりますのであまり一般化できないと思いますが、
自身の経験や弊社社員の状況を踏まえてお伝えしたいと思います。

1 学習時間の確保

 働きながら中小企業診断士の試験勉強をするためには、まず、学習時間の確保が大切です。
 毎日1~2時間は確保したほうが良いと思います。
 私の学習スタイルを以下に示します(1年目1次合格、2年目2次合格)
 平日  AM6:30-8:00に会社近くのスターバックスで勉強
 土曜日 TACに通って1日勉強
 日曜日 家族との時間
 1年目はこのような形で進めていました。
 2年目はどうしても合格したいという思いから、試験直前3か月は、日曜日も勉強をさせていただきました。
 私の場合家族の理解もあり、2年目の直前期は休日をすべて使わせていただきましたが、
 家庭を持ちながら休日のすべてを勉強に使うことは難しいと思います。
 
 弊社社員の場合は、資格試験勉強中は、週4日勤務週3日休みのため、
 平日は、1-2時間程度で、週に2日は、勉強に専念していた方が多いようです。

2 家族の理解
 1で記載した通り、試験勉強中は、家族との時間がかなり少なくなります。どのくらいの学習時間とするのか
 そして何年をめどに合格するのかを宣言する必要があります。
 (私の場合2年要しましたが、受験勉強中に第一子を授かりましたので、おそらく3年が限界であったかもしれません)。

3 スランプに陥ったときにすることを決めること
 仕事も忙しく、試験勉強も忙しい。長い試験勉強中に、スランプに陥ることがあるかも知れません。
 私の場合は、なぜ中小企業診断士になりたいかという思い紙に書き、スランプの際は、それを読み直すことで
 気持ちをリセットすることができました。
 なにか、スランプに陥ったときのルーティンを決めておくこともよいかもしれません。
 そのルーティンがいつも通りできるかできないかで客観的に自分の状態も知ることができます。

中小企業診断士試験は、受験資格もありません。皆さん受験できる試験です。
学習時間を毎日確保して、頑張り続けることで2年程度で合格レベルに達する試験です。

まずは、学習時間の確保そして家族の理解を得てから勉強に取り組んで頂けると幸いです。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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