【中小企業診断士の仕事がない】取っても食えない?

【2018年12月24日 投稿】
【2020年6月29日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士として登録したけど仕事がありません
と伺うことがあります。
今回はそのことについて記載したいと思います。

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中小企業診断士のノート(マンダラ手帳)

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士はどんなノートを使っていますか?
どんな本を読んでいますか?はきかれることがありますが、どんなノートを使っているかは
10年間で1-2回聞かれたことがあります。

中小企業診断士用の特別なノートがあるわけではないので、あくまで自分がということでお答えしています。

1 サラリーマン時代は大きな手帳をノート代わりに

サラリーマンの時は、A5サイズの大きい手帳をノート代わりにして使っていました。
いわゆる中性紙を用いた手帳を使っていました。

2 中小企業診断士になってから

中小企業診断士になってから、手帳とノートを使い分けている状況です。
初めてのお客様に対しては、初期のヒアリングシートはエクセルで用いて印刷して使う
リピートのお客様に関しては、パソコンをノート代わりにしている状況です。
弊社ではペーパーレス化を進めており、ノートはほとんど、用いていない状況です。
ただし、私自身手帳は、いまだに紙を使っております。

2017年からマンダラ手帳を用いており、ノートというよりも、目標に対する振り返りに使っています。

2018年の振り返り方ですが
1その年の目標はその前の年の11月末までに決めておく。
目標は、健康、仕事、経済、家庭、社会、人格、学習、遊びの項目毎に決め、
月ごとの重点計画も立案する。

2毎週振り返る
2-1手帳に自分で大事にしたいこと(西井の場合は自分でなりたい理想の経営者を年初に筆書きしている)を声を出して読む
2-2月間企画計画項に、健康、仕事、経済、家庭、社会、人格、学習、遊びの欄があるため、前の週でできた日に〇をつける。
2-3週間行動計画項に、今週の目標・役割を先週に記載しているので、その結果(〇×▲)をつける
2-4週間行動計画項を見て、先週にやり残したことがないか確認する
2-5今週の評価・感想・対策項があるので振り返りを記載する

3 今週の計画

3-1私は、月間企画計画項をカレンダー代わりに使っているので、月間企画計画項に記載されている週間の計画を週間行動計画項に転記する(転記しながら今週の計画をイメージする)
3-2週間行動計画項に、今週の目標・役割を記載する
3-3週間行動計画の下(フッター)に記載している項目を読み上げる
(例2018年11月19日の週では「運命に偶然というものはない。人は運命に偶然出会うのではなく、運命を創造するものである」)

これを毎週月曜日の朝にスターバックスで30分程度で振り返っています。
振り返りをするようになってから、仕事がたまらなくなったような気がしています。

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中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

新規の問合せ質問はここをクリックしてください(フォームにリンクします)

中小企業診断士になって公的機関に転職する

中小企業診断士の西井克己です。

現在金融機関にお勤めの方や大手企業にお勤めの方で中小企業診断士に登録されて間もない方もしくは中小企業診断士の勉強を始められた方から公的機関に転職したいという相談をいただくことがあります。
その時に必ず伺うのは、なぜ公的機関に転職したいのかということです。

〇中小企業診断士として公的機関に転職したい理由

その回答として多いのは、
・地元に帰って安定的な職に転職したいため。
・いまよりも中小企業診断士の仕事ができそうだから。
・現在の職場に不満があり、中小企業診断士を活用して転職したい。求人を探すと公的機関からの求人があった。
などがあります。

結構具体的な理由で転職を希望されている方もいらっしゃるのですが、多くの方がなんとなくのイメージで公的機関を選んでいらっしゃる(安定していそう、中小企業診断士の仕事ができそう、地元の経済に貢献できそう)ことが多いような気がしています。

何をやりたくて中小企業診断士として転職するのか?
そのやりたいことに近づくためにどうして公的機関なのか?
もっと明確にすると転職活動がスムースに進むと思いますし、
転職した後も、すっと業務に入っていけると思います。

 

〇まず公的機関の役割を知ろう

まずは、公的機関の役割を知ることが大事かと思います。
中小企業診断士として公的機関に転職といってもいろいろな機関があり、
国関係ですと中小企業基盤整備機構、県関係ですと各県の都道府県等中小企業支援センターや中小企業団体中央会、地域ですと商工会議所や商工会
が一般的な中小企業支援の公的機関です。

それぞれ役割が異なっており、
地域単位の商工会議所や商工会は、中小企業の経営者との関係は他の機関と比べると近いです。
中小企業支援だけではなく、祭り等の地域ならではのイベントの裏方などいろいろな業務を担当することが多いです。この地域のためのなんでも屋さんという仕事かもしれません。
中小企業の経営者との関係が深い一方で、中小企業支援以外の業務も多いかもしれません。

県単位の都道府県等中小企業支援センターや中小企業団体中央会は、商工会議所や商工会と比べると中小企業の経営者との距離はあるかもしれません。商工会議所や商工会さんは、地域を限定してお付き合いしますので、長いお付き合いになりますが、県単位となると事業毎の付き合いになりがちのような感触を持っています。
また、商工会議所や商工会は、一緒に書類をつくるというイメージですが、経営者の作った書類を一緒に添削するというイメージの支援になると思います。
県単位の公的機関は、中小企業支援という点では、商工会議所さんや商工会さんよりも特化しているかもしれませんが、書類の関係が多くなり、中小企業経営者との接触頻度という点では、商工会議所さんや商工会さんの方が多いかもしれません。

国単位の中小企業基盤整備機構等になると、商工会議所や商工会や都道府県等中小企業支援センタと連携して、ある程度大きな支援を行わなければいけないときに、その予算を確保し、地域の中小企業支援機関と連携して(自らが接着剤となり)仕事をしているイメージです。

