【2017年12月4日 作成】
【2024年2月5日 更新】
中小企業診断士の西井克己です。
今回は、「中小企業診断士の魅力」というテーマについて深掘りしていきたいと思います。
興味のある方は以下の記事もご覧ください。
中小企業診断士として長く活動する
目次
〇税理士や社会保険労務士に比べ受験者数が減っていない
中小企業診断士は、税理士や社会保険労務士等他の士業とは違い、独占業務がありません。
それでも、近年は、他の士業と比べ、受験者数が減っていません。
税理士 社労士 診断士
平成24年度 48,123人 51,960人 17,168人
平成25年度 45,337人 49,292人 16,627人
平成26年度 41,031人 44,546人 16,224人
平成27年度 38,175人 40,712人 15,326人
平成28年度 35,589人 39,972人 16,024人
28年度/24年度 73.4% 76.9% 93.3%
中小企業診断士に魅力を感じて、受験をされた方が減っていないことは、資格を保有しているものとしてはとても有難いことです。
人それぞれ魅力に感じることは違うと思います。
〇中小企業診断士は本気になって仕事に取り組める
私自身は、中小企業診断士は常に本気になって仕事に取り組めることが魅力の1つだと思っています。
具体的には以下の3つがあります。
1 中小企業診断士は、仕事そのものが社会貢献につながる仕事
2 仕事をして、ありがとうと言ってもらえる仕事
3 自社の都合を考えることなく、お客様本位で進められる仕事
(セールスの仕事の場合、当社が利益を上げるとお客様の利益を阻害することもあるかも知れませんが、中小企業診断士の場合はお客様の繁栄なくして中小企業診断士の繁栄はありません。このため、お客様本位で仕事を進めることができます)。
この3点については、過去のブログ「中小企業診断士の仕事は楽しいですか?」に記載しております。
〇中小企業診断士はまだまだ足りない
また、近年、先輩中小企業診断士が活躍されていることもあり、中小企業の経営者が中小企業診断士に経営相談されるケースも少なくありません。
我々中小企業診断士にはじめてご相談いただく場合は、すでに顧問税理士さんや社会保険労務士さんに相談されて、あまり納得のいく回答を得ていない時に声がかかることが多いです。
その時には、経営者は、税務とか労務での部分最適化の回答ではなく、それらを包括した全体最適化の視点での助言を求めていることが多いです。
これこそ、広く、経営全体的な視点をもつ中小企業診断士が活躍できる場所ではないか?
個人的にはそう思っています。
これまでの事業を踏襲するだけではなく、経営革新などの新たな取り組みに挑戦する企業やこれまで、手を付けたくても手を付けられなかったが、いろいろな状況の変化があり手を付けざるを得なくなった企業が、中小企業診断士の支援を求めていただいていると思っています。
現状では、その支援を的確にできる中小企業診断士の、絶対数がまだまだ足りない状況です。
これから中小企業診断士を目指される方にとっては、需要が供給を上回っていることも中小企業診断士の魅力かもしれません(中小企業診断士となったからと言って支援ができるわけではありません。資格+人格+能力これが整って初めて的確な視点ができると思っています)。
2017/9/25付 日本経済新聞 朝
AI時代のサムライ業(奪われる定型業務)の記事にも有難いことに中小企業診断士はAIによる代替可能性が低いとなっております。
将来性があるという評価をいただいているそんな風にエールをいただいているようでとてもうれしく感じました。
中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名、診断士兼税理士1名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。
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