大枠で考えると地域→県→国になればなるほど、書類と向き合うウェイトが増えているのではと思っております。
商工会議所も商工会も書類と向き合う仕事はありますので、100%中小企業支援に充てることはできない。その力の半分を中小企業支援に充てられれば、本人の充実感は高いと思われます。

公的機関に転職を希望されている方は、間違っていてもいいのでぼんやりとしたイメージではなくできる限り明確化し、自分の思いと明確化したもの重なり具合(どのくらい重なり合うのか)を確認していただくことを強くお勧めしたいと思います。

 

〇公的機関から仕事の依頼を受ける中小企業診断士

それでは公的機関から専門家派遣の依頼を受ける中小企業診断士はどうかというと、
中小企業の経営者と直接話ができるという点では、商工会さん商工会議所さんに近いかもしれません。
ただし、公的機関さんと違い、利益を確保しないと継続的な事業活動ができません。
そのため、中小企業支援の割合は高いとはいえ、すべてがやりたい仕事ができているかというとそうではありません。
やっぱりやりたくない仕事も、利益確保のために行うことも少なくありません。
ただし、仕事を通じて、目的に近づいていると実感していますので、結構充実した毎日を送らせていただいています。

公的機関に転職する。それも大事ですが、まず何のために中小企業診断士として転職するのかもう一度考えて、
自分の思いとできる限り重なり合う転職先を目指すといいかもしれません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
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中小企業診断士として20代で転職する

【2018年9月10日 投稿】
【2023年5月1日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

今回は「中小企業診断士と20代」というテーマで書いていきたいと思います。

 

◎20代で中小企業診断士として転職する方は少ない

20代で中小企業診断士で転職する方はとても少ないと思います。
なぜならば、年間100人程度しか20代の合格者数がいない状況で、そのうち転職を検討する方はさらに少なくなるためです。
(中小企業診断協会が公開している平成29年度の中小企業診断士2次試験合格者数は全体で828人そのうち20代は146人(17.6%)となります。)

過去に、
士業もほかの仕事と同じで、ある程度若い年齢で仕事を覚え、それから第一線で活躍し、後進を育成する。
それぞれが10年スパンと考えると、30代で仕事を覚え、40代で第一線、50代で後進の育成と
考えると30歳までにスタートラインに立つ必要がある。
そんな記事をこのブログで記事にしております。
未経験者が中小企業診断士事務所に入る年齢(20代?30代?)

 

◎過去の記事とはちょっと違った切り口(サービス品質の視点)

今回は少し違った切り口で記事にしてみたいと思います。
それは、士業における働く時間とお客様に提供するサービスの品質についてです。

私は毎年、新卒の就職フェアで自らブースに立っており、就職活動をされている学生さんと対話する機会をいただいております。
ここ数年の傾向として、個人の時間を確保するために会社を選ぶ際に休日を重視する学生さんが増えていると感じております。

仕事と個人の時間の使い分けは、当然にその方(学生さん)が人生の中で選択することです。
私は、特に士業の場合は、自分自身で働く時間を管理することはむしろするべきであると思っております
(働きたい人は働き、プライベートの時間を充実させたい方は、プライベートの時間を確保する)。

しかし、学生のかたと会話していると、仕事に充てる時間に焦点が当たっていて、
ご自身が社会人として提供する仕事の品質についての視点が少し欠けているかもしれないと感じることがあります。
これは、会社の中で、組織の一員として仕事をする上においては、当てはまらないことかもしれませんが、
基本的に1人で仕事を完成させる士業の仕事では影響が大きいと感じています。

 

◎1日当たりの働く時間で転職先を探していませんか?

具体的には、
ある方が、1日当たり、5時間を働く時間に充てる選択をしたとします。
同じ士業事務所にいる西井は、1日10時間かけてお客様の満足するレベルの仕事(仮に品質レベル10とする)を提供しています。
1日当たり5時間を仕事の時間に充てる選択をした方は、品質レベル10の仕事を2日かけて(すなわち10時間かけて)お客様に提供する。そんな仕事ができる方であれば全く問題ないと思いますが、
例えば、2日かけて、品質レベル5の仕事を2つ行うもしくは、2日かけて品質レベル7の仕事を提供することは行ってはいけないことと感じています。
すなわち、自分自身が1日当たり5時間の仕事を行う制限をかけていることは、お客様にとっては関係のない話です。
自分の都合によってお客様に迷惑をかけることは、あってはならない話と思っています。

 

◎やっぱり中小企業診断士として一定の品質を確保するためには、一定程度の時間が必要

20代の方で中小企業診断士を目指される理由を聞くと、比較的時間が自由になりそうだからということをあげられる方も少なくありません。
確かに、一定の品質を提供し、お客様を選べるくらいに実力がついた中小企業診断士についてはそうであるかもしれません。
しかし、一定の品質を提供できるためには、やっぱりある程度の時間をかけてその仕事を覚えなければいけませんし、
それは、マニュアルに記載できるような仕事であることは少なく、自分の経験からすると、失敗しなくては気が付かないし身につかないことが多いです。
このため、一定程度の修業期間が必要と感じております(弊社にとってはそれがかばん持ちの2年間)。


◎20代で中小企業診断士への転職を希望されている方へ

20代の方で、中小企業診断士への転職を希望されている方もしくは、中小企業診断士の資格を目指し転職を狙っている方がこのことを
勘違いしながら前に進めていないのか?
新卒ブースに立つたびに心配になっています。

20代は社会に適合できるかどうか不安であることもあり、短期的な視点で判断しがちですが、
・30年後にどうありたいかイメージすること
・ありたい姿に近づくための手段を選択すること
・幸せな人生を歩むためにどんな人と付き合っていくのか?(付き合う人で人生が大きく変わります)
など長期的な視点で判断することも大事なのではないかと思っております。

 

おわりに

世代世代で当然に価値観は違いますので、余計なおせっかいかもしれませんが、20代の方が中小企業診断士への転職を目指している方への懸念事項を記載してみました。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
採用の詳細については、こちらの採用ページをご覧ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
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中小企業診断士の活かし方

中小企業診断士の西井克己です。

◎中小企業診断士という資格は活きていますか?ちゃんと活用できていますか?ちゃんと活かしていますか?

中小企業診断士の勉強をしている方もしくは中小企業診断士に登録されたばかりの方からよく受ける質問の1つです。

◎結論
結論は、私はありがたいことに活用できていると思っていますが、他の人はわかりません。と回答しています。

◎理由
理由は、その資格を活用できるかどうかは、その人次第であるためです。

◎具体的
具体的には、
このブログでもお伝えしている通り、資格は目的ではなく手段なので、
仕事を通じてどんなことを行いたいか?
職業人としてのあるべき姿はどんな姿なのか?
中小企業診断士という資格は、これに近づくための道具でしかありません。
このため、人それぞれの目的に対して資格を手段として活用されている方は、活かしているといえると思われます。
士業の業界のあるある話を1つ紹介すると、
1つの資格に登録し、その資格を活かしている方が、職域を広げたりお客様の要望に対応するためにもう1つの資格に挑戦した場合は、その資格はさらに活用されることになる確率が高いですが、1つの資格に登録しそれを十分に活かしきれていないまま(仕事にも恵まれていない状況)、他の資格に挑戦しても資格を活かせないという状況は変わらない。やっぱり資格だけでなんとなる時代はもうすでに過去のものになっていると考えたほうが適切かと思います。

私自身は、資格勉強を開始した時は、サラリーマンでしたし、中小企業診断士のことを何もわかっていなかったので、やっぱり中小企業診断士になることが目的になっていたように思います。
多くの方が最初はそうかもしれませんが、その資格に登録されてもその資格を維持するだけが目的の場合はその資格を活かしきれていないことになるとのではないでしょうか?

◎活かし方はその人次第
やっぱり結論からすると、その方自身が資格の活かし方を描けている方は活かしているし、
そうでない方は、活かしきれていないということになるのではないでしょうか?
特に企業内診断士の方で、試験に合格することだけを目的にしていた場合は、そのあとのビジョンがないとなかなか難しいかもしれません。
人それぞれの中小企業診断士の活かし方があり、それぞれが正解だと思います。
自分自身が正解と信じてそれに向かって頑張り続けている。これがその人その人にとっての資格の活かし方かもしれません。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士に弟子入りする

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士に弟子入りしたい。弟子を取っているところを知らないですか?

そう質問されることは少なくありません。

また、ある程度の大手企業に勤められているシニアの方に、見習い(アルバイト・パート)でもいいのでノウハウを学びに就職したいという方もいらっしゃいます(その考え方に対する回答は以下の記事をご覧いただけると幸いです。)。

見習い(アルバイト・パート)で中小企業診断士事務所に就職して診断士になりたい

◎弊社は独立前提の入社をお断りしている理由
弊社は、独立前提の入社を認めていません。
これは、金銭や精神的な理由(詳細は以下の記事をご覧いただけると幸いです)
どうして中小企業診断士事務所の求人が少ないのですか?

もあるのですが、弊社の経営理念や目指すべき方向性(恩送りができる人を育成する。詳細は以下の記事をご覧いただけると幸いです)が大きく関係しています。
中小企業診断士事務所勤務に適した人(恩送りができる人)

◎弟子入りしたい理由を中小企業診断士にぶつけてみてください
中小企業診断士は、自分のことだけを考えるのではなく、社会全体のこと、地域全体のことを考えて、行動しなければならない。
弟子入りしたいという思いの大半が、まず自分が食べられるようになりたい。でも不安だから弟子入りしようということならば、私は弟子入りそのものをやめた方がよいと助言します。

中小企業診断士として、こんなことをやってみたい。この実現のためには、今の自分には自分の努力で解決できることと、人の手を借りなくてはできないことがある。
人の手を借りるところを弟子入りで補完したい。ということであるならば、弟子入りも1つの手段と思われます。
むしろとても有効な手段です。
漠然とした不安からは何の答えも出ない。不安を具体化し、それを克服する手段として弟子入りを選ぶ。
そんなことを考えていらっしゃる場合は、ぜひ課題を克服する手段として最も適切と思われる中小企業診断士の方と接触してみてはいかがでしょうか?

私は、独立前提の方に教えることはできませんが、世の中の中小企業診断士の中には、そうでない思いの方もたくさんいらっしゃると思います。
私の尊敬する中小企業診断士も中小企業診断士を育て、世の中に輩出している方がいらっしゃいますし、
13年前、私が独立した時と比べると、未経験から中小企業診断士を育てようという方が全国にも増えているような状況です。

是非その熱い思いを、先輩中小企業診断士にぶつけてみてください。
恐らく、先輩中小企業診断士は、表面上言っているのかそうでないのかはすぐにわかると思いますので、皆様の本気度が高ければ高いほど思いは通じると思います。

弟子入りを検討されている方は、ぜひ、自分のことだけ(特に自分が食べられるようになるという衛生要因のようなことではない)ではなく、世の中のため、社会のために自分はどのような人間になりたいのか、その熱い思いをぶつけていただけると幸いです。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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地方の中小企業診断士の仕事の取り方

【2018年7月30日 投稿】
【2024年8月7日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

2018年7月7日 ホテル日航金沢で開催された、第5回中小企業診断士シンポジウムのパネルディスカッションでの質問事項の中に
公的機関と民間の売上比率
というものがありました。

3人のパネラーがその質問に対して回答しました。
私もそのパネラーの一人として参加しました。

地方の中小企業診断士が仕事を確保するパターンがなんとなく方向付けされていたのでこのブログで紹介したいと思います。

尚、西井の個人的見解は過去の記事を参考としていただけると幸いです。
中小企業診断士の営業はどのようにするのですか

 

そのパネルディスカッションで方向付けされた致傷の中小企業診断士の仕事の取り方ですが、
○スタートアップ時期
○仕事を初めて3~5年後
○その先
のように分類できると思います。今回はこの流れで書いていきたいと思います。

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中小企業診断士と社会保険労務士が一緒に仕事をする

こんにちは、中小企業診断士の西井克己です。

弊社には、中小企業診断士4名と社会保険労務士1名が所属しています。
このため、中小企業診断士と社会保険労務士が一緒に仕事をするとどんなメリットがありますかという質問を受けることが多いです。

この質問は、中小企業診断士と社会保険労務士のダブルライセンスという意図ではなく、それぞれの資格者が協業するときのメリットについてのものです。

ダブルライセンスに関する見解は以前のブログに記載しておりますので参照いただけると幸いです。

社会保険労務士資格と中小企業診断士の業務について

最近弊社の小松巧社会保険労務士と一緒に仕事をさせていただく機会が多いです。
その仕事を行っているときに感じていることを記載したいと思います。

結論先行で申し上げると
中小企業診断士、社会保険労務士がそれぞれの視点で、その企業に対して提案を行っているので、企業経営者にとっては選択肢が広がるととともに、企業経営者自身の視野も広がることが多いこと、
また、それぞれの視点で提案した後、専門士業同士その場ですり合わせを行った結果の提案もできています。

理由は、
その企業に対して最適な提案をしたいという方向性は一緒なのですが、人間が違うし、専門性も違うため、やっぱり社会保険労務士と中小企業診断士は見ている視点が違うためです。

具体的には、
中小企業診断士は、会社全体が良くなるという視点から、社会保険労務士は、人の視点特に従業員の視点から提案することが多いです。
それは、それぞれがお客様に提案しているときに、お互いに感じています。それぞれの視点が違うことを認識しているため、お客様が悩んでいるときには、専門家同士ですり合わせをして中間解を提案することも少なくありません。
さらにお客様だけではなく、自分自身もその視点を学ぶことができる有難い機会となっています。

やっぱり、自分と違う視点や専門性を持つ人材と一緒に仕事をすることは、お客様のためにもなるし、その士業自身の幅を広げることにもなっている。そう思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士としての適性

中小企業診断士の西井克己です。

〇中小企業診断士としての適正
最近、採用面接で中小企業診断士を目指す方や、
イベントで中小企業診断士になりたての方にお会いする機会をいただいています。
そんな状況なので、中小企業診断士としての適性について問われることがあります。

以前は答えがない質問ですねと回答していたのですが、最近はそれでもという方には、
なんでもいいから一生懸命物事に取り組み、その努力が結果にまで結びついた経験のある方
でかつその努力を継続できる方と回答しています。

以前の記事はこちらをご覧ください。

現在だけではなく、過去や歴史的背景を勘案するという視点で記載した記事は、
中小企業診断士に必要な能力
恩を送れるという視点で記載した記事は
中小企業診断士事務所勤務に適した人(恩送りができる人)

〇努力が結果にまで結びついた経験のある方でかつその努力を継続できる方が中小企業診断士に適している理由
この理由は、
どんな分野であれ、1つのことに一生懸命集中して取り組み成果を上げた方は、
その努力をほかの方向に向かわせることでいろいろな分野でも活躍できるためです。

〇具定例
具体的には、
人は、中小企業診断士に限らず、一生懸命努力していますかと問われれば、
大半の方が努力していますと回答すると思います。
しかし、人によって「一生懸命努力する」という水準が異なることが多いです。

こと中小企業診断士に限って議論すると
中小企業診断士は、
中小企業診断士になりたいと思い、(思う)
中小企業診断士試験に挑戦し、(行動する)
中小企業診断士に登録された(結果を出すまで行動し続ける)
経験を持つ方です。

結果を出すまで行動し続けた経験を持つ方なので、その時点で
「一生懸命努力する」水準が世間一般より底上げされていると思います。

その中小企業診断士の中で、活躍するためには、試験やこれまでの経験の中での努力をずっと継続する必要があります。
中小企業診断士は、独占業務がなくいろいろな分野での対応が求められています。
その与えられた課題に対し、逃げるのではなく、1つ1つ真摯に受け止め、その時自分ができる精一杯の努力をする。
それを行い続けることで自分の対応分野が広がっていくもしくは自分の専門分野の深堀ができます。
私の周りの中小企業診断士を見ているとそう思います。

〇根気ほど万能なものはない
結果論かもしれませんが、
中小企業診断士は、なんでもいいから一生懸命物事に取り組み、その努力が結果にまで結びついた経験のある方
でかつその努力を継続できる方に適性がある。

経営の神様松下幸之助の言葉
この世で根気ほど万能なものはない。
才能は万能ではない。才能があっても思い通りの人生を送れない人は多くいる。
学問も万能ではない。学歴があってもきちんとした仕事に就いていない人も多くいる。
万事に通用するのは意志と根気である。

経営者としてだけではなく、
中小企業診断士として大切なことを余すことなく表現されている言葉だと思います。
自分もそうありたいと思っていますが、正直まだまだです。
意思と根気をもって頑張っていきたいと思っています。

また、意思と根気を持った中小企業診断士が1人でも多く誕生することを願っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
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中小企業診断士が活躍する場

中小企業診断士の西井克己です。

1 中小企業診断士は独占業務に縛られず、ゼネラリスト的な視点で助言できる。
最近東京で、ある打ち合わせに出席し、中小企業診断士を目指す方からよく受ける質問である「中小企業診断士が活躍する場」について見つめなおす機会をいただきました。

中小企業診断士は、名称独占の資格であり、独占業務を持つものではありません。
それは、中小企業の経営者自身が、1つのことに特化するのではなく、まさしくオールラウンダーとして、自分の会社の商品をつくること、売ること、資金を確保すること、人材を育成することすべてに関与していることが実態であること。その中小企業の経営者を支援する国が認めた経営コンサルタントである中小企業診断士は、1つの業務にとらわれることなく、全体を俯瞰しながら経営支援を行う必要がある。実際に仕事をしていてこの視点が大事であると思っております。
中小企業診断士は、独占業務に縛られることなくいろいろな立ち位置で物事を見ることができます。
よく士業が使う○○法上は問題ありませんということは、中小企業診断士にとっては無縁かもしれません。
私の個人的な意見ですが、○○法上問題ないというのはあまり好きではありません。経営者の方はある事業を進めるために助言を求めていることに対して、私の視点からは問題ないというのは、答えているようで答えていないと感じているからです。

また、独占業務を持たない国家資格ですので、この資格を目指す方もどちらかというと1つのことに特化する方(スペシャリスト)よりも、ゼネラリストの方のほうが多いかもしれません。
私の個人的感覚ですが、中小企業診断士の方は、専門性は持ちながらも、ゼネラリスト的な考えを持つ方のほうが多い気がしています。

2 全体を俯瞰して士業のハブ機能を担う
私の知っている中小企業診断士の方が、中小企業診断士の役割を士業のハブ機能という表現をしていました。
伺ったときは、なんとなくそうかなという思いを持っていましたが、現在はまさしくそれこそが士業における診断士の役割かもしれないと思っております。

全体を俯瞰して、経営者と一緒に全体の課題を明らかにする。
その課題を解決するために最適な人材が自分であれば自分で解決し、そうでない場合は適切な士業と一緒に解決する。
そんなことができれば、お客様も中小企業診断士も士業もよい仕事ができるのではと思っております。
そんな支援ができることを目標に日々努力していきたいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士の需要は増えている

中小企業診断士の西井克己です。

◎中小企業診断士の需要は増えていますか?
他士業の方からよく伺う質問です。

私が中小企業診断士として登録をしたのは、平成18年の2月です。
私の感覚的には、その時と比べると中小企業診断士の需要は増えていると思います。
さらに、私が登録した時と比べると中小企業診断士として対応する範囲は広くなっていると思います。

これは、以前のブログ記事(中小企業診断士の将来性は?)にも記載しておりますが、中小企業診断士になってくださる方が多く存在していることに関係していると思います。

◎税理士、社会保険労務士、中小企業診断士の受験者数の推移
         税理士   社労士   診断士
平成24年度 48,123人   51,960人  17,168人
平成25年度 45,337人   49,292人  16,627人
平成26年度 41,031人   44,546人  16,224人
平成27年度 38,175人   40,712人  15,326人
平成28年度 35,589人   39,972人  16,024人
28年度/24年度 73.4%     76.9%   93.3%

◎中小企業診断士の需要と業務範囲が拡大
私が登録した平成18年より少し前から、いろいろな背景を持つ方が中小企業診断士となっていただき、実際に中小企業診断士としての業務に従事される方が増えているように思います。
その多様な背景を持つ方たちが、中小企業診断士としての業務を重ねることで、結果として中小企業診断士の需要と業務範囲を拡大してきたと思います。

その年代に登録された方で、現在も中小企業診断士として活躍されている方(現在10-15年のキャリアを持つ方)とお会いする機会をいただくと本当に話していて楽しい方であり、実際に思いをもって仕事をされていることがすごく伝わる方が多いです。

その方たちの努力と実績の背景もあり、中小企業診断士の需要は増えている傾向にあります。
ただし、個人的には、その方たちが良い品質を保って需要を拡大していただいていることから、以前と比べると当然に求められる品質は高くなっていると思っています。

◎需要の拡大とともに高い品質も求められている
需要の拡大とともに高い品質を求められている。
中小企業診断士の業界はこんな傾向にあるのではないかと思っています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
関東・関西方面の方は、東京、大阪出張の際に調整をしてお会いしていますので問い合わせください
(これまで出張の際にお会いした方は10名程度いらっしゃいますのでお気軽に)。

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中小企業診断士の人脈の作り方

中小企業診断士の西井克己です。

どのように営業しているのですか?
どうやって人脈を形成されたのですか?
若い方からよくいただく質問の1つです。

自分なりの仕事のやり方を形成できていない時期は、先輩がどうやって仕事ができる人材になったのだろう。そう思うのはどの業界でも起こることだと思います。

私個人的な結論を申し上げると
とにかく一生懸命仕事をすること、
仕事の人脈はいい仕事をしないと形成できない。
というものです。

理由は、
仕事の人脈は、仕事を通じ、信頼関係を構築しないと形成できないと考えているからです。

具体的には、
私自身、現在の職場は4社目になりますが、1社目から継続してお付き合いいただいている方は、同僚やお客様や購入先等当時の立場は様々ですが、結果としては仕事を通じて信頼関係を形成した方のみとなっています。
また、中小企業診断士となってから、自分のできる範囲内で人との繫がりを形成させていただいておりますが、ほとんどすべて、実際に仕事をさせていただいて得た人との繫がりとなっています。
私自身、仕事は一生懸命行っておりますが、それでも将来にわたってつながる人脈を形成できる方とそうでない方といます。最近はそれは人と人の相性と理解するようにしています。

よく交流会等に参加しているのですか?と聞かれますが、
私は、交流会などは目的なく参加していませんし、参加している数もとてもすくないとおもいます。
交流会で知り合った方でそのあと仕事につながっている方は、よほど仕事ができる方や人格が素晴らしい方などです。
もしくは、よほど相性がいい方ということになろうかと思います。
私自身は、交流会に参加される方と比べ、特段仕事ができるわけでもなく、どちらかというと仕事を通じて少しずつ信頼関係を形成していくタイプと自己認識しているので、交流会で人脈を形成するのは苦手ということもあります。

このため結論からすると
人脈形成のためには、今ご縁のいただいた仕事を、手を抜かず、真正面から向き合うこと、そしてその結果その仕事をした方との信頼関係を形成すること。これに尽きると思います。
あえてもう1つ挙げるとするならば、仕事を通じて素晴らしい方と出会いそのご縁のあった方と信頼関係を形成するには、日々の仕事に感謝して、自分自身を自分自身の方法で磨き続けることと思います(これが相性の部分につながると思います)。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の将来像

中小企業診断士の西井克己です。

◎中小企業診断士の将来像についてどのように考えますか?

中小企業診断士になりたての方や、勉強されている方からよく伺います。

せっかく、多くの時間をかけてとった(とる)中小企業診断士という資格。この将来像について知りたいという思いを持つのはもっともかなと思います。

◎結論
私が持っている結論は、
中小企業診断士という仕事を少しだけ行っている私の個人的な意見からすると、将来像は、現代の中小企業診断士がつくっていくものと思っています。

◎理由
なぜならば、
中小企業診断士をはじめとする国家資格(行政書士、司法書士、社会保険労務士、税理士等)は、100年後にあるかどうかわからないと個人的には思っていること
現在は、国家資格で守られているのですが、基本的には経済の中で活動を行っているので、お客様に選ばれるサービスを提供しなければ、将来はない。
このため、現在の1人1人の中小企業診断士が精いっぱい仕事を行い、お客様との信頼関係を形成し、地域の中小企業支援機関との連携を推進した結果が、中小企業診断士の将来像に反映されると思います。

◎具体例
具体的には、
中小企業認定支援機関の制度が立ち上がり、いわゆる中小企業支援3団体(都道府県等支援センター、商工会議所・商工会、中小企業団体中央会)や中小企業診断士以外の個人や団体(金融機関や他士業)が中小企業支援に携わるようになりました。
結果として、従来の中小企業支援3団体や中小企業診断士の仕事が減っているかと言えばむしろ増えています。
もう少し細かく見ると、団体に所属している人の中で真正面から中小企業の経営者と向き合い強い信頼関係を形成している人は、やっぱり忙しくなっています。われわれ中小企業診断士も中小企業認定支援機関の制度が立ち上がり、忙しくされている方とそうでない方がいるのが実情です。

◎今頑張っている中小企業診断士が未来の中小企業診断士の将来像をつくる
そう考えるとやっぱり結論としては、
現在、私が個人的にすごいなと思っている中小企業診断士の方はいずれも、地域の中小企業支援機関や中小企業支援者とともに、真正面から経営を支援している人です。
その人たちが、現在の中小企業診断士像をつくり、そして、その思いを受け継いだ中小企業診断士が将来像をつくっていくと思います。
私自身が、どこまでできるかわかりませんが、1つでも2つでも中小企業診断士のよりよい将来像に貢献できるよう、日々の仕事を頑張っていきたいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士という仕事をこよなく愛する人

中小企業診断士の西井克己です。

1 サラリーマン時代とは違いGWは自己研鑽
今年のGWは研修を受けたりできました
サラリーマン時代は、当然にお休みをいただいており、中小企業診断士の仕事をしてからはほとんど休んでいないのがゴールデンウィークです。
サラリーマンの時と中小企業診断士になって休日の使い方が大きく異なっています。
今年は、仕事ばかりせずに、研修を受けたり、母の実家にわらびを取りに行ったり、自分の時間に活用できたGWでした。

中小企業診断士として仕事を開始してから数年間はほとんど休みなく働かせていただいており、GWにも仕事をさせていただいて有難い。今でもそう感じています。
サラリーマンの時は休んで当たり前だったのですが、中小企業診断士として仕事をさせていただく中、仕事に対する意識が変わっています。

2 中小企業診断士という仕事をこよなく愛せる人
そう考えた時に、中小企業診断士としての適性についてふと思い浮かびました。
このブログでも中小企業診断士に適した人等の適性について私の主観で記載させていただいております。
中小企業診断士事務所勤務に適した人は?
中小企業診断士に求められる資質
どんな人に中小企業診断士になってほしいですか?

 今回はこれまでとは違った視点で述べたいと思います。
すなわち、中小企業診断士という仕事をこよなく愛せる方です。

 中小企業診断士の仕事といっても多岐にわたりますので診断士によっても行っている仕事は違うでしょう。
 その各々の仕事をこよなく愛して仕事をしている方は、適性があるのではないか?と思います。
 私のように、サラリーマン時代は休みがあって当たり前、むしろ休みの日の方が楽しい。休める自分に不安を感じていない。
という時から
 中小企業診断士となってからは、世間は休みの日なのだが、仕事があって有難い。趣味に時間を使う時と同等に仕事をしているときも充実感がある。
という気持ちの変化がある仕事につけていることは、仕事をこよなく愛している方ではないか?と個人的には思います。
(決して休まないことを推奨しているわけではありません。むしろ一生懸命仕事をして、ちゃんと休むことは大事と考えています)

3 中小企業の経営者もその仕事にやりがいをもってこよなく愛している。その方を支える中小企業診断士も仕事をこよなく愛することで共感を得る
 中小企業の経営者もその仕事にやりがいをもって、その仕事を愛してやまない方も多くいらっしゃいます。
 そんな方を支援する中小企業診断士です。その仕事をこよなく愛することで、中小企業の経営者との親和性も上がっていくと思います。
 サラリーマン時代には感じなかった感覚ですが、
 私もそんな中小企業診断士を目指して頑張りたいと思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の商圏は?

中小企業診断士の西井克己です。

どのくらいの範囲でお客様がいますか?

この質問も就職面接でよく受ける質問です。

特に大手企業に働いていて、転職を経験されている方から受ける質問が多いです。
中小企業診断士として就職した時に転職の可能性があるかどうかは気になると思います。

この質問の答えは2極化するのではないかと思います。
すなわち、これは専門を特化されている中小企業診断士と地域を特化した中小企業診断士で回答が異なるためです。

まず弊社の場合から回答すると
弊社は地域に特化した中小企業診断士事務所です。
すなわち、地域特化のパターンで、どちらかというと専門分野を限定せずにいろいろな課題に対応しています。
批判を恐れず言うならば、いわゆる定食屋やよろづ屋のようなイメージです。

弊社の商圏は北陸3県であり、現状では、石川県全域と富山は呉西地区、福井は嶺北地区になっています。
専門分野は年商10億円を超える会社は、中小企業診断士の専門分野に応じて対応しておりますが、小規模企業の場合は、専門分野にとらわれずどんなテーマでも対応している状況です。小規模企業の場合は、専門性より人間関係の方が課題解決に向けた重要な要素であることが多い。そんなこととがこのスタイルの背景になっているかもしれません。

一方で専門分野特化型の方は、3大都市圏に事務所を構え、地元の経済圏はもちろん、全国で展開されている方が多いと思います。
中小企業診断士として、経営支援をメインにされている方は、同業者からの紹介や業界の講演をきっかけに、その業界での口コミにて全国を飛び回る。そんなことも少なくありません(業界団体の中には青年部等もあり、経営者同士の繫がりもあり、そのネットワークで全国に広がるイメージです)。また、講演やお話しすることを専門分野とされている方は、講師を派遣する機関に登録しすることで、地域にとらわれず仕事をされている方が多いのではと思っています。

当然にどちらがいい、悪いというものではありません。
自分の職業人としてのスタイルによると思います。
(ただし、勤務地の変更に伴う異動があるかどうかは家族にも影響を与えるので、自分の為すべきことと家族の希望を勘案する必要はあります)。

中小企業診断士は、何かを為すための手段なので、その手段も多岐にわたります。
自分自身が何を為すべき人材なのかそれを定めるとおのずと自分の方向性も決まるのかもしれませんね。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士という仕事のモチベーションの保ち方

中小企業診断士の西井克己です。

中小企業診断士の仕事はやめたいと思ったことはありませんか?

そう問われることがこの時期は多くなります。
なぜならば、求職活動が活発になるからです。

新卒の方は、社会人になるときの不安から、
現在の職業について何かの不満や不安があり、それが要因で転職を検討している方からも質問いただく内容かと思います。

このブログにも以前から「やりがい」を記載しておりますので参考としていただけると幸いです。

中小企業診断士のやりがい

さて、中小企業診断士に限らず、現在の仕事を辞めたい、モチベーションが保てないということは誰でも経験したことがあるかもしれません。
その中で、どのようにモチベーションを保っていくのか? 自分自身のこころの持ちようとしてとても大事なことと思います。

私自身は意欲を高めるためには目の前のことに注力するのではなく、原点に振り返ることをしています。
すなわち、自分は何のために中小企業診断士となったのか?
目的を確認します。
資格は、目的ではなく手段なのでその目的を達成するために現在の職業や立場がある。
その目的にどうやったら近づくことができるのか?
そのためにやることは何なのか?
これを1つ1つ考えていき、行動する。

意欲がなくなりかけているときは、どうしても目的を忘れてしまったり、本当にこの目的で大丈夫なのかと振れていることが多いです。
もう一度それを見つめなおす過程で、意欲を確保していく。

中小企業診断士の仕事自体は楽しくやりがいのあるものなので、それを何のためにしているのか?
それを自問自答することが大事なのではないでしょうか?
(中小企業診断士だけではなく、何のために仕事をしているのか?その問いに対して、お金のためだけですとなかなか意欲は続かないと思います。お金のためはもちろんですが、自分以外のためが目的に加わると意欲を維持できるかもしれません)

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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中小企業診断士の仕事をしていてつらいと思ったことはありますか?

新卒の方々から診断士の仕事をするうえでの「つらさ」を尋ねられることがあります。この記事では業務的な意味でのつらさというよりも、仕事との向き合い方という観点から「つらさ」の有無などについてご紹介しています。

【2018年3月26日 作成】
【2024年4月17日 更新】

中小企業診断士の西井克己です。

新卒求人の時期になり、新卒者からの質問に答えることが多くなっています。

就職活動をされている学生から質問をいただくことが多いのがタイトルの
「中小企業診断士の仕事をしていてつらいと思ったことはありますか?」
というものです。

今日はこの質問について私の考えを書いてみたいと思います。

“中小企業診断士の仕事をしていてつらいと思ったことはありますか?” の続きを読む

中小企業診断士として活動を開始する最適の年齢は?

中小企業診断士の西井克己です。

最近、中小企業診断士として活動を開始する年齢について質問を受けることが多いです。

結論から申し上げると年齢は、早ければ早いほどいいと答えています。
理由は、弊社は新卒・既卒から採用しており、
その方たちの成長ぶりを見るとやっぱり他の職業と同じように、自分の進むべき方向が明確になっている方は
早い段階(年齢)でその仕事に従事することで、得られるメリットが大きい。
そして、その人が望めば将来的に高いところまで到達できる可能性を秘めている。
そう感じているからです。

以前このブログでも未経験者が中小企業診断士事務所に入る年齢というタイトルで記事を書いています。
(以前の記事は、スキルという観点から記載しておりますので、今回は思いという観点から記載したいと思います)

そう答えると、それでは若い時から始めないとダメなのか?という問いがきます。
その問いに対しては当然にダメではないと答えます。

自分自身のあるべき姿が明確になっていて、そのあるべき姿に近づくための有効な手段として中小企業診断士の活用法が明確になっている。
中小企業診断士として活躍したいという熱い思いとそれに従事できるだけの時間が確保できる状態であれば、
人それぞれの開始年齢でよいのではないでしょうか?

一方で、中小企業診断士の事務所に入って、中小企業診断士として活躍したいそう思っていらっしゃる方は少し事情が異なるかもしれません。
中小企業診断士は、独立できる資格であり、取得される方は個性的な方が多いです。
その個性豊かな方たちが1つの事務所にいるためには、事務所と個人の思いの一致ということが大事になります。

いわゆる経営理念に共感できるかということです。

新卒・既卒や30歳未満等若い年齢で入社されると他の会社同様に仕事をしていったり、会社の人と話をしたり、社外の人から会社の評価を聞いてみたり、いろいろな体験から少しずつ理念が浸透していく、そして最後は自分の言葉で理念が語れるようになる。

社会人として10年以上経験されている方は、それまでのご経験である個人の思いが確立されている方が多いです。
そのため、ご経験のある方は、少しずつ思いを醸成していくというより、
その確立された思いと事務所の思いが一致(シンクロ)しているか?これが大事になってくると思います。

このシンクロ率が高ければが高ければお互いにとってこれほどよい組み合わせはないと思います。
ただし、若い方とは違い、お互いに違いを認識しながら歩み寄るというのは実際はなかなか難しい。
これまでの経験からそう感じています。

そう考えると一定のご経験がある方に関しては、若い方とは異なり、
思いのシンクロ率を重視することになると思います。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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地方に住む中小企業診断士の自己研鑽(資格取得後の勉強)

中小企業診断士の西井克己です。

1 中小企業診断士の自己研鑽
中小企業診断士の自己研鑽はどのようにしているか
資格取得前でもその後どのように研鑽しているか気なる方も少なくないと思います。

中小企業診断士取得後の勉強については、その人の仕事内容や環境によって当然に異なるため、勉強方法も異なると思います。

大都市圏(東京、大阪、愛知)ですと、中小企業診断協会が主催する研究会活動が活発であり、
その研究会に入会することで、自己研鑽することができます。

2 地方に住むと自己研鑽の場が少ない
地方に住むとそれが少ない状況で、どうしようか悩む方も少なくありません。
東京のように研究会はないのですか?
その質問はかなり多く聞きました。
地方も中小企業診断協会主催の研究会は少ないですが、
中小企業診断士ではなく、ビジネスマンや経営者を対象とした勉強会は少なくありません。
自分で調査して、そして行ってみて自分に合う勉強会を選ぶことは地方でもできると思います。

3 地方だからこそあるべき姿を定めて集中して自己研鑽
弊社自身の研鑽のの例を挙げますと、
弊社は中小企業診断士取得後は、3年後のあるべき姿を定めていただきます。
そして、現状とあるべき姿のギャップを埋めるための課題設定をします。
その課題を、自分で解決する課題と人の力も使って解決する課題に分けます。

この人の力を使って解決する課題の解決策の1つに外部研修が設定されることも少なくありません(弊社は年に一回の外部研修受講は必須)。

また、自分の中で解決する課題の解決策が、本を読んだり、1週間の振り返りをしたりすることも少なくありません。

どんな自己研鑽でも、現状とあるべき姿のギャップを埋めるために研鑽がある。

そのためには将来自分がどうなっていたいのか?
どうなったらハッピーなのか?自問自答し、それを定めることが大事であると思います。

地方だからこそ、自己研鑽の場が少ないため、1つ1つの勉強を大切にしていく必要があります。
その時の気分や直近の状況によりやるべきことを決めてしまい、後から考えるとバラバラなことをやるのではなく、1つ1つに集中できる環境こそが地方のいいところと前向きにとらえて頑張りましょう。

時間は有限です。

その有限な時間を有効に活用するためにも自己研鑽は大事であり、その自己研鑽も将来のあるべき姿に近づくための自己研鑽でありたい。

なかなか難しいですがそのように感じております。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

西井に会いたいと思っていただけた方は、北陸方面であれば土曜日に会社(金沢)でお会いできます。
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社会保険労務士資格と中小企業診断士の業務(ダブルライセンスを取ったほうが良いか)について

中小企業診断士の西井克己です。

現在規模感のある企業のお勤めの方からよく受ける質問の1つに、
現在中小企業診断士を目指しているのですが、社会保険労務士も目指したほうが良いですか?
というものがあります。

資格は取ったほうが良いかそうでないかという単純な質問に対しては、
当然にとったほうが良いという回答になります。

しかし、質問者の質問の意図は、そうではなく会社をやめて独立した時に
中小企業診断士単独よりも社会保険労務士とのダブルライセンスのほうが食べられるようになりやすいですか?
という質問のことが多いです。

食べられるようになるということは、
その人のこれまでの仕事の進め方、
年齢、人脈などいろいろなものが複雑に関係しており、
資格は、その要素の1つにすぎない場合が多いです。

サラリーマンの方は、資格は要素の1つであることは当然に認識しているものの、要素の大きさを過大評価しているように思うことが多々ございます。
すなわち、これまでは会社の看板で仕事をさせていただいている、その看板の代替として資格があるのではないか?ということです。

現在中小企業診断士として生計を立てている身として、中小企業診断士に多くの期待をいただいていることは、とてもありがたいですが、
中小企業診断士という資格は、大手企業の看板に代替できるブランド力を持っているとはいいがたい。個人的にはそう感じています。

10年後にはそうでないようなブランドを中小企業診断士が作っていかなければならないと感じてはおりますが・・。

大きな企業にいると、会社の看板で仕事をさせてもらっていると私も言っていましたが、
本当に看板がなくなると、今までの経験(看板があるから、間違ったことを言っていても許されていたことも多々あります。その仕事のやり方が強い立場ではなくとても弱い立場でも通用するやり方をしている方にとっては関係ないのですが、私を始め多くの方がそうではない仕事の仕方をしている)が、ほとんど役に立たなくなることはもちろん、
独立後軌道に乗る前の数年は、サラリーマンとは違い仕事はもらったり、与えられるものではなく
仕事は、創っていくものになります。

その創った仕事が仕事を呼び、形として仕事をいただいたりすることはありますが、
士業として独立するためには、仕事を創るこれができなくては、継続的に業として成り立つことは難しいと考えます。

すなわち、仕事を創るという視点では、正直資格そのものはほとんど役に立ちません。
こういった意味においては、ダブルライセンスだろうがトリプルライセンスだろうが、
業として成り立たせることができる方は大丈夫でしょうし、そうでない方は、業として成り立つ可能性は乏しいと思われます。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

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